小学校5年からの英語必修化の準備を!
『はじめに』
◇新学習指導要領が3月28日に告示された。学習塾としての目玉にな
るのは、やはり小学校5年からの英語必修ではないだろうか。学習の量
も質も2002年以前に戻って、さらに高い水準に今後は、流れていく
だろうと思うが、小学校の非受験のコースをどう充実させていくかが、
今後の課題になるはずだ。
『小学生の英語を学習塾は、どう扱うか!』
◇小学校で必修になる英語は、「聞く」「話す」を中心にした授業にな
る。英語の学習は、4領域だ。つまり「聞く」「話す」「読む」「書く」
だ。そのうち、小学校では、英会話スクールが主に力を注いでいる2領
域「聞く」と「話す」にシフトするらしい。
◇ということは、小学校の先生が、英会話スクールのネイティブスピー
カーのように授業を展開しなければならないかもしれないということだ。
逆に言えば、そんなことは多分出来ないだろうから、ALT(アシスタ
ントランゲージティーチャー)を多用するか、DVDかCDを使っての
授業になるかもしれない。
◇兎に角、よっぽど研修を積まない限り、よい授業は小学校では出来な
い可能性がある。ここに、学習塾の商機があるのだ。
◇学習動機には、様々な要素があるが、総合学習の時間でも証明されつ
つあるが、達成感のないことは長続きしない。もし、「聞く」「書く」
の領域だけで、授業が行われるだけならば、小学校の英語は、なかなか
達成感を与えることが出来ないだろう。学習塾は、そこをしっかり考え
れば、学校の授業よりも優位になる。
◇だから、小学生の英語の方向性は、二つある。一つは、小学校と同じ
ように「聞く」「話す」に徹底的に特化して、徐々に「読む」「書く」
の領域まで学習していく方向と、はじめから英検や中学校が要求する
「読む」「書く」の領域に特化して、学力としての英語にシフトする方
向だ。どの方向を選ぶかは、地域状況や競合他塾との関係、そして自塾
の地域イメージによって決まるだろう。来年あたりからコース変更が出
来るように、今年のうちにコース設計を練って、カリキュラムを研究し
ておいたほうがよいと思う。
『経営者の視点』
◇新学習指導要領をどう受け止めるのかは、大きな問題だ。道徳教育に
力を入れるようになるし、学力偏重は、さらに強まるし、保護者は、公
立学校に期待するはずだ。教育に対する風潮なり、流れがわかっていく
ことになる。今年は、そのあたりをしっかり見据えて、来年の準備をし
ておいたほうがよいと思う。

