曽野 綾子
すべて人生のことは「させられる」と思うから辛かったり惨めになるので、
「してみよう」と思うと何でも道楽になる。
◇人間は、小さい内は、自分から何かをするというよりも、親や先生か
ら何かをやらされることの方が多い。勉強などは、その最たるものだが、
やらされた勉強が、その後の人生にどのくらいの価値を生むかはわから
ないが、学び方だけは、多少なりとも身につくものだ。
◇天才なら小さい内から、自分で自分のやりたいことが分かるかもしれ
ないが、天才ではない私たちは、誰でも初めの内は、やらされることか
ら始まって、その内に自分のやりたいことを見つけていくものだ。
◇今日の言霊の言う「してみよう」と思う気持ちが、自然と出てくるも
のだ。ただし、それが長続きするかは、別問題だが。
◇私たちは、自分のやろうとすることが、本当に将来に渡っていいこと
なのかどうか、自信が持てない。だから、迷いに迷って、「してみよう」
という気持ちに水を差してしまうのだが、それでもなるようにしかなら
ないのだから、自分がしてみたいと思うものを「してみよう」と腹をく
くれるのならば、私たちは、随分と楽になるはずだ。
◇誰かに「やらされている」と思うか、自分で「してみよう」と思うか
で、自分の人生の価値が決まってくるものだ。同じやるならば、自分の
責任でやる方が、よっぽど気合が入るし、よっぽど晴れやかなものにな
る。
◇なにせ、自分の人生の主役は、自分以外にはいないのだから。自分で
自分に命令することしか、自分の人生では出来ないのだから。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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