教育を語ることの難しさ
『はじめに』
◇先々週の土曜日に、NHKの生番組に出た。「学力 日本の、これか
ら」という番組で、学力低下問題を論じるものだが、色々な人が、色々
なことを言って、結局は、教育のことについて、何も考えを深められる
ようなものではなかった。私も上手く自分の意見をまとめて言えなかっ
たが、そこで学んだことがある。それは、教育を語ることは、非常に難
しいということだ。
『保護者に教育を語る土壌を作ろう』
◇教育は、誰にでも語れるアイテムだ。教育のことを学んでいなくても、
教育を受けたことがあれば、誰でも語れる。だから、教育を語ることは、
非常に難しいのだ。このことは、今回のテレビ番組に出る前から分かっ
ていたが、頭で分かっている以上に、実際は、もっと凄いものだと実感
した。
◇そこで、ふと心配になったのが、学習塾の保護者会や面談(懇談)で、
教師が教育について語る時に、今まで以上の注意が必要なのではないか
ということだ。今までも保護者会や面談では、注意をして私は話してき
たが、もしかすると、そんな注意ではいけなかったのかもしれないと反
省している。
◇学習塾にも色々なカラーがあるから、一概にすべての学習塾で細心の
注意をする必要はないかも知れない。たとえば、生徒層をセグメントし
ているような塾(=超進学塾・フリースクール・学習支援塾など)では、
それほど教育観が保護者の間でずれていない。この場合は、あまり心配
は要らないが、広い層で生徒を獲得している場合であれば、保護者の教
育観は、非常に大きく違っていることが考えられる。こういう場合は、
注意が必要だ。
◇こうした場合は、教育観の情宣活動が重要になるだろう。毎月の家庭
通信で教育観について下地作りをすることだ。ことあるごとに、教育方
針やその方針が出来た背景を説明する機会を設けることだ。教育を語る
前提をしっかり保護者に伝えておくことが非常に重要だと思う。そうし
ておけば、保護者の間で教育について語り合った時にも、塾の話題が出
て、自塾の教育観を保護者が伝えてくれるはずだ。そして、その教育観
に賛同する保護者の輪が広がっていくことだろう。
『経営者の視点』
◇私たちは、口コミの材料を保護者に提供することだ。その一番は、成
績向上や合格実績だ。その次に子どもの態度変容に関すること。そして
教育に関することだ。これらの情報提供を怠らないようにしたいものだ。
口コミの材料を作ることが、学習塾の教室運営なのだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

