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« 内田百聞 || 2月15日号 『楽しい塾環境づくり』 »

報酬はどこからやってくるのか?

◇先日、我が子に質問されました。「パパ。どうしたらお金がもらえるの?」
と。

◇ゲームを買ってくれの、どこかに連れて行けの言われると、「家は貧乏
だから・・・。」と言って、拒否していることがこの発言の基のようです。
どうしたら、お金を手にして、自分のほしいものややりたいことができるの
だろうと疑問に思ったのでしょう。

◇我が子も労働と報酬の意識が出てきたものとうれしくなりながら、
ちょっと子どもの前で貧乏を言いすぎているかなと反省もしました。

◇あなたならなんと答えますか?
「一生懸命はたらけばお金がもらえる」
「一生懸命勉強してえらくなったらお金がもらえる」
「一生懸命勉強して大きな会社に入ったら、お金がもらえる」
「○○という専門職に就けばお金がもらえる」
とかでしょうか。

◇私は、娘の質問に「人の役に立って、『ありがとう』と感謝されると
お金がもらえるよ。」と伝えました。「ふーん。」と言って、よく理解でき
ていなかったようですが、今回はここまでにしておこうと切り上げました。

◇私は子どもの頃から、「いい学校に入り、いい仕事に就けば、たくさん
給料ももらえて、何不自由なく生活ができる。大金持ちになれる。」と、
言われ続けてきたような気がします。「だから勉強しろ。」と・・・。残
念ながら、勉強の努力不足か、子どもの頃に描いていたようには未だにな
っていないし、きっと一生ならないだろう、と思います。

◇しかし、最近、「自分の努力と地位や環境がお金を手にすることの条件だ」
と考えている限り、お金を手にすることは期待できないと感じています。

◇ある鉄道会社の職員採用広告のキャッチフレーズに「きのうのすごいを
あしたのふつうに」というのがありました。過去にすごいことが実現できた
ので今は、人から感謝され、それなりのお金も手に入れることができている
かもしれません。しかし、未来になって、普通になったときには、感謝され
ることがなくなるので、さほどお金は期待できないでしょう。

◇人がよろこんでくれる、つまり感謝してくれるために努力をし続けること
でしか、期待するお金を手にすることはできないと思うわけです。


◇お金は、自己実現のツールでしかないことは、以前お伝えをしました。
しかし、自己実現にお金というツールが必要ならば、そのツールを手に
するために、人からの感謝が必要だとしたら、人に喜んでもらえない限り、
自己実現は達成できないのかもしれません。

「こんなに努力しているのに報酬が少ない。」と言う前に
「自分はどれだけ人に貢献できたのか?」
「どれだけの感謝をいただけたのか?」と問うてみる必要があるのかも
しれないと感じたわけです。

◇子どもの素直な質問に既にお金をもらうことに慣れてしまったいい大人
は真剣に考える貴重な機会を得ました。

子どもに感謝!もしかしたら、お小遣いをあげなければいけませんかね。

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