「試飲」
◇先日、ひょんなことからワインの試飲会に参加しました。私にとって、
試飲という言葉の響きは、そのまま「ただで飲める。」「飲み放題。」
という言葉に変換されるので、積極的に参加したわけです。
◇ソムリエもどきの営業マンは、1本ずつワインを取り出し、やれドイツ
の何処何処の葡萄だの、イタリアの有名なソムリエの一押しだの、チリ
産で市販されていない貴重なワインだのと、説明しながら、本当に小さ
なポリエステルのカップに少しだけ注ぐのです。そして、結局10種類以
上のワインの試飲を終えました
◇当初は、小さなカップに「飲み放題。」の期待は打ち砕かれたかに見え
ましたが、さすがに、これだけの種類を飲み干すと十分すぎるくらいに酔
ってきました。
◇もともとアルコールには強くない私ですから当然です。
卑しい気持ちが飲ませているだけですから・・・。
そして、時がやってきました。
「どのワインの味がお気に召しましたか?」
ちょっと考えて
「このワイン。」と答えると
「このワインは肉や魚料理に非常に合います。~」
そして、最後に
「このワインをいかがですか?」
ときました。
◇結局、答えてしまったワインを購入してしまった。それも一本ではなく
セット販売に乗せられてしまいました。
◇この営業マンは、小さな仕掛けをたくさん用意していたわけですが、
一番の極めつけは、「どのワインの味がお気に召しましたか?」でしょう。
◇与えられた種類の中で、どれが気に入ったかと訊ねられれば、答えを
保留することはかなり難しいものです。「これ!」と答えたところで、
ほぼ購入は決まっていたのです。自分で選択したのですから恨むことも
できません。
◇これは、私たちの日頃のコミュニケーションに役立ちそうです。
迷いに迷って、行動できない時、またそんな人に出会ったら、いくつかの
選択肢を用意し、Which(どの、どちらの)の疑問詞で訊ねるのです。
◇私がワインを購入してしまったように、何か行動が生まれる可能性が高
くなります。
私といえば、結局、ワインが届いたら、家族に向かって、営業マン以上に
蘊蓄を語り、ワインの価値以上に価値を高め、恩着せがましくグラスに注ぐ
ことでしょう。全く卑しい男であります。
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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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連休前半、何をするでも無く、近所でいつも行っている川沿いの公園に
小学生の娘と息子を連れて行きました。
ちょっと冒険をと、河原に向かって道なき道に誘いました。靴やズボンが
ぬれたと大騒ぎしながら、たどり着いた河原は広く、私たち以外人影が無
いのです。
昔なつかしく、川に石を投げて遊んだだけの小さな冒険でしたが、
娘曰く「パパ!遠くへ行かなくても楽しいね。」
読者の皆さん!楽しい連休をお過ごしください。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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