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2007年を総括する!

『はじめに』

◇学習塾業界にとってこの1年は、どんな1年だったのだろうか。年の終わりに、2007年を総括して、今年の配信を終了したい。

◇1年間、ご購読ありがとうございました。来年もこのメルマガをよろし
くお願いします。


『業界に黒船がやって来た!』

◇2007年の前半戦は、昨年来から続いた秀英予備校の動向に耳目が集
まった。
東証1部上場企業である秀英予備校が、地元大手学習塾との戦いを繰り
広げ、ある程度の成果を出していたのだ。そして今年の夏の仙台への進出
に、仙台の各学習塾が、どう対応し秀英予備校の勢いをどう止められるの
かに、業界全体が注目をした。

◇6月には、TBSがある番組で特集を組み、学習塾戦争を報じるまでに
なった。夏の戦いを終えた仙台進学プラザの阿倍(?)社長は、10月に
は、秀英予備校対策のセミナーを開き、秀英予備校との第1戦の成果を報
告した。

◇さて、今年の秀英予備校だが、急激な戦線の拡大は、人材の陳腐化を引
き起こした。いくら東証1部上場企業だとは言え、優秀な人材を採用し、
促成栽培よろしく一人前の塾人に直ぐに育てることは出来ない。

◇その結果、基盤である静岡、愛知のでの生徒数の昨対割れを引き起こし
た。株価はどんどん下がり、今ではピーク時の3分の1になってしまうま
でに落ち込んでいる。また、九州進出をぶち上げたが、今年の11月には、
白紙に戻したと言う情報もある。秀英予備校は、まさに内部固めの時期に
来ているといっていい。

◇業界の黒船と言われた秀英予備校の2008年は、内部の建て直しに当
てることだろう。それが、どのくらい長くなるのかは、誰にも分からない
が、少なくとももう一度業界の黒船になって、以前のように暴れまわるこ
とは、この数年間はないように思う。秀英予備校の今年の結果は、学習塾
業界に教訓を残してくれた。それは、人材あっての学習塾だということだ。


◇形のない人的サービスの難しさをもう一度振り返って、来年の施策にあ
ててほしい。


◇秀英予備校が、今年前半の台風の目であるとすると、後半はベネッセが、
台風の目だ。

◇前回取り上げたが、6月の東京個別指導学院の子会社化にはじまり、ベ
ネッセの学習塾買収劇が本格化した。この12月の鉄緑会の買収には、業
界全体が驚き慄いたように思う。ベネッセは、既に投機目的として明光義
塾の株を14%以上取得しているから、そのうち、進研ゼミの拠点作りと
して明光義塾の1600教室を活用していくことだろう。Z会と学研の業
務提携話など、スキームが小さすぎて、ベネッセの前では、役に立ちそう
もない。


◇また、学研の学習塾買収劇だが、12月の兵庫のホットラインは、多少
驚いたが、ベネッセに比べれば、あまり大きな戦略は見えてこない。学研
の買収劇には、グランドデザインがあるのかどうか見えない。

◇来年以降の動向で、予測をしたいと思っている。2007年は、大手学
習塾並びに教育関連企業が、今までのスキームに挑み、新しいスキームを
作ろうとした年だったように思う。この流れは、当分続くのではないだろ
うか。

◇学習塾は、単体で大きくなってきた歴史があるが、これからは、連合体
として成長していくようになるのかもしれない。


『経営者の視点』

◇貴塾の2007年を総括しておこう。

【来期に向けて、業界動向という貴塾の戦略背景の把握を正確に行い、実
行力ある戦略を構築することだ。そのためには、人材の確保が前提だ。秀
英予備校の轍を踏まないようにすることだ】

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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