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2008年01月31日

アルダス・ハックスリー 

天才の秘密は子供の時の精神を大人になっても持ち続けられるということだ。
つまり、それは自分の情熱を失わないということである。

◇天才とは、型破りな才能の持ち主を言うのだ。だから、今日の言霊の
指摘は、その通りではないだろうか。


◇大人になっても、子どものようなところがあるから型破りだし、大人
になれば、分別がつくから大人しくなるはずなのだが、子どものよ
うなので、情熱的で文脈を無視しながら、自分の思いを遂げようとする。
なにせ、大人になれば、疲れを知るが、子どものように全く疲れを知ら
ないかのように好きなことに没頭する。そういうことが出来ることが、
天才なのだ。


◇天才には、誰しもがなれるわけではないが、大人になっても子ども心
は忘れないようにしたいものだ。「大人なんだからちょっとは・・・」
という誘惑に負けないで、子どものようにやってみることも大切なので
はないか。


◇私たち大人は、子ども時代の活力をもう一度思い出して、今を生きる
べきではないか。社会に対してしたり顔で生きるよりは、何も知らない
チャレンジャーとして生きていくことも大切なことのように思う。


◇自分の子ども心に火をつけよう!まだまだやれるはずだ。

2008年01月30日

2008年2月分 教育サービス・感動創出リーダーセミナー

《2月分・各種セミナースケジュール》


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◇2月開催のセミナーは以下の通りです。

2月6日(水)『授業スキルプレゼンテーションセミナー』
プログラム:授業に生かす心理学/授業スキル総括

2月7日(木)『塾経営アドバンスセミナー』
プログラム:経営問題の解決―ある塾のケーススタディ

2月13日(水)『個別指導教室生徒倍増セミナー』
プログラム:新年度生徒倍増戦術

2月14日(木)『生徒・保護者対応コミュニケーションセミナー』
プログラム:新しい家族のあり方/保護者に望ましい子とのかかわりを伝える①

2月17日(日)『人事政策セミナー』
プログラム:権限委譲と評価

若干、空き席がございます。ご興味をお持ちの方は、
お気軽に下記までお問合せください。お待ちしております。

【お申込み・お問い合わせ】マネジメント・ブレイン・アソシエイツ
電話:045−651−6922
メール:mailadm@management-brain.co.jp

「モチベーション」(前編)

だいたい小学4年生あたりから、私立中学入試に向けての受験勉強を始め
るご家庭が多いのではないか。昨今の中学受験ブームで、小3・小2から
という人も少なくないだろう。


受験に必要な単元はだいたい小5で一通り学習する。小6はそれらの単元
をもとに、入試に向けての総合的な力を高めていくという流れになる。


では、小4はどういう位置付けかというと、「基礎学力の定着」、「受験に
備えた学習習慣の確立」。大雑把に言うと、こんな感じだ。


初めて本格的に受験勉強を始める生徒がほとんどである。小学校の宿題
とはおそらく比べ物にならないくらいの宿題が塾から課される。


例えば、僕が担当する国語の場合、ざっとこんな宿題があった。

・漢字の学習。次回の授業で確認テスト実施。
・言葉の学習。次回の授業で確認テスト実施。
・授業で扱った文章の復習問題。
・音読

量自体はさほど多くはないが、毎日、少しずつやるように指示していた。
ノートに日付を書かせる、日付入りプリントを配布する、音読はご家庭
の方に聞いてもらう、などしていた。


それでもやはりなかなか上手くはいかない。モチベーションを維持する
のが大変なのだ。


小5、小6なら、「合格するためにこれをやってこい!」という、やり方
としては上手くないが、「受験・入試」をモチベーションにした指導でな
んとかなる場合が少なくない。


しかし、小4に向かって「受験」、「入試」なんて言葉を使っても、それ
に触発される生徒はあまりいない。


できたところを褒め、できてないところを励まし、明るくて面白い授業
を行い、授業以外でも積極的にコミュニケーションをとって、それで何
とか、という具合である。


勉強することが負担にならないように、モチベーションを上げること、
これが非常に難しく感じる。

さて、そんな小4に関することで、先日、ある中学受験塾の先生からこ
んな話を聞いて、なんだかちょっと悲しくなった。


○次回へ続く

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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斎藤緑雨

人は常に機会を待てども機会は遂に人を待たず。

◇昔の私は、いつもチャンスを待っていた。チャンスさえ廻って来れば、
きっと大きな仕事が出来ると思っていた。このチャンスは、絶好の機会
という意味だけではない。好条件の仕事、頼りになる上司、優秀なスタ
ッフ等、自分にとって都合の良いもの全てだ。誰かが、私にそれらを与
えてくれれば、私は、大きな仕事が、注目に値する仕事が出来ると思っ
ていたのだ。


◇しかし、それは、負け犬の遠吠えに等しかった。待てど暮らせど、自
分に都合のよいチャンスは、廻って来なかった。「機会があれば、何で
も上手くやる自信はあります。今はその機会がないから、力が出ないの
です」という物言いは、自分の能力のなさを誤魔化す言い訳にしかなら
なかった。結局、自分の無能さを認めた時から、チャンスがつかめるよ
うになった。


◇チャンスは、待つものではないのだ。チャンスは、自分が必死に動き
回っている時に、ちょうど出会い頭のようにぶつかるようなものなのだ。
そして、その出会い頭でとっさに捕まえるようなものなのだ。


◇今日の言霊は、そんな意味のものだ。自分にチャンスを与えてくれと
誰かに、神様に祈ってみてもダメだ。それよりは、チャンスを自分から
捕まえようとすることだ。そのためには、自分で主体的に何かに取り組
むようにしなければならない。誰かに依存しているようでは、チャンス
を自分のものには出来ないものなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月29日

入試直前の精神的なケア

◇入試のシーズンがやって来た!中学入試、高校入試、大学入試と2月に入っ
たら目のまわる時期だ。子ども達は、屈託のない笑顔でいるから、全然受験を
意識していないかと言うとそうでもない。子ども達だって、親同様、動揺して
いるのだ。そこで、今回は、入試直前の精神的ケアについて考えたい。

◇入試前は、誰でも不安になる。不安を解消させるためには、自信を回復させ
ることと具体的な行動を指示して、不安になる暇を与えないことだ。まずは、
自信を回復させるためには、勉強で辛かった経験を思い出させて、それを乗り
越えたと言う事実をもう一度実感させることだ。

  お母さん:最近、元気ないわね。入試が近づいてるから?不安なの?
   A君 :全然!元気だよ。
  お母さん:そう。それならいいけど。A君、去年の夏は、部活に勉強に頑
        張ってたけど、あの時は、どうだったの?苦しくなかった?
   A君 :はいっ!?苦しかったに決まっているでしょ!やらなきゃ、
       お母さん怒ってたでしょ。しょうがないから勉強もやったんじゃ
       ないか!
  お母さん:でも、あの夏はA君凄かったわね。100%完璧に出来たの
         かどうかお母さんは、分からないけど、よくあの夏を乗り越えた
        と思うわ!あの夏乗り越えられたんだから、もう大丈夫よ。自分
        を信じて入試も乗り越えてね。
   A君 :そんなの分かっているよ!

◇昔の苦しい時を乗り越えたということを思い出させて、自信を回復させよう。
いつのことでもいい。自分には、苦しい時を乗り越えるだけの力があるのだと
いうことを思い出させて、前に向いてもらうようにすることだ。


◇次に具体的な行動を指示することだが、これは、お母さんが、主体的にやる
と言うよりも、学校や塾の先生に具体的な勉強内容を聞いて、伝えてあげるこ
とだ。または、時間管理だけを提案することだ。

  お母さん:最近、元気ないわね。入試が近づいてるから?不安なの?
   A君 :全然!元気だよ。
  お母さん:そう。それならいいけど。学校の先生に聞いたんだけど、A君
       の受験する高校は、数学の場合は、教科書の最後のまとめの問
       題をしっかりやっていれば、大丈夫だって言ってたよ。英語は、教
       科書の最後にある単語リストをしっかり覚えることだって。ちょっと
       計画立てて、やってみたら。
   A君 :わかった!わっかた!
  お母さん:やることがわからなかったら、学校の先生か塾の先生に具体的
       に何をすればいいですか?って聞くのよ。
   A君 :そんなの分かっているよ!

◇この時期、どの子どももお母さんやお父さんのアドバイスを聞いていないよ
うで、聞いているものだ。説き伏せるのではなく、何気なく言ってみて欲しい。
彼らは本当は藁をも掴む気持ちでいるのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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アンリ・べルグソン

人間というものは、自分の運命は自分で作っていけるものだということを
なかなか悟らないものである。

◇今日の言霊の言う「運命」は、二つの意味があるように思おう。一つ
は、今、ここで生きているという意味の「人生」という意味だ。もう一
つは、今までの結果とこれから起こるであろう結果を含めた意味の「人
生」という意味だ。そのどちらの意味をも含んでいる言葉が、ここで言
う「運命」ということだ。


◇そう考えると、今日の言霊の指摘通り、自分で自分の運命を創ってい
るんだと言う真実を人間は、なかなか認められないだろうと思う。もし、
認めてしまったら、自分の非力を認めることになるだろうし、自分の今
までの努力が無駄になってしまうかもしれないし、もし、自分の人生に
満足がいっていなければ、自分の立つ瀬がない。


◇自分の人生の結果を自分で全て背負うことなんて辛すぎると感じるか
もしれないからだ。自分の人生の結果を誰かのせいにしたほうが、よっ
ぽど気楽になるからだ。


◇しかし、自分の人生は、自分でしか創れない。これは真実だ。生まれ
た時はどうであろうと、生きていく中で、だんだんと自分の人生を創っ
ていくものだ。だから、自分自身で、満足のいく人生を送りたいのであ
れば、辛かろうと、苦しかろうと、自分の人生と自分自身が、真正面か
ら向き合うほかないのだ。


◇人生は、動く歩道と同じで、自分が立ち止まっていても勝手に動いて
しまうものだ。だから、もじもじしてないで、気がついたら、自分の人
生と向き合おう。自分の本当の人生は、自分が気がついた時からスター
トするものだ。遅すぎることはない。薄々感ずいていることをはっきり
させよう!

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2008年01月28日

社内研修をどう創っていくか!

『はじめに』

◇社内研修をどう考えるかで、その塾のあり方が決まってくる。忙しく
て研修なんてやってられないと思っている塾長もいるだろうし、研修を
やりたいがどうやっていいのかわからないと思っている塾長もいるだろ
うし、どんな研修が必要なのかよく分からないと思っている塾長もいる
だろう。だから、今回は、研修について考えたい。

『研修体系とその実行』

◇まずは、必要な研修だが、最低このぐらいを考えていた方がよい。

 1.授業パフォーマンス研修 (月1回)
   授業の見せ方、惹きつけ方、演習のさせ方、導入の入り方、板書
の仕方、発問の仕方、生徒指示の仕方、生徒コントロール法など、
主に教師のプレゼンに関わる研修

 2.教科研修        (月1回)
   各教科の本質論、入試問題研究、教科の小ネタ、学習要領や各学
校カリキュラムの研究など、主に教科知識に関わる研修

 3.教務研修        (2ヶ月に1回)
   コース内容、教育行政、学習塾業界、入試制度、子育て論、発達
心理学、教育思想など、主に教育全般の知識に関わる研修

 4.接遇研修        (数ヶ月に1回)
   接客・接遇、面接、入会ガイダンスなど、主に保護者対応に関わる
研修

 5.テクニカルスキル研修   (必要時)
   PC、ワード、エクセルなど、主に作業効率に関わる研修

 6.社外研修          (適宜)
   自己啓発セミナー、講演会、業界セミナーなど

◇上記の研修を定期的に行なうことが重要だ。研修講師は、幹部か室長が
行なって、講師自身の力量を高めていくことだ。私などは今から14年前
に4階層の研修の全ての企画と講師をやったことがある。のべ32回の研
修経験が、今日のセミナーの元になった。苦しかったが、やって良かった
と思う。


『経営者の視点』

◇社内研修を充実させよう。社内研修の責任者を決めて、どんどん研修を
実行させることだ。規模が大きくなる前に、社内研修をしっかりやってお
くことが、重要なことなのだ。


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生産性の低い自己防衛

◇最近、若い人の発言だな、時代は変わったなぁ。と感じる言葉に、
「私は褒められて成長するタイプです。」や
「私は納得できないことはしません。」というのものがあります。
この発言を聞いて皆さんはどう感じますか。

私には、正直あまり心地よくは聞こえません。

◇前者は、相手に褒めることを強要しないまでも、「自分のことを叱るのは、
成長を止めることになるぞ。」という半ば脅しにもとれます。「自分が成長
するかどうかは相手にかかっている。」と言っているともとれます。

◇後者は、「納得できる説明をしないと自分は動かない。」自分が納得するか
どうかは、「相手の説明にかかっている。」と言っているようです。

◇両方の言葉とも、相手に対する暗黙の期待が込められています。
ところが、これは、主観的なものですから、それが成就することは寧ろ
少ないことでしょう。更に落胆や相手に対する不信につながるかも知れ
ません。


◇また、個人の「成長」は、与えられた環境の中で、何を学ぶかに
かかっているので、「相手が褒めないから自分は成長できない。」と
いうのは、おかしな話です。

◇また、コミュニケーションにおいて、「説得」と「納得」は、
互いの姿勢にかかっています。仮にどんなすばらしい説得活動をされても、
納得する意欲を持たない者を納得させることはできません。

◇つまり、「成長」も「納得」も自己責任なのです。以前にもお伝えしま
したが、「他人と過去は変えられない」という格言があります。
これによると、変えられるのは、「自分自身」と「未来」のことだけ
なのです。

◇自分を変えることなく他人に期待だけをすることや自分自身の将来を
他人の態度や環境にゆだねることは自分自身のコントロールを放棄して
いることになります。


「自分は叱られることが苦手である。できれば、叱られたくないが、
もし叱られても、自分の成長の為に積極的に受け入れよう。」

「できれば、いつも納得できる仕事をしたいと希望するが、
いつもそうなるとは限らない。そんな時はまずは指示通りにやって
みて、後から是非を考えてみよう。」

と変えてみると、期待はずれの落胆というリスクは、少なくてすむのでは
ないでしょうか。そして、自己責任を認める姿勢は、他者の信頼を得る
可能性も高くなります。

◇他者に対する必要以上の期待や責任を押し付ける「自己防衛」という
生産性の低い取り組みを、生産性のあがる
「自分自身のコントロール」に換えてみたいですね。

「(この問題の解決に向けて)あなたにできることは何でしょう?」

「(この問題解決に向けて)私にできることは何でしょう?」

問うてみましょう。

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タゴール

間違いを犯すのを怖れて、戸を閉ざせば、真実も締め出されてしまう。


◇私たちの個人的な夢や目標がどこに繋がっているかで、その夢や目標
の強度が違ってくる。自分だけのことを目標にしていたり、夢にしてい
るだけでは、その夢も目標も自分自身を動かしていく際のエネルギーに
はそれほどならない。簡単に、障害物の前でひれ伏すことになるか、投
げ出してしまうことになる。


◇私たちの個人的な夢や目標が、他者や社会に繋がっているものならば、
その夢や目標の強度は、自分自身のための強度よりは、非常に強くなる
はずだ。


◇たとえば、ボクサーになろうとすることが、ただ単に個人的な夢であ
る以上のもの、みんなに人間の可能性を実感してもらうためにと思って
なるのか、貧しい子ども達の目標になるためにと思ってなるのかで、そ
の夢の強度は、全然違うはずだ。ボクサーになろうとする夢を未だ見ぬ
みんなが支えてくれるからだ。


◇これと同じことで、間違いを犯すのを恐れるのは、間違いが、単独で
存在すると思っているからだ。間違いが、どこにも繋がらないものだと
思うからだ。


◇今日の言霊も指摘するように、間違いは、真実に繋がっているものだ。
間違いを犯すことで、真実に少しずつ近くなっていくのに、その間違い
を恐れて、間違わないようにびくびくしていると、真実もどんどん遠の
いて、結局は、何も知りえることがなくなってしまう。


◇だから、間違いを恐れてはいけないのだ。間違いは、真実に繋がって
いる非常に重要な経験なのだ。そのことを念頭において、新しいこと、
難しいことにチャレンジしていくことだ。

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倉田百三

信じてだまされるのは、まことのものを疑うよりどれほどまさっているだろう。

◇私は、高校生の時の倫社の授業で、「自力本願」と「他力本願」につ
いて知った。その当時は、「自力本願」が「他力本願」よりもよい考え
方だと思い、私も人に頼らず、自分で道を切り開いていこうと思った。


◇しかし、今から15年ほど前、その考え方に少し変化が生まれたのだ。
仏教のいう本当の教えはよく分からないが、もし、私を殺しに来た人間
がいたとして、私は、「自力本願」で行くべきか、「他力本願」で行く
べきか、どちらだろうか。自分を守るために、その人と一戦を交えるべ
きなのか、それとも、「他力本願」で、仏に祈って、その人に私を賭け
るのか。


◇本当の強さは、どちらにあるのか。そう思った瞬間、「他力本願」の
ほうが、よっぽど「自力本願」より強い考え方なのかもしれないと思っ
たのだ。自分の命を他人に預けてみることが出来る強さは、並大抵では
ないだろうと思った。


◇今日の言霊もそれに似ているように思う。たかが自分の人生だ。誰を
信じるとか信じないとか、そんなことではなく、人間を信じることが、
人間に裏切られるよりは、大切なことだとしたら、黙って信じればよい
のだ。私たちは、人を信じた瞬間から「他力本願」の領域にはいってい
くことになるのだ。腹をくくろう!そのほうが、誰彼なく疑うよりは、
よっぽどましだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月25日

学校が学習塾の営業活動を支えてしまう!

【記事】都教委一転 和田中「夜間授業」容認へ

 読売新聞(2008年1/23)より以下抜粋

東京・杉並の区立和田中学校(藤原和博校長)が大手進学塾と連携して
計画している有料の夜間授業「夜スペシャル(夜スペ)」について、再
考を促していた都教育委員会が、24日の定例会で容認に転じる見通し
になった。


○都教委の「夜の授業を学校教育活動と位置づけるのは、義務教育の機
会均等の観点から疑義がある」との指摘に対し、杉並区教委が「地元住
民らによる実行委員会が主体となる学校教育外活動」と明記して回答す
る方針を決めたため。これを受けて、夜間授業は26日に始まる。
 
○夜スペは、大手進学塾「SAPIX」の講師が週3~4回、2年生の
希望生徒を対象に国語、数学、英語の3教科を教える。1万8000~
2万4000円の月謝で、今月9日に始める予定だったが、都教委が計
画見直しなどを指導したため、区教委と同校は、延期した同26日に実
施することを目指し、対応を検討していた。
 
○都教委が最も懸念していたのは、夜間の授業が、同校の教育活動の一
環かどうかという点。これについて、区教委は「地元住民や保護者で作
る実行委が、校舎を借りて行う学校教育外の活動とする」としたうえで、
教師が教材の編集を行わないなど、学校側が夜間授業にかかわらないこ
とにした。23日午後に正式決定し、都教委に文書で回答する。


*私からのコメント

◇12月にもこの件については取り上げたが、今回も取り上げる。1月
に入って、都教委が、待ったをかけたので、ちょっと安心していたが、
石原都知事や昨今の風潮に押されて、とうとうOKが出てしまった。


◇学校で学校以上の教科内容を教えるために、課外授業をするというの
は、別にかまわないが、進学塾が、月謝を取って学校で授業をするとい
うのは、大きな問題だと思う。記事の中で「杉並区教委が『地元住民ら
による実行委員会が主体となる学校教育外活動』と明記して回答する方
針を決めたため。これを受けて、夜間授業は26日に始まる 」とある
が、こんな回答で認めることは元来出来ないだろうと思う。


◇地元住民が、何でもかんでも要求すれば、それが通るというものでは
ないはずだ。前回も書いたが、学校を借りて、進学塾が、営業活動をす
るということ。それも若干値引きをして。うがった見方をすれば、進学
塾側は、学校の家賃が安いから、値引きしてもOKだということだ。


◇今回の事件が、正当に認められるとすれば、こういう企画になってい
る場合ではないかと思う。それは、地元住民側が、進学塾に講師派遣の
依頼をし、地元住民が講師派遣料を進学塾に払って、課外授業として学
校で授業を行う。当然、授業運営の主体者は、地元住民で、授業を担当
するのは、進学塾の講師という図式だ。この課外授業に参加する生徒か
らは、参加料として、1時間数百円を主体者である地元住民が徴収する、
という言うのもいいだろう。そういう企画になっていれば、何も問題な
い。


◇今回の事件は、義務教育の良心に関わる問題だと思う。住民に開かれ
た学校づくりは大賛成だが、住民の奴隷になるような学校作りは、教育
を荒廃させるだけだ。このバランスを私たちは、しっかりとっていく必
要がある。

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田部文一郎

努力する姿は、誰かが見てくれているものだ。

◇私たちは、本当の意味で自律している存在ではないから、誰かに自分
のことを承認してもらいたいものだ。何でもいいから自分の何かについ
て他人から承認され、出来れば賞賛されたい。自分を見ていてくれる人、
自分を理解してくれる人を私たちは、そばに置きたいのだ。


◇だから、自分の努力を誰かに知ってもらわないと、どうもその努力が
長続きしない。努力するということは辛いことだから、誰かの承認や賞
賛や理解が必要なのだ。しかし、そうそう都合よく誰かが自分の努力を
認めてくれるとは限らないから、今日の言霊のように、「きっと誰かが
見てくれる!」と信じて、努力をし続けるのだ。


◇私たちは、誰に認められたいだろうか。誰に自分の努力を認めてもら
いたいだろうか。身近な人に認められようとしないほうがよい。身近な
人だって、誰かに認められたいと思っているのだから。


◇それよりは、自分の死んだ後の人たちに少しでも認めてもらえるよう
に考えたほうがよい。後世の人は私たちを裏切らない。だから、私たち
の努力を後世の人にわかってもらえるように生きていこう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月24日

司馬遼太郎

人間の能力はそれが属している社会の質に影響される。

◇今日の言霊は2回目の登場だが、まさに指摘の通りで、私たち凡人は、
社会の質に影響されてしまうのだ。つい最近も成人式の様子が、テレビ
等で流れたが、あまりにも酷い有様だった。私たち大人が作ったこの社
会の質が、若者をこんな風にしてしまったのだ。


◇最近の日本では、教育問題が、ある種政治の人気とりの材料にされて
いるが、教育問題は、学校での教育問題だけではなく、社会の質の問題
だということだ。この社会を問わない限り、私たちの抱えている問題は、
どうしたって解決できないのだ。このことにもうそろそろ私たち大人は
気が付いたほうがよいのだ。


◇学校で教える様々なことよりも、社会で教える様々なことの方が、よ
っぽど重要なことは言うまでもないことだが、それを教える私たち大人
が、どうもそういう社会的な責任を忘れているようだ。


◇今年は、大人が立ち上がって、社会的な責任を果たして行きたいもの
だ。そうしなければ、日本の未来に希望が見出せないかもしれない。大
人が希望を持たずに、子どもが持つはずがないのだ。子どもは大人の鏡
なのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月23日

松本清張

人間には、先入主観が気づかぬうちに働きまして、
そんなことはわかりきったことだと素通りすることがあります。
これが怖いのです。

◇私も仕事上で、先入観が邪魔をして間違えることがよくある。意識し
ていても、先入観が、ふと自分の意識の中に潜り込んでいて、そのまま
問題をやり過ごしてしまうことがよくある。当たり前のことを意識的に
ゼロにして考えないと、大切な局面では失敗してしまうことが多い。


◇今日の言霊も言うように、先入観は、私たちの無意識の中で働くから、
たちが悪いのだ。先入観は、気が付かないうちに私たちの中に入って、
私たちをコントロールしてしまう。だから、自分を先入観のコントロー
ルから自由にするために、いつでも意識的な判断を心がけるべきだ。当
たり前のことを疑ってかかるべきだ。状況が変われば、当たり前のこと
も変わっていくのだから。


◇自分の持っている先入観に私たちは敏感になろう。状況に対して的確
に対応するために、私たちは、自分の当たり前を疑って、今ある状況か
ら考えよう。先入観の罠にはまってはいけない。

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「回す」

日本語って難しい。人に何かを伝えるのって難しい。


ふとしたことでそんなことを思う。


2歳になる女の子をお持ちのお母さんからこんな話を聞いた。


お母さんがお父さんのコーヒーをいれていたとき、ミルクを入れたあと、
娘さんにスプーンを渡した。かき混ぜさせようと思ったのだ。お父さん
もとても喜ぶだろう。


「マイちゃん、グルグルするんだよ」とお母さんは言った。


すると、マイちゃんは、スプーンをほっぽりだし、机に置いたコーヒー
カップそのものをグルグルと両手で回し始めた。


お父さんもお母さんもこの姿に大爆笑だったらしい。想像しただけでも
なんとも可愛らしく、微笑ましい光景である。

実はこの話を聞いて、思い出したことがあるのだ。小学3年生の授業で
のことだ。


小3と言っても、春期講習。学校では2年生が終わったばかり。まだま
だ幼い顔が10名ぐらいちょこんと腰掛けていた。


春期講習用の薄いテキストを3冊手に取り、一番前に座る竜馬クンに手
渡す。


僕は自分でもこれ以上ないくらいに優しい声音で、普段の僕を知ってる
生徒からすれば気色悪い声音で、言った。


「回してね」


すると、竜馬クンはやってくれた。クルクルと。
両手に持ったテキストをと机と平行に回転させた。
確かに回した。彼は間違っていない。
悪いのは僕だ。


「あっ、ごめんね、一冊取って、後ろの人に渡してね」


これ以上ないくらいに優しい声音のさらにこれ以上で僕は言った。

その次の時間は小6だった。竜馬のクルクルの話しをすると、女の子
は一様に「かわいい」という声をあげる。男子「ありえねぇ」とか、
「先生、それでどうしたの?」という反応。


わずか3歳しか違わないが、気を使わずに話さなくてすむことに安堵を
感じる僕。日本語って難しい。人に何かを伝えるのって難しい。

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2008年01月22日

毎回同じことで怒っていませんか?

◇毎回同じことで怒っていることはありませんか。先日もあるお母さんから、
相談のメールが来て、「うちの息子は、いつも学校の連絡帳を出さないんで
す!どうすればよいでしょうか」という。このお母さんに聞いてみたら、い
つもこんなやり取りがあるらしいのだ。


 学校から帰ってきた時の会話。
  お母さん:本当に学校から連絡はないの?
   A君 :ないよ。
  お母さん:そう。ならいいわ。

 翌朝、学校に行く時の会話。
  お母さん:学校の連絡帳出してみて!
   A君 :はい!連絡帳。
  お母さん:えっ!学校から連絡があるじゃないの!なんで、昨日のうちに
出さないのよ!何やってるのよ!

◇大体、こんな会話が、週に何回かあるということだ。学校から帰ったら、お
母さんは確認しているのに、どうしてうちの息子は嘘をつくのか分からない
と思っているのだが、そうではない。お母さんが、私からすると確認していな
いのだ。学校から帰ったら、「連絡帳を見せて!」と言えば解決するはずだ。
「学校から連絡ないの?」という質問と「連絡帳出して」という指示では、子
どもにとって意味が違うのだ。そのことを理解した方がよい。


◇何回も同じことを言って怒るような時は、お母さんが大人になって、自分の
表現を子どもの側から検討するようにしてみよう。案外、簡単に事態は改善す
るかもしれない。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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川北義則

恐怖は逃げれば二倍になるが立ち向かえば半分になる。

◇小さい頃は、よく逃げる夢を見ていた。突然、ゴジラかなんだかわか
らない怪獣が出てきて、私を追いかけるのだ。逃げても逃げても、ゴジ
ラや怪獣は、すぐに私に追いついてくる。最後は大体、階段か崖っぷち
で、勇気を出して飛び立つと目が覚めるのだ。こんな夢を本当によく見
ていた。


◇私たちは、怖いものから逃げる習性がある。嫌なものから逃げる習性
がある。その時は、逃げられるのだが、またその怖いものや嫌なものが
自分の前にやってくる。逃げれば逃げたで、必ず追いかけてくるのだ。
だから、その連鎖を断ち切らなければならない。そうしなければ、永遠
と怖いものや嫌なものは付いてまわるのだ。


◇今日の言霊のように、勇気を出して、怖いものや嫌なものに真正面か
ら立ち向かうことだ。そうしなければ、私たちは、一生を逃げてまわる
ことになりかねない。そして、最後まで、怖いものや嫌なものの正体を
見ることは出来ない。


◇立ち向かっていけば、それだけ自分の中の怖いものや嫌なものの正体
をつかめるはずだ。正体がわかれば、わかっただけ自分の力で何とか出
来る。


◇怖いものや嫌なものから逃げても無駄だ。結局逃げ通せるものではな
い。だから、勇気を出して立ち向かっていこう!そうすれば、怖いもの
も嫌なものも自分でコントロールできるようになるはすだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月21日

1月18日号 「2008 年教育情勢・塾業界展望(後編)」

◆目次
■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:面白い授業への第一歩
■MBA特集:2008 年教育情勢・塾業界展望(後編)
~マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信インタビュー
■学習塾標準化計画:新入生フォロー
■イノさんのコミュニケーション道場:第42ラウンド【ガンバレ!】
■誌上セミナーレポート:2007年1月度授業スキルプレゼンテーションセミナー
~発問

「塾経営サクセスネットMBA」106 号を皆様にお届けします。

 冬期講習の継続はどうだったでしょうか。集客から継続に対する一連の行動について、総括をしてみてください。行動に対する総括が今後の業績を改善させるものになります。印象論だけの総括や、数字だけの総括ではだめです。数字を出した行動についていつも意識を向けてほしいものです。
 さて、今号の特集ですが、前回に引き続いて、2008 年の教育情勢・学習塾情勢の私見です。2008 年に学習塾は、何をどうしたらよいのかを語っています。参考にしていただければ幸いです。

 また、今号では、誌上セミナーレポートで「発問」について取り上げています。授業の質を向上させるためには、授業内における「発問」が非常に重要なことは言うまでもありません。生徒を受身にする授業から、生徒が積極的に参加する授業に変えるためにも、このレポートを参考にしてください。


 新年度、春期講習の企画・業務計画をもうそろそろ立案しておきましょう。


 マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

赤信号、みんなで渡れば怖くない!? 

◇学校や学習塾で教壇に立っていたころの話です。テストが終わると
子供たちは自分の得点と平均点を比較して、一喜一憂するのです。

◇確かに平均点は、得点を評価する一つの指標になりますが、このまま
ではこの生徒の成績は、大きく跳ね上がることはないと危惧したもので
す。目標が人並みだからです。


◇ちなみに平均点は、テストの結果として偶然生まれた数値で固定した
ものではないので、必ずしも努力の成果の指標にはならないのです。
頑張ったから平均をこえるという確証はどこにもないのです。なんと
不健康な取り組みでしょうか。

◇人並みにこだわるのは、むしろ大人の方かもしれません。商品を買
おうとすると、店員が必ずといって口にする言葉は、この商品は売れ筋
です。陳列している商品にも1位、2位、3位と売れ筋を表示しているの
です。

◇売れ筋は、本来は性能のよさ、商品の品質の高さの象徴なのでしょう
が、いつの間にか、人が持っているものであれば、安心という感覚も生
まれてきたのではないでしょうか。

◇「個性」が叫ばれる風潮の中で、違和感を覚える現象です。20年前、
公立中学校の教員をしていたときに受け持ちのクラスの生徒に出した
学級通信を思い出しました。テーマは、「赤信号みんなで渡れば怖く
ない?」でした。当時、ビートたけしがギャグで使っていたフレーズ
です。

◇私は、この学級通信の中で書きました「怖いじゃないか。みんなで
渡ったから車が止まる保証はない。もしかしたら君が轢かれてしまう
かもしれない。・・・」と。

◇ギャグとしては、無責任さが受けたのですが、自分の人生を大衆に
預けるのはナンセンスです。自分の能力を最大限に使って、社会に貢
献することが私たち人間に課せられた権利であり義務であると私は思
うからです。

◇人と違うことをしようということではありません。自分が望んでい
ることが、たまたま大衆と似たものになるのは何も問題はありません。
大衆や流行に乗ることが先行して、個々人の強みが出ないことは、
本人にとっても周りの人間にとっても残念なことです。

◇大衆や流行に左右されない本当の自分の望みを確かめてみましょう。

「何の制約もなかったら、あなた(自分)は何をしたいのですか?」

「何の制約もなかったら、あなた(自分)は何がほしいのですか?」

人は、一人一人異なった理想と能力を持っているのですから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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受験生に最後を激励を!

『はじめに』

◇2008年が始まって3週間が経つが、受験生はどうだろうか。朝型
学習に切り替えているだろうか。受験生にとっては最後の追い込み時期
だから、生徒も教師も必死だろうが、教師としては、受験生への後押し
としてもう一工夫して、受験生を盛り上げることを考えた方がよい。今
回は、受験生の激励に関して考えたい。


『自信を与える一工夫を!』

◇受験生にとってのこの時期は、不安が増加する。保護者の不安もどん
どん増加して、家庭内は、一種の冷戦状態のようになっているとも限ら
ない状況だ。そんな時に、抽象論での激励は全く意味がない。具体的な
アドバイスが、必要なのだ。たとえば、塾の方で以下のことをやること
が重要だと思う。

 
1.受験までの家庭学習のスケジュールを個人別に示す。

 私が、現場にいた時は、学力レベル別に3種類のスケジュールを作っ
て、生徒名だけ変えて生徒に配っていた。「君のために作った家庭学習
計画表だ!」といって配るのだ。

2.具体的な学習内容を指示する。

 過去問指導は、すべての生徒の宿題にして1週間に1年分解かせて、
点数化し、レポートで提出する。それ以外に、英数国の今までやった
テキストや教科書の指定ページ・指定問題を表にして、上記の学習計
画表とリンクさせてやらせるのだ。当然、表にして配る。

3.上記二つのことを保護者に伝える。

 この時期の学習指示は、保護者にも伝える。保護者と受験生が、同
じ情報を共有することが大切なのだ。

4.授業中の問題レベルを順次下げる。

 入試までのシナリオ創りの一貫として、授業中にやる問題のレベル
を順次下げていって、実感として生徒たちに出来るようになったとい
うことを分からせる。いくら言葉で先生が、「出来るようになったよ。
君たちは!」と言っても説得力を持たない。それよりは、この時期、
入試問題をしっかり選択して、徐々に易しい問題にシフトしながら生
徒に自信をつけさせていく方が、よっぽどよい。

5.壮行会で、みんなを明るくする。

 私が、現役の時に壮行会で、いつも言っていたことは、「入試は手
続きだから、その手続きをしっかりやれば受かる。その手続きとは、
名前と受験番号とそして解答用紙に答えをはみ出さないように書けば
いいんだ!」ということだ。そして、受験生たちの1年間の学習の軌
跡を振り返って、「あの苦しい夏を思い出せ!あの夏に100時間も
の勉強に耐えたじゃないか!だから、君たちは、受験生として必ず選
ばれる!」というようなことを言って、最後に「消しゴムは3つ持っ
ていけ。丸い鉛筆はダメだ。角のある鉛筆を持っていけ」というよう
なことを言って、みんなと握手して送り出す。当然、合格グッズを渡
しながら。みんなの気持ちが、一丸となれば成功だと思う。

6.入試前日と当日に電話やメールを送る。

 入試前日に、電話を一人ひとりにかけて激励する。不安な生徒には、
当日の朝にも電話をかけた。また、昔は、レタックスという電報のよ
うな手書きで送れる郵便があったから、入試前日にみんなに激励文を
送って、合格を祈った。今で言えば、メールでもいいと思うが、最後
の最後まで生徒のことを忘れていないということを伝えた方がよい。

『経営者の視点』

◇仕事の締めくくりは、塾の場合は入試だ。その入試に対して職員が
どういう行動を取っていくのかが、塾としての成熟度だ。自然と受験
生ケアが出来る職員を育てよう。そうすれば、その校舎の競争力は、
格段と高まるはずだ。

ラ・ロシュフコー

心のせまさが頑固を生み、自分の視野の外にあるものを人は容易に信じない。

◇「心の狭い人間にはなるな!」とよく父親から言われたものだ。「男
たるもの、見た目以上に大切なものがある!それは、心の大きさだ!」
と小さい時にさんざん言われ、さんざん叱られた。そして泣けば泣いた
で、「泣くな!」と叱られ、さらに泣けば、「泣き止め!」とまた叱ら
れる。


◇「男は人前で泣くもんじゃない!」と。こんな幼少時代を過ごしたが、
心の広さを自慢できるまでには、未だなってはいない。未だに自分自身
の中で、こんな考えは、心の狭さから来るのではないだろうかと自問自
答を繰り返す日々だ。今日の言霊にもあるように、「心のせまさが頑固
を生む」と自戒しながら、情報を受け入れ、適切な判断になっているか
どうかを考えている。


◇私たちは、自分のスケールでしか物事を、人間を、事態を受け入れる
ことが出来ない。このことを意識していた方がよい。そうすれば、受け
入れられない物事を、人間を、事態を吟味し直せる可能性がある。自分
の心が狭いから受け入れられないのかもしれないと。


◇もし、この自分の心の広さが、西郷隆盛だったら、坂本竜馬だったら、
こんな時にどう受け入れるだろうと考えてみるのだ。こんな仮定をして
みると、案外自分を客観的に見られるものだ。自分の心の狭さを意識し
ておこう。そうすれば、少しは心が大きくなるはずだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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レッシング

善行も、それによって報われようと思うようになってはもはや善行ではない。


◇私の友人で面白いことを言う人がいる。その人は、「偽善の何が悪い
んだ!偽善でも何でも良いことをやっているんだから、何もやっていな
い人に比べれば、偽善は何も悪くはない!」と堂々と言うのだ。今日の
言霊のレッシングなら、その人にどう反論するだろうか。


◇偽善が偽善とよばれるのは、本当の目的と表面上の目的が違うからだ。
私たちが、表面上の目的だけを見ているうちは、偽善とは思わない。そ
れどころか、非常に感謝するはずだ。しかし、本当の目的を私たちが知
った時、それが表面上の目的と大きく食い違っていれば、今までの感謝
は吹っ飛んで、嫌悪になっていくだろう。


◇そして、今まで善行をしていたその人は、多分、そんな善行をやめて
しまうはずだ。本当の目的がみんなにばれてしまったのだから。


◇そしてここが問題なのだ。打算的な行為は、自分の都合でやめてしま
うものだ。善行は、相手あってのものだが、その相手を考慮せずに、自
分の都合で、やめてしまう。今までの善行が中途半端になって、相手が
今まで以上に苦しむことになりかねない。だから、偽善は善にはなりえ
ないのだ。


◇私たちから打算的な行為を取り除くことは出来ない。人間には、意識
無意識を問わず、行為の目的があるからだ。だから、打算的な行為を一
方的に責めるわけには行かないが、少なくても、自分と相手の相互を尊
重するだけの気持ちは持っておこう。このことを忘れなければ、打算的
な偽善も社会的には十分価値のある行為になるはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月18日

大人になっても学力が評価の対象になる!

【記事】大学別学力調査、日本も参加方針 OECD試行

 朝日新聞(2008年1/13)より以下抜粋

経済協力開発機構(OECD)加盟国の教育相非公式会合が11、12
日に東京で開かれ、大学での学習成果を評価するための国際調査に向け
て、試行調査を実施することで合意した。議長を務めた渡海文部科学相
は会見で「参加の方向で検討したい」と述べ、日本も試行調査に加わる
意向を明らかにした。結果は来年中をめどにまとめ、それを受けて正式
な調査を実施するか、加盟国が判断することになるという。


 
○OECDはすでに15歳を対象とした国際学習到達度調査(PISA)
を過去3回実施し、国ごとの平均点や順位を出している。これに対し、
今回の調査では大学ごとの評価に主眼を置く。OECDのバーバラ・イッ
シンガー教育局長は「PISAとはアプローチがかなり違う。大学の順
位づけではなく、各大学が自分の立場を知り、目標を定めるのが目的だ」
と述べた。

○試行調査は今年から来年にかけ実施し、数カ国から数大学ずつが参加
する見通し。これまでの専門家会議の検討では、対象分野として、工学、
経済学、自然科学のほか、「批判的思考力」といった専攻分野を超えて
高等教育で身につけるべき能力が候補になっている。
 渡海氏は「社会がグローバル化し、学術の質がボーダーレスに広がる
中で、日本の高等教育の評価を国内にとどまらず、国際的に考えるのは
意味がある」と話した。

*私からのコメント

◇前回は、大学教授の贋学位について取り上げたが、今回も大学がらみ
の記事を取り上げる。今回の記事は、大学別の学力調査を国際比較で行
なうというものだ。大学生の学力低下が宣伝されている現在だから、こ
んな調査を行なうことで、大学生や大学に圧力をかけてもいいのだろう
が、こんなことにどれだけの意味があるのか、ちょっと首を傾げたくな
る。大学生の学力を調査したところで、高校生の学力レベルとどう違う
と言うのだろうか。


◇記事によれば、「PISAとはアプローチがかなり違う。」というが、
大学生の学力を調査するということならば、結局は高校生の学力とそれ
ほど変わらないはずだ。そんな学力調査をするよりも、社会的な問題解
決能力を調査しようとしたほうが、よっぽど企業的な意義は、大きいと
思う。なぜならば、社会人になって大切な能力だからだ。そして、高校・
中学校・小学校の学習内容に学力調査以上に寄与するはずだからだ。


◇それにしても、なぜ、世の中は、どんどん幼稚化していく傾向にある
のだろうか。大学生と言えば、もうすぐ成人だ。大人に対して学力が低
いとか、学力が足りないとか、評価する。こんな世の中は、ちょっとお
かしいような気がする。


◇採用試験での学力テストならば、死活問題だから、現実問題だが、そ
うではない学力調査を大人が喜んで受けるだろうか。社会に通用する大
人になるための猶予期間として大学時代がある側面もあるし、社会人に
なって、勉強し続けるために、大学時代に学問の面白みを知る側面もあ
るだろうから、そういう側面を自由に各人が選べるような環境を用意す
ることが大切なことだと思う。


◇また、大学時代にしっかり勉強して欲しいのであれば、全学部に卒論
を課して、出せば卒業すると言う卒論ではなくて、大学の基準に達しな
い卒論は、卒業延期にすればよいのだ。自分に与えられた文脈で、必死
に取り組むことを大人には要求するべきだから、そういう仕組みを作っ
たほうが、有益だと思う。


◇何でもかんでも学力尊重になってしまえば、学校制度の支配が今まで
以上に強くなってしまう。学力学力と騒ぎ立てれば立てるほど、学校信
仰がまた強まっていくのだ。それでは、不自由な社会になってしまいか
ねない。だから、安易に学力調査をやるべきではないのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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米長 邦雄

真剣な時間があれば、その反動として遊びほうける時が必要である。
遊びは仕事の影である。

◇その昔、「シャドーワーク」と言う本が出た。家事は、労働の影であ
るという本だ。今日の言霊を読んでふと思い出したのだが、その本によ
れば、労働の中には、賃金が発生しない家事労働も含まれるのだ。


◇それと同様に、真剣な時間の中には、遊びの時間も含まれる。真剣な
時間を充実すればするほど、その真剣な時間を補填するために、遊びの
時間を充実させなくてはならない。遊びが充実していないと真剣な時間
も充実しないものだ。


◇私たちは、プラスとマイナスの世界を生きている。作用と反作用の世
界だといってもいい。プラスだけの世界も、マイナスだけの世界もない。
プラスとマイナスが共に支え合って一つの世界を形成しているのだ。


◇だから、どちらか一方を求めてはダメだ。自分にとってプラスのこと
も起これば、マイナスのことも起こる。マイナスは、プラスを支える
シャドーワークなのだ。だから、マイナスのことを大切にしない限り、
プラスのことが、充実しないのだ。


◇仕事中毒や遊び中毒になってはダメだ。ある時期仕事中毒で、ある時
期遊び中毒で、その時間が交互に繰り返されるようにしていこう。緊張
と弛緩が私たちのエネルギーになるのだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月17日

大山 倍達

姿勢が悪いと顔の落ち着きも悪い、自信と集中力に欠けている証拠だ。


◇教育の世界では、生きる力がキーワードになって随分と経つが、その
生きる力の基は、生きる姿勢だろうと思う。どんな力も形のないところ
では、役に立たない。エネルギーは、形のあるところに充満して、はじ
めて役に立つのだ。私たちは生きる姿勢を確立するために、小さな色々
な姿勢に気をつけたほうが良い。


◇たとえば、歩き方だが、うつむきかげんでいつも歩いている人は、胸
を張って斜め上を見ながら歩くことだ。それも歩幅を多少はいつもより
広くして歩いてみると、なぜかどんどん力が湧いてくる。


◇また、顔の姿勢だが、いつもしかめっ面ばかりしている人は、何気な
いことでも笑ってみるとよい。笑いをこらえることをやめて、素直に笑
ってみる。いつも笑顔になるように顔の表情を意識してみると、なぜか、
他人が声をかけてくれるようになる。他人のエネルギーが自分を押して
くれるようになる。


◇姿勢が変わると、自分自身の何かが変わってくるのだ。姿勢が、自分
のエネルギーをどう使うかの形だからだ。形が良くなれば、当然エネル
ギーの出方も良くなるのだ。そうすれば、良いエネルギーの人たちが集
まってくる。私たちは、姿勢という生きる形を意識して毎日を送ってい
くことだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月16日

山口 瞳

粋について私はこう考えている。どんな事態になってもそれを面白がって
しまうこと。そういう心の持ち方。


◇今日の言霊から考えると、「粋」な人とは、心に余裕のある人のこと
を言うのだとわかる。それも、どんな状況の中でも面白さや楽しみを見
つけて、楽しんで色々な場面に対応する人だ。困難な状況にも逃げない
で、積極的に立ち向かう人だ。こういう人を「粋」な人というのだとす
れば、私たちは、こんな「粋」な人を見本にして生きなくてはならない
ように思う。


◇私たちは、自分にとって難しい問題に遭遇すると、ついついその問題
を真正面からしか見ないから、その問題の打開策がなかなか見つけられ
ない。また、その問題が生じた理由を色々考えて立ち止まってしまう。


◇問題が生じてしまっているのだから、あとは、その問題を自分にとっ
てプラスに解決するしかないのに、あれやこれやと言って思い悩む。出
来れば、こんな問題が生じて欲しくはなかったと思って、後悔しながら
問題を考えてしまう。問題が生じない前に戻って欲しいと望みながら、
問題を解決しようと思う。


◇「粋」な人なら、問題の中に楽しみを見つけて、その楽しみのために、
その問題を解決していくことだろう。真正面から見て、問題解決の糸口
が見つからないのであれば、横から、斜めから、裏から見て、問題解決
の糸口を見つけようとするだろう。問題が、自分にとってのプラスにな
るように、受け止めてしまうだろう。こんな人ならば、随分と生きてい
くのも楽しいはずだ。


◇日常のどんなことにも楽しみはある。その楽しみを見つけながら、自
分の人生を生きていこう。小さな楽しみで十分だ。他人との比較で、自
分の人生を生きていくわけではないからだ。

「約束」

先日、こんな話を聞いて、考えさせられた。

小学5年生の男の子が大好きな習い事をやめることになった。
いや、正確に言えば「やめさせられた」。彼の母親によって。

理由は、約束を破ったから。


彼がゲームを外に持って出たのが見つかった。
ゲームは家の中でやる、という約束だったらしい。
それを彼が破ったのだ。


彼は泣きながら習い事の教室へやってきて、
先生にやめることを告げたそうだ。


確かに、お母さんにとって、息子が約束を破ったことは
許せないことだったろう。


決めたことをきっちりと守るような人間に育てたいという気持ちも
理解できる。約束を破るのは許される行為ではない。


しかし、だ。
(以下、あくまで僕の推測であることを断っておく。)


彼らの約束は、果たして本当に「約束」だったのだろうか。
「大辞林 第二版」(三省堂)で「約束」を調べると、3つある意味の
一番最初には次のように記されている。

【当事者の間で決めること。また、その決めた事。】

当事者とはこの場合、子供と母親である。
この定義によれば、約束はその両者の間で決められたことでなければ
ならないはずだ。


「ゲームは家の中でやる、外には持っていかない」。
これは両者間で決められた約束だったのだろうか。
二人とも納得した上での約束だったのだろうか。
一方からの押し付けではなかったのか。


そして、万一、約束を破った場合の、その取り決めは両者で
なされていたのだろうか。


「約束を破った場合は、習い事をやめる」という取り決めがあらかじめ
二人の間で決められており、二人とも納得しているのならそれは仕方が
ない。約束なのだから、習い事はやめなければならないだろう。


だが、そうでなかった場合、「習い事をやめる」というのは男の子に
とって、約束を破った「罰」にすぎない。今後の見せしめにすぎない。


「約束を破ること」と「習い事をやめること」にどんな関連が
あるのだろう。


お母さんは、彼とどんな約束をしたのだろう。
お母さんは、約束を破ったら、何を取り上げられるのだろう。

「約束なんか全部守れる子供がいると思う?」


こんなことを言う生徒がいた。全く、そのとおりだ。
子供の部分がそっくり「大人」に変わってもそのとおりかもしれない。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2008年01月15日

子どものやる気をくじく言葉

◇学習塾に勤務している時に、保護者面談でお母さんがよく話してくれた親子
の会話を今思い起こすと、随分と子どものやる気を奪っている会話が多かった
なあと思う。日常会話の中で随分と子どもたちは、お母さんに手厳しく注意を
受けていることが分かる。たとえば、こんな会話だ。

   A君 :これどうするんだっけ?
  お母さん:何度も同じことを言わせないでよ!こうするんでしょ!

  お母さん:宿題やったの?何で言われなきゃ出来ないのよ!
   A君 :えっ?!忘れてただけだよ。

  お母さん:いつになったらあなたは、自分で何でも出来るようになるのよ!

  お母さん:テーブルのものを何で片付けないのよ!捨てちゃうわよ!

  お母さん:今度こんな失敗したらお母さん、許さないからね!

◇こういう言葉は、子どもたちの小さなプライド(自尊感情:セルフ・エステ
ーム)をくじいている。ついつい、お母さんの感情的な表現が、子どもたちの
存在や価値観を傷つけているのだ。


◇お母さんに、考えてほしいのは、子どもたちを動かすものは、お母さんやお
父さんや周りの人の愛情なのだ。その端的な表現が、言葉なのだ。そのことを
忘れないようにして欲しい。日常的に子どもに発する言葉で、多い表現は何だ
ろう。そのことをリストアップして欲しい。そして、それらの言葉が、子ども
のやる気を引き出すために、有効なものなのかどうかを考えて欲しい。恐怖政
治よりは、民主政治を子どもは望んでいるはずだ。自主的で勇気があって、自
律的な子どもを育てるために、どういう促しの言葉が、大切なのかを考えてみ
よう。自分の表現リストに子どものやる気を引き出す言葉を加えていこう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月14日

経営スタイルを見直そう!

『はじめに』

◇経営指導をしていると、様々な経営スタイルにめぐり会う。唯我独
尊スタイルもあれば、優柔不断スタイルもあり、そして理念型の夢想
スタイルもある。また、トップダウン型でもいろいろあって、見るか
らにトップダウンスタイルのものもあるけれども、ボトムアップ型に
見えながら、その実曖昧なトップダウンスタイルのものもある。

◇今回は、典型的な経営スタイルをあげて、自分のスタイルを自覚し
てもらおうと思う。

『経営スタイル』

1.唯我独尊スタイル

 この手の経営スタイルが、学習塾では一番多いのかもしれない。自
分の考えが一番で、従業員は自分の考えを実現するための道具だとば
かり思っている経営者だ。こういう経営スタイルは、伸びているうち
はいいが、停滞してくるとチームが分裂してしまう。経営者に求心力
がなくなるからだ。だから、伸びているうちに早く組織化をするべき
だ。

2.優柔不断スタイル

 唯我独尊スタイルとは正反対のスタイルだが、両方とも真のリーダ
ーシップが欠如しているという点では共通しているかもしれない。唯
我独尊スタイルは、従業員のことを気にすることはないから、強引で
強力な命令は出来るが、この優柔不断スタイルは、その逆で、従業員
に対して曖昧な指示で従業員を困らせることが多い。伸びそうで伸び
ない経営スタイルだ。

3.夢想スタイル

 この手のスタイルは、夢は大きいが、その夢を実現する現実的なス
キルを持っていない場合が多い。従業員が夢について来られないと従
業員の能力のなさを嘆くが、夢と現実の間に梯子を架けるスキルがな
いから、現状が改善されることが少ない。規模とスキルの間のギャッ
プが埋められないと苦しくなる経営スタイルだ。

4.トップダウンスタイル

 唯我独尊スタイルとこのトップダウンスタイルは、似ているようで
全く似ていない。トップダウンスタイルには、個人が組織を前提とし
ている。従業員に対してコンセンサスを取りながら、経営者の意向を
しっかり実現させるスタイルなのだ。この点が、唯我独尊スタイルと
違う点だ。俗に、トップダウンが、悪いように言われているが、それ
は、唯我独尊スタイルの傾向の強いものを言っているのだ。

5.曖昧なトップダウンスタイル

 一見ボトムアップ型に見えるが、リーダーシップの要素である言語
表現が、曖昧で、パッションに欠けるため、現場までの浸透力がない
ため、現場が自由にその言語表現を解釈して、勝手に現場を動かして
いる。しかし、経営者の思いは、強くあるから、是が非でもその思い
を遂げようとして、結局、自分の思いを通そうとするスタイル。従業
員と経営者の間に距離が出来てしまう。難局にさしかかってしまうと
案外脆いスタイル。


◇学習塾の経営者は、頭でっかちな方が多いので、経営スタイルの理
想型であるボトムアップ型を直ぐに求めやすいが、組織もないのにボ
トムアップ型の経営スタイルを求めてはいけない。トップダウンの健
全性をもう一度見直すべきだ。組織をしっかり形成するために、唯我
独尊を脱して、トップダウンスタイルをしっかり学ぶことだ。

『経営者の視点』

◇自分の経営スタイルを自覚し、自社の成長ステージにあった経営ス
タイルに自分自らを変えていこう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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フィリップ・ガルニエ

火を必要とする者は手でつかむ。

◇今日の言霊は、激烈なものだ。火を必要とする者は、火傷を恐れず、
必要としている火を自分の素手でつかまなくてはならないのだ。つまり、
自分にとって、非常に重要なものは、自分の身を削らない限り獲得でき
ないということだ。自分を犠牲にする覚悟で、自分の欲しいものを求め
なければ、何も求められないのが、この現実なのだ。


◇このことは、何にでも置き換えられるかもしれない。たとえば、問題
が発生した。それも非常に重要な問題だったとする。その問題を解決し
ようと思ったら、自分を安全地帯においては解決しないはずだ。自分の
身を削って問題に対処しない限り、問題は解決しないどころか、どんど
んと進行して、問題が、結局は自分を押しつぶしていくだろう。


◇怪我を承知で、火を自分でつかんでその火を用いない限り、私たちの
人生では、何事もなしえないものなのだ。自分の都合のよい安易な解決
策なんてものは、はじめからないのだ。


◇自分を火にさらしながら、それでもその火を有効に使って、自分の人
生を生きていこう!リスクを積極的に自分の糧にしない限り、リスクか
ら自由になれはしないのだ。火を怖がっていては、その火を自由に使い
こなせないように!


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月12日

お金持ちになりたい

◇昔、教壇に立っていたころ、生徒に「将来どうなりたい」と聞くと、
大抵、「金持ちになりたい!」でした。恐らく今でも多い回答の一つで
はないでしょうか。

◇大人でも、ほろ酔い気分で「夢は何ですか?」と聞けば、多分、似た
ような答えが返ってくるのではないでしょうか。

私もお金持ちになりたいですね。

◇そうするとほとんどの人間の願いは金を手にすることなのでしょうか。
勿論、「いや違う。金より大切なものはある。」と反論される方もいらっ
しゃるでしょうが、しばらくお付き合いください。

◇確かにお金があれば、人間の力が及ぶ範囲のものを手にすることができ
るでしょう。身近な食べ物や持ち物、家から、最先端の科学技術の結晶
でもある宇宙旅行も可能になります。

◇しかし、お金そのものでは、食べられもしませんし、雨露をしのぐことも
できません。そう、お金は私たちが望むことを可能にしてくれるツールで
あって、目的ではないのです。

◇お金があれば、何でもできるという考えは、実は何もしないことと同じ
意味ではないでしょうか。100円ショップで、目に付いて便利だと感じた
ものをいい気になって購入し、はじめは安くて便利なものを手にしたと
喜んでいても、しばらくするとゴミになっていませんか。

◇お金があって、便利だと感じていても使う目的がはっきりしていない
といざ手にすることができてもゴミのように無駄遣いすることになります。

いくらお金があってもきりがないのです。

そして、いつになっても望みは叶った感覚、満足感を得ることはできない
でしょう。

◇「お金持ちになりたい」大いに結構じゃないですか。でも、これを目標と
錯覚してはいけません。お金持ちになって、お金を手にして
「何をしたいか?」
「何を手に入れたいのか?」
「どうなりたいのか?」

の答えが、私たちの満足感や幸福感を決める目標なのです。

◇まあ、そんな難しいことを考えなくても、
「将来の夢は?」
「お金持ち」で会話を終わらせるのは、あまりにもつまらないですよね。
ちょっと遊び心で、突っ込んでみましょう。

「お金持ちになって何をしたいの?」と。

当初は、贅沢な話ばかりが陳列されるかもしれませんが、いつしか相手の
表情や回答が変わってくるかもしれませんよ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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円地 文子

登らなければ、登りつづけなければ、決して坂の上へは出られないのだ。

◇今日の言霊は、誰でもが、頭の中では分かっていることだ。急坂にな
ればなるほど、今日の言霊が言っていることが理解できるはずだ。しか
し、それは、頭の中だけのことで、一旦現実になれば、身体が自然とブ
レーキをかけて、急坂を登ることに躊躇してしまう。


◇坂の途中で後ろを振り向いては、タクシーが来ないかと期待を寄せる
し、誰かが後ろから押してくれないかと思ってしまう。しかし、坂を登
るのは、この自分なのだ。どうしたって、自分で急坂を登らなくては、
坂の上に出られるものではないのだ。


◇人生という坂も同じだ。人生という坂を私たちは、登っていかなくて
はならない。誰も代わりに登ってはくれないのだ。淡い期待を持って、
自分の人生をふらふらと登っていくことはできない。そう思って生きて
いったほうが良い。


◇一旦登りはじめた坂は、最後まで登っていくしかないのだ。人生も一
旦はじまった以上、人生を全うするまで、生きていくしかないのだ。自
分が納得できる人生を歩もうとすることは、長い坂道を登り続けること
と同じなのかもしれない。自力で、私たちは、自分の目指す坂の上まで
登り切るしかないのだ。自分の都合の良いような幸運はやってくるもの
ではないからだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月11日

大学も実力本位で教員を選んでもいいのではないだろうか!

【記事】ニセ学位で採用・昇進 全国4大学で4教員 文科省調べ

 朝日新聞(2007年12/28)より以下抜粋

出所が疑わしい「ニセ学位」をもとに04~06年度に採用されたり昇
進したりしていた教員が、全国の4大学に4人いたことが27日、文部
科学省の初めての調査でわかった。同省は全大学・短大に厳正な対応を
求める通知を送ったが、関係者は「判明したのは氷山の一角」として、
追加調査の必要性を指摘している。


○欧米や中国などには、ニセ学位を発行する「ディグリー・ミル」(学
位工場)と呼ばれる組織がある。国内でも、インターネットなどで入手
したニセ学位を示して大学の教員に採用されたり、教員採用後に経歴の
箔(はく)付けで入手したりするケースも出ている。
 
○このため文科省は7月、すべての大学・短大1195校を対象に初の
調査を開始。その結果、04~06年度にニセ学位を重要な判断要素と
して採用または昇進させたケースが、国立の大分大と私大3校で見つか
った。大分大は工学部の准教授の採用を取り消した。
 
○また、大学案内などの教員紹介欄にニセ学位を表示していたケースも、
熊本大など国立大10校、公立大4校、私立大28校、私立短大4校の
計46校(計48人分)あった。文科省は「非公表の前提で調べた」と
して、大学名や、学長や教授などの職名を公表していないが、大分、熊
本両大は自主的に公表した。
 
○教員らが「本物」と信じているケースもあり、「偽物」と承知したう
えで記入した者は特定できないとしている。
 
○ニセ学位に詳しい静岡県立大の小島茂教授(国際社会論)の話
文科省が調査したこと自体が、大学に緊張感を持たせたので貴重な第一
歩だ。しかし、関係者の間ではニセ学位で採用された教員は数十人はい
るとされており、今回の判明分は氷山の一角。文科省は今後、米韓のよ
うに大学や教員の名前を公表し、社会的制裁を加えることを検討すべき
だ。

*私からのコメント

◇大学というところは、学校制度の中でも頂点にあるところだから、小
中高の学校以上に、権威がモノを言うところだ。だから、今回の記事は、
その権威に傷をつけるものとして、重大な事件なのかもしれないが、そ
こを逆手にとって、上手く、もぐりこむことが出来る教育機関でもある
のだ。


◇巷では、東大の学生になるよりも東大の教員になるほうが易しいと言
われていたが、今回の記事はそんな状況を表しているものだ。大学教員
の採用基準が、明確になっていない象徴的な事件だとも言える。


◇大学の教員には、二つの顔がある。一つは、学生に指導する顔、もう
一つは、研究者としての顔だ。まず、学生に指導する教員としての能力
は、立派な学位を持っているいないでははかれない。立派な学位を持っ
ている人が、学生の指導が上手いとはいえないのだ。


◇研究者としてはどうか。これまた学位があるないよりも、その人間の
持っている視点や経験知がモノを言うはずだ。今までの実績が、モノを
言うはずだ。


◇このような事件では、贋学位を故意に使って、大学採用を切り抜けた
かどうか、特定できないだろうから、それならば、各大学で、採用基準
を明確に打ち出し、教員の二つの顔にあった基準を設けて、大学職員と
しての実力で、採用を決めたらどうだろうか。


◇せっかく大学に入っても、失望する講義が目白押しにならないような、
採用基準を作ってもらいたい。学生を指導する教員と研究者としての教
員と採用基準を明確にしたほうが、大学全入時代の競争が激しい時代に
は良いように思う。学生が知的好奇心をかきたてられるような、そんな
大学を教員全体で作っていくことが重要なことのように思う。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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北村 透谷

人生実に測るべからざるものあり、人生実に知るべからざるものあり。

◇自分の人生は、自分で創るものだと言うが、はじめから材料が与えら
れているわけでもなく、はじめから明確な意図があるわけでもなく、気
がついたら人生の途中でぽつんと投げ出されているような、そんなスタ
ートだから、言うほどには、自分で自分の人生を創っていけるような生
易しいものではない。


◇人生が分かったとか、人生を分かったように生きていくことは、ある
種、人生を深く考えることを拒否しているようなものだ。


◇だから、今日の言霊のように、人生は、自分ではまだまだ手に負える
ようなものではないと自覚して、その中で人生について必死に考え、生
きていくことが大切なことなのだ。


◇人生は、簡単に自分のものになるような代物ではない。人生は自分と
の戦いの中で、必死になって生きていくことにおいて、人生と自分が友
だちになっていくプロセスだ。そして、人生が自分と友だちになった時
には、自分が死ぬ間際なのだ。


◇そう、人生は、自分の死で決着がつくものだ。だから、不可解な人生
を自分の友だちにしていこう!

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月10日

岡本 太郎

自分らしくある必要はない。
むしろ「人間らしく」生きる道を考えてほしい。

◇自分らしく生きることが、重要なことはいうまでもないが、そうだか
らといって、最近の風潮には、どこかおかしいものを感じる。それは、
自分らしさを出すことに夢中になって、人間として生きているという前
提が忘れられているように思うのだ。

◇人間は、誰でも自分の存在価値を確認しながら生きていくものだが、
そうだからといって、他人と違うことだけをやれば、それで良いという
わけではない。他人と違うことをすることが自分らしさではないし、存
在価値ではない。それよりも人間として生きていくためには、自分とし
てどうあるべきなのかを必死に考えることだ。

◇その考え方や受け止め方が、人それぞれ違うから、その違いが、自分
らしさになっていくのだ。自然と自分らしさは出てくるものだ。


◇だから、自分らしさに拘ることはない。それよりも、自分は今人間と
してしっかり生きているのかをいつも意識することだ。

◇人間として生きるとは、社会に対してどう向き合うか、他人に対して
どう向き合うか、自分に対してどう向き合うかを共生の立場で考えなが
ら生きることだ。


◇自分だけでも他人だけでも、社会だけでも駄目なのだ。

◇人間らしく、自分らしく、自然体で生きていこう!

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月09日

「部活」

塾に通う小学6年生だからといって全員が私立中学受験をするわけではな
い。


中学受験者率はここ数年上昇しているが、それでもやはり、一般的には受
験をしない6年生のほうが圧倒的に数は多い。

受験しようがしまいが、6年生は当然、全員中学生になる。
受験しない生徒は地元の公立中学へ進学する。


だいたい2月ぐらいから、塾では「中学進学ガイダンス」や生徒面談などを
して、中学生になる心構えみたいなものを指導する。


やはり一番気になるのは「部活」のことらしい。「中学生になるけど、何か
心配なこととかある?」と面談で僕が尋ねると、部活動の話になることが多
いし、「何部に入る?」と聞くと、みんなそれぞれ、何かしら答えてくれる。


僕が聞いたところ、人気があるのは、男子ならサッカー部。
バスケットボールがそれに続く感じか。
女子は、バレーボール、バスケット、吹奏楽、陸上あたり。


僕が中学生の頃は、圧倒的に野球部が人気だった。僕が通う中学にはサッカー
部すらなかった・・・・。その中学にもサッカー部ができたということだから
隔世の感がある。


ただ、そうはっきりと決まっていない生徒もいる。


隆明との面談。自分の意見をはっきりと言うタイプではない。授業中も「うん?
う~ん、どうかな・・・」と首をひねる姿が印象的だ。


「中学生になるけど、何か心配なこととかあるか?」


「う~ん、いやぁ、まぁ、別に・・・」


「そっか。隆明さぁ、部活とか何か考えてるか?」


「あぁ、特に」


「だったらさぁ、運動系と文科系どっちがいい?」


「う~ん、運動はスキじゃない」


「じゃぁ、文科系だけど、ブラスバンドとか、放送部とかっていう先輩がいる
けど」


「あー、あんま興味ない」


「じゃぁ、お前、帰宅部しかないぞ!」


「キタク部って?」


「帰宅だよ。学校が終わったら、まっすぐ家に帰る部活」


「そんな部活あんの?」


「ねぇよ!!」

そして。


中学生になった隆明は本当に部活をやらずにまっすぐに家に帰っている。
その責任の大半はきっと僕にあるに違いない。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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アナトール・フランス

正直とか、親切とか、友情とか、そんな普通の道徳を堅固に守る人こそ、
真に偉大な人間というべきである。

◇人間は、生まれた時から他者との関係で生きている動物だから、今日
の言霊で言うところの「正直」とか「親切」とか「友情」とかいう基本
的な道徳を守ることが非常に難しいものだ。難しいからこそ、人間の守
るべき道徳として、必死に行動規制をしているのだ。

◇そうでなければ、生まれた時から人間関係の網の目の中で育った人間
は、簡単にそれらの道徳を実行できるはずだ。出来ないから、わざわざ
行動目標に掲げているのだ。

◇だから、今日の言霊の言うとおり、これらの基本的な道徳を守って生
きていく人は、珍しい人間なのだ。自分と他者の関係を十分配慮しなが
ら、それでいて、自分という者を見失わない精神力を持っているからこ
そ、これらの道徳が守られているのだ。こんな人は、本当に珍しいのだ。

◇私たち凡人は、人間関係に足元をすくわれてしまうから、誰に対して
も同じことが出来ないのだ。ついついその場をごまかそうとするのだ。

◇そうしなければ、自分も他者も傷ついてしまうと思うからだ。しかし、
案ずるより産むが易しなのだ。勇気を出して、自分を捨てて、基本的な
道徳を実行してみよう。

◇基本的な道徳が守れないのは、人間関係の中で、小さな自分が捨てら
れないからだ。自分を捨ててみよう。そうすれば、今より人間関係に足
元をすくわれなくて済むはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年01月08日

☆子どもの公共性を育てる!☆

◇子どもの公共性を育てることを最近の親は忘れてしまったようだ。

◇この冬休みに、新幹線に何回か乗って地方の仕事をこなしたのだが、子ども連
れの家族は、決まって煩わしかった。小さい子の甲高い笑い声や話し声、そして
「そんなの関係ねえ!」の連呼には、正直参った。

◇周りに迷惑をかけているという意識はないのだろうか。親はほとんど何も言わ
ずに黙っているか、一緒に笑っているだけだ。たまに、少し注意をするぐらいだ
った。


◇小さい頃の躾は、非常に大切だ。自分と世間を繋ぐ流儀が、躾なのだ。その躾
を早いうちに覚えさせ、世間と自分の距離を身体で覚えさせるということは、大
人になってから、大きな武器になる。

◇自分の行動が、他者や世間にどう受け入れられるのかを理解して、社会の中で
生きる術を知ること、それが、社会性を獲得すると言うことだ。今まさに日本の
教育には、そのことが欠落しているように思う。


◇子どものやる気を引き出すためには、社会に受け入れられる子どもにすること
が非常に重要だ。子どもを承認するのは、親だけではない。他者全般も承認を行
うほうが、やる気が大きくなる。大きなやる気を持ってもらうためにも、社会性
の獲得は非常に重要なことなのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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勝沼 精蔵

行動だよ。何もしないで、ある日突然潜在能力はあらわれはしない。

◇私たちの持っている能力には、計り知れないものがある。


◇火事場の馬鹿力と言うけれども、思わぬ時に今まで自覚していなかっ
た力が出るということがある。なんで、今まで出なかったのだろうと残
念がるぐらいの力が出る時がある。潜在能力とでもいうようなものなの
だろうが、常日頃から、この潜在能力を顕在化することが、私たちの課
題なのだ。


◇そのためには、今日の言霊も言うように、常日頃から何かに挑んで、
自分をぎりぎりまで追い込んでいなければならない。火事場の馬鹿力を
出すためには、常時自分を火事場において、自分の潜在能力を引き出そ
うとしていなければならないのだ。都合よく、火事場の馬鹿力が出るよ
うに、いつも何かに挑んで、自分の力の限界まで出すようにしておこう。


◇私たちの日常は、私たちの意志次第で決まっていく。自分をどの地点
において生きていくのかは、自分の意志次第だ。だから、自分に与えら
れた能力を発揮しようと思うならば、自分の意志で自分を鍛えていくし
かないのだ。


◇意志のないところに、自分の望む結果はないのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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1月7日号 「2008 年教育情勢・塾業界展望(前編)」

◆目次
■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:確認テストの効用
■MBA特集:2008 年教育情勢・塾業界展望(前編)
~マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信インタビュー
■月刊塾経営の視点:2008年1月度
■イノさんのコミュニケーション道場:第41ラウンド「言ってもきかない職員(部下)に」
■数で読む教育:ベネッセ(進研ゼミ)について

「塾経営サクセスネットMBA」105 号を皆様にお届けします。

 新年明けましておめでとうございます。2008 年もこのサクセスネットをよろしくお願いします。
 さて、今号の特集ですが、例年恒例となった教育情勢の私の私見です。前編である今特集では、2007 年のベネッセの買収劇を振り返っています。「進研ゼミ」という経営資源のシナジー効果を狙った学習塾の買収劇だと私は見ているのですが、皆さんはどうお思いになるでしょうか。
 また、学研のこの年末の動きは、衝撃的でした。「ホットライン」のグループ化と「秀文社・サイシン」のTOBは、それなりに塾業界に衝撃を与えたのではないでしょうか。特に、サイシンは、早稲アカとの業務提携・資本提携を経てのものですので、学研もまた黒船のように見えたぐらいです。しかし、今ひとつ、大きな戦略が見えてこないように思います。学研の戦略の核心はどこなのか、2008 年は、学研に注目していきたいと思います。
 さて、今号で特に読んでいただきたいのが、「イノさんのコミュニケーション道場」です。部下の気持ちに即した指導をするためのヒントがあります。ぜひ、熟読ください。部下のリテンションを図らなければ、私ども塾は、厳しくなっていくのですから。
 2008 年は、皆さんにとって飛躍の年になることでしょう。そのために、私どもMBAもサクセスネットも全力でサポートいたします。今年もよろしくお願いします。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

2008年01月07日

【元旦特別号】 ■ 分岐の1度 ■

新年明けましておめでとうございます。


このメルマガ、読者の皆様に支えられ、3回目の新年を迎えることができ
ました。本当にありがとうございます。

昨年は「事実は小説より奇なり」そのままの、事件や話題の多い1年だ
ったと感じています。政治の虚、食品会の虚が目白押しでした。


しかし、そんな環境の一つ一つを批判し、批判の対象を自らの下位に位
置づけ、薄っぺらな優越感に浸っても、何も変わらないだけでなく、自
らを惨めにするだけです。


自分の人生を自分でコントロールしようと決意して、ほんのちょっとだ
け行動するだけで、将来の結果に大きな相違があるのです。


分度器で計る1度の成す2本の線には大きな違い感じられません。しか
し、二本の直線を、

紙いっぱいに、
部屋いっぱいに、
街いっぱいに、
地球いっぱいに伸ばすことをイメージしてみましょう。


直線の辿り着く先は、元の同一点を想像できないほどに異なった場所で
す。


私たちが私たち自身で決意した小さな一歩は、このように大きな違いを
生む可能性を秘めているのです。


どうせ、未来を想像するなら、
「不安という未来の想像から、可能性という未来の創造の海へ共にスタ
ートしよう」と思う今日この頃です。あなたも一緒にどうですか・・・


というわけで、「アンダー30のコーチングのススメ」がさらに、読者の皆
様の中に眠る、元気の種ややる気の種の水に注ぐ毎週いっぺんの恵みの
雨になれば幸いです。


今年も「アンダー30のコーチングのススメ」をよろしくお願いいたしま
す。

■ 自分のことすら知らない私たち ■

◇私たちの記憶が変わるって信じられますか。

◇記憶は、過去の経験をそのまま写していると感じがちですが、意図的
に作られるものだという説があるのです。

◇この説によると、記憶は現在未来に渡って、私たちが決断する際の指
標が記録されている辞書であったり、自分の居場所や進む方向を示す地
図のようなものだというのです。

◇辞書や地図も時代の変化と共に修正されるように、私たちの記憶も
日々の経験で多少変更や修正がなされ更新しているのだそうです。

◇そうなると記憶は単なる過去の記述ではなく、現在のその人自身の生
き様を表していることになるのです。

◇確かにいろいろなお話を伺っていると、記憶の中にその人の現在の生
き様や眠っているリソース(資源)に気づくことがありますが、かなり
訓練を要します。

◇創られる記憶に似ている存在に「夢」があります。コーチングの目標
となる夢のことではなく、純粋に眠っているときに見る「夢」です。


◇よく初夢の話題で出てくる「一富士、二鷹、三なすび」は縁起物とし
て定番ですが、夢は、私たちが生活している中で抱えている課題解決し
ている過程なのだそうです。

◇夢という舞台の中で、私たち自身が演出家となり、登場人物、場面設
定、事件を演出し、現実の課題解決のリハーサルをしていたり、潜在意
識に警告を発しているというのです。登場人物や場面などは象徴であり、
フィクションであると考えるといいでしょう。

◇夢を分析できると、顕在意識にのぼらないリソースがたくさん発見で
きてすごく人生が豊かになりそうですね。

◇覚えている必要のない夢は、無意識的に忘れているそうなのですが、
覚えている夢は、潜在意識が私たち自身に何かを訴えている可能性があ
るというのです。こちらの分析も、訓練を要しますが、覚えている夢を
記録に残し、一つの物語として、より客観的に眺めることで、何か発見
や気づきがあるかもしれません。

◇1月2日の初夢に夢を託して、風変わりな視点で、ご自身を眺めてみて
はいかがでしょうか。

Have a nice Dream!


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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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今年も、「アンダー30コーチングのススメ」を購読していただきありがと
うございました。

新年の通常の第1回発行は、1月12日(土)を予定しています。

来年もよろしくお願いいたします。

それでは、読者の皆さん『良いお年をお迎えください』

☆子どもの気持ちを理解しよう!☆

◇明けましておめでとうございます!

 本年も「子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ」を宜しくお願いいた
します。

◇明けましておめでとうございます!

 本年も「子どものやる気を引き出す! 親のアプローチ」を宜しくお願いいた
します。

◇このメルマガもスタートして、3回目の新年です。

今年は、子どものやる気もさること、親御さんのやる気にも火を点けたいと思っ
ています。2008年の教育問題に、子どもや大人の人間関係能力の向上が挙が
ってくるように、このメルマガでも発信できたらと思います。

◇子どもや私たち大人のセルフ・エステーム(自己重要感)を高める一年にしま
しょう!

そのために、このメルマガも頑張りますから、皆さんも頑張りましょう!

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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子どもたちのセルフ・エステームを高める教育を!

明けましておめでとうございます!
本年も「教育記事から考える教育」を宜しくお願いいたします。

学力問題が、教育問題の中心になってから随分と年数が経つ。教育問題
は、人間関係能力問題なのだが、そのことを私たちは、すっかり忘れて
しまっているように思う。

今年こそ、教育問題が、子どもの、大人の人間関係能力を高めるための
問題になることを期待したい。そして、私もそういう問題を論じたい。
また人間関係能力を高めるための基が、私たちのセルフ・エステーム(自
己重要感や自己有能感)だ。教育問題が、それらを高めて、他者と共に
共生できる能力をつけるためには、どうすればよいのかという議論が出
てくるような土壌を作りたいと思う。

教育が、子どものセルフ・エステームを高めることに焦点が当てられる
ように、今年も頑張って発信していきますので、宜しくお願いいたしま
す。


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     ◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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【元旦特別号】ある日の教室

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

昨年は多くの人に出会いました。その中で印象に残っている人います。
年齢は30歳。職業は自動車部品設計。


性格が良く言えば、ものすごく慎重。悪く言えば、自分自身の壁がも
のすごく高く、分厚い。


「いいじゃん、思い切ってやればいいよ」と言うのですが、「以前、
友人とかから止められちゃって・・・」、「迷惑かけると悪いし・・・」


前進したい、踏み出したい。でも、ブレーキを踏んでしまう。そんな
様子が見て取れて、私自身も何だかもどかしいのです。


どうして、この人のことがこんなに気になるのでしょう。自分自身と
似た性格だからなのでしょう。


駄目と言われる。迷惑がかかる。まだ誰もそんなことを言ってないの
に、勝手に想像して自分で自然とブレーキを踏んでしまう。そんな自
分が嫌で仕方ないのです。


この人と話していてふと気付いたことがありました。私たちの身の回
りに飛び交う「否定語」の多さです。

「~しないように」
「~しちゃダメ」
「~しないと~できない」

自分自身を振り返ってみます。

「宿題忘れないように!」
「遅れていちゃダメ!」
「勉強しないと合格できないぞ!」

こんなことばかりを言っていました。

ひょっとして、こういうコミュニケーションが『前進したい、踏み出
したい。でも、ブレーキを踏んでしまう』、こんな人間を生むのかも
しれません。


2008年。今年は「肯定的」な表現で他人とも自分ともコミュニケー
ションを取るよう、心がけたいと思います。

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基本に戻る!塾にとっての原点回帰とは。

『はじめに』

◇2007年の暮れには、学研が秀文社にTOBをかけ、「サイシン」を
子会社化した。ナガセが、早稲田アカデミーの株を買い増して、第2株主
になった(まだ買い終わってないかもしれないが)。
こんなニュースで、幕を閉じた2007年だが、2008年は、どういう
年になるだろう。どういう年になったとしても、学習塾として本流を歩い
ていれば、それほど怖いことはない。今回は、学習塾の原点回帰について
考えたい。

『カリキュラムを厳密にして行こう!』


◇学習塾として重要なのは、カリキュラムだ。このカリキュラムを厳密に
していく1年にすることが、まずは原点回帰だ。

◇学習塾が、学校よりも優れている点は、カリキュラムに対する考え方が、
効率的で、有効的だからだ。学校よりもよく分かる授業。学校よりも学力
が向上する授業。学校よりも楽しい授業。これらのことをもう一度最大化
する方向に向かうのが、学習塾の原点回帰だ。

◇皆さんの塾は、ある単元をどのくらいの時間をかけて終了するか、決ま
っているだろうか。

◇カリキュラムとは、単元名の一覧のことではない。カリキュラムとは、
1回の授業の中で、どういうことをどの位の時間をかけて行なうのかを指
定して、最終的にどの程度の学力をつけるかの道のりを言うのだ。だから、
1回の授業で、扱う問題の指定から、演習時間の指定、そして導入解説の
素材まで実に色々な指定があるものだ。当然宿題の指定もある。だからこ
そ、時間講師にも授業の流れが理解され、良い授業が保証されるのだ。


◇たとえば、1回のカリキュラムとは、こんな形のものだ。
0~~~~~~10分  10分~~~~20分 20分~~~30分
確認テスト/解答/転記  導入解説/例題解説  問題演習/解答解

テスト種類1      テキストP54例1~2  テキストP55問1偶数
30分~~~40分 40分~~~50分
問題演習/解答解説  まとめ/宿題指定
テキストP55問2偶数 例1~2 P55問1・2奇数

 上手くこの紙面では書きあらわせないが、問題指定と演習時間指定があ
って、ポイントが書いてあるものだ。このようなものを1回1回の授業で
積み上げていくのだ。カリキュラムをしっかり作るということは、やるべ
き内容を指定することなのだ。

『経営者の視点』

◇2008年が、スタートした。冬期講習の継続状況はどうだっただろう
か。教務内容をしっかりつめて、貴塾の経営資源を最大化していこう。原
点回帰が、この時代には、非常に重要なことだ。特に、資金が少ない塾に
は、最大限の武器になる施策になるだろう。貴塾にとっての原点回帰とは
なんだろうか。私は、教務内容の更なるブラッシュアップだと思うのだが。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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【元旦特別号】学習塾のミッションとは!

『はじめに』

◇明けましておめでとうございます!本年も宜しくお願いいたします。
 

◇2008年は、学習塾業界にとってどういう年になるだろうか。

◇ここ数年続いているM&Aが、加速するのか、それとも緩やかな連合体
を作って、業界を渡っていくのか、様々な状況が考えられるが、学習塾の
ミッションを外しては、その繁栄はない。この特別号では、この学習塾の
ミッションについて考えたい。


『学習塾は、子どもたちの何を守るのか!』


◇教育の定義は、数多くあるけれども、学習塾に有効な定義は、「態変
容」を機軸に据えたものになるはずだ。教育プロセスを通れば、子どもた
ちの態度や考え方が変容する。

◇この前提に立って、教育を考えていくと、学校と学習塾の一番の違いは、
この態度変容に要する時間が、長いか短いかだと言うことができる。教育
は投資だから。投資に見合うリターンが帰ってくるだろうということが、
明確になっていたほうがよい。そのリターンが保証されるためには、この
態度変容の速度が、短いことが前提になる。結果が直ぐに見えるほうが、
優位なのだ。この結果、学校よりは、学習塾の方が、その結果の見え方が
早いので、評価が高くなったのだ。


◇それでは、その態度変容の内容だが、それは、学校成績や学力向上や学
ぶ姿勢や学習習慣でいい。その中のどれかが良い方向に変容していけば、
期待が持てる。そして、最終的には、志望校合格が成し遂げられれば、さ
らに言う事はないのだ。それがなされていけば、学習塾の表面的な使命(ミ
ッション)は達成される。


◇ここで表面的だというのは、この態度変容が、何を基になされるのかの
問題が、残っているからだ。学習塾は、態度変容を成し遂げるために、そ
のエンジンを子どもたちに装備させることが、最終使命(ミッション)だ
と私は考える。


◇それでは、そのエンジンとは、何か。それは、セルフ・エステーム(自
己重要感・自己有能感)だ。人生における主体的なエネルギーにこのセル
フ・エステームがなる。態度変容を促すために、その人のセルフ・エステ
ームが高まっていることが重要なことなのだ。セルフ・エステームが高ま
っていると、自分を高い次元に成長させたいと思う勇気が生まれる。この
セルフ・エステームを高めていくことが、学習塾の使命(ミッション)だ。
子どもたちのセルフ・エステームを高めていくことが、重要なのだ。

◇子どもたちが、元気で明るく、伸び伸びとしている状態を学習塾が作る
ことだ。そういう学習環境を作ることだ。そのために、何を学習塾が、子
どもや親御さんに提供できるかが重要なことなのだ。


◇スキップをして塾に来てくれる子どもたちが数多くいる塾を作ろう。私
たちのコンサルの目的も、そこにあるのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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鈴木 大拙

一人は米を食べる人、いま一人は米を作る人、食べる人は抽象的になり
易く、作る人はいつも具体の事実に即して生きる。

◇私たちが生きている現場は、いつも具体的なものだ。手足を動かし、
心を使い、そして五感を使って生きている。生の事実に即して私たちは、
生きているのだ。

◇だから、自分の人生を必死に生きようとする人間は、主体的な行動を
とろうとするから、具体的な情報なり、具体的な考えなり、具体的な意
見なりを求めるはずだ。そして、目標や目的に向かって、具体的に行動
する。そういう人にとっては、具体的なことだけが、生きる力になるの
だ。

◇これが、積極的な人間の基本的なスタンスだ。しかし、受身的な人間
は、自分が誰かの影響の下で生きているから、具体的にならなくても何
とかなっていくものだ。だから、抽象的な捉え方でも問題はないのだ。

◇私たちに求められているのは、具体的な思考と行動だ。そして、その
具体的な思考なり行動を応用できる抽象的な思考なのだ。だから、抽象
的なものだけでは意味がないのだ。自分の人生を自分で生きるというこ
とを追求していくのであれば、あくまで現実の具体性に立脚していくし
かないのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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本田 宗一郎

人生は見たり、聞いたり、試したりの3つの知恵でまとまっているが、
多くの人は見たり聞いたりばかりで一番重要な“試したり”をほとんど
しない。
ありふれたことだが失敗と成功は裏腹になっている。みんな失敗を恐れ
るから成功のチャンスも少ない。

◇皆さんは、2008年をどういう年にしたいだろうか。
私は、今日の言霊のように、今までの人生を「試す」ことに専念したい。
若い頃は、人の褌(ふんどし)を借りて、一杯いろいろなことを試して
きた。勉強したことを、誰かの真似を、成功した人の成功のコツを、サ
ラリーマンとして気楽に試してきた。失敗したら、「怒られればいいや!」
と高をくくって試してきた。

◇しかし、起業をしてから7年間は、何か無難にやってきた感が強い。
起業した時だけが、「失敗してもいいや」とばかりの勢いだったが、最近
は、社員を抱え、その家族のことにも責任を感じて、無難に生きてしま
っていたように思う。

◇だから、今年の目標は、今まで見たり、聞いたりしたことを自分なり
にもう一度試してみようと思う。失敗を恐れず、自分を奮い立たせて、
新しい領域に向かって、自分を試してみたいと思う。

◇自分が、自分として生きていくために、色々なことにチャレンジして、
自己拡大を企てよう。人生は、一度や二度の失敗では命を取り上げられ
るほど、不寛容ではない。人生においての敗者復活戦には、制限がない
のだ。

◇自分を試すことを捨ててはいけない。それを捨ててしまえば、もう自
分との対話は生まれなくなってしまうだろう。そうなれば、私たちの成
長はないのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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種田 山頭火

生えて伸びて咲いてゐる幸福

◇明けましておめでとうございます!
 2008年が、皆さんにとって、素晴らしい年でありますように!

◇昨年は、皆さんにとってどんな年だったでしょうか。私にとっては、
忙しさにかまけて、自分の立てた目標があまり達成できなかった1年で
した。ですから、2008年は、二年分の目標を達成したいと思ってい
ます。ちょっと欲張りに!

◇毎年、種田山頭火の句を年始に選んでいますが、今年は、ずばり「幸
福のあり方です。

◇もう既に私たちの中に幸福の芽はあります。その芽を大切に育てて、
この1年を充実したものにしたいものです。いや、もう既に幸せは、咲
いているのかもしれません。自分の心の目を研ぎ澄まして、見えないも
のの中から幸せを発見し、大きな幸せにしていきましょう。

 今年も旧年にもまして、このメルマガを宜しくお願いいたします。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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