井上 靖
努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。
◇1990年に私はある学習塾に転職した。その時に、どの校舎にも貼
ってあったのが、この言霊だ。生徒向けに貼ってあったのだが、その当
時は、この言霊が、「会社に不満を語るような社員は、怠けている社員
なんだ」と暗に言っているようで、非常に嫌だった。不満ぐらい誰だっ
て語るだろ!と思っていたので、勝手にその掲示をはがしたものだ。
◇そして今、私はこの言霊に対してどう思っているかというと、好きに
なっているのだ。年のせいかもしれないが、結局は、人生なんて自分の
生きる姿勢の問題で、どうとでもなると思えるようになった。
◇そうなると断然、この言霊が、ありがたいのだ。希望を語っている時
は、何かに対して正面からぶつかっている時だし、不満を語るようにな
れば、何かから逃げている時なのだ。それが分かるようになって、この
言霊に共感するようになった。
◇私たちは、自分が困難だと思うから、不満を語るのだ。自分で乗り越
えられそうだと思ったら、走り出してでもその障害を越えようとするだ
ろう。自分にブレーキをかけている時は、前に進むことが怖い時だ。そ
ういう時こそ、前に進んでいく意志を持ち直す時だ。
◇不満を語ろうとしたら、自分に言い聞かせよう。努力を止めてないか!
と。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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