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« 武者小路 実篤 || 滝井 孝作 »

☆約束を守る子どもに☆

◇子どもに約束を守ってもらうためには、親は、約束したことの意味を子ども
に理解させることが必要だ。この約束は、子どもにとって、どういう意味があ
るかを丁寧に示し、この約束が、実行可能なもので、そして、この約束を守れ
ば、こういういい点が子どもにはあるのだということを理解させることだ。

◇約束したことが、子どもにとって、好ましいことであれば、約束は、守られ
るのだ。しかし、往々にして約束は、子どもの自由を制限し、子どもに無理を
強いるものが多い。だから、なかなか約束は守られないのだ。


◇約束を守る子どもを育てたければ、約束を守ることが、自分の利益に繋がっ
ていくのだということを実感させるしかない。そういう視点で、子どもと約束
をしてみるのだ。何かを制限するための約束から、何かを積極的にやってもら
うための約束に転換してみよう。そうすれば、約束を守る子どもに近づくはず
だ。


  お母さん:夏休みに、毎日決まったことを何かしてみない?
 

  A 君:え~・・・。何をするの?


  お母さん:たとえば、毎朝、ジョギングをお母さんとしてみるとか、毎日1
ページお母さんと本を読むとか、毎日、1回自分の部屋を掃除す
るとか。


   A 君:え~・・・。掃除は嫌だな。ジョギングも面倒くさいな。本を読
むのも嫌だな。


  お母さん:お母さんが、小学校3年の夏休みに、経験したことを話すとね、
学校で、夏休みの宿題が出たのよ。毎日、本読みをするっていう
やつが。お母さんは、その宿題を毎日、一生懸命にしたのよ。嫌
で嫌でしょうがなかったんだけど。そうしたら、夏休みが終わる
頃には、本がちゃんと読めるようになったの。その時は、凄く嬉
しかったわ。そんな経験をA君にもしてもらおうと思って。


   A 君:そうなんだ。お母さん、小さい頃は、本が読めなかったんだ。


  お母さん:えっ!ばれちゃったわね。そうなのよ。まあ、それはいいじゃな
い。A君、この夏、毎日何かをやってみない。自分のためになる
ことを。お母さんもつきあうから、自分のために、何か始めない?!
お母さん、あの小学校3年生の夏に変わったのよ。勉強に対して
ちょっと積極的になったのよ。こんな経験をA君にもしてもらい
たいのよ。どう?


   A 君:え~・・・。どうしようかな?じゃあやってもいいよ。


お母さん:何をやろうか?毎日出来そうで、毎日やった結果、A君にとって、
役に立つもの、何かある?


◇具体的なもので、やった結果が目に見えるようなものを選んで、約束するのだ。
毎日やる約束でも、一日や二日出来ないこともあるだろうから、そこは片目をつぶ
って見逃しながら、約束を守ってもらうように促すのだ。約束を守ることが、素晴
らしいことなんだということをこの夏、子どもに実感してもらおう。そうすれば、
約束を守る子どもに徐々になっていくはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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