「驚愕」(前編)
おそらく、僕が聞いた話の中で、その驚愕度合いは1、2を争うであろう。
とある大手中学受験塾の、ある教室での実際の出来事である。
「うそー、ホント、マジで~~~~!?で、その生徒どうしたの?」と思
わずでかい声が出た。
その事情を知る先生は僕に言った。
「その面談で、室長が『ここではお預かりできません』って断ったみたい」。
「最近の」という言葉はあまり好きではないが、最近の小学生は体の大きな
生徒が多いように思う。
「先生、ちょっと並んでみてぇ」なんて言われて、背比べをさせられ、「先
生、ちっちゃぁい!!」とからかわれたこともある。まぁ、確かにちっちゃ
いんだけど。
もっとも、そうは言っても、各人の成長には当然差があるわけで、一口に
小学6年生と言っても、大きい生徒もいれば、小3、小4クラスで座って
いても違和感のない生徒もいる。
その女の子、A子ちゃんも体の小さな生徒だった。二十人弱いる小6のそ
のクラスの中には彼女と同じぐらいの体格の生徒もいたし、10ある他のク
ラスにも、小さい生徒はたくさんいた。
A子ちゃんの学力は小6のその塾の中程度。学力別クラスでは、真ん中あ
たりのクラスである。真ん中といっても、塾自体の学力レベルが相当高い
ので、なかなかの学力であることは間違いない。
さて、そのA子ちゃんのお母さんと室長が面談を行った。昨年の11月の
ことだ。第一志望校はもちろんのこと、何日目にどの学校を受験しようか
という受験の併願作戦も本格的に決めていこうというような面談だったら
しい。
その開口一番飛び出したお母さんの驚きの一言がこれだ。
次回へ続く。
(生徒名は仮名です。)
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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