川端 康成
たとえばどんなにいいことにしろ、それを知るべき年齢よりも早くそれ
を知れば、それは悲劇の色しか帯びない。
◇今日の言霊は、現代の日本の教育状況の指摘のような気がする。子ど
もの受け取る情報量は、以前とは比べものにならないぐらい増加してい
る。それも、子どもが知らなくてはならない情報よりも、子どもが知ら
なくてもよい情報が、本音のところでどんどん増加して、子どもながら
に大人のような感覚を持っている。
◇本来なら、与えられた情報を自分の中で消化して、自分なりに受け止
めてはじめて、その情報が自分の役に立つのに、今では、子どものそう
いう能力(準備段階=レディネス)が付かない段階で、情報が垂れ流さ
れて、子どもに届く。子どもは、それをただ単に受け取って、大人の世
界を判断してしまうのだ。
◇今日の言霊の指摘を私たちは、真摯に受け止めた方がよい。子どもの
成長過程(=経験の量)に応じた情報を私たちは、与えるべきだ。綺麗
事だけを与えろというのではない。本音にしても、子どもがその本音を
社会で生きていくのに必要な建前に解釈できるように、与えていかなく
てはならないのだ。
◇早熟な天才が、成長してからも天才でいるとは限らない。何でもかん
でも子どもに教えていいはずがない。子どもが受け止めて、子どものた
めになるような与え方を大人は考えるべきなのだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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