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教師の授業における努力を求めるべきだ!

【記事】1コマ30分に短縮 埼玉の高校初「集中力アップ」

 朝日新聞(2008年2/25)より以下抜粋

○1コマ50分が一般的な高校で、科目の一部に30分授業を導入する
試みが、この春、埼玉県立高校の再編で誕生する鶴ケ島清風高校(鶴ケ
島市)で始まる。東京都や兵庫県での実践例を視察して、埼玉県で初め
て採り入れた。


 
○鶴ケ島清風は、現在の鶴ケ島と毛呂山の2校を統合してできる全日制
の単位制普通科高校だ。240人を募集し、7クラスを編成する。応募
倍率は、5日に面接があった前期で1.77倍、27日に学力試験があ
る後期は1.09倍だった。
 
○開校準備を進める鶴ケ島高校によると、30分授業は1年生の国・数・
英の3科目に限定し、月~金曜の午前中に毎日3コマを連続して行う。
 
○家庭学習の習慣がついていない生徒や、小学校の算数でつまずく生徒
に配慮した。大木充教頭は「短時間で集中力を高めて、毎日繰り返し学
ぶことで力を伸ばしたい」と抱負を語る。
 
○開校にあたり、先生たちは、30分授業の先進校で、基礎学習に力を
入れる東京都立の「エンカレッジスクール」である足立東(足立区)や、
兵庫県立神崎高校(神河町)を視察した。
 
○「問題校」と言われたこともあった神崎高校は今、30分授業や体験
学習の取り組みを経て落ち着きを取り戻し、「再生」の様子を記録した
本も出ている。
 
○鶴ケ島清風も、これらの高校を参考に、就業体験やキャリア教育を特
色として打ち出す。大木教頭は「30分授業は一つの側面。生徒に一つ
でも多くの刺激を与えて、ニーズに合った授業を提供したい」と話す。
 


*私からのコメント

◇この記事を読んで、本当に高校の普通科は、エリート校と大衆校に、
完全に二極化してしまうんだなと感じた。学習の基礎的な作業面を重視
して、細切れの授業時間で、目先を変えて、あまり考えない作業系の学
習単元をどんどんこなして、生徒に考える余裕を与えず、3年間を無難
に過ごさせることに集中するのだ。


◇そんな感じがする。もし、記事にあったように、集中させたいのであ
れば、1コマあたりの授業時間は、50分でも問題はないはずだ。教師
が、授業を工夫しさえすればよいのだ。そして、高校生として、色々と
考えなければならない材料を授業時間に与えて、相互交通的な授業を企
てればよいのだ。それを作業系にシフトして、そういう機会を奪ってし
まうのだ。こんなことでよいのだろうか。


◇教師の努力する余地をそぎ落として、問題校からの脱却を果たしても、
それで生徒は、母校として社会人になってから帰ってくるだろうか。教
師と生徒のぶつかり合いの交流は、授業の中では保証されないような気
がするがどうだろうか。


◇こんな機械的な改革は、高校に必要ではないはずだ。多感な青年期を
迎える生徒たちとどう教師が向き合うのかを考えるべきだ。授業を簡単
にし、生徒に迎合するような改革のような気がする。生徒の潜在的な能
力や思いに働きかけないような、授業形態をとるべきではない。こんな
表面的なことで、学校の評判が上がっても意味はないように思う。生徒
が母校として誇りの持てる教育内容にしてほしい。

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