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« 「居残り」(前編) || 夏目 漱石 »

三宅 雪嶺

己の力を恃(たの)み、頑として動かぬ者は、
憎らしいところがあっても信ずることが出来る。

◇昔、私は非常に生意気だった。今も生意気なのだが、若い頃の私と来
たら、手をつけられないほど生意気だった。世の中すべて対等だと思っ
ているから、ズケズケとものを言うし、自分が正しいと思ったことは、
何が何でも通そうとするところがあった。まさに嫌われ者の要件を全て
揃えている人間だった。


◇こんな人間が、最近は、採用面接をしているから、どうもちょっと変
わり者を求めてしまう。生意気でへこたれない人間を求めてしまう。自
分の若い頃に似た人間を採用してしまうようなところがある。正直に生
きている人間を求めようとしているようだ。


◇自分の意見に自信を持って、それを主張する人間は、自分に誠実なと
ころがある。そして、現実との軋轢を数多く生む。その限りにおいて、
数々の学びがある。


◇だから、信じられるのだ。現実に自分を正直にぶつけることが出来る
人間だから信用できるのだ。芯のある人間なのだ。その芯の使い方が旨
くないだけだ。だから、そんな人間を採用してみようと思うのだ。あと
は、その芯は何なのかを問うだけだ。芯を持つことが私たちには重要な
ことだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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