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2008年03月31日

授業の形を再確認しておこう!

『はじめに』

◇久しぶりに授業見学をした。それも7人も。すべて中学受験のクラス、
算数・国語・理科の3科目で、小5・6年の春期講習の授業だ。今回は、
その見学で気が付いたことを書きたい。


『授業の形を塾全体で構築することが、重要なことだ』

◇見学した授業で共通していたことは、号令がないことだ。号令は、休
み時間と授業を分ける通過儀礼だが、見学した授業では、休み時間と授
業の間にメリハリがない。先生が来て、出席を取ることもなく授業がス
タートする。だから、緊張感がすぐには出ない。数分たってから緊張感
がもたらされるのだ。


◇その次に共通していたのが、授業にノートを必要としないことだ。プ
リント学習だから、そのプリントに書かせればよいと思っているのだ。
多分、生徒は、授業を通して作業をすることがあまりないから、考えた
ことが定着しない。また、後で授業を振り返ろうとはしないはずだ。そ
して、一番重要なことだが、授業の中に思考を要求することが少ない。
国語ならば、本文の理解を深めるために、教師が要所要所で、発問をし
て、生徒に考えさせるはずだが、その発問がほとんどなかった。それよ
りは、設問に対する注意事項が多く、正解を重視し、思考プロセスをあ
まり重視していないようだった。


◇分かっている生徒には退屈で、分からない生徒には、ほとんど身にな
らないような授業が多かった。算数では、先生独自の類題や例題がなか
ったので、プリントの解説をして、すぐに違う問題にいってしまうのだ。
定着させるまでの仕掛けがないのだ。実績がなかなか出ないものわかる
ような気がする。


◇授業で大切なことを箇条書きにしてみよう。
  1.授業と休み時間を明確にする=号令を書け、出席を取る。
  2.テキストを教えるのではなく、テキストで原理原則を教える
=教師が生徒の能力に応じたストーリーを考える。
  3.解説を定着するための仕掛けを用意する
=生徒に合わせた類題・例題を用意する。
  4.要所要所で、教師が発問をして、いつでも緊張感を保持する
    =思考作業を随所に入れる。
  5.授業の段取りを工夫し、ノートを取らせる
=作業を多くし、定着させる。
  6.演習に制限時間を設ける
=緊張感を醸成する。
  7.指名は、ランダムにし、誰が指されるか分からないようにする
=緊張感を保持する。
  8.生徒に対する承認活動を活発に行なう=生徒に自信を与える
  9.話や解説のテンポを意識し、単調にならない
=生徒を惹きつける話し方を工夫する。
  10.生徒のペースに乗らない
=生徒の対応をメリハリをつけて行なう。


◇教材研究をするのは、もちろんだが、生徒の躓きそうなところをまず
発見し、その躓きそうなところをどう処理するのかを教師は考えた方が
よい。出来ない生徒のクラスであれば、前もって教えるだろうし、出来
る生徒のクラスであれば、わざと失敗させて、それから教えるようにす
るだろう。クラスや生徒に応じて考えることだ。

『経営者の視点』

◇授業の構成を塾として考えることは非常に重要なことだ。上記の10
項目を参考にして、授業構成を考えてみたらどうだろうか。国語の授業、
英語の授業、算数(数学)の授業、社会の授業、理科の授業で構成は違
うはずだ。1教科ずつこの機会に考えておいても良いと思う。人気の出
る授業と学力の高まる授業は、相反しないはずだ。二兎を追うことだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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直感には潜在的意図がある

◇あなたが、今、会いたい人はどなたですか?

◇過去に会った人でも、一度も会ったことの無い人でも、歴史上の人物
でも構いません。架空の人物でも構いません。

◇心の中のすべての制限を取り払って、ただ会いたい人を思い描いて
みてください。

◇そして、次の質問に声を出して答えてみてください。
あなたは、その人と出会いました。

「あなたは、何と声をかけますか?挨拶をしますか?」

「その人は、あなたに何と声をかけますか?挨拶をしますか?」

「その人の顔をよく見てください。どんな表情をしていますか?」

「その人と、今会って、身体の感じはどんな感じですか?」

「その感覚はどの辺りで感じますか?」

「身体の重さは重いですか?軽いですか?」

「身体の温度は高いですか?低いですか?」

「その人と会っている場所はどこですか?」

「今、その人と何をしたいですか?」

◇その人に会って伝えたかったことを伝えてみましょう。

なぜその人に会いたかったのか伝えてみましょう。

「その人は、どんな言葉を返してくれていますか?」

「あなたはその人にどんな言葉をかけてほしいと思っていますか?」

今、あなたがその人からかけてほしい言葉を聞いてみてください。
そして、その人の表情をもう一度みてください。


◇さあ、どんな気づきがありましたか?
別に何の変化も無い方もいらっしゃるでしょう。

「ああ、そうか、今の生活に欠けていたのは、これだったんだ。」
と感じられた方もいらっしゃるでしょう。

「ああ、自分は、ずっとそれを欲していたんだな。」
と、再確認された方もいらっしゃることでしょう。

◇私たちの直感は、潜在意識と深いつながりを持っています。
今、あなたが会いたい人は、あなたの心の渇きを示す症状(象徴)
の一つであるかもしれません。

喉が渇いたという症状が、
実は身体が水分の補給を求めていることのように・・・。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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武者小路 実篤

自分を信じて行かなければいけない。教わるものは遠慮なく教わるがいいが、
自分の頭と眼だけは自分のものにしておかなければいけない。

◇素直に学ぶことは、非常に重要なことだが、だからといって他人の意
見を鵜呑みにだけして、後で自分の中で消化しないのはよくないことだ。
学ぶということは、自分以外の何者かを自分の中に取り入れて、自分の
一部にすることだ。


◇だから、素直に他人から教えを受けても、最後は、自分の頭と心と体
で、噛み砕いて、自分流に加工していかなければならないのだ。今日の
言霊が言うように、「自分の頭と眼だけは自分のもの」にして、他人か
らの教えを素直に受けることなのだ。


◇だから、本当の学びが成立するのは、子ども時代よりは、多少は大人
に近づいたときからだ。子ども時代は、学び方を学び、大人になってか
らは、自分が本当に必要とするものを学ぶ。そういうステップが本当の
学びのステップなのだ。


◇しかし、大人になると残念ながら私たちは、学ぶことをほとんどしな
くなってしまう。本当の学びが出来る年代になってから、学ぶ意欲がな
くなってしまうのだ。なんという不幸だろうか。


◇私たちは、生きている限り、色々なものから学ぶべきだ。自分をしっ
かり持ちながら、自分以外のものから徹底的に学んでいくことだ。人間
は、生きている限り、自己拡大していくものだからだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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土光 敏夫

どの時代でも不安のないときはなかった。
それを乗り越えてきたところに努力のしがいがあった。

◇私は、2001年の3月半ばにサラリーマンを辞めて独立した。独立
願望など微塵もなかったが、私を雇ってくれるところが残念ながらない
ので、仕方がなく語学学校の立ち上げの話を受けて、そのまま教育コン
サルタントとして独立してしまった。独立して無我夢中でやってきたが、
春になるとなぜか非常に胸がどきどきし、不安に襲われる。契約更新の
時期なのだ。もし、顧問先がすべて消えてしまったら、どうしようかと
不安になるのだ。


◇この不安は、3年か4年続いた。しかし、今は、春の時期だけではな
く、しょっちゅう不安になる。来月は、乗り越えられるだろうか。今週
の支払いは出来るだろうかと不安になるのだ。だから、以前のように無
我夢中で明日のことは考えられないというよりは、明日のことを考える
と不安になるのだ。但し、明日が来るのかという不安ではない。明日が
来てしまうのかという不安だ。


◇こんな不安を一年中抱えながら、それでも何とか生きてきたが、何の
ことはない。人間は、不安を感じても生きることが出来るのだ。ただた
だ生きていくだけなのだ。

◇不安を乗り越えることは、生きていれば誰だって出来る。だから、不
安を感じても、後戻りしないことだ。前へ前へ突き進むことだ。そうす
れば、不安の残骸を踏みしめながら人生を全うすることが出来るはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月29日

目的は違うだろう!?

昨日、ルーティンワークの記帳のために銀行に行った。月末の金曜日で、大変込んでいた。
そして、ある女性客が、ATMの前で銀行スタッフに質問していた。
「この振込みカードは使えないのですか?」
「申し訳ありません。この店では使えません。」
銀行の合併で、旧銀行の振込みカードが、その支店では使えないようなのだ。
「別の店なら使えるのですが・・・」
「そうですか」
と言って、女性客は、その支店を後にしたのである。

おいおい、それでいいのかい?銀行スタッフ!お客さん!
どう見ても、女性客は、振込みカードが使えるかどうかの点検に来たのではない。振込みに来たのだ。
振り込みカードなんて使わなくても、振り込めるだろう。カードには、必要な情報がすべて記入されているのだから・・・。

スタッフは、振込みカードの情報を読み取って、振り込み方を伝えることもできたし、代わりに振り込み操作をして差し上げるサービスもできただろう。

お客さん!振込みに来たのじゃないのですか?別の支店に足を運ぶ方法も勿論ありますが、目的が明確ならば、いくつかの選択肢の中からもっと良い方法があったかもしれませんよ。

形式的な会話で終わってしまったお二人の様子に、ちょっとむなしさを感じたコンサルタントでした。

2008年03月28日

ゆとり教育は、結局日本の教育に何をもたらしたのか?

【記事】高校教科書も脱ゆとり 英数国で難易度アップ…検定結果

 読売新聞(2008年3/26)より以下抜粋

○文部科学省は25日、来春から使用される高校高学年向けの教科書を
審査する2007年度の検定結果を公表した。

○今回の検定は、ゆとり教育を掲げた現行の学習指導要領の下では事実
上最後で、「脱ゆとり」を先取りし、数学や国語、英語などの主要教科
で難易度を引き上げるなどした教科書が多かった。また美術家の横尾忠
則氏のポスターが「健全な情操の育成に配慮を欠く」として差し替えら
れるなど、細かな表現や記述に検定意見が付くケースが目立ち、検定制
度のあり方についても改めて議論を呼ぶことになりそうだ。
 
○今回の検定には、主に高校3年生が使用する教科書として国語、数学、
理科、英語、芸術、工業、商業の7教科48点の申請があり、東京書籍
の「生物2」1点が「誤りや不正確な記述が多い」として不合格となっ
たほかは合格した。昨年、沖縄戦の集団自決を巡る記述が問題になった
社会は今回、申請の対象とならなかった。小学校の教科書も対象だった
が、11年度から新しい学習指導要領が実施されることから申請はなか
った。
 
○難易度については、「ゆとり教育によって教える内容が減っても、大
学受験の難易度は変わらない」との現場からの要請を受けてレベルを引
き上げた教科書が多く、数学3では、学習指導要領の範囲外の内容を大
幅に増やすなどした教科書が11点中7点に上った。
 
○英語のリーディングも、三省堂が新しく学ぶ英単語を2割増の1155
語にするなど全15点平均でページ数が3・8%増加した。
 
○今回目立ったのは、教科書会社側が想定もしていない個所に意見が付
いた点。日本文教出版の「美術3」では、横尾忠則氏のポスター「暗黒
舞踏派 ガルメラ商会」にあった「私の娘展示即売会場」という一文が、
「健全な情操の育成に配慮を欠いている」として、ほかの作品に差し替
えられた。光村図書出版の「美術3」でも、たばこを手にしていた写真
家の肖像写真に意見が付き、画像を修整してたばこの部分だけを削除し
た。
 
○こうした検定意見について、文科省教科書課は「作品の表現上の価値
を考慮したうえで、検定基準に基づいて判断した」とコメントしている。
 


*私からのコメント

◇高校の教科書が、改訂される。2002年の教育改革でゆとり教育の
旗頭の下、高校の教科書も二極化され、同じ数Ⅰの教科書でも、天と地
ほどの差を作った。そして、今回の受験学年の改正だが、内容のレベル
アップは、さらに、教科書の二極化を招く結果になるだろう。同じ普通
科高校でも、使用する教科書によって、非常に大きな差が出てくること
になる。


◇一度下げた学習内容を急に上げることも出来ないだろうから、もとも
と高度な内容だった教科書では、さらにレベルアップする可能性がある
が、教育改革以来易しくなってしまった教科書は、多分、難度はそのま
まに据え置かれて、今までと同じようなやさしい教科書のままだろう。


◇入学した高校によって、教科書に大きな差が出てきてしまうから、高
校入学後、本人が頑張って勉強しても、なかなか高校間格差を埋められ
るようなものではなくなっていく可能性がある。以前とは、まったく違
う構造になってしまうといってもいい。


◇気が付くと今までのような普通科高校の序列はさらに拡大して、複線
化のような状態になる可能性が大きいのだ。ゆとり教育は、学力低下問
題を引き起こし、学力向上策を公に打ち出してもよい土壌を作り、そし
て、大衆教育とエリート教育を分けて、隠れた複線化の道を作ったのだ。


◇こんな騙まし討ちを私たちは、許すべきではない。国の教育インフラ
に関わる重要な問題だ。歴史が証明するように、一部のエリートに国を
任せてはいけないのだ。ゆとり教育は、明らかに教育の複線化をもたら
す仕掛けなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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林 達夫

多少とも子供から何かを学ばない親があるなら、それはよほど偉大な天才か
少々ぼんやりしたばか者かのどちらかでしょう。

◇私たちは、上下の区別なく、誰からでも学べる。今日の言霊が言うよ
うに、子どもからでも学べるし、老人からでも学べる。しかし、誰から
も学べるということは、誰からも学べないということでもある。


◇意識して学ぼうとしなければ、私たちは、誰からも学べないのだ。学
ぶ可能性を最大限活かそうと思ったら、どんなことからでも学んでやる
ぞ!と気合を入れて、自分の周りを眺めることだ。


◇私たちが、学ぶきっかけをつかむのは、自分の中で何かが反応した時
だ。何かに驚くことでもいいし、何かに感心することでもいいし、自分
にはないものを吸収したいという欲求でもいい。兎に角、何かを感じて、
自分自身を振り返る時だ。そのためには、心が貝のように閉ざされてい
てはダメだ。心が開かれていることだ。


◇今日の言霊が、子どもを例にして、学ぶことを説いているのは、心の
柔軟さが学びには問われているからだ。学ぶためには、心を柔軟にして
おこう。子どもからでも学べる心の柔軟さが私たちには、必要なのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月27日

石井 久

人の欠点が気になったら、自分の器が小さいと思うべきです。
他人の短所が見えなくなったら相当の人物、長所ばかりが見えてきたら大人物です。

◇今日の言霊の重要な点は、「欠点が気になったら」というくだりだ。
私たちは、他人の欠点を欠点として認め、そのことを正確に把握する前
に、他人の欠点が気になり、他人に対してイライラしたり、冷たく接し
てしまったりする。


◇自分の欠点は棚において、他人の欠点をあげつらっては、自分の欠点
を隠そうとする。他人の欠点を気にして、自分の欠点に無頓着だ。今日
の言霊で言えば、器の小さな人間だ。


◇今日の言霊のように、「他人の短所」を見ないように意識しても、つ
いつい他人の短所を気にして、他人との関係をギクシャクさせてしまう。
他人の短所は、他人の長所以上に簡単に見つけられるものだ。それは、
他人と自分の比較において、私たちは、いつでも自分が優位を保持した
いから、簡単には、他人の長所を認めたくはないのだ。なんと器の小さ
な人間なのだろう。


◇しかし、よくよく考えてみれば、他人を貶めても、自分が得することは
ない。それどころか、自分が他人を認めなければ、他人も自分を認めてく
れる可能性はないのだ。そう考えると、他人の欠点よりは長所を認めて、
そのことを確認しあっていけば、お互いの精神衛生は、非常に良好になっ
ていくだろう。


◇そうなれば、人間関係で苦労することもなくなるはずだ。今日の言霊で
言う「大人物」になるということだろう。私たちは、簡単な心がけ次第で、
「大人物」になれるのだ。その前提が、他人の良い点を見ることなのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月26日

「春期講習1限目」

講習授業では、授業に入るクラスの順番がだいたい決まっている。


F校舎にいたときの僕の春期講習の時間割は、1限目に小学3年生、2限
目に中学3年生(難関国私立コース)、3限目に小6(受験)というパター
ンが多かった。

1限目。小3。
小3といっても、小学2年生が終わったばかりの子供たちである。


初日に『荒木又衛門』と名乗った。グッと親近感が増したようだ。小学校
にこんなふざけた先生はいないのだろう。「『せんせい』をつけなさい」と
言っているのに、見事に呼び捨てにしてくれる。


「またえも~ん、またえも~ん」


ドンドンドンと戸を叩くちびっ子二人。思いっきりからかわれている。
トイレの、しかも大きいほうに入るのを目撃されてしまった。授業までま
だ30分もあるのに、もう来てるなんて。


このやんちゃぶりを見ると、きっと、「早く、塾に行って、先生に勉強み
てもらいなさい!」とか言われてお母さんに追い出されたんだろうな。


う~む。しょうがないからノってやる。
扉を思いっきりガタンと開けて、「うらぁぁ~~~!!」と叫ぶ。


「キャーッ、キャキャキャキャキャー!」


叫びと笑いが合体した奇声を発し、逃げるちびっ子二人。追いかけて、
捕まえてお尻ペンペンの刑である。


授業をやる前からヘトヘトだ。こんなちびっ子が授業では更に増える。
1限目で相当の体力消耗。授業は夜まで続くというのに。


毎日が体力勝負の講習である。


(生徒名は仮名です。)

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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春日野 清隆

稽古を積んだ奴が勝ちだね。ひとりでに体が動いて、
ひとりでに技が出てくるようじゃないとダメ。

◇芸事でも勉強でも何でもいいのだが、何かを学ぶ時に大切なことは、
学ぶ形をしっかり身につけることだ。たとえば、最近、任天堂のDSを
使って、英単語を覚えたり、漢字を覚えたり出来るが、小学生や中学生
の間は、そんな楽をして英単語や漢字を覚えるべきではない。


◇覚える基本形を身につけるまでは、苦労して英単語や漢字を覚えるこ
とだ。そうしないと、自分の中で何かを獲得することの意味が分からな
くなってしまうかもしれないからだ。


◇今日の言霊も言うように、何かを学ぶとは、自分の身体の中に何かを
取り入れ、その取り入れたことを身体の反応のように簡単に取り出して、
自分のために活用できるようにすることだ。


◇言ってみれば、自分の中に今まで存在していなかった異分子をあえて
取り入れて、自己拡張を図り成長させることだ。だから、簡単に何かを
身につけても自分の身体の一部に組み込まれなければ、すぐに忘れて、
自分のものにはならない。その場を誤魔化すための手段になってしまう
のだ。


◇最近の私たちは、形式を廃して、実質を求める傾向が強いが、実質は、
形式のないところには、存在しないようなものだ。そのことを忘れては
いけない。そのために、基本的なことをいつでも徹底することだ。基本
なくして、その活用はないのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月25日

NHKの討論番組「学力 日本の、これから」に出演!

 NHKで3月8日に放映された「学力 日本の、これから」という番組に弊社代表の中土井鉄信が出演しました。この番組は「学力」をメインテーマに討論する約3時間にわたる特番で、出演者には、教育学の専門家である東京大学佐藤教授や元大蔵官僚の榊原教授、夜スペでも話題となった杉並区和田中学の藤原校長(当時)、ローソンの新浪社長、さらに現役の先生や中高校生、企業家、主婦など多彩な顔ぶれが並びました。

この番組が企画された背景には、経済協力開発機構(OECD)が実施した国際学習到達度調査(PISA)などで、日本の子ども達の「学力低下」が声高に叫ばれていることが大きな理由としてあったでしょう。

NHK4.jpg


NHK2.jpg

この番組のメインテーマである「学力」に対する
中土井の基本的な考え方は、
【教育は、学力をつけるために行っているのではない】というものです。

子どもの学力を上げることが、教育の目的ではなく

子ども達が「学力」を獲得する過程で、自分と向き合ったり、
あるいは知的好奇心を喚起されたり、
社会や科学や生活に興味を持ったり、
仲間と協同して何かを成し遂げる中で、一人前の人間へと育っていく
プロセスこそが教育の本質であると考えます。

学力向上というのは、一人前の人間に育てる手段の一つであって
学力を上げることが、本質的な教育の目的ではないという考えですね。

この手段と目的の関係が本末転倒してしまうと、
学力の高い子どもが偉く、
成績が低い生徒はダメという、
悪しき学力偏重主義に陥ってしまうわけです。

番組内では、大勢の出演者がいたため、一人ひとりの発言時間が少なく、
中土井の上のような論旨が充分に伝わらなかったかもしれませんが、
討論好きの中土井には、なかなか楽しい経験だったようです。

番組後には、
「学者、現場の先生方などふだんから教育を論じている専門家だけでなく、普通のサラリーマンの方や職人の方、子育てに奮闘しているお母さん、学生など幅広い方々と意見を交わせたのはとても楽しかった。もっともっと日本の教育を語る裾野が広くなってくれればな‥」と目を細めて語っていました。

NHK3.jpg


2008年度も青森へ

昨年、参加者から好評だった弊社講師による青森での研修が今年も決定した。
青森県総合学校教育センターのHPで24日(月)、来期のセンター主催の研修予定が発表されたのだ。

昨年同様、『教頭のための学校経営講座』の中で「コーチングに関する理論と演習」の講師として研修を担当させていただくことになった。

昨年は第1回ということで、弊社に講師依頼をしたのもセンターとしても大きな賭け?であったかもしれないが、今年は、昨年の実績を踏まえての依頼であるので、講師としても、期待の大きさに身が引き締まる思いである。

兎にも角にも、青森県が取り組む学校活性化プロジェクトに少しでも貢献できるよう精一杯ノウハウをお伝えするつもりでいる。

開催予定が11月ということなので、たっぷり仕込みをして臨む所存である。

☆学校の通信簿☆

◇学校の通信簿が、返ってきたころだ。昨日か今日、全国の小学校や中学校
は、子どもたちに通信簿を返しているはずだ。この通信簿を見て、子どもに
何が言えるかを私たち親は、考えた方がよい。


◇通信簿の評価が良ければ、子どもは嬉しいし、悪ければ悲しい。通信簿で
一喜一憂するのが、子どもだ(表面的には気にしていないように見えるけれ
ども)。また、それと同じぐらい、お母さんもお父さんも一喜一憂する。し
かし、ここが、親の出番だ。通信簿を子どもと見ながら、いろいろなことを
話そう。良い評価も悪い評価も学校の先生の評価を噛み砕いて話し、お母さ
んやお父さんの評価も学校の先生とは別に伝え、子どもを全体的に評価して
あげよう。

 お母さん:小学校3年生の最後の通信簿は、どうだったの?
  A君 :別に。こんなもんじゃない。
 お母さん:見せてよ。
  A君 :いいよ。はいっ。
 お母さん:算数が、よく分かっているみたいね。
  A君 :たまたまじゃない。
 お母さん:そんなことないわ。A君は、算数頑張ってたとお母さん思うけど。
  A君 :そうかな。ちょっと勉強しただけだけどね。
 お母さん:A君が、頑張ったことを先生もちゃんと見ていたのね。先生の
      コメントに良いこと書いてあるじゃない。A君は、みんなと協
      力して学級発表会をやったんだ?
  A君 :みんな協力してたから、僕だけじゃないよ。
 お母さん:A君は、小さい頃から、みんなと協力して何かをするのが、好
      きだったよね。お母さんは、そういうA君の姿勢がとっても良
      いと思うわ。

◇通信簿を見ながら、こんな会話をしてみよう。成績だけに拘らずに、良い
点や悪い点を具体的に確認して、次の学年の生活目標を決めても良いし、子
どもに対する親の評価を伝えても良い。兎に角、成績だけに関心を示すので
はなく、子どもの生活や行動に関心を示して、通信簿を一緒に見ていこう。
親は、子どもの結果以上に、プロセスに注目した方が良いのだ。
  
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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サン・テグジュぺリ

心でみなくちゃ、ものごとはよく見えない。
肝心なことは、眼に見えないんだよ。

◇目は、物理的に見えるものだけしか見ない。目に映るものは、表面的
なものだけで、その表面の奥に隠れているものを見るのは、私たちの心
だけだ。しかし、表面の奥を見るためには、表面をしっかり観察しなけ
れば、見えるものも見えない。


◇物事は、表裏一体となっているから、表が見えないのに、裏が見える
はずがないのだ。だからと言って、表だけが見えていればそれでよいの
かというと、そうではない。裏までよく見えて、実は物事を見たことに
なるのだ。表裏一体というのは、そういうことだ。


◇私たちは、往々にして、表だけ知ってすべてを知った気になる。余り
考えもしないで、表面をなぞって終わりにしてしまう。しかし、それは、
一面的な知り方で、包括的な知り方ではないのだ。だから、思わぬとこ
ろで、過ちが起こる。表を知って、裏まで知ろうとして始めて、心が作
動し、その心で何かを感じて初めて、包括的に知ったことになるのだ。


◇だから、心を働かせよう。心は、表面に隠れている真実を見ることが
出来る目だ。私たちは、もっともっと心に語りかけて、心の反応を読み
取ることだ。心は、自分が考えている以上に何もかも見ているものだ。

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2008年03月24日

高校入試総括をどうするか!

『はじめに』

◇大阪では、府立高校入試の結果が今日判明するから、これでほぼ全国
の高校入試結果が出揃うはずだ。毎年、高校入試がやってきて、多分毎
年、高校入試の総括がどの学習塾でも行なわれているだろうが、今回は、
高校入試総括について、取り上げたいと思う。来年の高校入試結果をよ
くするために、どういう総括が有効なのかを考えたい。


『高校入試総括は、一年間の締めくくりだ!』

◇高校入試の総括に必要なものは、以下の資料だ。
  1.今年度の入試問題の分析
  2.07年度の自塾のカリキュラム
  3.高校別受験者の合否一覧(成績順の星取表)と自己採点結果
  4.入試直前の指導履歴
  5.競合他塾の合格実績/過年度の自塾実績と競合他塾実績


◇総括の視点だが、以下の視点で確認していく。
  1.今年度の入試問題の難度で自塾のカリキュラムは対応しきれて
いたか
  2.今年度の合否結果から高校の合格レベルは上昇したのか
  3.どの科目が合否を分けたのか
  4.取りこぼしはあったか、その原因はなにか
  5.ボーダーの生徒をどう合格に持っていったか
  6.高校別の合格率は、昨年と上がったか、実質倍率との格差は
    あったか
  7.各生徒の受験校の提示は適切だったか
  8.二番手の高校合格者で、一番手の高校に合格出来た生徒がい
    たか
  9.偏差値を超えた合格があったか
  10.今回の入試結果の特徴はあるか


◇総括の結果、昨年度の指導を修正するところ、昨年度以上に指導を
徹底するところを具体的に確認し、今年の合格目標を設定して総括を
終える。

『経営者の視点』

◇合格実績は、学習塾にとって非常に重要なものだ。生徒一人ひとり
の結果を全職員で共有し、生徒・保護者の期待に応えられる学習塾を
作ることだ。そのために、上記の視点に立って、高校入試総括を塾内
で議論して欲しい。合否の状況説明に終始するような総括では、ノウ
ハウは、蓄積されはしないのだ。 

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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■ 目標設定法 ■


◇前回取り上げた、目標に必要な項目の6つをもう少し考えて見たい
と思い、今回は、ある先生との会話を紹介します。
 前回も掲載した目標に必要な項目とは、下に掲げた「目標設定の留意
点」のことです。

◇目標設定の留意点
1.具体的な行動が示されていること
2.自分でできる行動であること
3.目に見える変化として表現できる行動であること
4.達成度が評価できる行動であること
5.周囲の同意が得られる行動であること
6.すぐに行動できる

では、会話をご紹介しましょう。

A:「昨日の授業は、生徒を掌握することができなくて、最悪な授業に
なってしまいました。」
B:「次回は何に注意して、授業をしますか?」
A:「授業を受けるルールを徹底して、きちんと授業が成立するように
します。」
B:「ルールを徹底して授業を成立させられる公算はどれくらいあり
ますか?」
A:「・・・。ありません。」
B:「どんな授業があなたの理想なのでしょう?」
A:「生徒がけじめをもって受けている授業です。」
B:「けじめをつけて授業を受けるとは、具体的に生徒がどんな行動を
しているのでしょうか?」
A:「私の話をきちんと聞いて、作業をする時は、楽しそうに一生懸命
取り組むことです。」
B:「あなたの話をきちんと聞くことと、楽しそうに取り組むことでは、
どちらを先に達成したいですか?」
A:「まず、私の話を聞いてもらいたいと思います。」
B:「あなたの話を生徒がきちんと聞いているかどうかは、どこで判断で
きるでしょうか?」
A:「生徒の顔が上がって、私のほうを見て、時々うなづいています。」
B:「生徒の顔が上がって、先生の方を見て、うなづくために、あなたは
何ができますか?」
A:「・・・。」
B:「あなたが子どもの頃、先生を見て、うなづくようにして、一生懸命
先生の話を聞いた経験を教えてください。」
A:「なぜ、先生になったのか、どんな生徒になってほしいかと言う話を
聞いたことを思い出しました。」
B:「他には?」
A:「先生の趣味の話や子どもにもわかる社会問題の新聞記事を使って
授業をしてくれた時、一生懸命、先生の話を聞いていました。」
B:「一生懸命に聞いた先生の話に、どんな共通点がありますか?」
A:「なんか先生の態度が毅然として、自信にあふれていました。そして、
先生はこれを伝えたいのよ!という声が聞こえてくるようです。」
B:「昨日の授業におけるあなたとどこが違いますか?」
A:「全然違います。とにかく予定通りに教えなくてはという気持ちが
先走り、生徒たちに伝えたい!という気持ちはありませんでした。」
B:「あなたが教師になって伝えたかったことはどんなことでしたか?」
A:「どんなに勉強が苦手な生徒にでも、必ずできるようになるよ。
勉強は楽しいことを伝えたいです。」
B:「それを実現するために、あなたに何ができますか?」
A:「現実的には、授業全部とはいえませんが、全生徒に理解してもらい
たいことを絞って、それだけは、覚え自信をつけてもらえるように
したいです。」
B:「絞るとは、具体的にどうしますか?」
A:「絞る内容は、3点にまとめます。3点については、全生徒ができる
ように、頑張っています。」
B:「わかりました。授業のポイントを3点に絞る準備をして授業に望む
と言うことですね。」
A:「はい。」
B:「さあ、あなたが3点に絞って授業をしたことをイメージしてみて
ください。あなたはどんな様子で授業をしていますか?」
A:「私の先生ほどではないですが、今までに比べたら自信にあふれた
表情と態度で、生徒をしっかり見つめて授業をしています。」
B:「生徒の様子はどうですか?」
A:「しっかり、私の方を見て、話を聞いてくれています。顔も笑顔です。」
B:「生徒たちはなんと言っていますか?」
A:「今日の授業は簡単だと言っているような気がします。早く問題を
解いてみたいと感じているような気がします。」
B:「では、これから1週間、毎授業で全員に理解してほしい3点に絞って
授業に臨んでみますか?」
A:「はい。」

◇前回、お伝えした目標設定のための6つの条件を意識した質問法を紹介
しました。AとBの会話風にしてみましたが、自分自身に質問を投げかけ
てみると、一人でも十分具体的な目標が決められるはずです。

◇特に、目標が決まったら、イメージチェックをしてください。その目標
を実現することが、理想の姿に結びつくことを確認するリハーサルです。
イメージチェックがうまくいったら、後は楽しく実行するのみです。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ウィリアム・サローヤン

有能な人間は失敗から学ぶから有能なのである。
成功から学ぶものなどたかが知れている。

◇なぜ、成功から学ぶことがたかが知れているのだろうか。それは、自
分の成功から学んでも、自己拡大が出来ないからだ。もう既に自分の中
に成功の要素があるから、成功するのであって、成功から学ぶとなれば、
自分では気が付いていない多少のことを自覚するだけだからだ。


◇それに比べて、失敗から学ぶ方が大きな収穫になるのは、自己拡大す
る契機がそこにあるからだ。失敗は、自分の中に失敗の要素があって、
その失敗の要素を自覚し、なおかつ、その失敗を成功に結び付けるため
には、自分にとって未知の領域を自覚しなければならない。自分の中に、
未だない領域を自覚できるチャンスが失敗にはあるからだ。


◇だから、失敗を失敗のままに終わらせてはいけないのだ。もし失敗を
失敗のままに終わらせてしまえば、その失敗は、やらない方がよかった
ことになってしまう。それでは、時間の無駄遣いだ。


◇失敗が、失敗として価値を持つためには、失敗から多くのことを学ぶ
時だ。失敗を失敗だけに終わらせないようにする時だ。有能な人間は、
すべての時間を無駄にはしないものだ。


◇私たちは、失敗を恐れる必要はない。それよりは、失敗した時こそ、
失敗から学ぼうと勇気を出そう。失敗で落ち込んでもよいが、失敗から
学ぶことだけは忘れないでいよう。せっかく犯した失敗なんだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ヘルマン・ヘッセ

若いとか年とっているとかいうことは、凡庸な人たちの間にだけあることだ。
あるときは年をとり、あるときは若くなるもの。
ちょうど、うれしいときがあったり悲しいときがあったりするように。

◇今日の言霊は、人生についてステレオタイプの考えを持っている人に、
お勧めの言霊だ。年相応という役割を演じなければならない時もあれば、
そういう年に関わりなく人間として自由に役を演じる時があってよいと
いうことだ。人生は、その時々にやってくる様々な状況を楽しみながら、
生きていくことなのだ。喜怒哀楽に年という制限で歯止めをかけるな!
ということだ。


◇もう自分は年だから、若い人の間では楽しめないよ、という人がいる
が、ちょっと格好を気にするのを止めれば、十分に楽しめるはずだ。逆
に、若者が年寄りのやっていることは、面白くないと決め付けて、遠め
に見ているのを止めて、ちょっと仲間になってやってみれば、それなり
に楽しめるはずだ。


◇既に決めていることを状況状況で、柔軟に適応しようとすることが、
非常に重要なことなのだ。そうすれば、自分の可能性を広げるきっかけ
になる場合もあるのだ。


◇ある時は、年を取ったように振る舞い、ある時は、若者のように振る
舞える柔軟性を私たちは、持たなくてはならないのだ。またそのほうが、
人生を楽しめる可能性が高くなるはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月21日

教育は、学力をつけることが目的ではない。

【記事】学力テスト不参加、犬山市長「混乱に巻き込みたくない」

 朝日新聞(2008年3/16)より以下抜粋

○「全国学力調査(学力テスト)をめぐり、愛知県犬山市の田中志典
(ゆきのり)市長は16日、教育委員の増員を市議会3月定例会に提案
しないことを正式に明らかにした。市長は朝日新聞のインタビューに応
じ、2回目となる08年度調査への不参加が確定することについて、
「『断念』ではなく決断した」と述べた。市民の様々な意見を採り入れ
ることをねらいに保護者に教育委員になってもらい、将来の参加もにら
んで委員数を増やす検討を続けることも明らかにした。


 ○田中市長は「決断」について、「私も4人の子どもたちを市内の学校
に通わせている保護者だ。現場の先生や児童・生徒をこれ以上の混乱に
巻き込ませたくないと考えた。また、市民や全国の人々にこれ以上、犬
山のことを誤解されたくはないと思った」と胸の内を語った。
 
○全国学力調査に対する考え方で、市長と、市教委の総意とは隔たりが
あった。
 
○市教委は「教育現場に競争を持ち込み、豊かな人間関係を育む土壌を
なくし、子ども同士や学校間で格差を生む」と、学力調査の弊害を指摘
してきた。
 
○これに対し、田中市長はインタビューの中で、調査そのものに確かに
問題もあるが、利点も多いので個人的にはやるべきだと思うとしたうえ
で、「現実には競争というものも存在する。グローバル化が日本社会で
進むなかで、親として子どもたちにもっと力をつけて欲しいとも思う。
学力調査を受けることは、子どもたちの状況を知るうえでも害になると
は思えない」と述べた。
 


*私からのコメント

◇全国学力調査が、これほどスムーズに浸透したのは、ゆとり教育によ
る学力低下問題のおかげだ。教育問題を学力問題に矮小化してしまった
日本の文科省の最大の貢献だ。2002年の教育改革で、日本は、目に
は見えない複線化(エリート教育と大衆教育の二極化した学校制度)の
学校制度にこれからドンドンなっていくことになる。


◇その仕掛けの一つが、この全国学力調査だ。日本の児童・生徒の学力
レベルを知りたければ、任意の学校を抽出して行えば、それで済むとこ
ろを無理やり全国に押し広げ、無駄に税金を使って、学校の序列化を押
し進め、学校に学力忠誠競争を浸透させ、学力の高低で生徒を一元的に
管理し、評価していく。そして、学校や教師までも学力を物差しにして、
評価していくための仕掛けが、全国学力調査だ。


◇教育は、学力をつけるために行うのではない。一人前の人間=大人に
なっていくために、課題を設定し、その課題を乗り越えることを通して、
一人前になる過程が、教育だ。だから、学力を獲得することが、目的で
はないのだ。

◇学力の獲得を通して、自分と向き合ったり、知的好奇心を喚起されて
社会や科学や生活に興味を持ったり、そして、仲間と協同して何かを成
し遂げる中で、一人前になっていくことが、教育の目的なのだ。だから、
学力をつける過程は、教育の目的ではなく、手段なのだ。このことをも
う一度私たちは、確認するべきだ。


◇だから、犬山市の小さな抵抗を私たちは、大きく受け止めて、文科省
に全国学力調査の再考を求めるべきだ。毎年毎年、学力調査を行っても
まったく意味はない。そんな無駄なところに税金を使うよりは、教員を
増やし、ノウハウの共有を図って、学校を活性化したほうがよっぽど子
ども達にとっても日本の社会にとってもよいはずだ。マスコミや世間の
風潮に安易に乗らないことが、これからの日本にとって重要なことなの
だ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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松下 幸之助

他人は、すべて、自分よりもアカンと思うよりも、他人は自分よりエライ
のだ、自分のないものをもっているのだ、と思う方が、結局はトクである。

◇今日の言霊は、頭で分かることも、身体で分かることも、気持ちで分
かることも、非常に難しいものかもしれない。


◇他人と自分の意見が分かれた時に、それも自分にとって非常に大切な
ことで、他人と意見が分かれたら、どうしても他人のことを悪く取って
しまいがちになる。たとえ、それまでは、他人のことに敬意を表してい
たとしても、どうしても他人の不見識なり、誤解をあげつらって、他人
を貶めてしまいがちになる。人間とは、そういう弱いものだ。


◇その弱さを自覚して、もう一度この言霊に向き合ってみる時、一つの
構えが必要なことに気が付く。それは、自分と他人を同じ状況の中で考
えないことなのだ。


◇同じ状況の中で考えると、対立構造が、自分に迫ってきて、どうして
も他人と真正面から向き合わなくてはならなくなる。それでは、自分の
弱さが出てしまう。だから、自分を他人と同じ状況に置かないで、あく
まで他人の力を借りる状況で他人と向き合うことだ。そうすれば、他人
の長所を自分のために活用できる方策が考えられるはずだ。


◇私たちは、ともすると他人とのプロセスに気を取られて、ゴールを、
目的を忘れてしまいそうになる。そうなってしまっては、対立構造の中
ではなかなか他人の長所を活用できる気持ちにはなれない。


◇今が問題であるよりも、自分のゴールや目的が重要なのだ。そう思え
れば、一歩引いて他人の意見に耳を傾けることが出来るだろう。今日の
言霊は、そういう心の構えを言っているのだと思う。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月20日

茅ヶ崎市立浜須賀小学校PTA主催保護者会

3月8日(土)、私(イノウエ)は、浜須賀小学校PTAに招かれ、保護者会での講師を担当してきました。60名ほどのお母様を中心とする参加者に恵まれ、講師としても充実した時を過ごすことができました。

「やる気を引き出す親のアプローチ」と題して、私の話は控えめに(講師はそう感じているだけで参加者がそう感じたかどうかはわかりませんが・・・)、たくさんのワークショップを通して、子どもたちのやる気や自立を促す親の接し方について考える機会としていただけました。

今回のテーマである、子どもたちのやる気も自立も、彼らのセルフエステーム(自己重要感)が高まらない限り実現しないのですが、彼らのセルフエステームを高めるのは、実は保護者のセルフエステームなのです。
私は、セルフエステームを自主的に高める合言葉として、I am OK! You are OK! We are OK!をお伝えしました。

どんな自分でも、自分のことが大好きI am OK! 。
そして、あなた方も、何があってもご自分を愛している大切な人You are OK! 。
そして、私たちは互いに居場所や役割を持ち互いに貢献し会える仲間であるWe are OK!。
なのであります。

会を終え、帰り際に何人かの保護者の方々に、I am OK!  You are OK!と元気よく声をかけていただき、大変心地よい帰路につきました。

初めてあった方々とこんなにも心近く感じられるとは、人間関係というのは本当にすばらしいと深く感じた体験でした。

太宰 治

怒涛に飛び込む思いで愛の言葉を叫ぶところに、愛の実体があるのだ。

◇たまには私たちは、我を忘れて、自分の衝動に素直になって、感情を
顕わにして、自分自身の存在を確かめてもいいかもしれない。感情に突
き動かされる自分自身を実感してもいいかもしれない。


◇最近の私たちは、多分、自分の感情を押し殺して、他人からの評価を
気にしながら、それでいて、その他人からのプレッシャーに重荷を感じ、
だから他人を無視して、どうにかこうにか、自分のもやもやと折り合い
をつけているようなところがある。


◇自分の感情に蓋をして、無難に毎日を過ごしているから、自分の感情
のパワーをほとんど意識することがない。しかし、人間の感情は、実は
非常に大きなパワーを持っているものだ。そして、その感情は、自分に
活力を与え、自分を前向きにしてくれるものだ。


◇人間は、感情的な動物なのだ。そのことを自覚して、その感情をしっ
かり自分のために活用することだ。そのためには、たまには自分の感情
に素直になって、誰もいない場所で、自分自身を確かめてもいいのでは
ないだろうか。愛の言葉を叫んでもいいのではないだろうか。


◇感情的なことが悪いわけではない。感情の出し方が問題なのだ。感情
的な人間でいいではないか。

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2008年03月19日

「誘惑」

「最近は特にいろんなモノがありますからね。TVやマンガだけでなく、
パソコンやゲーム、それに携帯電話を持っている子も多いですね」


あるTV番組で、出演者の誰かが言っていた。子供たちを「誘惑」して
しまうものだ。流してみていたのでよく覚えていないが、家で勉強をし
ない原因、みたいな話の流れだったと思う。


確かに僕が子供の頃と比べても環境は随分と変わっている。


ほとんどの生徒たちはゲームを持っている。TVでやるものと携帯でき
るものという複数のゲームを持っている子供も少なくない。勉強中の子
供を母親がゲームに誘うという話も聞いたことがあった。


携帯電話も増えている。塾に通う生徒は行き帰り、特に帰りは夜なので
小学生でも親が持たせていることが多い。事件の多い昨今であるから、
これは当然だと思うが、中学生で携帯を持っている生徒は「メール」で
時間を費やすことが多いらしい。何てことの無いやりとりらしいのだが、
それが彼らのコミュニケーションのようだ。


部屋にTVやパソコンがある子供もいる。ブログやmixiを楽しむ小中
学生も珍しくなくなりつつあるようだ。


確かに、いろんなモノに囲まれて、子供たちにとって「誘惑」が多い
社会になっているのだろう。勉強以上に面白いモノが多い。家に居た
って勉強どころじゃないのもよく分かる。

「しかし、ちょっと待てよ」とも思う。自分が子供の頃はどうだった
んだ、と。


もちろん、携帯電話もパソコンもない。自分の部屋にテレビはない。
テレビを見たけりゃ、居間で家族と一緒に見るしかない。今の子供た
ちよりも、「環境」的には劣ってる。誘惑も少ない。


じゃぁ、その分、勉強をしたのかと問われれば、否、である。勉強な
んて大嫌い。やらなくて済むのなら、いや、やらなければならないと
きでも、なるべく逃げていた。(僕だけかもしれないが)


『擦り切れるほど』という陳腐な言い方がそっくりそのまま当てはま
るほど、何度も読んでいるマンガを読む。逆の巻から読んで、1巻に
辿り着くいう本当に馬鹿な真似までしたことがある。


夕方から深夜までラジオを聴く。何かをしながら、というわけではな
い。流れてくる「声」に「音」にひたすら耳を傾ける。


お気に入りのCDやカセットテープを歌詞カードを見ながら聴く。と
きに一緒に口ずさむ。スピーカーを布団の中に引っ張り込み、自分も
その中にもぐりこむと、なかなかの大迫力の音響だった(ホントに馬
鹿だ)。


「誘惑」もあるのかもしれないが、やりたくなけりゃ、何かを探して
それに逃げちゃうんじゃないかなぁとも思う。確かに逃げ先の選択肢
が現代のほうが多いのかもしれないけれども、逃げ先がないならない
で、自分で作っちゃうものなのかもしれない。


これはまったく僕の意見だけれども、やっぱり「勉強」ってやりたく
ないよなぁ。


(生徒名は仮名です。)

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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子どもがやる気になる時

◇子どものやる気は、恒常的に続くものではない。やる気は、紙風船と同じ
で、空高く打ち上げても必ず地面に落ちてくる。だから、何回も何回も空高
く打ち上げなければならないのだ。やる気は一度やる気を引き出して安心し
ていてはダメで、何回も何回もやる気を引き出すアプローチを心がけなけれ
ばダメだ。


◇やる気を引き出すためには、やる気になる時を作ることだ。そして、やる
気を定期的に刺激して、やる気を保つことが重要なのだ。たまたまやる気に
なった時を見逃さずに、そのやる気を維持していこうとすることが、親とし
ては重要なことだ。それでは、子どもがやる気になる時を考えてみよう。

1.子ども自身に本当にやりたいことが見つかった時
2.子どもが目標達成を意義あるものだと思った時
3.目標に向かって、やることが明確になった時
4.目標の達成が可能である時
5.子どもに目標達成のスキルがある時
6.子どもが目標達成の方法を選択出来る時
7.目標達成をした時のイメージが明確になった時
8.目標達成したら、他人の賞賛が大きい時
9.目標達成したら、親が喜んでくれる時
10.仮の目標を決定した時

他にもまだあるだろうが、区切りがいいので、このぐらいにしておこう。
  

◇子どものやる気を引き出そうと思ったら、子どもの好きなことに注目する
か、あるいは子どもに目標をまずは持たせることだ。しかし、子どもの好き
なことは、親にとってはあまり好ましくないことも多いから、そう考えると
後者の子どもに目標を持ってもらうことが一番いいことかもしれない。その
ためには、小さな目標を設定して、達成感が、物凄く気持ちのよいものだと
思ってもらうことが一番早い。


◇達成感を常に感じている子どもは、目標を持ちやすいし、目標に向けて努
力しやすい。達成感を感じやすい教育環境を用意しよう。勉強だけの目標で
はなく、毎日の習慣的なことでもいいし、趣味的なものでもいいので、小さ
な目標を子どもに決定させて、達成感を味わってもらおう。そうすれば、目
標に向けて、動き出すかもしれない。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ウォルト・ディズニー

正直に自分の無知を認めることが大切だ。
そうすれば、必ず熱心に教えてくれる人が現れる。

◇「無知の知」は、ソクラテスで有名な言葉だが、自分の無知を知って
いることが、実は、自分を客観視しているということだ。自分が知って
いることが何で、自分が知らないことは何で、というように、自分を自
分で客観的に見られる人間は、学ぶ力も非常に強いはずだ。自分の知ら
ないことを恥ずかしく、隠すべきことだとは思わないからだ。


◇だから、今日の言霊が言うように他人が「熱心に教えてくれる」のだ。
学ぶ力が強いと言うことは、実は、心のあり方が、受容と解放に向かっ
ているということでもある。他者を受容し、自分を受容し、他者に向か
って自分を解放する心のあり様を常に持っていると言うことだ。


◇誰に対しても見栄を張ることもなく、誰に対しても自分を解放し、自
分に対する注意を受け付け、そして自分の足りない部分を学び取ってい
こうとする人たちは、自分自身をよくよく知っている人だ。自分を客観
的に見ることが出来る自分になろう。そうすれば、「無知の知」の実践
が出来るようになる。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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芥川 龍之介

創作は常に冒険である。
所詮は人力を尽した後、天命に委かせるより仕方はない。

◇「人事を尽くして天命を待つ」。最近の私たちは、どうも全力で何か
に取り組む前に、何かに頼って、全力の一歩手前で力を抜いてしまうよ
うなところがある。


◇私たちが、何かを成し遂げようとする時は、ゴール直前まで必死に前
進して、最後の最後は、命懸けの飛躍を試みる。これが、今日の言霊の
言う「冒険」に当たるのではないか。そして、それが、「天命に委かせ
る」ということではないか。だから、最後の最後まで必死に力を尽くし、
そしてどうしても超えられないものに向かって飛び込んでいって、はじ
めて何かが成し遂げられるものではないだろうか。


◇いつの頃からだろうか、私たちは、努力とか根性とかいう言葉を毛嫌
いして、使わなくなった。努力や根性は、カッコ悪いものだと思うよう
になった。しかし、努力とか根性の対極にあるような創造力も結局は、
最後の最後まで必死にもがいてもがいて、その先に何かを見つけて、ど
こまでも見えない道筋を何とか辿って行くようなものではないだろうか。
ヒラメキの前に努力や根性がいるのではないだろうか。


◇人事を尽くすとは、自分のあらん限りの力を出し尽くすということだ。
その先に、自分以上の何かが働いて、物事が成し遂げられるようになっ
ていくのだ。このことを私たちは、忘れないでおこう。自分の努力の前
提があってはじめて、「天命」がその努力に報いてくれるのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月18日

3月15日号『保護者会におけるメッセージ作り~大手中学受験塾入試報告会から学ぶ』

◆目次

■巻頭所感                       
■Pick Up教育ニュース&ポイント                   
■達人の小技:授業教案
■MBA特集:保護者会におけるメッセージ作り~~大手中学受験塾入試報告会から学ぶ
■学習塾標準化計画:知らせる
■イノさんのコミュニケーション道場:第46ラウンド【高尚な言葉に隠された真意】
■誌上セミナーレポート:2008年3月度個別指導教室生徒倍増セミナーより
~講師のレディネス        

「塾経営サクセスネットMBA」110号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、中学受験専門の大手学習塾から学ぶ「保護者会におけるメッセージ作り」です。保護者会は、客観情報を伝えながら、自塾の主観的なメッセージを伝える場です。特に、中学受験は、その情報操作とでも言うものが非常に巧みで、その効果はその年の合格実績を左右するほどのものです。ぜひ、参考にして、6月の保護者会の参考にしてください。
 それにしても、日能研の衰退ぶりは、目を見張るものがあります。保護者会の名物だった、小島理事長のべランメイ口調のあの語り口とそれとは対照的な高木代表のあの学者のような語り口がなくなってしまったのは、非常に残念なことです。その辺に、日能研の合格実績の衰退の要因があると思うのは、ノスタルジックなうがった見方なんでしょうか。それにしても、その世代に育てられた私としては、さみしい限りです。
 また、今号は、「学習塾―標準化計画」で『知らせる』ことの大切さを伝えています。学習塾は、無形なサービスを有形化することがポイントになります。ぜひ、参考にして、教室運営をしていってください。生徒集客のポイントは、有形化の精緻化です。新学期の向けて、教室長に読ませていただければ幸いです。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

2008年03月17日

教育を語ることの難しさ

『はじめに』

◇先々週の土曜日に、NHKの生番組に出た。「学力 日本の、これか
ら」という番組で、学力低下問題を論じるものだが、色々な人が、色々
なことを言って、結局は、教育のことについて、何も考えを深められる
ようなものではなかった。私も上手く自分の意見をまとめて言えなかっ
たが、そこで学んだことがある。それは、教育を語ることは、非常に難
しいということだ。


『保護者に教育を語る土壌を作ろう』

◇教育は、誰にでも語れるアイテムだ。教育のことを学んでいなくても、
教育を受けたことがあれば、誰でも語れる。だから、教育を語ることは、
非常に難しいのだ。このことは、今回のテレビ番組に出る前から分かっ
ていたが、頭で分かっている以上に、実際は、もっと凄いものだと実感
した。


◇そこで、ふと心配になったのが、学習塾の保護者会や面談(懇談)で、
教師が教育について語る時に、今まで以上の注意が必要なのではないか
ということだ。今までも保護者会や面談では、注意をして私は話してき
たが、もしかすると、そんな注意ではいけなかったのかもしれないと反
省している。


◇学習塾にも色々なカラーがあるから、一概にすべての学習塾で細心の
注意をする必要はないかも知れない。たとえば、生徒層をセグメントし
ているような塾(=超進学塾・フリースクール・学習支援塾など)では、
それほど教育観が保護者の間でずれていない。この場合は、あまり心配
は要らないが、広い層で生徒を獲得している場合であれば、保護者の教
育観は、非常に大きく違っていることが考えられる。こういう場合は、
注意が必要だ。


◇こうした場合は、教育観の情宣活動が重要になるだろう。毎月の家庭
通信で教育観について下地作りをすることだ。ことあるごとに、教育方
針やその方針が出来た背景を説明する機会を設けることだ。教育を語る
前提をしっかり保護者に伝えておくことが非常に重要だと思う。そうし
ておけば、保護者の間で教育について語り合った時にも、塾の話題が出
て、自塾の教育観を保護者が伝えてくれるはずだ。そして、その教育観
に賛同する保護者の輪が広がっていくことだろう。


『経営者の視点』

◇私たちは、口コミの材料を保護者に提供することだ。その一番は、成
績向上や合格実績だ。その次に子どもの態度変容に関すること。そして
教育に関することだ。これらの情報提供を怠らないようにしたいものだ。
口コミの材料を作ることが、学習塾の教室運営なのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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目標とスローガン

◇企業が発展するために、必要なことは何だと思いますか?
子どもが学力を伸ばすために絶対に必要なことは何だと思いますか?

◇「頑張ること・・・」ではありません。勿論、頑張らなければ、発
展は叶いませんが、ただ意味もなく頑張ることは、人間にはできない
でしょう。頑張る意味、頑張ることによって得られる成果が明確でな
ければ頑張れません。これが目標です。


◇企業で言えば、いつまでにどれだけの売り上げを達成するかという
ことになるでしょうし、子どもたちの勉強であれば、今度のテストで
何点を取るかということになるでしょう。

◇現状よりも、高い位置に目標が設定され、その目標達成に向けて頑
張ればこそ、企業の発展や子どもの学力の増進が果たされるわけです。

◇ところで、この大切な目標を明確にすることなく、人生を彷徨う人
のなんと多いことでしょう。たとえば、「私の当面の目標は、よりよ
いコミュニケーションを心がけることです」というのは、当人は目標
だと言ってはいますが、目標とはいえません。

◇「当面」がどんな期限を表現しているのか?「より良いコミュニケ
ーション」とは、具体的にどんなコミュニケーションなのか?「心が
ける」とはどんな行動なのか?

◇全く持って具体性に欠けるのです。「さあ、今すぐこの目標に沿っ
て行動してください。」と言われたら、何をするのでしょう?どうな
ったら目標が達成されたとわかるのでしょう?

◇結局、目標を掲げた本人すら何をしていいのかわからないのです。
先ほどの目標は実は、目標と言うよりスローガンなのです。

◇「街をきれいにしよう!」「自然を大切に!」といった看板の脇に
ゴミが捨てられていたり、植物が荒らされているようなものです。

◇では、どんなものが目標といえるのか。目標に必要な項目を6つあ
げてみます。

1.具体的な行動が示されていること
2.自分でできる行動であること
3.目に見える変化として表現できる行動であること
4.達成度が評価できる行動であること
5.周囲の同意が得られる行動であること
6.すぐに行動できること

です。

◇さあ、長い間、目標が変わらない、あなたの目標は、この6つの条件
を満たしているでしょうか?目標がいつまでも変わらない、あなたの
周りにいる人の目標は、すべての条件を満たしているでしょうか?

◇この6つの条件を満たす目標が立てられれば、かなり高い確率で夢の
実現は可能になります。是非、点検をしてみてください。次回は、この
条件について、もう少し深く触れようと思います。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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森 鴎外

少壮時代に心の田地に卸された種子は、
容易に根を断つことの出来ないものである。

◇今日の言霊は、教育の大切さを伝えるものだ。幼い頃に受けた様々な
刺激が、人間の心に深く刻み込まれて、そして、大人になってもその刻
まれた痕跡が、ちょっとしたところに出てきてしまうのは、到底避けら
れないことだ。昔の人はよく言ったもので、「氏より育ち」なのだ。


◇親が育てたように子どもは育つものだ。子どもがどう育つのかを考え
る前に、親は自分が子どもをどう育てたいのかを問うことだ。そして、
親の態度を子どもの態度だと思って、振り返ってみよう。そうすれば、
子どもがどういう大人になるのかを理解できるはずだ。


◇逆に言えば、子ども時代にしっかりとした考えを伝えておけば、子ど
もは親の考えを無意識のうちに引き受けて、しっかりとした考えが持て
るはずだ。親の姿勢を子ども時代にしっかり見せて、感じさせることだ。
そうすれば、子どもは、自然と親の望む大人になっていくものだ。


◇私たちは、子ども時代をもっと大切にするべきだ。子どもを知識獲得
競争だけに走らせたり、自分の好きなことだけをやらせたりしないよう
にした方がよい。大人と同じ条件に子どもを置いて、子どもとして刺激
を与えていこう。子どもは特別な存在ではないが、子ども時代は、その
人の一生にとって大切な時期なのだ。そのことを忘れないようにしたい
ものだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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アンドレ・ジイド

平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、すなわち非凡なのである。

◇平凡なことを徹底すれば、いつかは非凡になる。毎日、決まったこと
を意識的にしていれば、いつかは「塵も積もれば山となる」のだ。たと
えば、野球のイチロー選手は、まさにこの言霊のように、自分に課題を
かして、毎日毎日を当たり前のように、練習に費やし、試合に費やして、
日々を終える。


◇彼にしてみれば、この平凡な毎日を当たり前の気持ちで繰り返してい
るからこそ、イチローがイチローでいられるのだ。こういう継続性を非
凡と言うのかもしれない。


◇私たちは、ともすると非凡を狙って、その基礎である平凡を否定して
しまう。平凡なことをしていては、非凡にはなれないのだと勘違いして
しまう。それは、平凡が苦しいことだからだ。平凡の当たり前さが、毎
日毎日続くのが堪えられないからだ。こんな単純なことをしていては非
凡にはなれないと思って、当たり前ではないことに飛びついてしまう。


◇しかし、単純な中に非凡の基礎はあるのだ。この平凡さに耐えられな
ければ、非凡にはなれないのだ。


◇自分のやらなければならないことは、平凡なことだ。その平凡を意識
的に行なって、積み重ねていく時、きっと非凡の芽は出るはずだ。その
芽を大切に育てるのも、地道な平凡な作業なのだ。このことを私たちは、
忘れてはいけない。平凡からしか、非凡は出てこないものだからだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月14日

家庭の文化的な環境は、学校の成績に影響を与える!

【記事】学級担任の8割「経済力が学力に影響」 日教組調査

 朝日新聞(2008年3/11)より以下抜粋

○「家庭の経済力が、子どもの学力格差や進学に影響している」と感じ
る学級担任は8割――日本教職員組合(日教組)は10日、こんな調査
結果を公表した。「影響がある」と答えた教員の比率が大きい都道府県
ほど、昨年実施された全国学力調査の平均正答率が低い傾向にあったと
いう。

○調査は昨年9~12月、35都道府県の小中高の学級担任3913人
から回答を得た。
 
○結果によると、「家庭の経済力が学力に影響している」と感じる教員
は、小学校81%、中学校84%、高校87%で、学校段階が上がるに
連れて高くなった。
 
○都道府県によって回答数が異なるため単純比較はできないが、「経済
力が影響している」と思う教員は、沖縄や大阪、北海道など、全国学力
調査の平均正答率が低かった地域で多く、秋田や福井など平均正答率が
高い地域では少なかった。
 
○調査では、給食費や修学旅行費、副教材費などの未払い実態も聞いた。
「未払いがある」46%、「ない」51%、「不明」3%。未払いへの
対応を複数回答で聞いたところ、「そのままにしている」58%、「立
て替える」30%、「その子は修学旅行や遠足に参加しない」11%だ
った。
 
○日教組は「所得格差があっても、公教育に影響が出ない条件整備が必
要」と訴えている。
 


*私からのコメント

◇学校は、基本的には、社会の再生産装置だと言われる。社会秩序を維
持し、社会階層を維持する働きが学校にはあるということだ。だから、
学校文化は、社会的に階層の高い家庭の文化と相同的になっている。た
とえば、学校知は、文語的なもので、口語的なものではない。家庭にど
ういう本があるのかで、学校知に親しみやすい環境にあるのか、ないの
かが分かれる。そして、学校の授業に参加しやすいかどうかが決まる。


◇このようなことを最初に指摘したのは、フランスの教育社会学だ。も
うかれこれ40年ぐらい前のことなのだが、やっと日本で、こういう事
実を議論できるようになった。格差社会になればなるほど、教育結果も
当然違ってくるのだ。


◇教育の自由化を進めれば進めるほど、教育結果の格差も拡大する。昨
今の義務教育に競争原理を導入しようとするのは、明らかに、この辺を
意識し、エリート教育にシフトをするためだ。


◇私たちは、教育に希望を見ようとするものだから、義務教育には、平
等性を求めたい。家庭の所得、家庭の文化水準で、義務教育段階からエ
リート教育だ、大衆教育(=実業教育)だと分けてもらう必要はない。
義務教育には、家庭の所得や文化水準を超えた教育結果を求めたい。そ
のためには、学習レベルを上げて、学習指導要領の性格を昔のように、
マキシマムスタンダードに直すべきだ。


◇最低限の学習内容を教え、後は能力に応じて難しい内容を教えるとい
うではなくて、この水準までは全員に教える。それ以上の内容について
は教えるべきではないと言う性格に直すべきだ。義務教育では、学習内
容に差をつけるべきではない。中等教育から、能力に応じて学習内容を
変えるようにすればよいのだ。


◇日本の教育は、現在徐々に二極化する方向に流れている。エリート教
育と大衆教育の二極化が、静かに進行している。綺麗な言葉の奥に、日
本の国を二分する教育状況がある。そのことを私たちは、忘れてはいけ
ないのだ。

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北条 民雄

きっと生きられますよ。きっと生きる道はありますよ。
どこまで行っても人生にはきっと抜け路があると思うのです。

◇悲観と楽観の違いは、悲観的な状況の中で、どういう見通しを持って
いるかにある。悲観的な人は、悲観的な状況で、悲観的に考えるから暗
い見通ししか持てずに苦しくなるが、楽観的な人は、悲観的な状況で、
楽観的に考え、明るい見通しを持つことが出来るから苦しくならないの
だ。


◇常日頃は、悲観的でも楽観的でもそれほど、結果に違いはないが、悲
観的な状況の時ほど、違いが出てくるものだ。それは、明るい見通しに
突き進むか、暗い見通しに突き進むかで、突き進むエネルギーが違って
くるからだ。


◇私たちが生きている中で、死んでしまうような困難な道は、ほとんど
ない。戦争状態にならない限りないといってもよいと思うが、その中で、
その困難な道をどう捉えるかが、大きなことだ。


◇ある人は、その困難な道を自分の糧として受け入れて歩もうとするだ
ろうし、ある人は、その困難な道を不条理だと感じて、逃げようとする
だろうし、またある人は、その困難な道をないものとして目をつぶって
歩もうとするかもしれない。人によって、受け止め方は様々なだが、絶
対的にいえることは、その困難な道は、自分の命を奪うような道ではな
いと言うことだ。


◇だから、悲観的にならずに、楽観的にその困難さを受け止めて、打開
策を積極的に考えればよいのだ。今日の言霊も言うように、「人生には
きっと抜け路がある」のだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月13日

井上 靖

若い人たちはもっと積極的に一期一会の精神を、
日々の生活の中に生かすべきである。

◇人生が、もし一日完結のドラマだったら、私たちは、その一日をどう
過ごすだろうか。明日が来る保証がなく、しかし、それでいて絶対来な
いということでもなく、一日一日を試験されて、その試験結果で明日が
来るか来ないかを決定するとしたら、その一日を私たちは、どう過ごす
だろうか。合格基準は、与えられた一日を充実させること。


◇もし、こんな試験があれば、私たちは、その一日を精力的に過ごして、
会う人会う人、誰彼なく、必死に何かを吸収しようとすることだろう。
ちょっとした機会でも、必死にものにしようとするだろう。


◇今日の言霊は、たまには、そういう一日を持った方が良いと言ってい
るのだ。そういう一日が、毎日のように来たら、私たちは、疲労しすぎ
て、たまったもんじゃないが、たまには、1回きりの出会いを人生最後
の出会いと同じような気持ちで受け止めて、一日を大切にしたらどうだ
と言っているのだ。


◇私たちの日常は、意識しないと惰性のようになってしまう。たまには、
意識的な一日を過ごすことも大切なことだ。私たちの一期一会は、私た
ちに与えられた一日からはじまるのだ。明日の目覚めは、私たちの一期
一会の始まりなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月12日

サミュエル・ウルマン

年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。


◇私たちは、現状を生きている。しかし、現状に浸り切って生きている
訳ではない。今という地点から、未来という地点に向かって、希望を持
って生きている。明日は、こうしたいとか、いつかこうなりたいとか、
こういう世界を自分の死ぬ前までには作りたいとか、そういう理想を持
って未来に向かって生きている。

◇だから、生きていくことが、自分の変化とイコールのようになる。知
らず知らずのうちに自分が変化して、あの時とは違う自分になっている。
今を生きるということは、自分の未来に生きるということかもしれない。
自分の理想に向かって今を生きるということかもしれない。

◇しかし、そういう理想を持って生きていくのには、エネルギーが必要
だ。自分を未来の基準に照らし合わせて生きていかなければならないか
らだ。そういうエネルギーがなくなることを今日の言霊は、老人と定義
するのだ。

◇年をとってもなお理想を持ち続け、その理想に向かって生きてくこと
ができるならば、多分その人は、老け込まないだろう。そのためには、
若い頃から理想を持って、エネルギーを全開にして生きていくことだろ
う。現状に浸り切っている場合ではない。現状から首を上げよう!

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「いくつ」

生徒が言う。「先生、いくつ?」

僕が答える。「58キロ」

不満顔で生徒が言う。「そうじゃなくてさぁ・・・」

すっとぼけて僕が答える。「あぁ、ゴメン、ゴメン、167センチ」

「・・・・」


生徒が、「先生、いくつ?」ときいてくるときは間違いなく『年齢』であ
る。


生徒は、やたら年齢を聞いてくるのだが、興味本位や教師を多少からか
う気持ちもあるのだろう。


生徒に年齢を明かしてはいけないと決めている塾もある。学生の時間講師
が教えていたりするのを知られたくないという事情などもあるらしい。


僕も言ったり言わなかったり。別に年齢を知られたからといってどうって
ことはない。まぁ、でも、少し秘密的要素があっても面白いかも、とは思
う。


だから、「いくつ」と聞かれたときは、体重、身長を答えるようにしていた。
これもオヤジギャグの一種だろう。


そうすると、子供も「いくつ?」とは聞かず、「先生、何歳?」と聞いてく
る。


そのときは、「白菜」とか「チンゲン菜」とか「オヤジ臭い」とか、これま
たオヤジギャグである。


ただ、この質問、非常に多いので、面倒くさいときは「18歳」というこ
とで統一である。

「いくつ」攻撃にも飽きた頃、小5(受験)の授業でこんな質問を隼人
がしてきた。


「先生、いくら?」


「先生は、どちらかというとイクラも好きだけど、ウニのほうが好きです」


「つまんねぇ!」


「まぁ、いつものことです」


「そうじゃなくって、給料いくら?」


今度は、そう来たか。


はっきり言って、いくらなのか、正確なところは覚えていない。生活し
ていくのに困らない程度ではある。もちろん、ニジュウウンマンエンだ
よと言うわけにもいかない。


「先生はね、お小遣い制なんだよ。授業が終わったら室長に300円も
らって、それでパンを買って暮らしてます。室長の機嫌がいいと、お小
遣いが500円になります。期限が悪いと100円ももらえません」


「エー、マジでーー?じゃぁ、先生、頑張んなきゃね!」


結局、彼らは僕に興味があるのではなく、僕のつまんない冗談が聞きた
いだけみたいである。

(生徒名は仮名です。)

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月11日

☆どんな人間に子どもが、成長して欲しいですか☆

◇私が、子どものセルフ・エスティーム(自己重要感・自己有能感)を高める
ことが重要だと主張しているのは、大人になった時に、自信を持って人生を歩
んで欲しいからだ。


◇いつもいつも失敗を気にかけている親は、子どもに失敗をさせまいといつも
いつも注意をする。そうすると、子どもは、やがて失敗を恐れて、びくびくす
るようになるだろう。


◇逆に、いつもいつも一番を望む親は、一番になることだけが素晴らしいこと
だと子どもに伝えているようなものだから、結局のところ、子どもは一番にな
ることだけに価値をおくようになる。そうすると、一番という結果だけを追い
求めるようになり、大人になっても自分の努力が一番ではない限り、認めない
ようになる。それは、すなわち自分自身を認めにくくなるということだ。


◇私が、一番心配するのは、セルフ・エスティームの高くない子どもは、大人
になっても、自分自身を認めずらくなって、苦しい思いをするのではないかと
いうことだ。そして、自分の置かれた状況に対して、積極的に参加出来ないの
ではないかということだ。人間が生きている限り、生きていく状況は刻々と変
わっていく。その変わっていく状況の中で、その状況に尻込みしながら参加す
るのか、積極的に自信を持って参加するのかで結果は随分と違うものになる。


◇出来るならば、子どもには、自信を持って、自分の置かれた状況に参加し、
自分の望む結果を手に入れて欲しいと思う。それが、親心だ。しかし、親はな
かなか子どものセルフ・エスティームを高めるようにコミュニケーションが出
来ない。子どもの長所に注目するよりも、短所を直そうと必死になってしまう
からだ。

  
◇読者の方は、子どもにどんな大人になって欲しいだろうか。その時に、今の
子どもの短所を直せばそういう大人になるのか、それとも、長所を伸ばせばそ
ういう大人になるのか、よくよく考えてみて欲しい。きっと、今の子どもの長
所を伸ばした方が、親の望む大人になる確率は高いと思うのだが、どうだろう
か。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ヘルベルト・フォン・カラヤン

落ち着け。人を恨んで自分をダメにするな。

◇失敗をすると、ついつい他人のせいにしたくなる。何かをやってうま
くいかないと他人のせいにして、怒りのはけ口を他人にぶつける。腹が
立てば立つほど、私たちは、その怒りを他人に向けて、その怒りをすっ
きりさせようとする。


◇しかし、よくよく考えてみると、他人がすべて悪いわけではないこと
に気が付く。自分だって、その失敗の何パーセントもいや何十パーセン
トもいや全てかもしれないが責任があるのだ。自分の責任を忘れて、も
し他人を恨んだり、怒ったりしていれば、必ず、自分が堕落する。自分
の成長を自分自身が阻んでしまうからだ。


◇怒りに負けるな!自分の心に負けるな!自分の痛みを他人に転嫁する
な!そんなことしたら、自分自身が更に傷つくだけだ。落ち着いて、深
呼吸して、自分の心を受け入れて、自分自身のために、前に進もう!

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月10日

M&Aの底流に流れているもの!

『はじめに』

◇今年に入っても、M&A関連の情報が、入ってくる。1月には、学究
社が、進学舎を買収し、長年のライバル関係に終止符を打ったし、2月
には、Z会が、市進と資本提携ならびに業務提携を発表した。学習塾業
界は、今年もM&A関連の出来事が、続くかもしれない。今回は、その
M&A関連から私たちが、学ぶとすれば、どういう点なのかを考えてみ
たい。


『大手だって焦っているのだ。スピードが問題なのだ!』

◇M&Aの底流に流れているものは、スピード感だ。自社開発で何とか
しようと思えば、莫大な時間と経費が必要だが、どこかにあるものを使
えば、開発時間も開発コストも共に省ける。学習塾を取り巻く現在の状
況下で、一番重要なことは、まずは、先手を打つことだし、マーケット
に注目されて自社のネームバリューを上げることだ。そうすれば、認知
度が上がり、生徒の集客は、容易になる。当然のことだが、顧客は知っ
ているところに行き易いのだ。


◇もう一つ重要なことは、シナジー効果だ。相乗効果を狙って、自社の
経営資源と他社の経営資源を組み合わせて、一つよりは二つの効力を発
揮しようとすることだ。自社でコツコツ広がるよりも、提携をしてスピ
ーディーに拡げ、そして効果を2倍狙うということだ。大手も焦ってい
るからこそ、M&Aが続くのだ。


◇中小の学習塾が、近年のM&Aから学ぶことは、このことだ。自社で
何とかしようとするよりも、よいものを自社のノウハウで活用すること
だ。オリジナルで開発するよりも、今あるよいものを使って、自社の独
自性を表現することだ。往々にして、自分のところで創った方がいいも
のが出来ると思っている中小の学習塾の塾長先生がいるが、そんな考え
はこの際捨てて、あるものを自社流に使って、独自性を出した方がよっ
ぽど今の時代の武器になるはずだ。他人の褌で、自分流の相撲を取るこ
となのだ。


『経営者の視点』

◇経営判断は、質とスピードが勝負だ。限られた情報量と限られた時間
の中で、いかに迅速に的確な判断をするかが問われている。その時に必
要なことは、判断基準になるパラダイムだ。現象の底流に流れている本
質を見つけることだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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与謝野 晶子

人間は何事にせよ、自己に適した一能一芸に深く達してさえおればよろしい。

◇私は、若い頃、何に向いているのか全く分からなかった。兎に角、勉
強は嫌いだった。しかし、学校の先生にはなろうと思っていた。しかし、
教員試験の無意味さ(今から考えると負け惜しみのように思うが、その
当時は、そう思っていた)からどうも試験勉強に身が入らない。それど
ころか、そういう試験を課す教育委員会を毛嫌いしていた。


◇教員試験を受けた2回は、全くと言っていいほど出来なかった。それ
でも、高校の恩師が、常勤講師の道を探してくれて、卒業と同時に一応
は学校の先生になることが決まっていた。しかし、大学を卒業は出来た
ものの、教員免許の単位を落としてしまい、その話も直前で棒に振った。
高校の恩師には、今もこの件で叱られているが、本当にダメな人間だっ
た。そうして、何かをやらなくてはならず、学習塾の講師になったが、
これが自分のやりたいことなのかと、20代は悶々とした日を過ごした。


◇私の場合、自分の歩むべき道を決めるまでに、相当長い時間がかかっ
ている。迷いに迷って、教育で飯を喰おうと心を定めるまでに、大学を
卒業してから、10年以上がかかった。いやたまに、今でもこの仕事
(自称ではあるが教育コンサルタント)が、自分の仕事として適任なの
かと疑問に思うことがある。しかし、もう後へは戻れないので、何とか
必死で踏みとどまって、自分なりの勉強を重ねているのだ。


◇だから、今日の言霊を読む時、その通りだが、「自己に適した」こと
を見つけることが出来たら、深く理解するしないに関わらず、凄いこと
なのだと思う。もうそれだけで、立派なのではないかと思う。試行錯誤
しながら、自分の道を探すしかないのだ。その過程できっと、深くその
ことを理解してしまっているのだ。自分の道を探すということは、自分
に何が出来て、何が出来ないかを知ることだからだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月08日

司馬 遼太郎

例えば、友達が転ぶ。ああ痛かったろうな、と感じる気持ちを、
そのつど自分の中で作りあげていきさえすればよい。

◇現代の私たちにとって大切なことは、他人に対する想像力だ。他人が、
何を考え、何を思い、何を感じるのかを、私たちが、想像し、理解する
ことが、今ほど求められていることはない。


◇他人の喜びも悲しみも想像できるからこそ、私たちは、他者と共に生
きていくことが出来るのだ。この能力を衰退させてきた結果、私たちの
日常は、殺伐としたものになってしまった。今こそ、他人に対する想像
力をもう一度取り戻す時だ。


◇だから、自分のためだけに、今を生きていると言うよりも、他人と共
に今を生きることを求めることだ。そうしないと他者のことを想像する
こともなくなってしまう。そうすれば、他者に対する想像力は、衰退し、
そうしてどんどん他者と共にあることが、辛くなっていってしまうだろ
う。そうならないように、他者と共に生きるのだ。


◇自分が、どうなれば嬉しいのか、考えてみよう。そうすれば、他者に
出来ることが必ず分かるはずだ。自分がどう扱われれば、悲しいか、考
えてみよう。そうすれば、他者にそうしなければいいのだ。


◇こんな簡単なことを私たちが、いつでも意識する時、他者と共に生き
ていくことが出来るようになるのだ。自分が痛ければ、他人も痛いのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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問題はどこにあるのか

◇ちょっと次の会話例を読んでみてください。
A「太郎は、何度指示をしてもわからないので困ったものです。どう
したらいいんだろうね。」
B「具体的にどういうこと・・・?」
A「『太郎に、~をしておいて』と指示すると、『はい。わかりまし
た。』というものの、ピントの外れたことをやってくれるんだ。ちゃ
んと、やり方を伝えているつもりなんだけど・・・」
B「俺から太郎に言ってやろうか」
A「そうだね・・・。」

◇Bの対応は一見、Aを慮っての対応のように見えますが、実は重大
な問題があります。AとBの会話のテーマになっている太郎の態度を
変えようとしているところが問題なのです。AがBに悩みを打ち明け
たとき、それが太郎のことであっても、あくまでもAの問題なのです。
それなのに、Bの意識は、Aが問題視している太郎の態度を変えよう
としています。

これでは、Aもすっきりしないはずです。

◇こんな会話であったらどうでしょう
A「太郎は、何度指示をしてもわからないので困ったものです。どう
したらいいんだろうね。」
B「それは、君にとって何が問題なんだい?」
A「だって、指示が通らないのは困るだろう。」
B「確かに困るよね。」「そして、指示が通らないことは、君が大切
にしている何が傷つけられているんだろう。」
A「時間の無駄だし、何度も言っているとイライラしてくるんだ。」
B「イライラしている時、何を考えている?」
A「『何で、こいつは1回でわからないんだ!本当に頭の悪いやつ
だ。』と思っているね。」
B「君がそう思うのも無理も無いけど・・・、仮に君にできることが
あるとしたら、今までやってきたこと以外で、どんなことが考えられ
るだろう?」
「何かできることはないかな?」

◇いかがでしょうか?「BはAに何ができるか?」ということに意識
を向けて会話しています。これにより、Aに自ら、問題を解決する改
善行動を発見する可能性が出てくるわけです。

◇Aが、もし太郎の態度に呆れて諦めていたら、太郎がどんなであろ
うとも問題を感じないはずです。太郎の態度にまいっていても、「自
分に何かできないだろうか?」という問いが、Bに相談したねらいで
ある可能性が高いのです。太郎の態度を変える前に、Aの行動の改善
を考える必要があるのです。

◇問題のテーマが、当事者以外のことのように見えても、相談してい
る目の前の相手が問題を抱えていることに意識を向けて話を聞いてみ
てください。「過去と他人は変えられない!」のです。変えられるの
は、私たち自身、問題を感じている本人だけなのです。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月07日

なぜ、こんなことが起こるのだろうか!

【記事】中学体育教諭が女子生徒20人の点数水増し 奈良

 朝日新聞(2008年3/5)より以下抜粋

○奈良県田原本町の町立田原本中学校の保健体育科の男性教諭(44)
が、3学期末のペーパーテストで3年生の女子生徒約20人の答案を書
き換え、点数を水増ししていたことがわかった。教諭は「実技が良いの
に、学科の試験が悪い生徒に良い成績をつけてやりたかった」と不正を
認めているといい、県教委が処分を検討している。


○県教委や同校によると、期末テストは2月26日にあり、教諭は採点
をする際、特定の女子生徒の答案について、間違った解答を消しゴムで
消して書き直したり、解答が空白の場合に自ら書き入れたりして点数を
水増ししたという。同月29日に返却された答案を見た生徒から「自分
の解答とは違う」と学校側に申し入れがあり、発覚した。
 
○同中は3日に全校集会、4日に保護者会を開いて校長らが謝罪。発覚
後、教諭には自宅待機を指示した。以前も不正がなかったか調査すると
ともに、詳しい動機などを教諭から聴いている。
 
○県教委は「事実であれば教育の根幹を揺るがす行為。厳しい処分で臨
む」としている。
 


*私からのコメント

◇今回取り上げたこの事件は、それほど悪質なことではないかもしれな
いが(女生徒へのわいせつ行為ではないし、刑事事件でもない)、しか
し、教育現場にとっては、大きな問題かもしれない。


◇それこそ、「事実であれば教育の根幹を揺るがす行為」かもしれない。
が、これまたしかし!こんなえこひいきのようなことは、学校では随分
と行なわれていた。教師も人の子だから、好き嫌いがあって、多少なり
ともひいきをしてしまうことは、随分とあった。だから、この事件もそ
の延長線上のものなのかもしれない。


◇しかし、そうだとしても、こういう事件として発覚はしなかったはず
だ。こういう事件として発覚してしまったことに私は、重大なものを感
じるのだ。それは、この教師が、女子生徒にとって、奇異に映っていた
のではないかということだ。そして、あまりにも幼稚で、こんな大々的
にテストを改変すれば、当然発覚するだろうと言うことを理解できない
教師だったのではないかということだ。


◇もし、この仮定が、現実的に当たっていれば、問題になるのは、その
学校の教師集団だ。なぜ、この教師にアドバイスや忠告を与え、こんな
事件を起こさないように、抑止できなかったのだろうか。この点が、学
校の現在の問題のように感じる。変な教師は、存在するはずだが、その
変な教師を抑止し、普通の業務水準を維持できるような教師集団になっ
ていないのが問題なのだ。


◇校長の問題や教頭の問題と言うよりも、その集団の問題と考えた方が
よいのではないかと思う。民間の会社でも変な社員はいるが、その社員
が、変なことをしないような状況を作っている場合が多い。教師集団も
相互チェックをしてみてもよいのではないだろうか。あまりにも教師の
自律性を尊重しすぎると危険なことが起こる可能性があるように思う。

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ダグ・ハマーショールド

もっとも長い旅路は、自分の心に向かう旅路である。

◇私たちは、なかなか自分の心と向き合うことはできない。自分で自分
の顔を直接見ることが出来ないように、自分で自分の心を見ることはな
かなか出来ない。自分の真の姿を見ることは非常に難しいことなのだ。


◇だから、私たちは、自分とめぐり合うために人生という長い旅路に出
立する。自分と出会うために様々な敗北をし、様々な成功をし、様々な
人間と会い、様々な人間と別れる。自分自身とめぐり合うために自分以
外のことに精を出して、遠回りしながら、行き着くところまで突き進ん
でいく。


◇そして、最後に出会う人間が、自分自身だ。だから、今日の言霊も言
うように、自分と出会う旅路がもっとも長いものなのだ。


◇私たちが、人生をかけて歩んでいく先には、実は自分自身との出会い
しかないのかもしれない。自分から出て、自分に戻っていく旅路が人生
なのかもしれない。言ってみれば、それほど、自分自身が大きいという
ことなのだ。小さい人間なんていないのだ。自分自身と向き合う旅に出
ている限り。

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2008年03月06日

テニソン

私は、私が出会ってきたすべてのものの一部である。


◇私たちは、単独で生まれ、単独で生活をし、単独で色々な考えを生み
出し、単独で人生を全うすることはできない。私たちは、誰かと誰かが
出会って、その交流の末に生まれ、誰かと誰かの間で生活をし、誰かと
誰かの影響を受けて色々な考えを生み出し、誰かと誰かに見取られて人
生を全うする。


◇だから、私たち一人ひとりの個性は、私たちが、様々なものやことや
人の影響を受けて、創られるものだ。今日の言霊が言うように「出会っ
てきたすべての」ものやことや人の一部を受け継いで、自分が成り立っ
ているのだ。


◇だからこそ、私たちは、自分以外のすべてのものやことや人から、自
分にとって大切なことを学び続けなければならないし、自分を形作って
くれたそれらのものに感謝しなければならない。


◇出会ってきたすべてのものの一部として、今の自分を大切にすること
だ。そうしなければ、出会ってきたすべてのものに失礼だ。そう!自分
は自分ひとりで、自分になるわけではないのだ。自分以外のものやこと
や人のお陰で人生が成り立っているのだ。そのことを生きている間中忘
れてはいけない。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月05日

「驚愕」(後編)

○前回のあらすじ

とある大手中学受験塾の、ある教室における驚きの出来事を聞いた。
小6のA子ちゃんのお母さんとその教室の室長の面談で、開口一番、
驚きの一言が・・・。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

A子ちゃんの学力は小6のその塾の中程度。学力別クラスでは、真ん中あ
たりのクラスである。真ん中といっても、塾自体の学力レベルが相当高い
ので、なかなかの学力であることは間違いない。


そのA子ちゃんのお母さんと室長が面談を行った。昨年の11月のことだ。
第一志望校はもちろんのこと、何日目にどの学校を受験しようかという受
験の併願作戦も本格的に決めていこうというような面談だったらしい。


そして、開口一番飛び出したお母さんの驚愕の一言がこれだ。

「うちの娘、実は小学4年生なんです」。

なんと学年を偽って小6の授業を受けさせていたのだ。


どうして、気付かなかったのかとお思いだろう。同じ小学校の子がいた
ら一発でバレてしまうのではないかと。


A子ちゃんは電車を乗り継ぎ、およそ四十分かけてこの校舎まで通って
いたのだ。だから、同じ小学校の生徒はいなかった。もちろん、同じ小
学校の生徒がいないような遠くの校舎をお母さんは選んだのだが。


実は、この塾、わざと遠くの校舎へ通う生徒は珍しくないらしい。

「近所の校舎よりも合格実績がいいから」、

「同じ小学校の友達がいないほうがいいから」、

「塾通いを知り合いや友達に内緒にしたいから」、

などの理由でわざわざ遠くの校舎に通わせる保護者がいるのだ。
(そうしてまでも、通わせたい塾であるのは凄いことなのだが。)


だから、A子ちゃんが電車を乗り継いで通っていたとしても、教室の
スタッフは別段不思議に思わなかった。


体の大きさだって、小さいけれど、まさか小4だとは誰も思わない。
単なる小さいほうの生徒という認識だ。何より、小6で中程度の学力
なのだ。疑う余地がない。

その室長は即座に「これ以上、お預かりできません」と断ったらしい。
飛び級とか、そういう対応もあったのだろうが、まぁ、心情的には理解
できる。ある意味「ダマされていた」のだから。


お母さんは、高いレベルで勉強をさせたかったのだろうが、可哀想なの
はA子ちゃんである。


4年生なのに、6年生のクラスに放り込まれて、とても肩身の狭い思い
をしていたに違いない。小4なのに、小6のフリをしなければならない
こともあっただろう。


お母さんの気持ちも分からないでもないけれども、やはりこういうのは
大人のエゴだなぁとも思ってしまう。もし、6年生の勉強をさせたけれ
ば飛び級の相談をしても良かっただろうし、個別指導塾という手段もあ
ったはずだ。


近所にある同じ塾に通うにしても、A子ちゃんの気持ちはどうなんだろ
うか。最初は単なる驚愕の話だけだったのだが、子供の気持ちを想像す
ると、なんとも複雑な気持ちになってきた。

(生徒名は仮名です。)

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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遠藤 周作

神とは背中をそっと押してくれるような働きである。

◇今から、ちょうど7年前、私は、大きな決断をしようとしていた。
1ヶ月前に入社した会社を辞めようか、辞めまいか迷っていた。入社し
てみたものの、どうも社長と合わない、経営幹部と合わない、こんな状
況の中で、長く勤めていけるのか?と疑問を抱いていた。


◇とそこへ、ある会社の社長さんから、英会話学校を立ち上げたいので、
コンサルをしてくれないかと、依頼があった。前職から付き合いがあっ
た社長さんだったので、聞き流すわけにも行かず、受けようか、受けま
いか迷ったが、結局、その話に乗って、会社を辞めてしまった。今日の
言霊で言う「背中をそっと押してくれる」話だった。それ以来、今の会
社を立ち上げて、もう丸7年が経つ。


◇私は、別に独立志向などというものはなかった。他人の褌で自由に相
撲が取れることが、気楽でよいと思っていたからだが、しかし、思いも
よらない話で、教育機関専門のコンサルタント会社を作って、今では、
それなりに会社の体をなし、去年から、NPO法人も作って、自分の夢
を実現するための基盤を作りつつある。


◇そういう意味では、今日の言霊のように、神様が、そっと私の背中を
押してくれたのだろう。この先、私の背中を押した神様の判断が正しか
ったかどうかは、私の頑張り次第だが、兎に角、何も考えていなかった
私が、ここまで来られた。


◇私が、チャンスを活かしたかどうかは、未だ分からない。しかし、誰
かが背中を押してくれた。そして思いもよらない人生のスタートを切っ
た。私の背中を押してくれた神様に感謝している。神様は、思いもよら
ない人の中にいるのかもしれない。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年03月04日

春休みの計画を作ろう!☆

◇今月の末から春休みが始まる。子どもの自律を促す絶好のチャンスが到来
するのだ。今から、春休みの計画を子どもと一緒に作り出してみてはどうだ
ろうか。

  お母さん:春休みはどういう計画を立てようか?
   A君 :え~?春休みは、どこかに連れて行ってくれるの?
  お母さん:そうね。1回ぐらいはどこかに行けるようにしたいわね。
   A君 :どこに行こうかな。たまには、遠くに行ってみたいな。
  お母さん:そうね。お父さんと考えておくわ。それより、A君の春休み
の計画を考えましょうよ。
   A君 :嫌だよ。どうせ、勉強の計画でしょ!僕だけなんで、つまら
ない計画を考えなきゃいけないの?
  お母さん:そんなことはないわよ。お母さんだって、家事の計画を立て、
お父さんだって、家族サービスの計画を立てるんだから。み
       んなで春休みの計画を立てましょう。お母さんは、A君にま
       ず春休みの目標を作ってもらいたいんだけど。
   A君 :お母さんは、何が目標なの。お母さんの春休みの目標は何?
  お母さん:そうね。春休みの目標としては、台所の掃除を3日間でして、
       みんなが驚くほどきれいな台所にするわ。A君は?
   A君 :え~?なんだろうな。今度6年生になるから、体力作りかな。
  お母さん:いいじゃない。体力作りに何をやるの?
   A君 :う~。縄跳びをやろうかな。
  お母さん:いいじゃない。縄跳びを毎日何回やるの?
   A君 :じゃあ、30回づつやるよ。
  お母さん:凄いじゃない。頑張りなさいよ。じゃあ、勉強の目標は。
   A君 :そうくると思った!どうしようかな?


◇こんな感じで、先を急がずに、お互いが納得しながら、目標を決め、計画
を立て、最後に紙に書いて、みんなの見えるところに貼って、春休みの計画
を実行していくようにしよう。

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安田 善次郎

独立心と克己心の強弱が人の貧富の岐路となる。

◇私たちは、毎日毎日、自分自身と戦いながら生きている。しかし、そ
の戦いは、勝ち負けを決めるという戦いである以上に、自分の心と対話
をしながら、ある妥協点を決めていくという戦いだ。

◇だから、この自分自身との戦いは、永遠に続くものだ。そして、その
戦いの結果は、長い目で見ると、自分自身のプラスになるようなものに
なる。妥協点が徐々に上がって、自分自身の本当の意志がそこに反映さ
れるようになるからだ。


◇今日の言霊の独立心や克己心の強弱とは、そういう妥協点の区切り方
だ。ある人は、自分自身との戦いにおいて、低めの妥協点を設定し、毎
回の戦いを終えるだろうし、ある人は、自分自身との戦いにおいて、高
めの妥協点を設定し、粘り強く、自分を説得して、最終的には、自分の
狙う以上の妥協点になって、戦いを終えるだろう。そういう毎日の戦い
の結果が、人それぞれの人生において、個性的な差になっていくのだ。


◇私たちは、いつも自分自身との妥協点で生きている。その妥協点を高
くするか、低くするかは、自分自身の心が決定することだ。だから、自
分自身を大切にしたかったら、安易な妥協を自分自身とするべきではな
いかもしれない。あまりにも話しの分かる自分自身でいることはない。
自己との対話に時間をかけよう。

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2008年03月03日

3月1日号 「有形化のススメ~無形なサービスを見える形にする!」

◆目次
■巻頭所感                       
■Pick Up教育ニュース&ポイント                   
■達人の小技:モチベーションをかける                           
■MBA特集:有形化のススメ~無形なサービスを見える形にする!               
■月刊塾経営の視点:2008年3月度                     
■イノさんのコミュニケーション道場:第45ラウンド「受付ロールプレイのススメ!」
■数で読む教育:子供の学習費調査                           

「塾経営サクセスネットMBA」109号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、「有形化のススメ~無形なサービスを見える形にする!」です。学習塾は人的サービスを中心にしていますので、無形のサービスなのです。この無形のサービスを有形化して、保護者にも生徒にもわかるようにすることが、基本的な学習塾の業務です。私は、室長セミナーでよく「室長の仕事は、無形のサービスを有形化することだ!」と檄を飛ばします。校舎業務の本質を室長が知って業務をすることが重要なことです。ぜひ、参考にして、貴塾の業務の定型化をしてください。
 また今号の「月刊塾経営の視点」は、受付と講師研修・進級ガイダンスを取り上げています。集客時期であり、学年の上がる時期である3月は、色々な方面に意識を向ける必要があります。ぜひ、貴塾の受付チェック・講師研修チェック・ガイダンスチェックに活用してください。


マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

室長の業務は、無形のサービスを有形化することだ!

『はじめに』

◇学習塾のメイン商品は、授業だ。その授業は、人的サービスの最たる
ものだから、生徒は、その授業を持って帰れない。保護者に授業の中身
が伝わらない。だから、学習塾は、様々な有形化を企てて保護者に安心
感を与えてきた。無形のサービスを有形化することが、学習塾の最大の
命題になるのだ。

『無形のサービスを有形化することが、生徒を獲得する近道だ!』

◇学習塾のサービスには、どんなものがあるだろうか。
  1.授業(本科・補習・テスト対策)
  2.生徒面談
  3.保護者面談
  4.DTS
  5.保護者会
  6.生徒学習ガイダンス
  7.理解実験教室
  8.読書感想文の発表会
  9.体験プログラム
  10.合宿

◇授業の有形化の簡単なものは、テスト得点・学校の成績・合格実績だ。
そして、掲示やポスティング・チラシでのアピールだ。生徒面談・保護
者面談は、面談内容の書面化による生徒と塾側、保護者と塾側の情報の
共有化だ。そして、校舎内の掲示によるアピールだ。兎に角、学習塾で
やっていることを目に見える形にして、在籍生にも、その保護者にもア
ピールすること、一般生にも、その保護者にもアピールすることなのだ。


◇この有形化を室長が仕事の本質だとつかんでいれば、業務の優先順位
がそれなりに分かってくるはずだ。時期時期による掲示のタイミングや
様々な結果報告など、マーケットに対してしっかり有形化して発信すれ
ば集客のメルクマークを創れるはずだ。


◇集客期は、校舎の入り口に何が貼ってあって、受付には、どういう掲
示が必要で、そして、教室に何をアピールするべきかを理解していれば、
集客は、基本的には上手くゆく。室長は、何をアピールするのかを徹底
的に考えるべきだ。合格実績の目立たせ方、サービス内容の豊富さの演
出、生徒に対する視線の優しさなど、この時期にアピールするべきこと
が一杯あるはずだ。集客期こそ、徹底した有形化を試みよう。保護者の
塾回りが激しくなるのだから。


『経営者の視点』

◇経営者は、室長や職員に無形のサービスの有形化を徹底的に求めてい
こう。顧客の判断基準は、目に見えることが、中心になる。そのことを
現場に徹底して落とし込むことだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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事実のようで、事実でない話

◇私たちの日常会話の中では、「事実」のように伝えられて、「事実で
ない」ことがたくさんあります。親友のAさんの話を聞くBさんになっ
たつもりで次の会話例を読んでみてください。

A「山田は本当に暗いやつだよ」
B「なぜ?」
A「だって、山田は一日中パソコンと向かい合っていて、声をかけても、
生返事するだけで、全然話が盛り上がらないだよ。本当に暗いやつだよ」


◇山田さんに対する皆さんの好意のレベルはいかがでしょうか?恐らく、
好感を持った方は多くは無いでしょう。むしろAさんの話に同調して「山
田さんが暗い」と感じた方が多いのではないでしょうか。

◇それは、まず、親友の最初の発言で、Bさんあなたは、Aさんの主観の
枠組みにはまっているのです。そして、あなたは、ネガティブな印象の枠
組みで、過去に出会った暗い人物や体験を思い出しながら聞くことで、A
さんの主張するとおりの人物像をイメージしてしまっている可能性が高い
のです。

◇そして、Aさんが語る山田さん像は、事実でしょうか?「何一つ」「全
然」といった極端な物言いはAさんの見方であり、主張であるので、事実
ではありません。もし事実だとすれば、「あー。とか、うん。とか、言う
ことがある」「注意したことどおりできないことがある」とか「守らない
ことがある」と言うことです。

このように、私たちの日常会話では、事実のように語るものの、語り手の
主観や意見を表現しているものが非常に多いのです。

◇もし、Aさんが「私は、山田は暗いやつだと思うんだ。一日のうちパソ
コンの前に座っていることが長いと感じるし、声をかけると『あー。』と
か『うん。』という返答で話が終わることが多く、話が盛り上がらない感
じがするんだよね。」といったら、山田さんの印象は先ほどとは違ったも
のになったのではないでしょうか。もしかしたら「山田さんは、仕事に夢
中になっているのかもしれないね」なんて余裕の受け答えができるかもし
れませんね。

◇「私は、~と思う。」と、Aさんが切り出すことで、「私の主観なのだ
けれど・・・」という前置きが聞こえますね。おかげで、「山田さんが暗
い」という話を事実として誤解しなくて済むわけです。

◇ところが、日常会話では、この「私は、~と思う。」が省略されること
が多く判断を誤る危険があります。

◇他者の話を聞く時は、「事実のように語られることの多くに、話し手の
主観がたくさん含まれている」こと念頭において、事実を聞きだせるよう
に、質問を有効に使ってみましょう。

「どのくらいの時間パソコンの前にいるの?」
「生返事って、具体的にどんな返事なの?」
「全然話が盛り上がらないって、どんな様子のこと?」
なんて質問をしたらいかがでしょうか。

志賀 直哉

大地を一歩一歩踏みつけて、手を振って、いい気分で、進まねばならぬ。
急がずに、休まずに。

◇私は、甘えん坊将軍だからついつい他人に期待する。自分で何でもし
なければならないのに、他人に甘えて、ついつい他人がしてくれるのを
待っている。


◇もしかしたら、誰かが、僕のことに気が付いて、声をかけてくれるだ
ろうな?と期待しているし、もしかしたら、誰かが、僕のことに気を使
ってくれて僕を元気付けてくれるだろうな?と期待する。


◇甘い期待を他人に抱いて、その期待が裏切られるとついつい他人に失
望し、他人を非難する。甘えん坊将軍の私は、いつもこんな感じで生き
てきたようなところがある。


◇しかし、そんなことは、はじめから意味のない期待なのだ。今日の言
霊も言うように、自分で大地をしっかり踏みしめながら歩まない限り、
人生は動いてくれないのだ。


◇それも元気よく、気分も晴れやかで、そして休まず急がず歩んでいく
ことだ。他人に甘えて、他人に期待しても、自分の人生を自分のものに
は出来ないのだ。


◇もう春だ!今日の言霊のように、一歩ずつ大地を踏みしめて歩もう。
自分の人生を自分の足と気持ちで生きていこう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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チャップリン

アイデアは、それを一心に求めてさえいれば必ず生まれる。

◇私たちは、成功哲学やスピリチュアルな教えに興味を持つ。どうすれ
ば、人生の成功者になれるのかと必死に成功哲学を読む。どうすれば、
精神上の豊かさを獲得できるのかと必死になってスピリチュアルな書物
を読む。


◇そして、直ぐに実行してみようと色々とチャレンジするけれども、長
続きしない。やっぱり今回もダメだった!と肩を落とす。そして、また
次の成功哲学やスピリチュアルな教えに手を出して、今度こそ、成功し
てやる!と気合を入れなおして、実行するが、結果はそれほど変わらな
いもので終わるのだ。


◇私は、人生の成功者でも精神世界の中で悟りを開いた者でもないから、
そういう人たちに対して云々できるものではないが、今日の言霊も指摘
するように、何かを一心に求めて、行動し続けることが、重要なことで
はないだろうか。


◇誰かの成功哲学は、誰かの成功哲学で、自分のものになっていなけれ
ば、一心に追い求めることはできないだろうし、誰かのスピリチュアル
な教えは、誰かの教えであって、自分のものに出来なければ、これまた
一心に追い求められないだろう。


◇あれもこれもやってみようと右往左往して、結局、成功哲学やスピリ
チュアルな教えに何かを求めても、それは、自分の人生の不成功や不惑
の言い訳以上のものにはならないように思う。成功哲学や精神世界の教
えという衣装をとっかえひっかえしてみても、自分自身の何かが変わら
ない以上無理な話だ。


◇一心に何かを求めるためには、それを求める大きな理由が必要なのだ。
何のために、私たちは、求めるのか。自分のためにか、社会のためにか、
他人のためにか、それともやむにやまれぬ感情的衝動からか。その強さ
が、実行の継続を決定するのだと思う。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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