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2011年は、2002年の教育改革以上のビジネスチャンスだ!

『はじめに』

◇今から11年前の97年に、家計に占める補助教育費が初めて減った。
学習塾が不景気に影響を受けた記念すべき年だ。学習塾業界が、社会的
な認知をされた年だと言ってもいいかもしれない。この年を境に、学習
塾業界では、大手と中小の二極化が生まれ、寡占化の波が押し寄せてき
た。

◇そんな最中に、学力低下問題が社会問題化し、2002年の教育改革
がスタートをする。この教育改革が、真面目にやってきた学習塾の追い
風となって、減り続けた生徒数が、前年比アップになったのだ。そして、
今回の新学習指導要領だ。大きなビジネスチャンスになるはずだ。


『新学習指導要領の論点はこれだ!』

◇2002年の教育改革は、学力低下問題を教育問題にした点で非常に
大きな影響力を持っていた。だから、2002年は、学習塾に追い風と
なって、生徒が塾に戻ってきたのだ。この時の論点は、学力低下問題と
入試の多様化と総合学習の時間(=生きる力のプログラム)にどう学習
塾が対応するかにかかっていた。この論点をしっかり自分の中で消化で
きた学習塾が、単年だけではなく、恒常的に業績が上がっていった(そ
うならなかった塾もあるが)。


◇そして、今回の新学習指導要領だが、今回は、小学5年生からの英語
の必修化と理数系の時間数アップ、そして入試における学力重視が論点
だ。今から自塾のコンテンツを考えておくべきだ。2011年は、20
02年に匹敵するビックチャンスだからだ。


◇まず、小学校で必修化される英語だが、教育再生懇談会が、中教審に、
早期英語学習の必要性を訴えて、5000校の小学校で、小3から英語
の授業が来年から始まるとすれば、2011年には小5からではなく、
小3から英語が必修化されたも同然の結果になるから、保護者の意識も
当然高くなってくる。小5からの英語学習が小3からの英語学習にシフ
トしなくてはならないだろう。


◇理数系の時間数アップは、学習塾でのカリキュラムに影響を与えるだ
ろうから、授業の進行と授業外の付加価値指導をどう組み立てるかだ。
算数イベントで立体図形の模型作りとか計算コンクールとか、インド式
計算テクニックとか、そういう付加価値をこの時期から行なって自塾の
名物にしておくことだ。


◇入試の学力重視は、大学のAO入試の再考と相俟って、入試問題の難
度の向上と実力勝負的な要素になってくるだろうから、教科書対応指導
から学力養成指導にどういう風に移管していくのかを考えることだ。入
試の難度が上がっていけば、合格率が問われる状況になってくるだろう。
ぜひ、合格実績の確保をどうするかを徹底的に考えてほしい。個人の成
績管理と学習管理が、この課題を乗り越えるスキルになるはずだ。


『経営者の視点』

◇教育行政の転換点では、行政の施策が、保護者の意識に刺激を与えて、
従来とは違う購買パターンを生み出す。保護者が次回の学習指導要領のど
こに刺激を受けるのかを、真剣に考えることだ。そうして仮説を立てたら、
行動に移すことだ。新しいコース設計と授業外の付加価値をどう作り出し
ていくのか、ぜひ、この夏に考え出してほしい。準備が先に進めば、大手
が来てもそれほど恐れることはないのだ。地域に根を張ったしっかりした
対応を考えよう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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