ヘーゲル
世界を理性的に観察する者を、世界もまた理性的に観察する。
両者は相互規定の関係にある。
◇私たちの生きている世界は、いつでも相互規定の関係だ。今日の言霊
も言うように、自分が世界と理性的に関係を結ぼうとすれば、世界も理
性的に自分と関係を結ぼうとする。自分が、世界と感情的に関係を結ぼ
うとすれば、世界も感情的に自分と関係を結ぼうとするものだ。
◇ヘーゲルは、世界のあり様は、理性のあり様と合致すると考えていた
が、どうも人間は、理性の進歩だけで深層的な感情までもコントロール
出来るような動物ではないようだ。理性の進歩にあわせて、感情的な領
域も拡大して、なかなか理想的な現実は出現しないようだ。
◇それでも、ヘーゲルが言うことは正しいと思う。私たちは、自分のあ
り様が、世界を規定するが、世界の方も自分のあり様のように自分と関
わってくる。つまり、悲観的な人生観を持って人生を歩んでいる人間は、
世界もそういう風に関わってくるのだ。
◇逆に、楽観的な人生観を持って人生を歩んでいる人間は、世界もそう
いう風に関わってくる。どちらも、自分の持つ価値観が世界に問われて
いるのだ。そして、その自分が世界からの質問に応えたように、世界も
また自分に応えてくれるのだ。
◇私たちは、世界と自分の相互規定の関係の中で生きている。自分のあ
り様次第で、世界のあり方も変わるのだ。もし、今苦しい状況の中にい
るのであれば、自分のあり様を自分自身で問うてみてはどうだろうか。
◇自分のあり様に気が付けば、自分のあり様を変えることができる。そ
うすれば、世界のあり様も変えられるのだ。世界と自分は相互規定の関
係なのだから。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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