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« 井上 靖 || 子どもの気持ちを代弁してあげよう! »

小学校の英語の必修化は、学習塾にとってどういう意味を持つのか!

『はじめに』

◇2011年から小学校の5年から必修化する英語だが、どういう内容
になるのだろうか。先日、英語ノートなるものとその指導書を見た。多
分、あと3年後にこの英語ノーとなるものが小学校の英語の教科書にな
るのだろうが、驚くべきことに、この英語ノートは、オーラル中心の構
成になっている。もしかすると、大変なことになる!そういう思いが沸
き起こってきた。

『学習塾にとって2011年は、ビジネスチャンス!』

◇教科書にも驚いたが、その指導書は、もっと驚く。小学校の先生が、
英語の苦手ならば、この指導書を見ても何も出来ないだろうと感じた。
まずこの指導書や英語ノートは、ダイレクトメソッドを視野に入れたも
のになっているのだ。授業中に日本語をほとんど使わないようになって
いるのだ。英会話を求めているといってもいいかもしれない。


◇この英語ノートは、従来の教科書とは異なって、教科書に沿って指導
するには、あまりにも単純過ぎる。教科書の中の絵や情報が、点在して
いて、その絵や情報を繋ぐためには、英文(=日本語が使えないとすれ
ば)が必要になる。こんな授業が、日本の小学校の先生に出来るのかど
うか、非常に疑わしい。教科書に頼った指導が出来ないのだから、それ
なりの知識や技術が、必要となるのだ。


◇そしてもう一つ。もしこの英語授業が成功したら、今度は、中学校の
英語の授業を全面的に変えない限り、小学校との学習における接続がス
ムーズに行かずに、英語嫌いが大量に生まれる可能性がある。全く異質
な授業を小学校と中学校が、提供することになるからだ。小学校では、
多分英語は、どの科目に比べても面白くなるだろう(授業が上手く行っ
ていれば)。その期待値を生徒が持って、中学校の英語の授業に臨んだ
から、その期待は裏切られることになる。そして、英語嫌いになってし
まうだろう。


◇今回は、英語ノートや指導書を見て、来るべき事態の予測を書いてみ
た。もし、こういう事態が、3年後に起こるとすれば、私たちは、どう
いう対応をしていったらよいのだろうか。教育再生懇談会は、英語を小
学校3年生から行なえと答申を出すだろうし、そういう実験を5000
校でしたいと提案するかもしれない。そうなったら、英語に対する保護
者の意識は、どんどん先鋭化されてくるはずだ。そういう状況の中で、
学習塾が、どういう教育サービスを提供するのかが、問われるだろう。
教務力のない学習塾は、ますます淘汰される状況になっていくかもしれ
ない。ということは、2011年は、2002年と同じようにビジネス
チャンスなのだ。


『経営者の視点』

◇近い将来、教育を取り巻く環境がどう変化していくのかを経営者は予
測する必要がある。そのために、従来から私は、教育行政にアンテナを
立てておくべきだと言っているのだが、それは、今回のように大掛かり
なものもあるし、高校入試の制度変更のようなものもあるし、学校統合
のようなこともある。地域に根ざすことが重要なポイントだが、そのた
めにも、大きな情報と小さな情報をしっかりフォローして、自分なりの
見解を用意しておくことだ。リーダーは、方向性を示すことなのだから、
将来に対する予測をいつでも用意しておこう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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