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« 柳田 国男 || ベネッセの戦略とは? »

観察から始めるコミュニケーション

◇相手を見ないで話をしたり、聞いたりする人が多いと感じています。
確かに慣れていないと、相手の顔や目を見ながら会話するのは、ちょっ
と照れますよね。

◇この原因は、私たちがコミュニケーション(communication)と会話
(conversation)を混同しているからではないかと思います。

◇コミュニケーションは、意思疎通、メッセージのやり取り、一方、会
話は、対話(talk with~)を意味します。前者は、あらゆる手段を使っ
たメッセージのやり取りであり、会話は単なる言葉のやり取りなのです。

◇私たちが、何かメッセージを人に伝えたい、人に伝えなければならな
いという(コミュニケーションをとる)時、自らが伝えたいイメージを
心の中に創ります。そして、そのイメージに適合する言語を瞬時の間に
探し、言葉として表現します。言葉を聞いた相手は、その言葉からイメ
ージを膨らませ、相手のメッセージとして理解するのです。

◇つまり、言語はイメージを伝達する記号なのです。

◇ちょうど音声を機械に通して電気信号に換え、その電気信号を変換し
て音声に換えるといった、電話や電波による信号伝達と似ています。こ
の信号を音声に、音声を信号に換える装置は、大変正確で、多少の雑音
や音質の違いを除けば、発信者と同じ音声を受信者も聞くことができま
す。

◇しかし、人間のコミュニケーションにおける言語と言う変換機の機能
は、人それぞれによって固有であるが為にメッセージを100%正確に言語
に換えること、言語を100%元のメッセージに換えることは不可能なので
す。

◇ところで、愛する異性に自分の想いを伝えたいと言葉を探すのですが、
どうしても自分の想いを100%表現する言葉が見つからなくてイライラ
したり、歯がゆい体験をされた方も多いのではないでしょうか。これは
無理もないことなのです。相手への想いという情報量が膨大であり、細
切れのような言葉では、表現しきれないのです。

◇そんな時、恋人たちは互いの想いを表現したり、感じたりするために
何をするでしょう?

◇そうです。相手の目をしっかりと見つめ、想いをめいいっぱい表情や
態度に乗せて伝えようとするでしょう。大きなジェスチャー、小さなジ
ェスチャーを駆使し、時には手を握りあったりして、そして相手も言葉
以上の想いを受け取ろうと、相手の目を見つめ、相手の態度から言葉以
上の想いを受け取ろうと、一挙手一行動を見逃すまいとすることで、愛
の交換、想いの交換をするのです。

◇これが究極のコミュニケーションの本質なのです。
相手が発信するメッセージをできるだけ正確に理解するためには、言語
だけでは足りないのです。言語にできないメッセージが顔の表情や大な
り小なりの行動や態度の変化の中で表現されているからです。

◇コミュニケーションが上手にできないと悩んでいる方、

もっと上手なコミュニケーションをしたいと感じている方、

是非、相手の目を見て、表情を観察して、態度や行動に注目してみまし
ょう。

きっと、会話を超えたコミュニケーションが実感できるはずです。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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私が勤務する事務所の周りに、黄金色の雪が舞っています。

黄金色に染まったイチョウの葉が一面に降り積もっています。

黄金色の葉は、掻き集められ、小さな黄金色の山が道端に散見できます。

「葉っぱのフレディ」という物語が心に浮かびました。

本格的な冬の始まりです。

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