安田 善次郎
独立心と克己心の強弱が人の貧富の岐路となる。
◇私たちは、毎日毎日、自分自身と戦いながら生きている。しかし、そ
の戦いは、勝ち負けを決めるという戦いである以上に、自分の心と対話
をしながら、ある妥協点を決めていくという戦いだ。
◇だから、この自分自身との戦いは、永遠に続くものだ。そして、その
戦いの結果は、長い目で見ると、自分自身のプラスになるようなものに
なる。妥協点が徐々に上がって、自分自身の本当の意志がそこに反映さ
れるようになるからだ。
◇今日の言霊の独立心や克己心の強弱とは、そういう妥協点の区切り方
だ。ある人は、自分自身との戦いにおいて、低めの妥協点を設定し、毎
回の戦いを終えるだろうし、ある人は、自分自身との戦いにおいて、高
めの妥協点を設定し、粘り強く、自分を説得して、最終的には、自分の
狙う以上の妥協点になって、戦いを終えるだろう。そういう毎日の戦い
の結果が、人それぞれの人生において、個性的な差になっていくのだ。
◇私たちは、いつも自分自身との妥協点で生きている。その妥協点を高
くするか、低くするかは、自分自身の心が決定することだ。だから、自
分自身を大切にしたかったら、安易な妥協を自分自身とするべきではな
いかもしれない。あまりにも話しの分かる自分自身でいることはない。
自己との対話に時間をかけよう。
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