M&Aの底流に流れているもの!
『はじめに』
◇今年に入っても、M&A関連の情報が、入ってくる。1月には、学究
社が、進学舎を買収し、長年のライバル関係に終止符を打ったし、2月
には、Z会が、市進と資本提携ならびに業務提携を発表した。学習塾業
界は、今年もM&A関連の出来事が、続くかもしれない。今回は、その
M&A関連から私たちが、学ぶとすれば、どういう点なのかを考えてみ
たい。
『大手だって焦っているのだ。スピードが問題なのだ!』
◇M&Aの底流に流れているものは、スピード感だ。自社開発で何とか
しようと思えば、莫大な時間と経費が必要だが、どこかにあるものを使
えば、開発時間も開発コストも共に省ける。学習塾を取り巻く現在の状
況下で、一番重要なことは、まずは、先手を打つことだし、マーケット
に注目されて自社のネームバリューを上げることだ。そうすれば、認知
度が上がり、生徒の集客は、容易になる。当然のことだが、顧客は知っ
ているところに行き易いのだ。
◇もう一つ重要なことは、シナジー効果だ。相乗効果を狙って、自社の
経営資源と他社の経営資源を組み合わせて、一つよりは二つの効力を発
揮しようとすることだ。自社でコツコツ広がるよりも、提携をしてスピ
ーディーに拡げ、そして効果を2倍狙うということだ。大手も焦ってい
るからこそ、M&Aが続くのだ。
◇中小の学習塾が、近年のM&Aから学ぶことは、このことだ。自社で
何とかしようとするよりも、よいものを自社のノウハウで活用すること
だ。オリジナルで開発するよりも、今あるよいものを使って、自社の独
自性を表現することだ。往々にして、自分のところで創った方がいいも
のが出来ると思っている中小の学習塾の塾長先生がいるが、そんな考え
はこの際捨てて、あるものを自社流に使って、独自性を出した方がよっ
ぽど今の時代の武器になるはずだ。他人の褌で、自分流の相撲を取るこ
となのだ。
『経営者の視点』
◇経営判断は、質とスピードが勝負だ。限られた情報量と限られた時間
の中で、いかに迅速に的確な判断をするかが問われている。その時に必
要なことは、判断基準になるパラダイムだ。現象の底流に流れている本
質を見つけることだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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