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「自分のこだわりを使って聞く」 

◇コーチングでは、相手の立場になって聞くとか白紙の状態で聞く
ことが原則になっています。私もこのメルマガで、傾聴の姿勢として、
そのようにお伝えしてきました。

◇しかし、「相手の立場になって聞けた。」とか、「白紙の状態で聞け
た。」という経験や実感がない限り、どうやったらそんな姿勢で聞け
るのかと戸惑ってしまうようです。

◇そこで、今回は敢えて、相手の立場や白紙の状態という観点を一旦
手放してみたらどうなるだろうかと考えてみます。私たちの心の中に
浮かんだ思いや感情を使って聞いてみるということです。

◇例えば、相手が「車が好きだ」と言い。あなたは、関心がなかった
としましょう。するとあなたは心の中で「何で車なんかに夢中になって
いるんだ。くだらない!」と思うかもしれません。

◇この時こそが話を聞くチャンスです。私たちの直感がはたらいた
瞬間だからです。あなたの潜在意識は問題意識を持ったのです。
大発見のチャンス到来です。

◇ニュートンが、りんごが木から落ちるのを見て、「なぜ物体は地面
に落ちるのか?」という疑問が万有引力の法則を発見するきっかけに
なったように・・・。

◇そこで、あなたは「何で車なんかに夢中になっているんだ!」と
いう疑問を質問に変えるのです。

◇ただ、「何で車なんかに夢中になっているんですか?」と訊かれれば、
馬鹿にされているような感情に包まれてしまいますので、「何で?」
とか「なんか」は、避けましょう。

◇そして、「何で好きなのですか?」「何で夢中になるのですか?」
と訊かれても答に困ってしまいますよね。

「好きだから好きなんだよ!」とでも言い返したくもなりますよね。

◇そこで、まず「車を見るのが好きなのか?乗るのが好きなのか?」
確認しましょう。「乗るのが好き!」だとしたら・・・

「車に乗ると何が聞こえるんだい?」
「車に乗るとどんな景色が見えるんだい?」
「車に乗っているとどんな感じなんだい?」

と変形してみると、本来の疑問「何で車なんかに夢中になっているん
だ!」の答えが見つかるはずです。

◇きっと楽しそうに話してくれる相手の表情や話しっぷりからあなた
に何か気づきも持たされることでしょう。

◇あなたが直感で「何で?」「どうして?」と感じたことがあったら、
そのことについて、質問文をちょっと工夫して、訊ねてみてください。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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先日、東京都の下町を歩いているとある花屋さんの入り口に、
『冷たい水用意してあります。熱中症には水の補給が大切です。』と
いうメッセージが張ってありました。

宣伝でもなく、禁止令(~するな!というメッセージ)でもない
メッセージに下町の人情味あふれる暖かさを感じました。

暑くても暖かさは心地よいものです。
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