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« 平山 郁夫 || アントニオ・ガウディ »

☆「悪い点を直す」から「良い点を伸ばす」の発想を!☆

◇人間の行動特性は、誰かに関心や注目を集めようとするところがあるから、そ
の人の悪い点を直そうと思って、そのことを指摘し続けると、直るどころか、さ
らに強くなって出てしまうことがある。関心や注目は、あるものを強化すること
になってしまうのだ。このことを分かっていると、良い点に関心や注目をして、
良い点を伸ばしていこうということになるのだが、それがなかなか分かっていて
も上手くはいかない。子育ても、人材育成も基本は同じなのだから、長所を伸ば
そうと思えばいいのだ。

◇こういうことを言ったり、書いたりすると、悪い点を直さないと悪い点が、良
い点を駆逐して、さらに悪くなっていくのではないかと思われる人がいるが、そ
うではない。実は、人間の長所とか短所と言われているのは、それほど、絶対的
に分けられる代物ではないのだ。


◇どういうことかというと、長所や短所は、実は同じ行動でも、その出る状況が
違うところから、悪いとか良いが判断される。長所や短所の定義だが、こういう
風に定義してみると分かりやすいかもしれない。ある状況の中で、その人がその
状況に適合した行動を取る時、それを長所と言い、不適合な行動を取る時、それ
を短所と言うのだ。つまり、元気の良い行動は、運動場で遊ぶ時に、長所と見え、
お葬式とかセレモニーに参加している時に、落ち着きの無い(=短所)人だと見
えるのだ。


◇だから、状況に適合した行動を取った時に、関心や注目を当てて接すると、そ
の行動が強化され、こういう状況の時に、こういう行動を取ることが、親の関心
や注目を集めるのだな、と子どもに分かれば、適切な行動を進んで取るようにな
るのだ。だから、「良い点」に関心や注目をすることだ。そうすれば、「良い点」
が伸びて、「悪い点」が目立たなくなっていく。状況に不適合な行動が、減って
いくようになって、自分自身に自信が出てくることになる。
 

◇前回書いた「当たり前の基準を下げて接しよう」というのと同じで、子どもを
承認をする機会を多く与えるために、今回のこともぜひ、参考にして欲しい。子
育てのポイントは、子どものセルフ・エステームを高めることなのだから。

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◇先週配信いたしました記事「当たり前の基準」に読者の方より以下のようなご
感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。


「驚きました。当たり前の基準を下げるということ。できて当たり前、
して当たり前、当たり前のことがどうしてできないのか?この考えに
凝り固まっていたと思います。だから子供に対して、悔しくなったり
怒り散らしたり‥‥‥。
これからは、基準を下げていこうと思いました。でも、いままで怒っ
てきて、ほめることができるか?
うーん。照れるし、正直難しいです。やってあげたいけれど、急にほ
めたりしたら、子供も不振に思うのではないかとかイロイロ考えすぎ
て、そのへんの親の気持ちの持っていきかたを、アドバイスして欲し
いです。そしてこれからも、親子間の暖かい交流のしかたをメルマガ
で配信してくださいね。
楽しみにしています」

☆★貴重なご意見をありがとうございました。★☆
今後も皆様から、たくさんのご感想をいただければ幸いです。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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