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« マルクス・アウレリウス || 6月2日号 定期テストに向けての学習指導 »

競争のフィールドをどこに置くか?

『はじめに』

◇私たちは、競争のフィールドをどこにおいているだろうか。私の地元
である神奈川県は、無料体験のメッカだから、当然、授業の質に競争の
要がある。今から十数年前、臨海セミナーが、無料体験に火を点けて、
その傾向が、ますます強くなった。しかし、授業の質の向上に関して、
各塾が全社を上げて取り組んでいるかというとそうでもない。どうすれ
ば、授業の質が向上するか、明確な指針がないために、全社の力がそこ
に集中しないのだ。だから、それに気が付いているところが、比較的優
位な展開になっている。ただし、競争は、その他にも沢山の要素がある
から、それだけで絶対優位にはならないが。

『自塾の競争のフィールドを理解する!』


◇授業の質に関しては、どうすれば、授業の質が向上するのかを一番よ
く理解しているのは、神奈川県で言えば、ステップだ。ステップは、徹
底的に教師としての職務を各職員に要求する。それ以外は、ほとんど要
求しない。ただし、最近は、やっと集客に関しても多少要求するらしい
が、それでも、他塾の比ではない。他塾は、集客に関して必死になって
いるのだ。それに比べれば、ステップの職員は、教師としての自分の仕
事を考えていればそれで良いのだ。そしてステップは、授業の質を合格
実績で証明するために、戦略高校をしっかり決めて、臨んでいる。神奈
川県で独自入試を採用している公立高校の合格実績を徹底してNO1に
する戦略だ。ステップの戦略の分かりやすさが、最大の強みなのだ。戦
略が分かりやすいということは、職員の力をフォーカスしやすいからだ。
戦う場が、明確なのだ。


◇ステップを例にしてみたが、同様なことが他塾にも言えることだ。職
員がどこで戦っているのか、徹底的に教えることだ。自分の塾は、どこ
のフィールドで戦っているのか、今自塾は、こういう段階だから、こう
いう状況の中にいるから、ここで戦っているが、やがてここでの勝利を
勝ち取れば、次は、このフィールドで戦うのだ!という見取り図を職員
に提示することだ。そのためには、自塾の強みと地域の状況と顧客のニ
ーズを徹底的に理解しなければならない。


◇学習塾の戦うフィールドは、基本的には、コミュニケーション領域だ。
授業が最大のコミュニケーション領域だが、そのほかにどういう領域が
あるのかを、徹底的に考えることだ。地域の競争が、授業のフィールド
だけではないと判断したら、その他の領域に向けて、職員の意識を徹底
的に向けることだ。そして、その領域に対する戦い方を分かりやすくす
ることだ。分かりやすければやすいほど、職員は行動しやすくなる。シ
ンプルな戦場を設定し、シンプルな目標を提示して、職員が、自由に動
けるようにしてあげることだ。


『経営者の視点』

◇経営者は、まずは、自分が戦っている主戦場をしっかり把握すること
だ。そのために、その地域の事情や教育的な流れや世論を知ることだ。
色々な情報に流されて、自分のよって立つところを見失ってはいけない。
まずは戦うコンセプトを明確にしよう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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