ルソー
ドレイは彼らの鎖のなかですべてを失ってしまう、
そこからのがれたいという欲望までも。
◇こういう話を聞いたことがあるだろうか。サーカスの象の話だ。子ど
もの象は、逃げないように、鉄の鎖にしっかり繋がれているが、大人の
象は、そんなことをしなくても逃げないから、ロープ程度のものに繋が
れているだけなんだそうだ。
◇この話が嘘か本当かわからないが、学習塾の講師時代に、この話をよ
く中学生にしたものだ。それは、子どもの象は、逃げようと必死にもが
くが、しっかりつながれているから、逃げようにも逃げられない。結局、
逃げることを諦めてしまうのだ。そうして大人になっていくから、大人
の象になれば、簡単なものに繋がれているだけで逃げないようになる。
本当は、逃げるだけの力があるのに、きっと逃げられないんだと大人の
象は、自分の能力を諦めてしまうのだ。だから、君たちは、どんなに結
果が出なくても諦めてはいけない。飼いならされてはいけない。今は無
理でも必ず自分の思いは叶うものだから、最後までしっかり頑張るんだ!
と、まあこんな話を中学生にしていた。
◇今日の言霊もこの象のたとえ話に似ている気がする。奴隷は、多分自
分から好きで奴隷にはならないが、そのうちに自分自身の境遇に甘んじ
てしまって、自分から奴隷になっていってしまうのだ。自分の夢も希望
も去勢して自ら積極的に奴隷になっていってしまうのだ。
◇私たちは、最後の最後まで私たちでいるべきだ。どんなに境遇が自分
にとって苦しいものでも、その境遇に同化してしまってはダメだ。諦め
てしまってはダメだ。私たちは、自分の目指すところのものを簡単に捨
ててしまうようになってはダメなのだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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