アンネ・フランク
この日光、この雲のない青空があり、生きてこれをながめることのでき
る限り、わたしは不幸ではない。
◇私たちは、生きていることに感謝することはなかなかない。アンネ・
フランクのように極限状態に近い状態で生活をしていれば、生きている
ことが、当たり前の状態になっていないから、当たり前の風景にも感動
し、感謝もするようになる。
◇生きていることが、嬉しくもあり、幸せだと感じるようになるのだ。
しかし、私たちの生活は、当たり前の日常の中にあるように思っている
から、生きていることが、普通なのだ。そこに、感謝の気持ちなど、出
てくる余地はない。
◇しかし、本当に私たちの生活は、安穏としたものだろうか。実は、私
たちの生活は、目には見えないが、極限状態に近いのではないだろうか。
安全という神話の中で、私たちは暮らしてはいるが、1年間で交通事故
死は、1万人弱を数え、自殺者は3万人を超え、殺人事件は日常的に起
こり、雪が降れば交通機関が機能不全に陥り、安全な食品を吟味しなけ
れば、食事がとれない。そういう危険と背中合わせに生活を送っている
のだ。この自分が、被害者にも加害者にも簡単になれてしまう生活を過
ごしながら、生きているのだ。
◇明日、何が起こるか全くわからない生活の中で生きている私たちは、
実は、アンネ・フランクと同じような極限状態の中にいるのかもしれな
い。しかし、生命を奪われる直接的な事態が目には見えないだけなのだ。
明日の命を誰も保証されてはいないのだ。だから、明日目覚めたら、生
きていることに感謝してもいいのだ。物凄い確率で、私たちは、生存し
ているのだ。生きている奇跡に感謝することだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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