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2008年07月31日

P.F.ドラッカー

長い航海を続けてきた船は、船体に付着した貝を洗い落とす。
さもなければスピードは落ち、機動力は失われる。


◇今日の言霊は、新しい航海に出て行くのならば、古い航海で獲得した
成功体験を一度捨てて、素直な心でスタートを切れということだ。


◇私たちは、ついつい自分の小さな成功体験を大切にして、その成功体
験の中で新しい出来事を処理してしまう。だから、その新しい出来事に
何か素晴らしい種があったとしても、古い体験を元に判断してしまうか
ら、その種を掬い取ることがなかなか出来ない。


◇だから、上手く対応できないのだ。そうなれば、今日の言霊も言うよ
うに、「スピードは落ち、機動力は失われる」から失敗に向かうことに
なる。


◇小さな成功体験は、私たちに自信を提供してくれるが、その裏返しと
して傲慢も用意してくれる。時代の変化に対応するためには、どうして
もその時代の新しさを素直に受け取ることだ。そのために、小さな成功
体験を捨てることだ。時代に素直に向き合うことだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月30日

五島 慶太

人間はときどき、努めて頭を空っぽにしなければだめだ。

◇現代は、ストレス社会だ。文明化が進めば進むほど、私たち人間の心
は、ストレスに弱くなっていくように思える。それは、きっと生きるか
死ぬかの瀬戸際がどんどんと後退して、生きていくことに対する不安が
減少し、それに変わって、よりよい人生を送ることが命題になっている
ことが、原因なのではないかと思う。


◇つまり、生きること以上に、充実した生を求める結果、ちょっとした
ことが、人生の質を駄目にしてしまうと思い悩むからだ。生きることに
一生懸命だった時代では、人生の質なんてことは、二の次だからだ。


◇こんなストレス社会だからこそ、たまには頭を空っぽにして、いつも
の文脈から自分を放して、気楽に時間を過ごしてみよう。


◇きっと、今まで気がつかなかったいろいろな風景が見えるはずだ。い
や風景だけではなく、今まで気がつかなかった自分自身や忘れていた自
分自身に出会えるはずだ。緊張している自分を解き放って、ゆっくりと
時間を使ってみよう。


◇結局、人間は、どうもがいても自分の身の丈を超えて、スーパーマン
にはなれないのだ。どうせ、死に向かって歩いているのだから、慌てる
ことはない。頭を空っぽにする時間ぐらい持っていようではないか。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「文学史」(前半)

講習中は学校の授業がない。
いや、むしろ、学校が長い休み期間だからこそ、塾で講習をやると言ったほ
うが正しいだろう。

いずれにせよ、毎日、塾で勉強してもらえるというのはありがたいことであ
る。特に夏期講習は期間が長い。毎日の教材研究は死ぬほど大変なのだが、
夏期講習用の特別なカリキュラムでガンガン授業が進んでいくのは気持ちが
いい。

中3難関国私立高校受験クラスの国語の授業は、毎年「文学史」を扱った。
長い夏期講習を利用して、奈良時代に始まり、現代までの有名文学作品の作
者や内容を一気に教える。

ただ、覚える数が半端ない。最初のうちはまだ良い。歴史でも習うような有
名な古典作品が多いからだ。

例えば、古事記、枕草子、古今和歌集、徒然草、・・・・。国語の教科書に
も載っているおなじみのものも少なくない。

ところが、近代になってくると、彼らの知らない人物も登場してくる。夏目
漱石や芥川龍之介あたりは問題ない。樋口一葉なんて、お札になる前なんて、
知ってる生徒は少なかった。

有島武郎や谷崎潤一郎、武者小路実篤に志賀直哉。このあたりはよっぽどの
読書好きでないと読んだことはない。名前すら知らないという生徒だって珍
しくない。

毎年、時代背景、作品名と作者。有名作品は簡単な内容を話して聞かせるの
だが、定着はあまり良くない。

もちろん、一回教えただけで覚えるとは僕も思っていない。夏期講習が終わ
ってからも何度も繰り返し演習を重ね、忘れているときには、「ほら、夏に
話しただろ!」と言うのだが、「えぇ、そんなのやったっけ?」という反応
が返ってくることも何度かある。

そこで、ある年の夏期講習。なんとか後々までも覚えておいてくれるように、
一計を案じることにした。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2008年07月29日

モンテーニュ

わたしの判断と相反する判断がわたしをおこらせることはないし、
それで感情を害されることもない。
わたしはただ刺激を受けて活発になるだけである。

◇今日の言霊のこのスタンスを私たちは、忘れないようにしたい。私た
ちの多くは、議論が上手くはないし、好きでもないから、自分と反対意
見に出会うとどうしても感情的な対立を生んでしまう。ムッカ! とし
てしまう。


◇そんな時、今日の言霊を思い出して、何で私の意見と違うのかを一生
懸命に考えてみることだ。どうして、この人は、こんな意見を持ってい
るのか、興味を持って自分とは意見の違うことを追求してみることだ。
今日の言霊が、「ただ刺激を受けて活発になるだけ」と言うのは、そう
いうことだ。


◇私たちは、人それぞれ意見が違うものだ。その意見の違いを確認する
ために、しっかりとした話し合いがあり、しっかりとした認め合いが必
要だ。


◇そうすれば、意見の対立が感情的な対立になることはない。意見の違
いを認めて、その違いをどう乗り越えるのかを、私たちは、自分の課題
にしよう。何でもかんでも説き伏せるだけが能じゃないのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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子どものやる気に水を差さない!

◇先週、プレジデント・ファミリー・クラブの関係で、Z会のWEB責任者の
寺西さんと対談させていただいた。彼は、その対談の中で、今でも覚えている
一番がっかりしたこととして、お母さんの思い出話をしてくれた。

◇彼は、東大を目指して勉強していたそうだが、高校3年生の夏に、環境問題に
興味を持ったので、阪大に進路を変えようとお母さんに報告したのだそうだ。
その時、お母さんは、見るからにがっかりした様子になった。この反応に彼は
やる気をなくしたそうだ。彼曰く、「せっかく自分が考えて、決めたことなの
に、なんでお母さんは、わかってくれないのか!」結局、その直後から勉強に
身が入らなくなったそうだ。さあ、その後の彼の進路は、どうなったのかは、
ここでは触れないでおこう。


◇この話で、大切なことは、親が望むことではなくても、子どもが自分で決めた
ことを頭ごなしに否定してはいけないということだ。否定しないまでも、その決
断にがっかりしないで、どういうことなのかと一旦受け止めた方がよいと言うこ
とだ。寺西さんの例で言えば、その当時、寺西さんとしては、環境問題を真剣に
勉強したいと考えていた結果、東大よりも阪大の方が、良いと判断したのだ。そ
の判断をお母さんもしっかり聞いて、意見を交換していてもよかったと思う。


◇子どもが、自分で決めたことを受け止めて、まずはやらせてみてもいい。そう
すれば、自分を尊重してくれた子どもは感じて、セルフ・エスティームが高まる
はずだ。頭ごなしに、子どもの決断に水を差さないようにしよう。それだけでも、
子どものやる気は自然と出てくるものだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月28日

2011年は、2002年の教育改革以上のビジネスチャンスだ!

『はじめに』

◇今から11年前の97年に、家計に占める補助教育費が初めて減った。
学習塾が不景気に影響を受けた記念すべき年だ。学習塾業界が、社会的
な認知をされた年だと言ってもいいかもしれない。この年を境に、学習
塾業界では、大手と中小の二極化が生まれ、寡占化の波が押し寄せてき
た。

◇そんな最中に、学力低下問題が社会問題化し、2002年の教育改革
がスタートをする。この教育改革が、真面目にやってきた学習塾の追い
風となって、減り続けた生徒数が、前年比アップになったのだ。そして、
今回の新学習指導要領だ。大きなビジネスチャンスになるはずだ。


『新学習指導要領の論点はこれだ!』

◇2002年の教育改革は、学力低下問題を教育問題にした点で非常に
大きな影響力を持っていた。だから、2002年は、学習塾に追い風と
なって、生徒が塾に戻ってきたのだ。この時の論点は、学力低下問題と
入試の多様化と総合学習の時間(=生きる力のプログラム)にどう学習
塾が対応するかにかかっていた。この論点をしっかり自分の中で消化で
きた学習塾が、単年だけではなく、恒常的に業績が上がっていった(そ
うならなかった塾もあるが)。


◇そして、今回の新学習指導要領だが、今回は、小学5年生からの英語
の必修化と理数系の時間数アップ、そして入試における学力重視が論点
だ。今から自塾のコンテンツを考えておくべきだ。2011年は、20
02年に匹敵するビックチャンスだからだ。


◇まず、小学校で必修化される英語だが、教育再生懇談会が、中教審に、
早期英語学習の必要性を訴えて、5000校の小学校で、小3から英語
の授業が来年から始まるとすれば、2011年には小5からではなく、
小3から英語が必修化されたも同然の結果になるから、保護者の意識も
当然高くなってくる。小5からの英語学習が小3からの英語学習にシフ
トしなくてはならないだろう。


◇理数系の時間数アップは、学習塾でのカリキュラムに影響を与えるだ
ろうから、授業の進行と授業外の付加価値指導をどう組み立てるかだ。
算数イベントで立体図形の模型作りとか計算コンクールとか、インド式
計算テクニックとか、そういう付加価値をこの時期から行なって自塾の
名物にしておくことだ。


◇入試の学力重視は、大学のAO入試の再考と相俟って、入試問題の難
度の向上と実力勝負的な要素になってくるだろうから、教科書対応指導
から学力養成指導にどういう風に移管していくのかを考えることだ。入
試の難度が上がっていけば、合格率が問われる状況になってくるだろう。
ぜひ、合格実績の確保をどうするかを徹底的に考えてほしい。個人の成
績管理と学習管理が、この課題を乗り越えるスキルになるはずだ。


『経営者の視点』

◇教育行政の転換点では、行政の施策が、保護者の意識に刺激を与えて、
従来とは違う購買パターンを生み出す。保護者が次回の学習指導要領のど
こに刺激を受けるのかを、真剣に考えることだ。そうして仮説を立てたら、
行動に移すことだ。新しいコース設計と授業外の付加価値をどう作り出し
ていくのか、ぜひ、この夏に考え出してほしい。準備が先に進めば、大手
が来てもそれほど恐れることはないのだ。地域に根を張ったしっかりした
対応を考えよう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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マルクス・アウレリウス

非人間に対してすらも、彼らが他の人間たちに対して行なうようなことは
しないようにせよ。

◇今日の言霊を、死刑制度廃止に絡めて読むことは可能だろう。死刑制
度は、国家が被害者の家族から引き受けた復讐だと考えてもいいような
ものだ。死刑制度が、極悪犯罪の抑止力にならないことは、その手の犯
罪が減っていないことでも実証されているから、死刑制度は、今日の言
霊から考えたら、当然廃止の方向になるはずだ。


◇非人間的な行為を非人間的な行為で、対抗していては非人間から脱却
できない。少なくても、自分の信念に反することをされても、その信念
に反する手段で、報復をするべきではない。


◇今から60年前にガンジーが示した希望を私たちは、忘れるべきではな
いのだ。非暴力を貫いて、インドをイギリスから解放したように、私た
ちは、非人間的な行為を人間的な行為で、受け止めなくてはならないの
だ。


◇この頭ではわかる道理を感情の次元まで落として受け止めるように努
力しよう。その努力なしでは、私たちは非人間になってしまう。そうな
らないように、自分の感情を見つめ続けよう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ジャン・ラシーヌ

正義もゆきすぎれば不正になることがよくあるものだ。

◇日本には、その昔犬公方という将軍がいた。彼が出した「生類憐みの
令」は、当初は、動物愛護の側面からは画期的な法律だったが、その行
き過ぎが祟って、人民を苦しめ、最後には悪法として今日まで私たちの
記憶に残っている。


◇今日の言霊の言うこともこの「生類憐みの令」と同じことだ。正義も
それを無理やり徹底すると、正義の名を借りた暴力になって、私たちを
苦しめることになるのだ。


◇人間のやることには、それ相応のバランスが必要なのであって、その
バランスを欠いた行為や思考は、結局は、人間のためにはならないもの
なのだ。


◇「過ぎたるは及ばざるが如し」とはよく言ったものだ。何事にもやり
過ぎることは良い面もあるがが、いいことでもやり過ぎると悪い結果に
なってしまうものだ。昨今の何事にも過剰に対応してしまう風潮は、や
はりいいことではないのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月27日

「子育てに我思う」

◇少女が父親を包丁で刺殺するという悲惨な事件が起きてしまいました。
亡くなった方の冥福をお祈りするとともに、事件の真相が明白になり、
少女も家族も早く立ち直ってもらいたいものです。


◇さて、今回のような事件は、子育て中の保護者には、大きなショックと
不安がつのります。今回も、少女が通う学校の保護者の方々に大きな精
神的な傷を与えているという報告もあります。

◇ところで、保護者の不安は、やがて子どもに伝わり、親子関係にひず
みが入る可能性があります。

◇子どもたちの間のいじめが社会問題になり、我が子を心配する余り、
怪我をして帰宅したり、落ち込んでいる様子を見て、「あなた、いじめ
られているんじゃないの?」と結果的に問い詰めることによって、親子
関係が気まずくなったという報告もありました。

◇親が過剰な余りの不安を抱え、結果的にその不安解消を子どもたちに
向けることは、悪循環を引き起こします。

◇また、不安解消に向けて、どんな行動をとればいいのか即効性のある
ノウハウやスキルを求めがちです。勿論、これは大切なことですが、
ノウハウやスキルを多種多様です。その中から何を取捨選択するかは、
子育てにおける保護者の理想や目標があって初めて決まることです。

◇一般的に人を育てる目標は、

(1)自律した人にすること
(2)社会に貢献できる人にすること

ではないかと思います。更に、保護者の理想とする、自律した人間像、
社会に貢献する人間像を目標として、各子どもの発達段階に合わせて、
アプローチすることが大切でしょう。

◇そうは言っても、理想像が浮かばないという保護者も多いでしょう。
そんな時は、子どもを宿した時、誕生した時、ハイハイをした時、
初めて二本足で歩いた時のことを思い出してみませんか?


「節目節目で親としてあなたは何を感じましたか?」

「あの時、子どもにどんなことを願いましたか?」

「あの時の願いが達成していることは何でしょうか?」

「今、あなたは子どもに何を願っていますか?」

これは子育てだけでなく、すべての人造りの原理だと私は思っています。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月25日

ジャン=ジャック・ルソー

どんな悪も弱さから生まれる。弱いというだけで、もう子どもは悪くなる。
強くすれば、子どもはよくなるだろう。

◇ルソーの「エミール」に出てくる一節だが、子どものことに対する
言及としてこの言霊を捉えるよりは、人間一般のこととしてこの言霊
を捉えてみるといいかもしれない。


◇人間の悪は、どこからやってくるのか、それは、心の弱さから来る
ものだ。だから、どんな人間でも悪を犯す可能性を持っているのだ。
なぜならば、人間は誰でもが弱い存在だからだ。


◇その弱い存在の人間が、悪を乗り越えるためには、自分自身を見つ
める強さを持たなければならない。そのために、私たちは、人間的な
成長を成し遂げようと、生きているのだ。生きている限り、弱さは完
全にはなくならないものだが、それでも、自分の弱さと向き合って、
必死に悪を押えるのだ。


◇弱さの自覚を私たちは、正直に持つことだ。弱い自分が、ここにい
て、強い自分になることを隠してはいけない。弱さを隠してみても強
さは出てこないものだ。弱さの自覚が強さに転換していくだけなのだ。


◇弱さを私たちは、正直に語るべきだ。そうすれば、悪は自分の中か
ら逃げていってしまうはずだ。弱さの中に強さを感じられる感性を持
つことだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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大人になるということに教育的な関心を持とう!

【記事】八王子殺傷で容疑者、親の関心引くため「大事件起こせば…」 

 読売新聞(2008年7/24)より以下抜粋

○東京都八王子市の京王八王子駅ビル9階の書店で22日夜、女性2人
が男に包丁で刺されて死傷した事件で、警視庁に殺人未遂容疑で逮捕さ
れた会社員菅野昭一容疑者(33)が「親が話を聞いてくれないので、
大事件を起こせばマスコミに名前が出ると思ってやった」と供述してい
ることがわかった。

○菅野容疑者は「数日前からいらだっていた」とも話しており、同庁は
何が犯行の直接の引き金になったか調べている。

 
○同庁幹部によると、菅野容疑者は、動機について「仕事がうまくいか
ずにムシャクシャしていた」と仕事上のトラブルを挙げていたが、新た
に「人間関係も含め、2~3日前からイライラしていた」などという供
述を始め、親に相談しても耳を傾けてくれないため、両親を振り向かせ
るために無差別殺人を決意したという趣旨の話もしているという。菅野
容疑者の父親(69)は23日朝、報道陣の取材に応じて「仕事の相談
はなかった」などと、相談の事実を全面的に否定している。

 
○菅野容疑者は22日昼過ぎに自宅から徒歩で外出、同日夕、京王八王
子駅ビル近くで凶器の包丁を購入し、リュックサックに隠して駅ビルに
向かっていたことも判明。また司法解剖の結果、死亡したアルバイト店
員の中央大学4年斉木愛さん(22)の左胸の刺し傷は一突きで心臓ま
で達していた。


*私からのコメント 


◇今回の事件もあってはならない事件だ。今年に入って無差別殺人と思
われる事件が8件近く起こっているが、こんな事件は、二度と起こしては
いけない。「誰でもよかった」と言って、赤の他人を殺すことを私たち
は、絶対に認めるべきではない。


◇何の関係もない人間を殺傷しておいて、いろいろな言い訳をしてみて
も駄目だ。こんな人間がこの社会にもう二度と出ないように、私たちは、
考えるべきだ。


◇このような無差別殺人事件が起こると、ますます、教育の中身を問い
たくなってくる。教育問題を学力問題にしてしまった昨今の教育情勢を
もう一度、ひっくり返さなくてはならないだろう。


◇教育問題の主眼は、子どもが大人になるということだ。子どもが社会
の構成メンバーとして一人前になるということだ。そのために、勉強と
いう課題を課して、自己コントロールする機会を作り、社会的なルール
や他者に対する想像力を培っていくことなのだ。


◇だから、勉強は手段だし、そこで獲得した学力のようなものは、副次
的なものだ。学力をつけることが、教育の目的ではないのだ。学力をつ
ける鍛錬をすること(=勉強)で、自分のやりたいことだけではないも
のをやり、自分の知りたいことだけではないものを知り、そして、自分
のわがままが、自分のためにはならないことを学ぶために、たまたま勉
強という鍛錬が必要なのだ。だから、勉強以外の鍛錬も当然必要になっ
てくるし、勉強と同等の教育プロセスなのだ。そして、こういう鍛錬を
通して、社会の構成メンバーとして一人前になる下地作りを成し遂げて
いくのだ。この過程が教育の過程だ。


◇もうそろそろ、私たちは、学力忠誠競争から降りて、教育を一人前の
大人を育てる方向へ導こう。そうしない限り、今回のような事件は、ど
んどん増えていくことだろう。私たちは、他人とつながっている限りに
おいて、社会の構成メンバーであるのだ。全ての人間が、このことの自
覚をしっかり持つことが出来るようにしなければ、危なくて外が歩けな
い状況になってしまう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月24日

亀井 勝一郎

人は後姿について全く無意識だ。そして何気なくそこに全自己を
あらわすものだ。後姿は悲しいものである。

◇私は、この言霊が好きだ。この言霊を読んでいると、種田山頭火の後
姿を思い浮かべてしまう。私たちは、他人に自分の人生を見せて喜んで
もらうために生きているわけではないから、誰に見られても別段なんで
もないが、それでも誰かに自分の人生を知っていてもらいたいと密かに
思っているところがある。


◇少なくても自分の周りの人には、自分の人生を知ってもらって、たま
には、語り合ってもらいたいと思っている。


◇そんな時、自分のどこを見られるのかと言えば、自分の後姿だ。この
後姿に、望むと望まないとに関わらず自分の生き様がなんとはなしに出
てしまうものだ。


◇きっと、種田山頭火の後姿は、物凄く寂しく悲しく、それでいてどこ
か芯があるものだったろう。種田山頭火には、本当に後姿が似つかわし
い。


◇後姿には、私たちの意識が及ばないところがある。自分自身ではどう
しても見れないものだからだ。そんな後姿に、今までの人生がにじみ出
たとしても不思議なことはない。


◇だからこそ、私たちは、後姿で人生を語れるようになりたいものだ。
誰に語るでもない人生を後姿に語らせようではないか。それが出来る人
生を送ろうではないか。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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☆「サービス業とは」☆

実は私、以前の会社では飲食関係の会社に従事していた事がありました。
現在教育関係のコンサルタント会社にお世話になっていますが、そこに
共通している事は「サービス業」という点だと思います。

営利企業である以上、その顧客を増やす事が大前提ではありますが、それを
差し引いて、飲食業にとって最も大切な事は「食事や飲み物の美味しさ」だ
と思います。それらをより楽しんでもらうために、店内の雰囲気や、座りご
こち、そして接客だったりする訳です。


現在は学習塾のコンサルティングを中心に活動しておりますが、学習塾は「生
徒の態度が変わること」、「生徒の目標を実現させる事」が非常に大切だという
事を知り、今まで「勉強を教えるところ」と認識していた私にとっては、非常
に重要な事を教わったなと思っています。


そして学習塾でも、飲食業でもそうですが、「サービス業」と名が付くものは、
全てそこに訪れた人が「いい気分になった」といって態度が変わる事が、最も
重要なんだという事を強く思いました。


これを知ってから、自分が客としてお店を訪れた時、「いい気分になったのかな
?」、「これは態度が変わったのかな?」と考える事もあります。


昔、経済学を学んでいた頃、無形のもの(お金を出して、形のないものを受け
る事)を提供する会社は全てサービス業だと学びました。その観点から言うと、
コンサルタント会社も立派な「サービス業」だと思います。そうすると私も今
まで以上に顧客の事を考え、気配りをしていかねばならないと感じました。


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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2008年07月23日

トインビー

われわれが理解しているような文明は、動きであって状態ではない。
航海であって港ではない。既知の文明のどれ一つとして、これまでに
文明の目標に到達したことはないのである。

◇トインビーは、それまでの西欧文明中心の考え方から脱却して、比較
文明の考え方を広めた人だ。世界の中で一番優れていると思われ、信じ
られていた西欧文明を相対化して、他の文明と比較し、それぞれの文明
を研究対象にした。この時点から西欧文明は他文明からも学ぶことが出
来るようになったのだ。

◇今日の言霊は、私たちにとっては希望だ。文明は、固定的な状態では
なく、一つの運動体なのだ。ということは、近代文明は、まだまだ如何
様にも変化が可能なものなのだ。


◇私たちの学ぶ姿勢が、この文明の運動体にも影響を与えることが出来
るはずだ。ここに現代の閉塞感を打破する希望が見えないだろうか。


◇私たちは、文明の恩恵を受けながら生活を送っているが、その生活の
あり様が、文明にも影響を与え、その文明の質を決定することになる。
環境問題然り、紛争問題然り、テロ問題然りだ。


◇この文明の転換点にいる私たちは、自分の生活のあり方を自覚するこ
とを通して、文明の転換を企てようではないか。私たちの世界は、一人
ひとりが、否が応でも参加している船なのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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夏の始まり

T室長が嬉しいことを言ってくれた。

「『小3の担当は、また荒木先生ですか?』って声が多いですよ」

春期講習で小3の授業を担当した。講習が終わって、そのまま入塾して
くれた生徒もいれば、そうでない生徒もいた。

せっかく来てくれたのだから、全員、そのまま続けて通ってほしいなぁ
と思うのだが、なかなかそうもいかず、「授業が悪かったのかなぁ」、
「楽しくなかったかなぁ」、「厳しかったかなぁ」などといろいろと振り
返ってみた。

ところが、嬉しいことに、春期講習で僕の授業を受けた小3が、ほぼ全
員夏期講習に申し込みをしてくれたらしい。

講習に参加希望の生徒には「学力診断テスト」というのを受けてもらう。
現在の学力がどの程度なのか、事前に知っておき、フォローしていくた
めのものなのだが、その結果報告は全てT室長が行っていた。

もちろん、小3もこのテストを受ける。結果を報告室長が行った際、
「小3の担当は、また荒木先生ですか?」とお母さんが言ってくださる
のだそうだ。

「いやぁ、すごいねぇ、良かったねぇ。」とT室長。気を遣ってくれる。
いい人だ。僕も嬉しいし、頑張ろうと、気合も入った。


夏期講習の前日、講習参加のご家庭に電話をした。

春に来てくれた小3の翔太は、小6(受験)の結子の弟だ。お姉ちゃん
の受験が終わったら通わせたいので、当面は講習のみ、参加したいとの
ことだった。

翔太のお母さんがこんなことを言ってくださった。

「すごく楽しみにしてますよ!この前、親戚が来たときにも『塾って楽
しい』って言ってました。みんなからは『塾なんて楽しいわけないでしょ』
って言われてましたけど(笑)」

なんて、可愛いヤツだ。明日は、盛大に迎えてやろうと思いながら、お
礼を言って電話を切った。

そして翌日。夏期講習の初日。

お姉ちゃんの結子が僕のもとにやってきた。

「あの、先生・・・」。言いながらちょっと苦笑い。「翔太、熱が出ちゃ
って、今日、休みます。なんか昨日、すごく興奮してたから、それでか
も・・・」。

その日、電話して、本人とちょっと話すことができた。たいしたことも
なさそうで、安心した。

長くて短い夏が、毎年繰り返される。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2008年07月22日

ヘーゲル

世界を理性的に観察する者を、世界もまた理性的に観察する。
両者は相互規定の関係にある。

◇私たちの生きている世界は、いつでも相互規定の関係だ。今日の言霊
も言うように、自分が世界と理性的に関係を結ぼうとすれば、世界も理
性的に自分と関係を結ぼうとする。自分が、世界と感情的に関係を結ぼ
うとすれば、世界も感情的に自分と関係を結ぼうとするものだ。


◇ヘーゲルは、世界のあり様は、理性のあり様と合致すると考えていた
が、どうも人間は、理性の進歩だけで深層的な感情までもコントロール
出来るような動物ではないようだ。理性の進歩にあわせて、感情的な領
域も拡大して、なかなか理想的な現実は出現しないようだ。


◇それでも、ヘーゲルが言うことは正しいと思う。私たちは、自分のあ
り様が、世界を規定するが、世界の方も自分のあり様のように自分と関
わってくる。つまり、悲観的な人生観を持って人生を歩んでいる人間は、
世界もそういう風に関わってくるのだ。


◇逆に、楽観的な人生観を持って人生を歩んでいる人間は、世界もそう
いう風に関わってくる。どちらも、自分の持つ価値観が世界に問われて
いるのだ。そして、その自分が世界からの質問に応えたように、世界も
また自分に応えてくれるのだ。


◇私たちは、世界と自分の相互規定の関係の中で生きている。自分のあ
り様次第で、世界のあり方も変わるのだ。もし、今苦しい状況の中にい
るのであれば、自分のあり様を自分自身で問うてみてはどうだろうか。


◇自分のあり様に気が付けば、自分のあり様を変えることができる。そ
うすれば、世界のあり様も変えられるのだ。世界と自分は相互規定の関
係なのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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子どもの話を聞いてあげよう!

◇話を聞くことは、実は話をすること以上に重要な側面がある。話を上手く聞
けるようになれば、それだけで随分と違った人間関係が開かれる場合もあるの
だ。親子関係も同じで、子どもの話を親がしっかり聞いてあげるだけで、今ま
でと違った関係性が生まれるはずだ。

◇このメルマガでも何回となく言ってきたが、子どもの話を聞くことで、子ど
ものセルフ・エスティーム(自己重要感・自己有能感)が向上するのだ。自分
の話しを聞いてくれるということは、子どもにとって見れば、それだけで、親
は自分のことを大切に思ってくれると思えるからだ。


  お母さん:最近、学校どうなの?


   A君 :学校どうなのって?別に。


  お母さん:たとえば、勉強が難しくなってきたよとか、変な友だちがいて、
めんどくさいよとか、色々あるじゃない。


   A君 :別に何もないけど。まあ、数学の先生がちょっとね。


  お母さん:数学の先生に何かあるんだ?


   A君 :大したことじゃないよ。ただ、ちょっと僕と合わないだけ。


  お母さん:そう。先生と合わないんじゃ、数学の授業辛いでしょ?


   A君 :ちょっとだけだから、そうでもないけど。


  お母さん:でも、どういう点で数学の先生と合わないって感じるの?


   A君 :授業中にちょっと嫌味を言うんだよ。それがカッチンとくる。


  お母さん:そうなんだ。それは、嫌だわ。お母さんも。それじゃあ、授業中
は、極力目立たないようにしているのね。そんな先生に関わらな
いように。


   A君 :そうしているよ。嫌味を言われちゃ、頭に来るからさ。

◇話を聞くというのは、こういうことだ。子どもの話を聞いて、自分の感想なり
意見を言う。子どもの意見を直ぐに否定しない。子どもの気持ちを尊重する。

◇こういう会話が出来るようになると、子どものコミュニケーション環境は、良
くなっていくから、子どものセルフ・エスティームが高まることになるのだ。長
い夏休み、一緒の時間が多くなることだから、ちょっと気をつけてみてはどうだ
ろうか。
 
 

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月21日

継続作戦のポイント!

『はじめに』

◇夏期講習が、スタートした。この時期になんで継続作戦なのか?ちょ
っと遅すぎないか!と思われている読者の方もいるだろうが、あえても
う一度確認してみたい。


『継続作戦のポイントはコミュニケーション機会を数多く作ることだ!』

◇継続作戦のポイントは、コミュニケーション機会を作ることだから、ま
ず毎回の授業が終了した段階で、その授業を受け持っていた先生が、一般
生(講習生)に授業の感想を聞き、一般生の授業中の取り組みを先生が評
価することだ。

◇その時に、一般生からマイナスの感想が出てきたら、必ず当事者である
先生がフォローを入れる。そして、先生が、室長なり一般生の担任に報告
することだ。これがまず大切なことだ。そして、講習の一日の授業が全て
終わった段階で、室長なり、担任が一般生に一日の感想を聞いて、帰宅さ
せるのだ。この流れで、少なくても教科分の先生とコミュニケーションが
取れる。

◇次に、保護者へ対するコミュニケーションだが、講習初日に、電話をか
ける。初日の一般生の様子や授業での取り組みを報告する。そして、1週
間程度の間隔をあけて、保護者に電話をする。それを講習終了まで繰り返
すことだ。9月以降の入会グッズを一般生に渡した当日は、間隔が開いて
なくても電話をいれ、9月以降の学習の継続の検討をお願いする。

◇継続は、授業中のアプローチと授業外のアプローチがしっかり行われる
ことが前提だ。そして、保護者にも必ずコミュニケーションを取ることだ。
これがしっかり出来ていれば、必ず継続率は向上するはずだ。校舎運営の
ポイントと継続作戦のポイントは同じだ。コミュニケーションを数多く取
って、生徒と保護者の両方とラポールを築くことだ。これさえ忘れなけれ
ば、継続作戦は上手くいくはずだ。

『経営者の視点』

◇当たり前だと言うことをもう一度確認しておこう。人間の仕事は、思わぬ
ところで、抜けてしまうものだ。講習という大切な時期にポカだけは起こし
たくない。もう一度、継続作戦について、現場の意識を喚起しておこう。経
営者は、社員に意識化を促すことが大きな仕事なのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ラ・ロシュフコー

よもや他人の迷惑になるまいと思っているときに、
他人の迷惑になっていることがよくあるものである。

◇私たちの教育は、本音と建前の間にある。学校の先生も親も「他人の
迷惑になるようなことはするな!」と子どもに言い聞かせるが、そんな
建前だけでは、子どもはついてこない。


◇それよりは、他人に迷惑をかけるのが人間だから、「その迷惑をかけ
た他人には恩があるのだ。受けた恩は、自分が一生かかっても返せよ!」
と言った方が、真実に近いはずだ。どうしたって私たちは、生きている
間に他人に迷惑をかけ、他人に迷惑をかけられて生きていかなくてはな
らないのだ。本音の部分をもっと教育の場で、大人が語られるようにな
ればいい。


◇今日の言霊は、人間の存在の本音の部分だ。迷惑をかけるつもりは毛
頭ないが、いるだけで、存在しているだけで、私たちは、他人に迷惑を
かけているところがある。


◇椅子に自分が座ってしまったら、自分以外の人は、その私が座ってい
るところには座れないのだ。だから、私たちが、自覚しなければならな
いことは、自分の存在の本質的なことなのだ。どうしたって、人間は、
他人の迷惑になるように出来ているのだ。


◇だからこそ、私たちは、そのことを自覚して生きていこう。迷惑にな
ることがあってもいいのだ。迷惑になったならば、私たちは、どこかの
時点で恩返しをスタートさせればいいのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月19日

「自分のこだわりを使って聞く」 

◇コーチングでは、相手の立場になって聞くとか白紙の状態で聞く
ことが原則になっています。私もこのメルマガで、傾聴の姿勢として、
そのようにお伝えしてきました。

◇しかし、「相手の立場になって聞けた。」とか、「白紙の状態で聞け
た。」という経験や実感がない限り、どうやったらそんな姿勢で聞け
るのかと戸惑ってしまうようです。

◇そこで、今回は敢えて、相手の立場や白紙の状態という観点を一旦
手放してみたらどうなるだろうかと考えてみます。私たちの心の中に
浮かんだ思いや感情を使って聞いてみるということです。

◇例えば、相手が「車が好きだ」と言い。あなたは、関心がなかった
としましょう。するとあなたは心の中で「何で車なんかに夢中になって
いるんだ。くだらない!」と思うかもしれません。

◇この時こそが話を聞くチャンスです。私たちの直感がはたらいた
瞬間だからです。あなたの潜在意識は問題意識を持ったのです。
大発見のチャンス到来です。

◇ニュートンが、りんごが木から落ちるのを見て、「なぜ物体は地面
に落ちるのか?」という疑問が万有引力の法則を発見するきっかけに
なったように・・・。

◇そこで、あなたは「何で車なんかに夢中になっているんだ!」と
いう疑問を質問に変えるのです。

◇ただ、「何で車なんかに夢中になっているんですか?」と訊かれれば、
馬鹿にされているような感情に包まれてしまいますので、「何で?」
とか「なんか」は、避けましょう。

◇そして、「何で好きなのですか?」「何で夢中になるのですか?」
と訊かれても答に困ってしまいますよね。

「好きだから好きなんだよ!」とでも言い返したくもなりますよね。

◇そこで、まず「車を見るのが好きなのか?乗るのが好きなのか?」
確認しましょう。「乗るのが好き!」だとしたら・・・

「車に乗ると何が聞こえるんだい?」
「車に乗るとどんな景色が見えるんだい?」
「車に乗っているとどんな感じなんだい?」

と変形してみると、本来の疑問「何で車なんかに夢中になっているん
だ!」の答えが見つかるはずです。

◇きっと楽しそうに話してくれる相手の表情や話しっぷりからあなた
に何か気づきも持たされることでしょう。

◇あなたが直感で「何で?」「どうして?」と感じたことがあったら、
そのことについて、質問文をちょっと工夫して、訊ねてみてください。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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先日、東京都の下町を歩いているとある花屋さんの入り口に、
『冷たい水用意してあります。熱中症には水の補給が大切です。』と
いうメッセージが張ってありました。

宣伝でもなく、禁止令(~するな!というメッセージ)でもない
メッセージに下町の人情味あふれる暖かさを感じました。

暑くても暖かさは心地よいものです。
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シラー

迷い、夢みることをはばかるな。
高い志向はしばしば子どもじみた遊びの中にあるのだ。

◇大学時代に、私の先輩が、悟りについてよく話をしてくれた。その先
輩の素面の時の悟りに対する解説と酔っ払った時の悟りに対する解説は、
全く反対のもののように聞こえた。


◇素面の時は、どんな状況でも動じず、慌てず、冷静に対応する人間が、
悟りを開いた人間だと言うのだが、酔っ払った時は、何も迷うこともな
く、怒ることもなく、喜ぶこともない。まあ、悟りとは、人間が死んで
いるような状態なんだと言うのだ。昔は、よくもそんな話題で、酒を飲
んでいたなと思うが、貧乏学生には、ちょうど良い話題だったのかもし
れない。


◇今日の言霊も、その昔、先輩が語った悟りの解説のようなところがあ
る。それは、志の高い人は、大人の感覚で考える以上に、子どもの感覚
で考えるところがあるのだと言うのだ。既成の枠からはみ出さないと、
志は高いものにはならないのだと言うのだ。


◇飼い馴らされた夢は、夢ではない。自分の心の底から湧き上がって来
た已むに已まれぬ夢だからこそ、迷うものなのだ。ある側面から見たら、
物凄く高い志も、ある側面から見たら、子どもじみた夢に見えるのだ。
だからこそ、私たちは、迷って、夢見て、人生を右往左往しながらも、
自分の志を大切にするべきなのだ。


◇もう大人だからと言って、自分の夢にリミッターを掛けるのはやめて
しまおう。もう大人なんだから、子どものような夢を現実化するために、
生きていこう。子どもじみた夢は、大人にならない限り実現しないのだ。
もう大人なんだから、そろそろ夢の実現に向かおう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月18日

マーク・トウェイン

人間は顔を赤らめる唯一の動物である。
あるいは、そうする必要のある唯一の動物である。

◇今から20数年前にめぐり合った本「文化の理論のために」(竹内芳郎
著)の表題の後ろに、この言霊が印刷してあった。今でも覚えているが、
この言霊をその本で見た時の衝撃は、私の胸を貫くものがあった。


◇そうだ!人間は、自分自身の惨めさも、優秀さも、醜さも、頭のよさも、
全て客観的に振り返ることができるが、そういう振り返りが出来ても、動
物として恥ずかしいことを自然としてしまう存在なのだ。


◇今まさに「羞恥心」というグループが巷で流行っているが、まさに人間
は、「羞恥心」を感じることが出来るし、感じなければならない存在なの
だ。


◇この両義性が、人間の特徴だ。人間は、動物として極端に優秀ではある
けれども、動物として極端にどうしようもないところがある。まさに、そ
ういう人間の本質を私たちが、心の底から自覚しない限り、人間の未来は
ないように思う。


◇だからこそ、私たちは、この言霊の言わんとしているところをしっかり
と受け止めることだ。私たちには、どうしようもない変なところがあるの
だ。その自覚を持って、私たちは、人間として優秀な点を見つめていこう。


◇優秀さの裏返しとして、無能なところがあるとすれば、その自覚を持っ
て、人間の優秀さを使っていくことだ。そうしない限り、顔を赤らめなけ
ればならないことばっかりをしでかすことになるだろう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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子どもから大人になる時に、大人は何をするべきか!

【記事】バス乗っ取り14歳、自ら110番「犯行宣言」 

 朝日新聞(2008年7/17)より以下抜粋


○高速バスを乗っ取った疑いで16日、逮捕されたのは、14歳の中学
2年生だった。運転手の首にナイフをつきつけ、車中から「バスジャッ
クした」と自ら110番通報して「犯行宣言」まで出した少年は、学校
によると、学級委員も務める積極的な生徒だったという。

○バスジャックされたJR東海バスのスーパーライナーは、名古屋駅を
出発して東京に向かう途中だった。名古屋インターチェンジから東名高
速に入って間もなく、運転席に近づいてきた少年が、運転手の首にナイ
フを突きつけて言った。

 「バスジャックをした。止まるな。走れ」


○少年は「前にまとまって座れ」「携帯電話を持っているやつは渡せ」
「カーテンを閉めろ」と指示した。落ち着いた声だった。「何かすれば
危害を加える」。乗り合わせたJR東海バス社員は大人を威嚇する少年
の言葉を聞いた。


○少年はパトカーが近づいてきたことに気付き、いら立ちを募らせた。
「誰が電話したんだ」と声を上げ、取り上げた携帯電話の一つを使って
どこかに電話し、「引き返させろ」と要求した。運転手には「スピード
を上げろ」「止まるな」「とにかく逃げろ」「パトカーを追い越せ」と
まくしたてた。


○バスはパトカーに前をふさがれて本線上でいったん止まり、さらに美
合パーキングエリアに誘導されて止まった。窓越しに、警察官は少年の
説得を試みた。「親友とか先生とか、心配してくれる人がいるだろう」。
警察官の言葉を聞くうち、少年は穏やかになっていった。ナイフを置き、
午後1時56分に逮捕された。


○バスの乗客も、警察官の説得を受けた少年が「親に捨てられた。迷惑
をかけ、恥をかかせてやりたい」と言い返すのを聞いたという。


○山口県宇部市教委は16日夜に記者会見。女友達のことで、少年の学
級担任と学年主任の教諭が11日、少年宅を訪ねて保護者と話し合いを
しており、家出の理由について「親子間でのいさかいが直接のきっかけ
と聞いている」と話した。


○少年は、学校では明るく、ひょうきんな面もある生徒だった。中学校
の校長によると、学習態度はまじめで、運動部に入っていた。2年生に
なって事件直前まで、授業も部活動も休んだことはないという。今春か
ら、自ら手を挙げて学級委員を務めており、教頭も「心配な子ではなか
った」と話す。同じ中学の男子生徒らによると、「物まねが好きで、み
んなを笑わせ、明るかった」。この生徒が少年を最後に見たのは12日
で、元気な声で部活の練習試合をしていたという。生徒総会でも積極的
に発言し、生徒会役員に立候補したこともあるという。

*私からのコメント 


◇今回の事件は、普通の子が特別な事件を起こした典型的なものだ。この
記事の抜粋を読めば、事件を起こした中学生が、大人のような冷静さで、
バスジャックを謀ったことがわかるが、そうだからといって、大人度が非
常に高いかというとそうでもなく、子ども性を十分残していて、非常に稚
拙なこともよくわかる。

◇親に対するあてつけで、事件を起こしたといってもいいものだ。だから、
今回の事件で何を私たちが、考えなければならないかというと、なぜ、こ
んな大人のような事件を起こす子どもが出てきたのかということだ。


◇まず考えられるのが、事件に対する報道のあり方だ。思想表現の自由は、
非常に重要だが、そうだからといって、情報のたれ流しが、どういう影響
を生むかを考えない報道機関では情けない。


◇テレビの情報番組やニュース番組が、事件を報道するスタンスをもう一
度考えることは、大切なことだ。そして、そういう情報を受け止める子ど
もの側にいる親や大人のその報道に対する受け止め方を子どもにどう伝え
るかを考えたほうがよい。事件の先にどういうことが待っているのかを子
どもに伝えることは、子どもの安易な犯罪の抑止力になるはずだ。


◇次にドラマやテレビゲームなども、大きな影響力を子どもに与える。事
件が、非常に身近になったと感じさせる力が、ドラマやテレビゲームには
あるからだ。


◇今回の事件も、ドラマ等でバスジャックのようなものを見ていた節があ
る。そうでないならば、乗客の携帯電話を取り上げたりはしないだろう。
バーチャルな世界を現実だと錯覚してしまう子どもたちに対して、親や大
人は、現実をしっかり教えなければならないのだ。そうしなければ、大人
のような子どもがどんどん増えて、このような事件が多く発生してしまう
可能性がある。


◇親や大人は、子どもにしっかり現実を教えよう。何をしていいのか、何
をしてはいけないのか、もし、犯罪を犯したら、自分の人生だけではなく、
自分の周りの人たちの人生も全て台無しにしてしまうのだということを教
えなくてはならないのだ。


◇自分は一人で生きているわけではないし、一人で生きられないのだから、
いつでも関係し合いながら生きているのだということを教えることだ。そ
れは親や大人の子どもに対する義務なのだ。このことを最近の親も大人も
忘れてはいないだろうか。この事件で、もう一度私たちの役割を思い出し
たほうがよいと思う。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月17日

☆「フランチャイズシステムと学習塾」☆

先日友人と共にフランチャイズショーに初めて行って来ました。私の友
人は非常に独立心が強く、比較的低資金で開業出来るフランチャイズ(以
降FCと記載)には強い関心を抱いているようです。私は彼ほど強い関心は
ありませんが、FCには様々な業態があることや今回のFCショーで学習塾
がブースを出展するという事で、友人に付き合う事にしました。
しかし、何の知識もなく、ただ行っただけでは面白くないと思ったので、少し
FCについて勉強してみました。

FCはもともと事業拡大のスピードアップを図るために用いられた手法で、
その歴史は19世紀の鉄道会社や公益事業会社が、事業の権利の一部を販売し、
事業拡大に成功したというところから見てとれます。(1850年代のシンガーミ
シンが第1号という人も多いが、これは小売形態での第1号のようです。)


現在は加盟者・本部双方のメリットが大きく、加盟者サイドは本部のノウハウ
が享受でき、比較的低価格の投資で開業出来るという点、本部は自社の規模を
拡大し、ブランド化するにあたり、自らが開発するよりも短時間で開発出来る
点等が挙げられます。


日本には約89業態が存在するそうです。その中の一つとして学習塾が存在
するのですが、学習塾は実は直接的顧客と間接的顧客が存在する、他とは一
線を画した業態です。


私は教育が受けられる現場が増える事は非常に喜ばしい事だと思います。
しかしここで必ず考えなければならない事は、FCとは本部にとってマーケ
ティング手法の一つであるということ、そして加盟者は事業を行うツールの
一つであるという事を認識しておかなければならないと思います。


急速に学習塾が増えるという事は、教育サービスの質の低下や、本部・加盟
者間のトラブルが増加するだけではなく、そのサービスを享受する子供達、
そしてその保護者にまで多大なる迷惑をかけてしまいます。


小売店等はお金を払う直接顧客の満足度を最大限高めることを主として考え
ればよいと思いますが、学習塾だけは子供と保護者という双方の顧客を満足
させるように本部も加盟者も考えなければならないと思います。

そんな事を考えながら、友人には学習塾以外の業態を薦める自分がそこには
存在しました。
それと同時にFCシステムが学習塾業界にとって、より有効なシステムとして
機能させるために、どうしたらよいのかといった事を考えさせられる1日でした。

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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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7月15日号 集客イベントを考える

■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:お盆休み中の宿題
■MBA特集:集客イベントを考える
■学習塾標準化計画:継続業務再確認
■イノさんのコミュニケーション道場:第54ラウンド
【大きさが変わる月、大きさが変わる星座】
■誌上セミナーレポート:2007年7月度戦略立案セミナーより
~出店戦略・価格戦略

「塾経営サクセスネットMBA」118 号を皆様にお届けします。

 夏期講習の集客状況は、どうでしょうか。この1週間、機会損失だけはしないように、臨戦態勢で臨んでください。

 さて、今号の特集ですが、「集客イベントを考える」です。イベント=接点創造=コミュニケーション機会=集客機会です。イベントは、私どもの校舎運営の柱になるものです。ぜひ、いろいろなイベントを企画していただき、効果的なイベント運営を行なってください。
 なお、この特集の中で、読書感想文だけは、一般生に公開するものではありません。在籍生に行なって、保護者の方にアピールするためのものです。在籍生にのみ行なう差別化の一つです。ただし、読書発表会で、保護者に公開する時に、保護者の方の友人を参加させるのは、OKです。口コミの素になるものです。
 イベントの意味合いを考えながら、実施してみてください。イベントで内部活性化をし、校舎の活気を引き出し、人の集まる校舎創りをしてください。

 また、今号では、誌上セミナーレポートで出店と価格について取り上げています。出店の考え方、価格の考え方について述べていますので、来季に向けて、参考にしていただければ幸いです。


マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

ツルゲーネフ

人間なんて、たった一つの見本があれば、
他のすべての人間を判断するのにじゅうぶんです。

◇人間は、百人百様だという考え方もあれば、本質的なことは共通して
いるはずだという考え方もある。今日の言霊は、後者の考え方を言って
いるのだが、その時、問題になるのは、どの次元で語っているかという
ことだ。


◇たとえば、個人の好き嫌いを考えてみると、現象的には、百人百様で、
個人差が非常にあって、人それぞれの好き嫌いがあるように思うが、も
っと深く考えると、共通している部分が浮かび上がってくる。


◇絵が好きだ、写真が好きだ、山が好きだというのは、実は綺麗なもの
を見るのが好きなのかもしれないし、嫌いなもので考えてみると、大概
の人は、生理的に不気味なものは嫌いだと思う。


◇よく巷で客観的なことは共通で、主観的なことは個人個人別々だとい
う考え方があるが、実は、主観的なことの方が共通かもしれない。怒る
とか悲しむとか、大概の人は、同じことでそういう感情が喚起されるも
のだ。


◇だから、他人をしっかり知るためには、自分をしっかり知ることが早
道なのだ。今日の言霊で言う「一つの見本」とは、自分のことなのだ。
自分の心に照らし合わせて考えてみると、案外他人のことがよくわかる
かもしれない。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月16日

「直してほしいこと」

一昔前なら、長電話、今は・・・・。


先日、個人的に知り合いの、個人塾の先生が面白いことを教えてくれた。
小学生の生徒にあることを書いてもらったそうだ。


テーマは、「お母さんに直してほしいこと」。

・見栄を張らないでほしい。
・自分ができないことを「やれ」と言わないでほしい。
・弟を怒っているのに、自分まで怒らないでほしい。
・ウソをつくなと言っているのに、自分がウソをつくのはやめてほしい。

などなど、大人に取って耳の痛い言葉が連なった。
その中で、一番多かった回答がこの手の内容だった。


・話しているときに、携帯でメールをしないでほしい。


携帯メールに関することがとにかく多かったらしい。
確かに、メールなら、携帯を操作しながら、話を聞くことは可能だ。
でも、それを子供たちは「聞いてくれている」とは感じないようだ。

自分が逆のことをやられたら・・・。
つまり、話し相手が携帯のメールを打ちながら、返事を返してくる。
こりゃちょっと、寂しいかも。

一昔前の「長電話」みたいなものだろうか。
でも、電話と違って、ヘタに話が聞けるだけに、「ちゃんと聞いてよ!」
という思いが、子供に湧き上ってくるのかもしれないなぁと感じた。

1人、こんなふうに書いた女の子がいたそうだ。

『直してほしいところはありません。いつもありがとう!』

「親の顔が見てみたい」と思った。もちろん、逆の、良い意味で。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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トマス・カーライル

発言し行動する時機がくるまで静かにすわっていることのできない人は、
しっかりした人間ではない。

◇今日の言霊の前半部分は、うわべの強さに惑わされてはいけないとい
うものだ。「激しさや頑固を強さと呼ぶのは、根本的に誤りだ!」と、
カーライルは、断言して、今日の言霊を言うのだ。


◇強さとは、ある目的を持って待つことが出来ることだ。今日の言霊の
言うように、自分が行動するべき時まで、じっくりと待つ。機が熟する
まで待つことが出来る人が強い人なのだ。


◇何でもかんでもぎゃあぎゃあ言う人、ただただ強引な人、激昂しやす
い人が、強い人ではないのだ。そういううわべだけ強そうな人は、芯か
ら強いのではなく、状況の勢いを借りて強がっているだけの人だ。状況
の勢いが味方しなければ、強さも出て来ないだろう。


◇状況を冷静に見つめられる人になろう。強さは、状況を見つめること
から始まる。状況に身をおきながら、それでいて状況を高い位置から眺
められるように、想像力を駆使しよう。待つことになれることだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月15日

I(アイ)メッセージで子どもと会話をしよう!

◇コミュニケーションスキルの中で、I(アイ)メッセージとYOU(ユー)
メッセージという考え方がある。Iメッセージは、話してを主語して、話して
の感情や考え方を伝えるもので、YOUメッセージは、聞き手を主語にして、
話しての感情や考えを伝えるものだ。たとえば、以下のようなものが、Iメッ
セージとYOUメッセージだ。

  お母さん:お母さんはね、あなたがテスト前にこうやってテレビゲームを
       やっているのを見ると、なんだかイライラするんだけど!


  お母さん:お母さんは、テスト前は、あなたに勉強してほしいと思うんだ
       けど!


  お母さん:なんでテスト前なのに、あなたはテレビゲームをやっているの!
       そんなことでいいと思ってるの!

  お母さん:何回言ったら分かるのよ!テスト前になんで勉強しないのかなあ!

◇Iメッセージは、子どもの行動に焦点を向けるものだ。それに対して、YOU
メッセージは、子ども自身に焦点を向けるものだ。

◇上の4つのメッセージは、どれもテスト前に勉強をしない子どもに対してのも
のだが、下2つは、メッセージの後に「だからあたなはダメなのよ!」という声
が聞こえてこないだろうか。

◇マイナスのYOUメッセージは、相手のセルフ・エスティーム(自己有能感)
を下げる効果があるのだ。だから、出来るならば、子どもに注意を喚起する時は、
Iメッセージを使ってほしいのだ。Iメッセージは、相手の感情や考えを無視す
ることなく、自分の感情や考えを伝えることが出来る。子どもと会話をする時は、
Iメッセージを意識して使ってみたらどうだろうか。ちょっとまわりくどくはな
るけれども。

 

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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アミエル

決心する前に、完全に見通しをつけようとする者は決心はできない。

◇何かを決断する時、その決断は、未来に対する賭けになる。未来のこ
とを正確に分かるわけはないから、色々な情報を集めたところで、その
決断は、一つの仮説を信じることを意味する。


◇今日の言霊も言うように、完全な見通しを求めても、求められない。
未来のことを完全に分かるわけはないから、無理な相談なのだ。


◇しかし、そうだからと言って、妄信のような決断は、それを決断とは
言わない。判断するに足りる情報(その情報量は、人それぞれ違うだろ
うし、判断する領域の経験知によっても違うだろう)を以って、決断す
るのだ。その情報がなければ、仮説に根拠がないからだ。ある一定の根
拠がない決断はない。だから、ある程度の見通しは必要なのだ。ただ、
完全な見通しを求めてはダメなだけだ。


◇完全な見通しが必然的に立たないのならば、どうそれをカバーしてい
くのかだが、そのカバーは、勇気を以ってするしかない。ある程度の情
報で、勇断することなのだ。そうしなければ、現実がどんどん先にいっ
て、決断する機会を奪っていくだろう。


◇そうならないために、勇気を奮って決断することだ。現実に流されて、
現実に負けないようにしなければならない。そのために、人は決断をす
るのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月14日

学習塾を成立たせているものとは!

『はじめに』

◇ちょうど今週は、夏期講習の集客のピークだろう。最近は、どんどん
生徒の動きが遅くなって、ぎりぎりでやってくるようになった。以前な
らば、今週あたりは、講習の準備をし出す週だったのが、今では各塾と
も戦闘体制真っ盛りだ。この週の機会損失だけは避けたい。ぜひ、万全
な態勢で望んでほしい。

◇今回は、集客に関係する学習塾を成立たせているものとは何かを考え
たい。


◇何でこの時期に、こんなことを書こうかと思ったかというと、
顧問先で、入会面談・説明が上手くいかない職員がいて、その職員にア
ドバイスをした時に、その職員が、学習塾の背景についてあまり知識が
なかったからだ。学習塾の背景を知っていた方が入会面談も説明も上手
くいくのだ。というわけで、今回は、学習塾を成立たせているものにつ
いて書こう。


『保護者や生徒に不安がなければ、学習塾には来ない!』


◇学習塾を成立たせているものは、端的に言って、「不安」だ。この
「不安」がなければ、学習塾に来る必要はない。生徒も保護者も不安を
感じて、学習塾を訪ねるのだ。だから、生徒や保護者の不安をまず確認
することだ。どの辺に生徒や保護者は、学習に対する不安を感じている
のか、しっかり把握することだ。


◇その次に、その不安に対して解決策を提案することだ。それも、提案
した解決策が、現実的で尚且つ効果的に見えるような提案をすることだ。
そのためには、教科的な知識とある程度の指導経験が必要だ。学習塾は、
不安を解消してくれる機関なのだ。


◇まずは、このことが基本だが、もう一つ追加しておくと、不安が、不
明確な場合がある。保護者も生徒もなんとなく不安を抱いている場合だ。
この場合は、不安を明確にしてあげなくてはならない。そのために、一
般的な不安発生状況について知っておくべきだ。


◇つまり、一般的には、どういう学年でどの科目が難しくなるのか、受験
にとって非常に重要な学年は、どの学年なのか、また受験に大切なことは、
どういうことなのか、と言った知識が必要だ。これらの知識があると、保
護者や生徒の不安を質問で明確に出来る。不安を喚起することが出来るの
だ。学習塾は、不安を喚起する機関だということだ。


◇学習塾は、不安を解消する機関であり、不安を喚起する機関なのだ。こ
のことをしっかり理解しておくことだ。そうすれば、入会面談も説明も上
手くいく。入会させたいと思ったら、不安を確認する、不安を喚起する、
そして、その不安を解決する方策を提案することだ。学習塾は、「不安」
で成立しているのだ。このことを徹底的理解することだ。

『経営者の視点』

◇経営者は、「不安」というキーワードを職員に与えて、その職員が、本
質に近づく手助けをしてほしい。職員に仕事の本質を理解してもらうこと
は、非常に重要なことだ。そのためには、たまには、本質的なことを議題
で取り上げて、注意を喚起しよう。私たちの仕事を成立たせているものは
何なのか、しっかり職員と共通認識を持つことだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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五島 慶太

自分より偉い人はみんな利用しなければだめだ。

◇人を利用するという言葉は、あまり良い感じはしないが、ここで言う
人を利用するということは、人を活用して、色々なことを達成するとい
うことだ。だから、今日の言霊は、こういう意味になる。自分の周りに
いる人を全部活用し、色々な場面で色々な成果を上げなくてはダメだと。


◇自分より偉い人というのは、自分以上に能力の高い人という意味だか
ら、ある領域では、この人が優れているとか、ある分野では、この人が、
自分以上に知識があるとか、そういう観点で、人を吟味して、その人の
特性に合わせて活用するということだ。そう考えると、自ずと、自分の
周りにいる人すべてになるだろう。


◇今日の言霊で大切なことは、自分以外の人の能力を認めるということ
だ。自分が、自分がと自己主張しても意味はない。


◇それよりは、自分の周りにいる人の存在価値を認め、または発見して、
お互いが、お互いを活用し合わなくてはいけないということだ。相互承
認が強ければ強いほど、物事は上手くいくはずなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「共育」

◇私事ですが、先日小4の娘が「夏の大三角」についての理科のテストを
持って返ってきました。簡単に見える問題でしたが、半分くらいの正答
率でした。元理科教師の私としては、黙っていられません。

◇夏の大三角とは、夏を代表する三つの星座の一等星を夜空で結ぶと大
きな三角形になることから名づけられました。私も教師になって、いざ
生徒に教える場面になって初めてこの星座の存在を知ったくらいです
から、我が娘が解けないのも無理のないことかもしれません。


◇夏の大三角をつくる一等星は、白鳥座のデネブ、わし座のアルタイル、
こと座のベガです。アルタイルは、別名ひこ星、ベガは織姫星といわれ
ています。七夕伝説にあるように天の川を挟んでアルタイル(彦星)と
ベガ(織姫星)が向かい合っています。そして、白鳥座のデネブは天の
川の中にあります。


◇教師をしていた頃、テストにも出題されるところですし、生徒が夏の
夜空を見上げて、ただ星がきれいと言うより、星に関心をもってもらい
たいと、生徒全員に星座名、夏の第三角をつくる一等星を覚えてもらお
うと考えた暗記法を娘にも試してみました。


私:「これは白鳥座って言うんだ。天の川の中にいるんだ。」


娘:「ふーん。」


私:「白鳥は天の川におぼれているから水を飲んじゃうんだ。水を飲み
すぎたらどうなる?」


娘:「おなかを壊す。」


私:「確かにそうだね。ところで、いっぱいっぱいおなかの中に水が入
ったらどうなる?」


娘:「デブになる。」


私:「そう!だから白鳥座の一等星はデブネ、デブネ、デネブ。と
言うんだ。」


◇そういった途端に床にのけぞってお腹を抱えて笑い転げていました。


私:「次にわし座の一等星は、自己紹介するんだ。
『わし、アルタイル!』」


これも大笑い。


私:「こと座の一等星は、琴を弾いているかわいい女の子でベガちゃん
っていうんだ。」


◇自分の父は何を馬鹿なことを言っているんだとちょっと怪訝そうにし
ながらも大笑いでした。


◇子どもの視点になって物を教えることは、教える大人も鍛えられるし、
何より子どもが楽しそうです。そんな子どもを見ていると、教えること
を仕事にしている先生方のお仕事はすばらしいと思わずにいられません。


◇相手の視点を尊重することは、コーチングの基本中の基本ですよね。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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私が一部講師を務める第一回シリーズのセミナーが今週の日曜日で終了しま
した。北は仙台から南は福岡まで3ヶ月に渡り6会場にお邪魔しました。
新幹線や飛行機を乗り継ぎ、前泊の僅かな時間で、ご当地の味に舌鼓をうち
まくってきました

各地で、お会した方々に支えられ1回目のシリーズを終了できたことを心
から感謝いたします。

9月7日(日)東京より2回目シリーズがスタートします。また、8月2日、
学校の先生方対象のPCI主催『教師サポートセミナー』の講師も勤めます。

皆様お楽しみに・・・。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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夏目 漱石

純粋な感情ほど美しいものはない。美しいものほど強いものはない。

◇美しさとはなんだろうか。きっと色々な定義が、存在すると思うが、
この言霊を読んで、ふと思ったのが、美しさとは、簡素で、単独なもの
なのだということだ。複雑でも、華美でもなく、至って単純で、至って
明確なもの。それがこの言霊の言う美しいということだと思う。


◇だからこそ、美しさは、強いものなのだ。もし、美しさが、複雑で、
華美なものだったら、強さは出てこないだろう。なぜならば、複雑なも
のは、どこかが壊れれば、全てが機能しなくなるだろうし、華美なもの
は、どこかが汚れれば美しさが消えてしまうものだ。


◇そういう意味では、シンプルなものの方が、強いし、長持ちするのだ。
昔の色々なものが長持ちしたように、単純明快なものの方が強いのだ。


◇美しさの中に強さのないものは、本当はないのかもしれない。美とは
本質の強さゆえに現象に出てくるのかもしれない。本当に美しいものは、
あれこれ自己主張しなくても美しいのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月11日

ツルゲーネフ

金は天下の回り物だ! ただ、いつもこっちをよけて通るのが気に食わん。

◇この言霊のように言える人間になりたい。お金は、生きていく上で非
常に重要なものだが、そうだからと言って、お金が全てだというもので
もない。お金は、ないよりある方がいいが、それだけのことだ。


◇お金を稼ぐために生きてるわけではない。生きていくためには、お金
が必要だから、稼ぐだけだ。お金なんて、あったらあったで、面倒くさ
いし、なけりゃないで、面倒くさいし、始末に終えないものだ。


◇最近の日本は、アメリカに乗せられて、アメリカに都合よいグローバ
リズムに乗っかっているが、こんな拝金主義は、そろそろ卒業して、足
るを知る日本に戻ろうではないか。お金を稼ぐことが、最重要事項にな
るような世界を、私たちは望んでいないはずだ。


◇もっと豊かな人間関係の網の目を再構築して、人間としての誇りを他
に求めても良いように思う。お金の所有量を競うようなあり方ではなく、
人間として他者に対してどういう行為をしていくのかを問題にするあり
方を求めよう。


◇私たちの時代を、私たちが誇りを持って次世代に譲り渡していくよう
にしよう。そのために、一人ひとりが、何をするべきなのかを考えてい
くことだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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何のために教師になるのか!

【記事】県教委元幹部、10人挙げ「合格」指示 教員採用汚職 

 朝日新聞(2008年7/6)より以下抜粋

○大分県の教員採用をめぐる汚職事件で、逮捕された県教委幹部の間で
採用試験の一部受験者の得点水増しを指示するやり取りがあったことが、
県警の調べでわかった。県警は教員採用時に組織的な不正をしていた疑
いが強いとみて、関係者から事情を聴いている。

○指示されたのは、5日に収賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参
事の江藤勝由容疑者(52)。07年度の小学校教員の採用試験に絡み、
当時の参事兼教育審議監で大分県由布市教育長の二宮政人容疑者(61)
=収賄容疑で4日に逮捕=から受験者の名前を示され、合格させるよう
指示されたと供述しているという。

 
○挙げた名前は10人前後で、5日に贈賄容疑で再逮捕された義務教育
課参事、矢野哲郎(52)、妻で小学校教頭のかおる(50)の両容疑
者の長女が含まれていたという。教育審議監は県教委ナンバー2で、二
宮元審議監は教員人事の実質的な責任者だった。

 
○調べでは、二宮元審議監、江藤参事は矢野参事夫婦の長女の採用に便
宜を図った見返りとして、06年9~10月にそれぞれ100万円相当
の金券を夫婦から受け取った疑い。試験は06年7月に筆記などの1次
試験、9月に面接などの2次試験があった。1次は489人が受験。う
ち119人が2次に進み、長女を含め41人が合格した。

 
○江藤参事の供述によると、当時は義務教育課主幹として採用試験の事
務を担当し、1次試験の採点終了後に受験者全員の得点を記した表を二
宮元審議監に見せた。その際に10人前後の受験者の名前を示され、
「合格ラインに入れろ」と指示されたという。矢野参事夫婦の長女も含
まれ、江藤参事は「長女の1次、2次試験の点数をかさ上げして合格ラ
インに届かせた」と供述しているという。

 
○二宮元審議監は中学校、江藤参事は小学校の教諭を経て、県教委や出
先事務所で学校運営にあたる指導主事を務めた。00年に県教育センタ
ーの副所長と指導主事、03年に小中学校の教員人事を担当する教職員
1課の課長と人事係副主幹として、上司と部下の関係だった。
 

○江藤参事は教職員1課が義務教育課に改称した後も小中学校の教員人
事の実務を担当し、05年に二宮元審議監が就任後は3回目の上司と部
下の関係になった。県警は、江藤参事が二宮元審議監から10人前後の
名前を挙げて合格させるよう指示されたことに関心を寄せており、組織
的な不正の実態解明を進めている。


*私からのコメント 


◇今回の事件は、大分県だけの問題ではないように思う。教員採用試験
に関してのこのような身内に対する贔屓は、2次試験では噂されていたこ
とだ。今回の事件が、異常だとすれば、それが、1次試験から組織的に行
なわれ、多額の金品が動いた点にある。それだけのことだ。だから、今回、
この事件を取り上げたのは、この事件性に言及するためではない。


◇それよりは、教師という職業に関して、以前とは全く違う職業観になっ
てしまったことを考えたいからだ。


◇その昔、教師は、聖職と言われた。他人の子どものために、必死になっ
て面倒を見るからだ。自己犠牲を厭わないで、子どもと寝食をともにする
役割だった。教師と言う人間が子どもの前でいつも問われていた。
だから、教師は聖職といわれ、尊敬をされていたのだ。


◇しかし、そういう聖職観が、教師を苦しめていたことも事実だ。だから、
ここ30年余り、教師も職業であって、それ以外ではないという風潮が出
て、今日では、教師は一般のサラリーマンと同じ地位に落ち着いている。
がしかし、それでも教師という職業には、他のサラリーマンとは違う、職
業倫理が、求められるのだ。◇それは、子ども達に、自分の生き方を示し
ながら、接しなければならないという職業としての特殊性があるからだ。
そういう特殊性を自覚しないまま、普通の職業だと思ったところに、この
事件の原因がある。


◇贈賄容疑で逮捕された夫婦はともに教師で、夫は教育委員会の幹部、妻
は、小学校の教頭だ。妻だって、あと二年か三年すれば、校長職に任命さ
れるだろう。教師としては、経験も積み、ベテランとして他の教師の模範
にならなければならない存在の二人だ。


◇その二人が、自分の娘のために、贈賄を図った。娘は、このことを知っ
ていなかったと思うが(知っていたとすれば、こんなに馬鹿げたことはな
い)、教師と言う職業が、子ども達に大きな影響を及ぼす存在だとこの夫
婦は、自分たちの経験から学ばなかったのだ(学んでいたら、こんなこと
をして娘が喜ぶとは思わないだろう)。


◇そして、不正を犯しても、教師という職に就けばよいと思っていたのだ。
兎に角、採用さえしてもらえれば、教師という職業は全うされると思って
いたのだ。教師という職は、生活を支えるだけのものだという認識だ。こ
の認識は、収賄容疑で逮捕された教育委員会幹部にも当てはまる。多分、
自分たちがやっていたことは、不正だと承知していたはずだ。教師なんて、
大した存在じゃないから、ちょっとぐらい採用試験で、手心を加えても、
教師という職業の倫理に触れないと思っていたのだ。児童・生徒のために
教師になるということではなく、自分のために教師になるという認識だ。
教師と言う職業は、自分のためになるものだということだ。


◇今回の事件で、日本の教育を司る人たちの意識が、垣間見える。こんな職
業観では、日本の教育は、良くなるわけがない。教師と言う職業には、常に、
自分たちはどうなんだ!という自己言及的な批判が付きまとうのだ。この視
点を忘れて、教師になったとしても、それでは、教師と言う職業は、全うさ
れはしないのだ。大分県だけではなく、他県の教育委員会も文科省も襟を正
してほしいところだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月10日

☆「素直って…」☆

よく聞く言葉です。

「お前は素直になりなさい!」って。しかしその一方で「自分の意見、考え
を持ちなさい!」とも言われます。

正直言って私の中ではこの関係はトレードオフで、相交わる事がないのでは
?と困惑する事が非常に多くありました。

しかし最近、この答えの光が少し見えてきた気がします。


それは「物事の本質・目的考える」という思考回路を持つ事で、この関係が解消
出来ると、確信に近い考えが芽生えました。


先日、とある本の中にコンサルタントの勉強方について書かれている記事が
ありました。現役の第一線で活躍している方々が、自分の勉強方法について
紹介されているものです。


みなさん非常に優秀で、私の脳の中には「!」よりも「?」の方が圧倒的に
多かったのですが、その中に一つだけ非常に憤慨した記事がありました。そ
の内容とはこんな感じです。


それはこの作者からある問題が一つ出されました。それに対して「あなたは
どう考えましたか?」と聞かれ具体的な答えが幾つか出された後、「それじゃ
駄目です。私はこうやりました。」といかにも自分の解答が正しく、読者を見
下してる感じを強く受けました。


今までの私なら、自分に合わないと思ったものについては一切受け入れない傾
向にありました。これを「は!?」と思いながらも少し冷静になり、この人は
何を言いたいんだろうかという事を、自分の感情と格闘しながら呼んでいる時、
ふとこの「素直さ」と「自分の意見を持つ」という事が一つになったのです。
それは私にとって劇的な「気付き」でした。


結局この作者は自分の自慢ではなく、発生した問題や課題に対して、直接的な
解答を探すのではなく、情報を様々な所から調達し、それらの情報から自分なり
の解答を導き出すという方法を薦めたかっただけなのですが、相手の意見、考え
を受け入れ、その人や組織の訴えたい事を見極めようとしなければ、この情報は
私の中に存在しなかったでしょう。


「素直」になることとは言葉を真に受けて「ふ~ん」ではなく、全ての出来事に
対しての本質や目的を理解しようとする意識、「自分の考え」とはその本質が正しい
か否かを判断する考えであるという一つの結論が生まれた事は、私にとって大きな
気付きでした。

今後はこれらのヒント、材料を提供して頂いた方々に感謝しながら、意識して実行
して行こうと思います。

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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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7月1日号 夏期講習継続作戦‘08

◆目次
■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:基本チェック!
■MBA特集:夏期講習継続作戦‘08
■月刊塾経営の視点:2008年7月度
■イノさんのコミュニケーション道場:第53ラウンド
「あなたが変われば社員が変わる!会社が変わる!」
■数で読む教育:学校の宿題内容

「塾経営サクセスネットMBA」117 号を皆様にお届けします。

 早いもので、2008 年も半分が終わりました。サクセスネットをご購読いただいている皆さんの塾は、この上半期は、どういう結果だったでしょうか。今日からとうとう下半期を迎えます。ぜひ、2008 年の有終の美を飾るべく、この半期、計画的に塾経営をしていきましょう。

 さて、今号の特集ですが、「夏期講習の継続作戦」です。学習塾の基本的なスキルである、コミュニケーションスキルを最大限に発揮して、継続率を向上させるための仕掛けを書きました。ぜひ、参考にしてください。毎年、この時期に同じような特集を組みますが、それは、継続して同じことを高レベルで行うことが、学習塾には必要なことだからです。毎年、同じことを、質を向上させて出来るかどうかが、大きな成長のポイントです。「継続は力なり」というのは、そういう意味に解してみてください。

 また、今号では、「数で読む教育」で学校の宿題内容についてベネッセの調査を載せています。学校の宿題を私たち学習塾は、意識することはなかなかありませんが、この機会に垣間見、自塾の宿題の参考にしてみてはいかがでしょうか。

 7月は、集客の時期です。職員の目が、内にだけ向かうのではなく、外にも向かうように促してください。夏期講習の成功を祈っております。

 マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

6月15日号 講師稼動表で管理を行う

◆目次
■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:学校指導
■MBA特集:講師稼動表で管理を行う
■学習塾標準化計画:集客追い込み策
■イノさんのコミュニケーション道場:第52ラウンド
【見え方】
■誌上セミナーレポート:2008年6月度個別指導生徒倍増セミナーより
~学習提案フローチャート

「塾経営サクセスネットMBA」116 号を皆様にお届けします。

 今号の特集は、「講師稼動表で管理を行う」です。個別指導の生命線は人件費の管理です。1コマあたりの講師人件費率は最大30%前後です。個別指導の指導形態が、1:2~1:4までだとすると、その組率が限りなく100%になっていれば、人件費率は30%前後となり、当初見込まれた利益率をキープできます。大手個別指導塾は、その組率をいつでも必死にコントロールしているのです。

 随分前に、私が、トーマス(リソー教育)の岩佐社長と面談した時に、この組率を室長の給与に反映させていると言っていたことを思い出します。もう12 年前のことですが。ぜひ、参考にしていただき、経費管理に活用してください。

 また今号では、「誌上セミナー」で個別指導の中心である「学習提案」について取り上げています。個別指導にとって大切なことは、塾側の提案です。その提案があってはじめて、有効な学習指導が出来るのです。個別指導は、提案がすべてだといっても過言ではありません。ぜひ、参考にして貴塾の個別指導の充実にお役立てください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

ヘルマン・ヘッセ

地上には多くの道がある。けれど、
最後の一歩は自分一人で歩かねばならない。

◇「最後の一歩は自分一人で歩かねばならない」とは、どういう意味だ
ろうか。多分、字義通りにとると、「死に際」のことを言っているのだ
ろうが、私は、「決断する時」とか「決断した後」という風に考えたい。


◇人間は、いつでも自分で自分の人生を決定している。最終的に決断す
るのは、自分自身をおいて他にない。決断するまでは、何通りもの選択
肢があって、色々なアドバイスを受けるが、そこから先は、いつも自分
ひとりの領域なのだ。どんなに他人が踏み込もうと必死になっても、無
理なことなのだ。あくまで決断するのは、自分だけなのだ。


◇人間は、そういう意味でも孤独な存在だ。孤独を引き受けない限り、
自分の人生を自分のものには出来ないものだ。孤独を避けるのはやめよ
う。他人の中に紛れ込むのはやめよう。自分の人生を引き受けるのは、
自分以外にはないのだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月09日

稲盛 和夫

可能性に対して心を閉じていると、人生の本当の恵みを見極めることは
できないのです。

◇「可能性に対して心を閉ざしている」ということは、リスク=失敗す
る可能性をゼロにしているということだ。つまり、失敗することを拒否
しているということだ。自分の出来ることだけをやり、新たな挑戦を退
け、ただひたすら安全な道だけを歩んでいくということだ。


◇こういう生き方も悪いわけではない。身の程を知っていると言えない
こともないから。しかし、本当の意味で身の程を知っているかというと、
ちょっと疑問が残る。


◇自分に枠をはめて、まだまだあるであろう自分の出来ることに蓋をし
ているからだ。まだ出会っていない自分を知ろうとしないということと
同じだからだ。つまり、「可能性に対して心を閉ざしている」とは、ま
だ出会っていない自分を拒否していることなのだ。


◇自分を知り尽くしたいという欲望と自分とはこういうものだという悟
りとその両方を私たちは、大切にするべきだ。そのどちらにシフトして
も、人生は、楽しいものにはならない。まだ出会っていない自分を求め、
もうこれ以上ではない自分を見極めること、そのどちらもを私たちの心
の糧にするべきなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「保護者会」(後編)

○前回のあらすじ

保護者会で初めて話すこととなった。
一回目のリハーサルでは、ダメ出しばかりだった。

次回のリハーサルまでに修正しなければならない。
ただ、自分としての目標があり、それは、ぜひ達成したかった。

持ち時間は7分。
1回目のリハーサルでは12分だった。


2回目のリハーサル。内容を絞りに絞った。


ほんの3分ぐらいで終わってしまうんじゃないの、と思ったが、しゃべ
り終えると、7分程度。「しゃべりすぎるから、少ないと思うぐらいが丁
度いい」というアドバイスをT室長からいただいたのだが、そのとおり
だった。

そして、当日。


F教室の中学受験生の保護者の方々が100人ぐらいお集まりになった。

プログラムは、

・中学受験概況
・各科目の担当より
・教室の指導方針と今後のスケジュール

といった内容だ。

本当は「各科目より」は、最後のほうがいいのだが、話の上手い室長を
最後に持ってきたほうが、良い印象で会が終了するという考えがあった。
ちなみに各科目のトップバッターは国語の僕だ。


受験概況について話すため、ブロック長のN先生も、やってきた。

「おぉ、荒木、大丈夫か?」とN先生。

「大丈夫です、本番に強いタイプですから」

僕がそう言うと、N先生は微笑んで、
「そうやって自分に言い聞かせてんだろ!」と一蹴した。

まったく、そのとおりなので、反論はできない。


会が始まる。


N先生の持ち時間は30分。
どうせなら、思いっきり延長して、僕のパートがカットになればいいの
に、と「本番に強いタイプ」の僕は思う。


が、そんなこと、起ころうはずもなく、時間通りにN先生の話は終わり
を迎えた。


そして、いよいよ、というとき、N先生の驚愕の一言。


「ありがとうございました。では、次は各科目の担当より、お話さしあ
げますが、トップバッターの荒木は、保護者会デビューで、裏で今頃、
思いっきり緊張していると思いますので、皆さん、温かい目で見守って
やってください」。


その言葉に対して、保護者の方々が笑う。
まったく、出づらいったら、ありゃしない。


なんだか、子供を見守るようなお母さま方の視線にさらされながら、
話を始める。


持ち時間7分。その間に絶対、笑いを1回とる!それが僕の目標だ。
リハーサルどおりに話を進めながらも、ちょっとだけ、自分なりの
アレンジをされに加えた。


「5年、6年は現在、週に2回、授業があります。それぞれの授業
の最初に漢字テストを行います。

週の2回目の授業のときは、1回目と全く同じテストを行い、その
週に覚えなければならない漢字を完璧にマスターします。2回目の
テストは、皆さん、だいたい満点かそれに近い点数を取ります。

もし、お子さんが、おうちで、満点の漢字テストを持ってきても、
絶対に『これ、何回目のテスト?』って聞かずに、素直に褒めてあ
げてください」

無事、持ち時間終了。教室を出ると、理科担当のU先生が、右手を
差し出してきた。がっちりと握手。

こうして、保護者会デビューは終わった。しかし、その後、何度か
話すのだが、緊張がなくなることは、ない。人前で話すのは、やっ
ぱり苦手である。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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2008年07月08日

滝井 孝作

物に偏見を持たずに物に打込んで行けば、
その物の持つよい味は自ずと分ってくるんだ。

◇私たちは、臆病だから、ついつい自分を守るために自分をガードして
しまう。その一つが、偏見だ。自分では、判断出来ないような問題や事
柄に対して、誰かの尻車に乗ってしまう。


◇自分が、本当に理解して判断を下すのではなく、自分では得体の知れ
ないものだと決め付けて、誰かの判断に従ってしまう。こうやって、自
分を守ること、これを偏見というのだ。


◇今日の言霊も言うように、勇気を持って偏見を排し、何事にも対峙し
ていけば、必ず得るものはあるはずだ。自分自身を曝け出して、生身の
人間として何ものにも向き合っていくことだ。そうすれば、私たちは、
何にでも学べるはずだ。


◇自分を守ろうとしてもダメだ。自分を守ろうとすればするほど、その
守ろうとする刀で自分を切りつけることになるからだ。


◇偏見を捨てて、素直な心で世界を、他者を、自分を見てみよう。きっ
と、どんなことやものにも存在する価値のあることに気が付くはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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☆約束を守る子どもに☆

◇子どもに約束を守ってもらうためには、親は、約束したことの意味を子ども
に理解させることが必要だ。この約束は、子どもにとって、どういう意味があ
るかを丁寧に示し、この約束が、実行可能なもので、そして、この約束を守れ
ば、こういういい点が子どもにはあるのだということを理解させることだ。

◇約束したことが、子どもにとって、好ましいことであれば、約束は、守られ
るのだ。しかし、往々にして約束は、子どもの自由を制限し、子どもに無理を
強いるものが多い。だから、なかなか約束は守られないのだ。


◇約束を守る子どもを育てたければ、約束を守ることが、自分の利益に繋がっ
ていくのだということを実感させるしかない。そういう視点で、子どもと約束
をしてみるのだ。何かを制限するための約束から、何かを積極的にやってもら
うための約束に転換してみよう。そうすれば、約束を守る子どもに近づくはず
だ。


  お母さん:夏休みに、毎日決まったことを何かしてみない?
 

  A 君:え~・・・。何をするの?


  お母さん:たとえば、毎朝、ジョギングをお母さんとしてみるとか、毎日1
ページお母さんと本を読むとか、毎日、1回自分の部屋を掃除す
るとか。


   A 君:え~・・・。掃除は嫌だな。ジョギングも面倒くさいな。本を読
むのも嫌だな。


  お母さん:お母さんが、小学校3年の夏休みに、経験したことを話すとね、
学校で、夏休みの宿題が出たのよ。毎日、本読みをするっていう
やつが。お母さんは、その宿題を毎日、一生懸命にしたのよ。嫌
で嫌でしょうがなかったんだけど。そうしたら、夏休みが終わる
頃には、本がちゃんと読めるようになったの。その時は、凄く嬉
しかったわ。そんな経験をA君にもしてもらおうと思って。


   A 君:そうなんだ。お母さん、小さい頃は、本が読めなかったんだ。


  お母さん:えっ!ばれちゃったわね。そうなのよ。まあ、それはいいじゃな
い。A君、この夏、毎日何かをやってみない。自分のためになる
ことを。お母さんもつきあうから、自分のために、何か始めない?!
お母さん、あの小学校3年生の夏に変わったのよ。勉強に対して
ちょっと積極的になったのよ。こんな経験をA君にもしてもらい
たいのよ。どう?


   A 君:え~・・・。どうしようかな?じゃあやってもいいよ。


お母さん:何をやろうか?毎日出来そうで、毎日やった結果、A君にとって、
役に立つもの、何かある?


◇具体的なもので、やった結果が目に見えるようなものを選んで、約束するのだ。
毎日やる約束でも、一日や二日出来ないこともあるだろうから、そこは片目をつぶ
って見逃しながら、約束を守ってもらうように促すのだ。約束を守ることが、素晴
らしいことなんだということをこの夏、子どもに実感してもらおう。そうすれば、
約束を守る子どもに徐々になっていくはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月07日

武者小路 実篤

何にも特色がなくとも正直に働く人は、それは新しい世界の基礎になる。

◇自分の職責を正直に全うしようとする人がいなければ、異端児は、異
端にはなれない。ルールをはなから守ろうとしない人ばっかりならば、
ルール破りは、ある意味何も意味をなさない。私たちは、正常に機能す
る基盤があって初めて、その正常なものに反対する意味を持つのだ。


◇だから、今日の言霊が指摘することは、至って正しい。正直に働く人
がいて初めて、既存のルールに異議を申し立てる価値があるのだ。そう
いう意味で、正直にルール通りに働くことが、新しい出来事を用意する
ものなのだ。


◇だから、昨今の風潮は、新しいものを作り出すエネルギーに乏しい状
況かもしれない。正直な人は、没個性的とみなされ、自分なりに個性を
発揮して適度に働いていることが、よいことだとみなされているからだ。
このような柔軟な状況ではアンチテーゼが力を持ち得ないかもしれない。


◇正直な世界の中でこそ、私たちの異端が力を持ちえるのだ。異端のな
い世界など、面白みもない。だからこそ、正直な世界にしていこう。正
直者が得をしてはじめて、私たちの世界は、面白くなっていくのだ。そ
の限りにおいて、異端が異端として価値を持つのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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コーチングは万能ではない!

『はじめに』

◇教育の世界に、コーチングのスキルが入ってどのくらいになるのだろう。


◇私は、今から23年前に、アドラー心理学系の親子のコミュニケーション
スキルを学んで、生徒とコミュニケーションを取っていたし、子育てのアド
バイスを保護者に行なっていたので、1990年代の中ごろには、コーチン
グスキルをある程度知っていた。そして、教育コンサルタントとして独立し
て、皆さんに紹介したのは、2001年の7月のセミナーからだ。

◇この間、ビジネス界では、コーチ21とか、CTIのコーチングが、学習
塾界では、成基学園の教育コーチングが、随分と普及してきた。コーチング
マインドが、どんどんと広がっていくことはいいことだが、私としては、ち
ょっと疑問に感じることがある。それを今回は、書いてみたい。


『コーチングは万能ではない!』


◇コーチングは、最終的には潜在能力を引き出すスキルだが、それは、そん
なに簡単に出来ることではない。


◇相手の潜在意識にアクセスする質問は、実はそんなに簡単ではない。だか
ら、コーチングの最終目標がそこにあっても、段階を踏む必要がある。その
ことをまず押えておくことだ。◇そして、コーチングは、相手が全く白紙の
状態であるならば、手も足も出ないものかもしれないということは、覚えて
おいていい。つまり、相手が何かを目標にしたい対象があって初めて有効性
を発揮するものだ。


◇だから、そのために何かを達成できるスキルをある程度獲得することが、
前提になっている。スキルの全くない人間をコーチングしても実効性はあま
りない。それよりは、ティーチングをして、スキルを与え、そのプロセスの
中でコーチング的なスキルを使って、ティーチングがスムーズに行なわれる
ようにしなければならないのだ。


◇だから、学習塾の場合は、コーチングスキルの獲得以前に、ティーチング
スキルの獲得が、重要なのだ。ここを間違うと、とんでもないことになる。
生徒を指導することが出来なくなる場合がある。


◇ティーチングには、ある種の強制力が伴うが、コーチングには、その強制
力が前提にはないのだ。生徒を指導する発想が薄いのだ。生徒にやる気を起
こさせるためには、スキルの伝授が必要なはずだから、この辺を誤解して、
コーチングにすべてを任せてしまってはいけないのだ。コーチングにないも
のねだりをしないようにしたいものだ。


◇まずは、ティーチングスキルでしっかり生徒を指導し、生徒に武器を与え
ること。そして、生徒に目標設定をしてもらう時や学習計画を立ててもらう
時に、コーチングスキルを活用して、自主的に生徒が何かを決めたという状
況を成立させること。次に、その目標や計画遂行のために、コーチングスキ
ルを活用して、生徒の潜在能力を引き出し、意欲を引き出して、目標達成を
させる。


◇そういうステップで、コーチングを使うことだ。コーチングだけでは、学
習塾の目的は達成されないものだ。ティーチングあってのコーチングだと思
っておいたほうがいい。


『経営者の視点』

◇数年前、どの学習塾も競って、教育コーチングの認定校をとった。それで
生徒が呼べるかもしれないと思った塾もあった。今やその期待は裏切られた。
だから、コーチングがダメなのだということにはならない。


◇認定校をとるとらないで、生徒が増えるはずはもともとないのだ。だから、
その前提が甘かった。それだけのことだ。


◇学習塾にとってコーチングは、非常に重要なスキルだ。認定をとるとらない
というよりも、学習塾全体にコーチングマインドを醸成することが、重要なこ
となのだ。もし、そのことが実現していけば、生徒は必ず増えるはずだ。


◇そのために、ティーチングを磨いて、コーチングが、効果的になるようにす
ることが重要なことだ。職員のコミュニケーションスキルを向上させることが、
学習塾の生命線なのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月05日

ハインリヒ・フォン・クライスト

不信は魂の黒い病だ。いっさいが、無垢清浄なものさえが、
病んだ目には地獄の衣を着けている。

◇私たちは、私たちの価値観で、物事を見ている。だから、同じ現象を
見ても、人により実は違ったものに見えてしまう時がある。自分の固有
の価値観というメガネで、人それぞれが、物事を見ているからだ。


◇今日の言霊が、「病んだ目」というのは、自分にとってマイナスにな
るメガネで、物事を見ているということだ。たとえば、人間不信という
価値観を持っている人間は、天使を見ても、地獄の使者だと見えるだろ
うし、人生を肯定的に受け止める価値観を持っている人間は、地獄の使
者を見ても、自分にとっての天使だと見えるかもしれない。


◇つまり、私たちは、私たちにとっての見え方でしか物事が見えないの
だ。だから、自分を陥れるようなメガネは、捨ててしまうことだ。


◇自分を変えたいと思う人は、自分のメガネを変えてみることだ。今ま
での見方を意識して、ちょっと見方を変えて見ることだ。ちょっとした
意識の使い方で、世界は、違って見える。そうなれば、自分の行動に変
化が出てくるはずだ。それを積み重ねていけば、自分のメガネが変わっ
ていく。

◇メガネを意識的に変えてみよう。そうすれば、今までとは違った世界
が現れるはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「望む結果を言葉にしよう」

◇私たちは、何か失敗をすると、大抵「今度は失敗しないようにしよう」
と考えるものです。そして、似た失敗をして、情けなくなり、「今度こそ
失敗しないようにしよう」と再確認したりします。

◇先日、会議に遅刻してきた方がいました。遅刻は許せませんが、大変恐縮
し遅刻したことを詫びた態度には問題がありませんでした。


◇理由を聞くと、目覚ましをかけ忘れたと言うことでした。初めてのこと
でもあり、叱りつけることは避け、「次回はどうしますか?」と聞くと・・・


◇「次回は遅刻しないようにします。」と応えてくれました。一般的な
回答で大きな問題はありません。


◇次に、「遅刻しないようにする為に、次回はどうしますか?」と聞くと、
目覚まし、3つセットします。と言うことでした。次回の遅刻を避けようと
する意気込みは、よくわかりましたが、これでは、また遅刻する可能性が
あると私は感じました。


◇なぜなら、今回の遅刻は目覚ましをセットし忘れたのです。その解決法
として、2個が3個になったところで、本質的な解決策にはなっていないの
です。つまり、遅刻した時と全く同じ行動をしようとしているわけです。


◇遅刻しないようにするといいながら、何も変わっていないのです。では、
どうしたらいいのでしょうか?


私:「『遅刻をしないようにする』とは、どういう結果を目指しているので
すか?」

彼:「早く来ると言うことです。」

私:「早く来るとは、開始何分前に来ますか?」

彼:「30分前に来ます。」


◇さあ、「30分前に来る」という目標を立てると、先ほどの目覚まし
3個セットするという発想は、生まれにくいのではないでしょうか。


◇「絶対に30分前に着く」という意識が高まるのです。意識が30分前
に集中するので、目覚ましでも何でもセットを忘れる可能性が低くなります。


◇毎日、学校に行く時は、ぎりぎりに起きる子どもでも、運動会や遠足の朝
は、早起きをするあの感覚です。


◇遅刻する夢を見て、ハッと驚いて起きるのは、潜在意識が時間厳守を夢の
舞台で警告しているのです。


◇直接、期待する結果を目標に設定することが、それを実現する行動を起こ
しやすくするのです。


◇今日は、失敗したあなたも、明日は、望む結果を言葉にして、成功を実現
させましょう。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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様々な場面で若者に出会う機会が沢山あります。
そして彼ら彼女らから沢山の元気をもらっています。
様々な壁に直面し、落ち込んだり、悩んだりしても、再び前進する若者達。
彼ら彼女らに「ありがとう」
そんな気分の今日この頃です。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月04日

子どもたちの居場所を確保する!

【記事】「保健室登校」小中高で増加 

 朝日新聞(2008年6/30)より以下抜粋

○日本学校保健会は、06年度に実施した児童・生徒の保健室利用に関
する調査結果を発表した。5年前の01年度に比べ、いわゆる「保健室
登校」の子どもの割合は小中高校とも増えており、特に高校では2倍に
なった。

○調査は、全国の小中高校1102校が回答した。


○「保健室登校」を、(1)常に保健室にいる(2)特定の授業には出席
できても、学校にいる間は主に保健室にいる状態――などと定義。当ては
まる人数を調べたところ、小学校は千人当たり2人(01年度は1.2人)
、中学校は6.6人(5.6人)、高校は2.8人(1.4人)となった。

○保健室登校をする子どもは小中高校とも女子の方が多く、月別でみると、
1~3月に多い傾向があった。

 
○調査では、養護教諭が過去1年間、子どもの心の健康に関してどのような
問題を把握したかも尋ねた。中学、高校では「友達との人間関係」がいずれ
も9割以上で最も高率だった。「いじめ」は中学校で64.9%と高く、小
学校では「児童虐待」という回答が4割近かった。

 
○今回は、児童・生徒が500人以上の大規模校で、養護教諭が複数いる学
校と1人だけの学校を比較。1校1日平均の保健室利用者は、小中高校とも
複数配置校の方が3~6割程度多かった。複数配置の効果としては、「対応
に十分な時間がとれる」「養護教諭が常時在室できる」といった回答が多か
った。(大西史晃)

*私からのコメント


◇私たちは、子どもの精神的な居場所、肉体的な居場所をしっかり確保する
べきだ。この記事にあるように、子どもたちは、肉体的な居場所や精神的な
居場所を欲しているようだ。悩みの諸原因の中で、小学生では、「幼児虐待」
が、4割近くを占めている。驚くべきことだ。


◇実は、親さえも、居場所を求めているのかもしれない。そのために、力の
弱い小学生を虐待して、自分の心の安定を求めているのだ。なんと、悲しい
ことだろうか。こういう悲しい連鎖を断ち切るためには、子どもたちに安全
な居場所を確保することだ。それが、学校の保健室ならば、それも致し方な
いのかもしれない。できれば、人間関係の中に安全な居場所が作られるよう
に、私たちは、働きかけなければならないと思うが。


◇そして、年齢が上がるにしたがって、友人たちとの人間関係が、問題にな
ってくる。中高生の9割以上が、悩みの原因になっているのは、大きな問題だ。


◇人間関係が、上手くいくいかないは、重要なことだけれども、誰も彼もが
上手く人間関係を渡っていけるものではないのだから、人間関係で悩むこと
はあっても、それほど、大きな問題ではない。それなのに、大きな問題のよ
うに思ってしまうから、大きな悩みになるのだ。


◇それは、最近の人間の能力の切り口の変化によるところが大きいように思
う。最近は、人間力だといって、非常に柔軟的な能力を求めたがる風潮があ
る。そういう風潮が、無言の圧力になって、人間関係に敏感になることで、
その辛さを引き出している側面もあるだろう。人間関係から逃げるために、
保健室に駆け込むのだ。


◇しかし、それでも人間関係を完全に絶ってはいけないと無意識に思ってし
まうから、学校から完全にドロップアウトできないし、だからといって、全
面的に学校に参加できないのだ。こんな状況が辛いのだ。私たちは、子ども
たちの居場所を確保し、そして、今流行の人間の能力観を相対化するべきだ。
そうしなければ、どんどん人間が生きにくくなってしまうだろう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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梶井 基次郎

希望をもてないものが、どうして追憶を慈しむことが出来よう。

◇希望とは何だろう。希望とは、現状の延長線上の出口ではない。希望
とは、現状を超えて出て行く出口だ。現状から出て行くことに期待をか
けることを希望というのだ。だから、希望を持っている人間は、現状を
振り返って、現状に感謝することを忘れないものだ。


◇なぜならば、現状が、後押しをしてくれたお陰で、現状からの脱出を
企てることを思いついたからだ。


◇過去を慈しむということは、過去にしがみつくことではない。過去が
なければ、今の自分はないのだと感謝することだ。希望を持った人間は、
明らかに希望を持つ前よりは、強くなっている。それは、希望を持つと
いうことが、意志を獲得することと同じだからだ。だからこそ、希望を
持つ人間は、過去に感謝し、その感謝の気持ちをエネルギーにして、未
来=希望に進んでいくのだ。 


◇現状を超え出よう。現状を構成するのも自分なら、現状を乗り越えよ
うとするのも自分だ。だとすれば、未知なる自分に期待して、希望を語
ろう。希望を自分のものとしよう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月03日

☆「頑張る」事ってこういう事か!☆

【はじめに】

以前高等学校の事務に努めていた私が、教育現場の改善をし、先生と生徒を元
気にさせたい、そして元気な姿を見たいとの想いから、教育コンサルタントへ
の道を選び、日々奮闘しております。

まだまだスタート地点に立つ事すら遠い状態ではありますが、様々な事に日々
奮闘する中で得たものや物事の考え方、気になった事などをこれから毎週投稿
して行きたいと思っています。

そして読者の皆様が「こんな人もいるのか!」と思って自信を付けるもよし、
「こういった事もしているのか!」、「こんな考え方もあるのか!」といった
新たな発見をして頂くもよし、時には「お前!違うだろ!」といった意見を
出すもよしで、とにかく自分と周りの人がプラス思考になって、日々楽しく
過ごせていければいいなと思います。

配信日は毎週木曜日となりますので、これから宜しくお願い致します。

まだ見習い中の私は色々な事を行います。

その中の一つに日めくりカレンダーをめくる事があります。(ま、2、3日め
くらない事はしょっちゅうですが…。)
そこには様々な格言が書いてあり、何だか小難しい事やら作者の自己満足が
手に取るように分かるものから、なるほど!と思うものまで様々あります。
そこで非常に心に残った言葉、

「努力とは日々新たに進むもの」

よく私達は「努力」=「頑張る」という風に捉えがちです。少なくとも私は
そのように受け止めておりました。そして「努力」や「頑張る」の意味として
自己犠牲を払いながら何かに取り組むという風に捉え、その姿に酔っている自
分が存在しました。

しかし、この「日々新たに進むもの」を「何か一つでも新しいものを得る」と
解釈した時、自分の中でひらめきに近いものが生まれ、そして一気に気持ちが
楽になりました。そして自分なりに解釈した言葉、

「頑張るとは何か一つでも新しい気付きや知識を得る」

という新しい言葉が自分の中に生まれました。

新しい気付きや知識は自分の意識で大きく変わります。そして何気ない日常の
中に少し目を凝らすと、本当に自分の知らない事が数多く存在します。

新しい事を得ると、古い事を忘れてしまう事も多々あるかもしれません。
しかし、忘れた事は思い出せばいいし、再度本を読むなりすればすぐに吸収出来
ます。「3歩進んで2歩下がる」と女性歌手が歌っていますが、その言葉が本当の
意味で少しずつ分かってきたような気がする今日この頃です。

肩肘の力を抜いて、新しい何かを得る為に少しアンテナを張って生きていけば、
今後の人生がちょっとだけ楽しく過ごせるかな?と思える自分がここにいて、物
質的に満たされてなくても、精神的に満たされている自分の存在を少しだけ好きに
なっている自分に、少しだけ明るい未来を期待しています。

さ、今日も1日頑張ろう!!

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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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ロマン・ロラン

人生には、往復切符は発行されない。一度出発したら二度と帰ってこない。

◇今日の言霊が言うように、人生は、二度と戻ってくることが出来ない
片道旅行だ。この旅は、スタートしたら最後、ゴールまで否が応でも突
き進んでしまうものだ。だから、自分の人生を否定したり、拒否したり
しても、結果は同じで、どうあがいても自分の人生なのだ。


◇今日の言霊を私なりに付け足すとこうなる。「人生には、往復切符は
発行されない。一度出発したら二度と帰ってこない。だから、自分の人
生を肯定して、自分を徹底的に突き詰め、自分になりきろう」。そうい
う生き方が、片道旅行には、いいのだ。自分自身から逃げない生き方を
この旅行は問うているのだ。


◇自分を徹底的に自分にすることだ。自分は、どうあがいても自分なの
だ。誰にもなれない自分なのだ。自分を自分として徹底的に突き詰めて
みることしかない。そう覚悟を決めて生きるならば、必ず人生は豊かな
ものになっていくはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月02日

「保護者会」(前編)

人前で話すのはやはり緊張する。


授業ではいつも生徒の前で話しているではないか、と思われるかもしれな
い。そうなのだが、実は、授業で緊張することも少なくない。初めてのク
ラスで授業を行うときは間違いなく、ドッキドキだ。

ましてや、保護者の方々の前で話すとなると、これが数日前から、緊張し
て、もうたまらない。年に数回、校舎で行われる保護者会で、話す機会が
あったのだ。


最初に保護者会で話したのは入社2年目だったと思う。小学生(中学受験)
の保護者の方々に対して、現在の生徒や授業の様子と国語の学習について
話をすることとなった。


持ち時間は7分。最初、この時間を聞いたときは「長いなぁ、やだなぁ」
と思ったが、実際、話したい内容を書き出していくと、とても7分で収ま
らない。


現在、授業で行っていることや今後のカリキュラムの説明、生徒の面白
いエピソード、国語が苦手な生徒への家庭学習のポイントなど、話した
いことを全て話すと、20分はかかりそうだった。


当然、事前にリハーサルを行った。絞ったつもりでも、結果12分。ま
だ5分も短縮しなければならない。しかも、他の先生からのご意見によ
ると・・・・


「話しながら動きすぎて、落ち着かない」
「実際の教材などを見せたほうが分かりやすい」
「内容を盛り込みすぎて、結局何が伝えたいのか分からない」

などなど、厳しいものばかりだった。


次回のリハーサルまでに修正しなければならない。
ただ、自分としての目標があり、それは、ぜひ達成したかった。


○次回へ続く

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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本田 宗一郎

人間の経験には、アテにならないものが多い。
肝心なのは、経験そのものというよりは、
それを通して正しい知識を学びとることだ。

◇私たちの日常は、そのほとんどが、同じような構成になっている。
朝目が覚めると、トイレに行って、ボーとテレビをつけ、顔を洗うか、
食事をするかして、そして徐々に慌てながら、外出の準備をし、急い
で家を出る。そして、駅やバス停まで一生懸命歩き、満員電車に乗っ
て会社に着く。


◇そして、いつもと変わらない仕事をし、上司からからかわれ、叱責
され、たまには、褒められて、仕事が終わり、同僚と食事し、上司の
愚痴を言いながら酒を飲む。そんな一日が、繰り返される。上司は上
司で、部下の愚痴を言っては、自分の不甲斐なさを嘆く。そんな日常
を私たちは経験しているが、しかし、同じ日常は、実は人によっては
全く違った意味を帯びている。


◇今日の言霊が、経験はアテにならないというのは、そのことだ。経
験をしたからといって、その経験から全てに通じる意味=本質を学ば
ない限り、何も経験したことにはならない。いくら誰にも出来ない経
験をしたところで、その経験の意味をしっかり受け取らない限り、そ
んな経験は、記憶や記念で終わってしまう。


◇それよりは、日常の中の何気ないことから意味が吸い取れれば、そ
の経験の方が、よほど自分にとっては掛け替えのない経験なのだ。


◇だから、経験を素直に受け止めることだ。何でこの俺だけがこんな
経験をしなくっちゃならないのだ!と思うよりは、こんな経験は、き
っとこの俺しか出来ないな!と思って、経験と格闘することだ。


◇そうすれば、経験から何かを学べるはずだ。日常の至るところに、
自分を成長させる意味は転がっているはずだ。その転がっている小さ
な意味から大きな教えを感じられる自分でいよう。そうなれば、経験
から正しい意味をつかめるはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年07月01日

吉川 英治

行き詰りは展開の一歩である。

◇人生では、順調なことが順調ではない場合がある。順調は、苦境を
準備しているかもしれないのだ。その逆に、人生では、苦境は、苦境
ではない場合がある。苦境が順調になる起点を準備しているかもしれ
ないのだ。


◇今日の言霊は、まさにそのことだ。もう打つ手がない、という苦境
の中で、人間は、袋小路に追い込まれる。もう逃げる道はない。そう
いう状況の中で、人間は苦境に正面から向き合うことを余儀なくされ
て、とうとう苦境と対峙することになる。


◇今まで以上に苦境に対して真剣に向き合う中で、人間の潜在能力が
駆動して、その苦境の打開策が出てくるものだ。それを今日の言霊は
言っているのだ。


◇だから、私たちは、マイナスから逃げることを考えるよりも、マイ
ナスを次の手を打つきっかけとして受け止めるようにしよう。マイナ
スを単にマイナスとして受けとめるだけならば、その次に希望はない。


◇マイナスは、プラスを準備するエネルギーなのだ。苦しい状況は、
自分にエネルギーを与えてくれる充電器なのだ。だから、苦しさから
逃げてはいけないのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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☆子どもを勉強嫌いにしないために!☆

◇私たち親は、子どもに良かれと思って、いろいろと干渉する。その最たるも
のが勉強への干渉だ。親が勉強に関心を示さなければ、子どもは、勉強をする
ようにはならないが、そうだからといって、親が勉強に深く関わりすぎても、
子どもは勉強から逃げていってしまう。

◇子どもの年齢に応じて、勉強をする目的をしっかり話しながら、親が勉強に
関心を示し、子どもの努力をしっかり評価しながら、勉強に関わっていくこと
が大切だ。

  お母さん:勉強する目的ってA君知ってる?


   A 君:え~・・・。勉強するのに目的なんてあるの?


  お母さん:勉強する目的はあるわよ。小学生のあなたが、何で算数や国語
       や社会を勉強するかというと、まずは人間として基本的な能力
       を身につけるためよ。計算だって、ものの考え方だって、知ら
       なくてはならないことが一杯あるのよ。まずは、その基本的な
       ことを今やっているのよ。


   A 君:へ~・・・。そういうことなの。


  お母さん:それと、目の前にある課題に対して、しっかり誠実に対応する
       ための訓練をしているのよ。小学生や中学生は、まずは勉強と
       いう課題で訓練するの。だから、勉強をすることが小学生や中
       学生の仕事なの。


   A 君:そうなんだ。なんで遊びを仕事にしなかったのかな?


  お母さん:遊びを仕事にしちゃ、遊びが今度は勉強と同じように辛くなる
       だけでしょ。それに、遊びは人それぞれの趣味があるから、訓
       練にはならないのよ。


◇こんな程度の会話で、勉強の目的をたまには、伝えることだ。そして、その
勉強は高得点を取ることが重要なことではなくて、しっかり目の前の課題に取
り組むことが重要なことなのだ、と教えることだ。


◇ここがポイントだ。95点をとっても、褒められない子どもは辛い。何で1
00点を取らなかったの?と言ってお母さんやお父さんが、責めることでは、
子どもはどんどん勉強から遠のいていくだけだ。


◇高得点を評価すると言うよりも高得点をとった努力を評価していこうとする
ことだ。点数が問題ではないのだ。しっかり準備をして臨んだのならば、それ
でいいのだ。点数が問題ではない。目の前の課題に誠実に対応したことが重要
なことなのだ。

 
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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