ピンダロス
ことばは行為よりも長く生きる。
◇今日の言霊は、ちょっと微妙かもしれない。それは、言葉も行為もと
もに長く生きるし、ともに直ぐに消えていってしまうかもしれない存在
だからだ。私たちにしてみれば、誰が言った言葉かも重要なことだし、
誰がやったことかも重要なことだ。
◇しかし、一番重要なことは、それが、人生の中で占める大きさだ。そ
の大きさの比重によって、記憶に残る時間が決まっていく。そして、も
う一つ大切なことは、その言葉や行為が、自分とどう関わってきたのか、
どう関わっていくのかということだ。
◇全く自分とかかわりを持たないものであれば、言葉も行為もともに長
くは記憶に残らないだろうし、逆に自分と深く関わるならば、そのどち
らも長く記憶に残っていくことだろう。
◇言葉も行為もともに、自分にとって、社会にとって、世界にとって、
どういう意味を持つかで、実のところその寿命が決まっていくのだ。当
たり障りのない言葉も当たり障りのない行為も、ともに私たちにとって
は大きな意味を持たないものだ。
◇私たちにとって、重要なことは、私たち自身の存在を問うような言葉
だし行為だ。そういう意味では、言葉も行為の一部だし、行為も言葉の
一部かもしれない。それはともに、私たち自身の生の意味に関わるもの
だからだ。私たちにとって意味のあるものだけが、長く生きられるのか
もしれない。
◇私たちは、無味乾燥な世界の中で生きているように思えるし、逆に意
味の一杯詰まった世界の中で生きているようにも思える。そのどちらで
もある世界に私たちは、いる。だとすれば、私たちは、言葉や行為の意
味を掬い取ることで、そのどちらの寿命も長く出来るのだ。選択するの
は、私たち自身なのだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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