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« ☆どんな人間に子どもが、成長して欲しいですか☆ || サミュエル・ウルマン »

「いくつ」

生徒が言う。「先生、いくつ?」

僕が答える。「58キロ」

不満顔で生徒が言う。「そうじゃなくてさぁ・・・」

すっとぼけて僕が答える。「あぁ、ゴメン、ゴメン、167センチ」

「・・・・」


生徒が、「先生、いくつ?」ときいてくるときは間違いなく『年齢』であ
る。


生徒は、やたら年齢を聞いてくるのだが、興味本位や教師を多少からか
う気持ちもあるのだろう。


生徒に年齢を明かしてはいけないと決めている塾もある。学生の時間講師
が教えていたりするのを知られたくないという事情などもあるらしい。


僕も言ったり言わなかったり。別に年齢を知られたからといってどうって
ことはない。まぁ、でも、少し秘密的要素があっても面白いかも、とは思
う。


だから、「いくつ」と聞かれたときは、体重、身長を答えるようにしていた。
これもオヤジギャグの一種だろう。


そうすると、子供も「いくつ?」とは聞かず、「先生、何歳?」と聞いてく
る。


そのときは、「白菜」とか「チンゲン菜」とか「オヤジ臭い」とか、これま
たオヤジギャグである。


ただ、この質問、非常に多いので、面倒くさいときは「18歳」というこ
とで統一である。

「いくつ」攻撃にも飽きた頃、小5(受験)の授業でこんな質問を隼人
がしてきた。


「先生、いくら?」


「先生は、どちらかというとイクラも好きだけど、ウニのほうが好きです」


「つまんねぇ!」


「まぁ、いつものことです」


「そうじゃなくって、給料いくら?」


今度は、そう来たか。


はっきり言って、いくらなのか、正確なところは覚えていない。生活し
ていくのに困らない程度ではある。もちろん、ニジュウウンマンエンだ
よと言うわけにもいかない。


「先生はね、お小遣い制なんだよ。授業が終わったら室長に300円も
らって、それでパンを買って暮らしてます。室長の機嫌がいいと、お小
遣いが500円になります。期限が悪いと100円ももらえません」


「エー、マジでーー?じゃぁ、先生、頑張んなきゃね!」


結局、彼らは僕に興味があるのではなく、僕のつまんない冗談が聞きた
いだけみたいである。

(生徒名は仮名です。)

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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