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« 「激励」 || 樫山 純三 »

小林 一三

下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。
そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。

◇私は、小林一三のこの言霊が大好きだ。高校時代の私は、柔道部にい
て、それなりに強かったが、先輩からはちょっと評判がよくなかった。
大掃除の時、ちょっと怖い先輩が、私に便所掃除を命じた。私は、何で
この自分が便所掃除なんかしなくてはならないんだ!と思って、
「え~?何で僕が?」と反論した。その瞬間に先輩の鉄拳が飛んできて、
一発触発の事態になった。この事態を救ってくれたのが、何を隠そう、
今テレビで活躍している「まいう!」の石塚英彦君だ。彼は、一緒に便
所掃除をしてくれたのだ。それも喜んで。


◇この事件以来、私は、嫌な仕事を自分からしない限り、他人には、評
価してもらえないのだなと思うようになった。そして、成人して、この
小林一三の言霊に触れるようになって、どんな仕事でも、一流になれば
いいのだと思えるようになった。どうだろう。そう思うまでに十年以上、
そして思ってから十五年以上が過ぎているが、なかなか一流の粋まで達
していないように思う。


◇私たちを取り巻く現実は、時に理不尽なこともあれば、今までの積み
重ねの結果として自分の前に立ちはだかる時もある。そのどちらをも、
自分のこととして受け止めて、その中で努力していくことが、私たちの
人生だ。それを受け入れることを拒否して、自分のことではないと思っ
て、逃げていてもはじまらない。この自分が何でこんな現実を与えられ
たのだ!?と嘆いてみても仕方がないのだ。


◇一番辛い仕事を与えられたなら、その仕事をマスターして、誰をも凌
ぐ実力を手にすればよいのだ。若いうちは、自分の希望なんて通ること
はないのだ。年を取ってからですらそうなのだ。


◇現実を受け入れ、その中で自分自身に挑戦していくしかないのだ。
「何でこの俺が!?」と驚く必要はない。
「よし!この俺が何とかしてやろう!」と立ち上がっていこう。
そういう人生の方が、よっぽど面白いはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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