室伏 重信
自分自身を高めることに目標を置かねばならない。
◇最近の日本の教育は、他人との戦いに中心を移そうとしているように
見える。学力獲得競争を必死に行なって、その獲得した知識によって、
優劣を競おうとする風潮が非常に強くなってきた。
◇生徒も教師もその風潮の中で、どんどん競争を強いられている。しか
し、本当に重要なことは、今日の言霊も指摘するように、自分自身の内
的な目標に対する人間的な向上ではないのか。
◇誰かと競争をする前に、昨日の自分と競争をすることが、人間にとっ
て、非常に重要なことではないのか。他人との勝ち負けは、相対的な評
価だ。それに対して、自分自身との成長競争は、絶対的な評価だ。基準
が自分の中におかれて、比べるものが自分の過去となるからだ。自分の
外に比べるべき基準などない。他人とどうのこうのと比べるのではなく、
昨日の自分と今日の自分を自分が比べることなのだ。
◇人生は、他人との比較で豊かになるものではない。人生は、それを生
きてきた自分が、自分の歴史と折り合いをつけることで、豊かに感じら
れる類のものだ。豊かさの基準は、他人の中にはないのだ。
◇自分の中に豊かさの基準があることを知ることが、私たちにとっては、
重要なことではないだろうか。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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