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2008年08月29日

「夜スペ」の中間報告・このような事態は、いいことなのか!

【記事】「夜スペ」揺れる塾 「不公平」「生徒取られる」批判も 

 朝日新聞(2008年8/26)より以下抜粋


○東京都杉並区立和田中で、塾講師が生徒に教える「夜スペ」は、塾側
にも変化をもたらしている。対象を希望者全員に広げたことで、進学塾
が補習にも本腰を入れ始めた。その宣伝効果で他校への参入も成功しつ
つあるが、塾業界からは戸惑いや疑問視する声も上がっている。

○和田中では夏休み中も学期中と変わらないペースで、進学塾「サピッ
クス」の講師が授業を続けている。ただし、夏休みに入り、習熟度別の
3クラスに分かれた。1月末の開始時から参加する18人と、5月から
始めた23人とでは進度に違いがあるからだ。

○学校側は当初、ついていけないと感じる生徒には「家庭教師のトライ」
による個別補習も検討。だが、「サピックスを受けたい」という希望が
多く、二つの企業でどう分担するのかなお検討が必要なことから夏休み
はサピックスだけに任せたという。

○サピックスはもともと入塾に試験を課す難関進学塾だ。だが、夜スペ
では全員参加を受け入れ、習熟度別クラスのために派遣する講師を3人
から6人に増やした。さらに、和田中から電車で30分ほどかかる三鷹
市内の校舎に和田中生用の夏季講習特別クラスもつくった。希望した生
徒が、午前中に塾生と同じ料金で夏季講習を受けている。

○同社企画営業部は「できない生徒を切り捨てるわけにはいかない。全
員、合格まで面倒を見る」という。

○サピックスにとって夜スペは大きな宣伝材料だ。実際、私立中高11
校から問い合わせがあり、うち6校で授業を始めている。費用は和田中
のほぼ倍、それでも直接通うより安い。公立中高からも3校、問い合わ
せがあるという。

○一方、トライにも杉並区内に住む小学生の保護者から数件問い合わせ
があった。

○いままでに仙台育英学園秀光中など全国の私立中高7校に講師を派遣
してきた。和田中でも実績を出せば今後の事業展開に役立つと考え、派
遣する講師は選定済みだ。森山真有専務は「どんな形になるのかわから
ないが、生徒の性格や学力に合わせてきめ細かい指導をする準備をして
いる」と話す。

○和田中には、ほかにも数社の塾があいさつに来ているという。

○一方、こうした動きにはくみしないと言い切る塾もある。大手の栄光
ゼミナールの横田保美広報部長は「学校で安く塾の授業をすると、すで
に塾に通っている生徒には不公平になる。学校で塾の宣伝をするべきで
はない。和田中のなし崩し的な取り組みは、ほかの学校や塾に、ある意
味迷惑だ」という。

○個人経営から会社組織まで約650の塾が加盟する全国学習塾協会に
は様々な声が寄せられている。「どうやったら学校に売り込めるのか」
「こうした塾に、塾生を取られてしまうのではないか」……。稲葉秀雄
専務理事は「落ちこぼれや、(学校の授業では物足りない)噴きこぼれ
対策に学校が困っているなら、制度を作って塾を活用すればよい。ただ、
いまのような値段では請け負えない。ほかの公立中に急に広がるとは考
えにくい」とみている。(平岡妙子)


*私からのコメント 

◇「夜スペ」の中間報告のような記事が出た。この記事を読んで、皆さ
んはどう思っただろうか。学校が地域に開かれて、塾のノウハウが学校
のノウハウと融合して、良質なものになるのならいいのだろうが、この
「夜スペ」の発想は、そうではない。


◇私は、随分と批判してきたが、結局、特定の学習塾の宣伝にしか、寄
与していないのではないかと今回の記事を読んでさらに強く思っている。


◇夏休みも塾の夏期講習と同じように「夜スペ」を行い、なおかつ希望
者は、電車で30分もかかるサピックスの校舎まで夏期講習を受けに行く。
何のことはない、学校がサピックスの営業尖兵に成り下がっているよう
に思える。


◇こんな事態を私たちは、よしとするべきではないように思う。保護者
の希望を聞くだけの学校でよいのだろうか。私事性をどんどん容認し、
自分のためだけに教育を利用しようとする風潮を私たちは、考えたほう
がよいのではないだろうか。


◇学校は、公共財だ。教育も公共財だ。この視点を持って、私たちは、
学校や教育を考えるべきではないかと思う。国家の言いなりにも、学校
の言いなりにも、保護者の言いなりにも、生徒の言いなりにも、教育は、
なってはいけないのだ。このことを「夜スペ」は考えさせてくれるもの
だ。今後もことの成り行きを見守っていきたい。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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P.F.ドラッカー

成果をあげる人は、能力、関心、知識、気性、性格、仕事の方法において
多様である。あらゆることにおいて千差万別である。
共通点は、行うべきことを行っているだけである。

◇最近つくづく思うのだが、自分のやるべきことをやるというのは、一
つの能力ではないか。


◇今日の言霊でも、ドラッカーが、成果をあげる人は、行うことを行な
っているだけだと言っているが、どんなスタイルでも、どんな考えでも、
自分に課せられた課題を徹底して解決しようと行動することが出来る人
だけが、成果をあげているのではないか。


◇やるかやらないかの単純な決断だけが、私たちの間で差が出てしまう
のではないか。


◇私たちは、生きている間に、色々な属性を身につける。知識にしても
肩書きにしても、性質にしても、ものの考え方にしても、本来の自分に
色々な色をつけながら生きている。


◇しかし、結局は、そういう色を使うか使わないかは、自分次第だ。存
在するだけでは何も生まれない。行動することによってしか、人間は何
も生まない。


◇そう考えるならば、あとは、自分のやるべきことを迷わずに実行する
だけだ。あれやこれや迷わずに実行することだ。実行できることを実行
していこう。そうすれば、新たな世界が見えてくるはずだ。止まってい
る世界よりは、動いている世界を目指そう!

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月28日

帖佐 美行

物は見下ろすと欠点がよく見えるようだ、見上げるようにすると長所が
見えてくる。見下ろして生きるのは不平不満の生き方、見上げて生きる
のは感謝の人生だと思う。


◇私たちは、出来るならば感謝の気持ちを持って、人生を送っていきた
い。そのためには、世界と自分の関わりに感謝の気持ちが生まれるよう
にしなければならない。今日の言霊は、まさにそういうヒントになるも
のだ。


◇物や人を見下ろすように見ているとその物や人の欠点ばかりが目に付
き、自分の周りの物や人に感謝するような気持ちは待てない。それどこ
ろか、物や人を見下ろしていると、自分の人生が、不満だらけに見えて
くる。

◇何で、こんな人生なんだ。何で自分の周りには、つまらない物や人間
だらけなんだと思ってくる。自分を上にして物事を見るから誰に対して
も感謝するどころか、馬鹿にすることになるのだ。人生の充実感なんて
味わえないものになる。


◇それに対して、見上げるように生きていけば、私たちの視点も変わっ
てくる。なんて素晴らしい物や人に出会えたんだろうと思う。


◇そういう風に思えれば、自ずと感謝の気持ちが生まれるはずだ。そう
いう視点を持っていれば、色々な出来事も、自分の学びになるから、嫌
な出来事でも自分のための出来事だと受け止めることが出来る。胸を張
って、空を見上げながら生きていければ、人生は、充実にしたものにな
るはずだ。


◇私たちは、同じ時間の中で、違う世界を生きている。いや世界も同じ
かもしれないが、世界から受け取るものが、各々違っている。その違い
は、私たち一人ひとりの気持ちのあり様から生まれるものだ。


◇自分のために、すべての物が人が、いてくれるのだ。そう思ってみれ
ば、感謝せざるを得ないだろう。感謝せざるを得なければ、自分は、そ
ういうすべての物や人に恩返ししたくなってくるはずだ。感謝の気持ち
がすべてを上手く循環させるのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月27日

「ドラ」(後編)

○前回のあらすじ

小6中学受験の授業で、「物語文の続きを書く」という記述問題を扱った。


中学生の淡い恋愛を描いた物語文だったのだが、主人公の女の子の、男の子
を好きだと思う気持ちは明白なのだが、実は、彼も彼女を好きだという気持
ちを読み取るのが難しく、

二人は両想いでハッピーエンドとなる話を書くのは、生徒にとってなかなか
難しかった。

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多かったのはこんな解答だ。

・女の子が告白をして、振られるパターン。
・女の子が気持ちを告げられず、片思いのまま今後も過ごすパターン。

もちろん、これでは正解にはならない。


「実は、ハッピーエンドです」


こう告げると、「えーーーっ!」という声が上がった。


「と、いうことは、両思いなの?」と麻美。


こういうことを照れずにサラっと言えるのは圧倒的に女の子のほうが多い。


「キモーイ!」と健児。


「別にキモクないだろ。
では、どうして、そうなるのかみんな考えてみよう!」


すぐに反応がある。「先生、もしかして、ココとか?」


そうして、男の子も、実は彼女が好きだという部分を生徒は指摘していった。


「じゃぁ、先生、もしかして、オレの答え、正解じゃねぇ?」


そう言ったのは、悠太だった。


「おぉ、ちょっと読んでみ?」


その内容は、
女の子が告白したところ、実は、その友達も同じ男の子が好きで、
あろうことか、男の子は、二人同時に付き合ってしまう。
もちろん、彼女たちはそのことを知らない。

しかし、やがて、ばれてしまい、三人で修羅場を迎えるというもの。


一同大爆笑。


「昼ドラの見すぎだよ~~~」の声。


そして、また笑い。


「ホント、悠太、ドラマの見すぎ!」と僕。


ここで、一番前に座っていた里奈がゆ~っくりと一言。


「あぁ~、ドラマのことか」。


「うん?どうした?」


みんな、注目。


「昼ドラって、昼のドラえもんのことかと思ったよぉ~」


のび太クンは学校に行ってるし、居間で寝転がってドラ焼きをかじりながら、
テレビで「昼ドラ」をボーっと見る。
「ある意味、こんな贅沢な時間ってないよねぇ」とつぶやくネコ型ロボット。


彼女の頭の中で、きっとこんな映像が一瞬のうちに駆け抜けたに違いない。


爆笑はしばらく続いた。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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柳田 国男

学問は興味から、もしくは好奇心からはいったものがもっとも根強い。

◇学問は、勉強とは違う。勉強は、自分の意志や思惑を超えて、まずは
習うための形式を学ぶために行なうものだ。だから、面白いことばっか
りではなく、苦しいこともあるし、やりたくないこともある。言わば、
物事を習う基礎を作ることがまず勉強の主眼なのだ。


◇それに対して、学問は、その勉強の上に立って、自分の意志で、自分
の知りたいこと、興味のあることを突き詰めて、自分で仮説を創って、
自分の納得を得るか、新しい発見をすることだ。


◇だから、勉強は自分のやりたいことも含まれるし、やりたくないこと
も含まれる。そのどちらもやらないと、習う形式は身につかない。自分
が知りたいことだけ、興味のあることだけやってはいけないのだ。


◇それに対して、学問は、自分の意志や感情から沸きあがったものでな
ければ、長続きしない。学問は、表面をさらって決着がつくようなもの
ではないから、時間がかかり、自分の限界を乗り越えようとする作業な
のだ。


◇勉強は、修行時代のことだ。学問は、その修行時代を通った後に、や
っと自分の意志で自分の関心領域を決定して行なうものだ。だからこそ、
自分の気持ちが優先されるのだ。私たちの文脈で言えば、やりたくない
ことをやった後で、本当の自分の意志が発揮できると言うことだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月26日

夏休みの振り返りをして、何を学んだかを確認しよう!

◇最近は、夏休みが短くなった。だから、今日あたりは、もう学校が始まって
いる時期かも知れない。この夏に何をしたか、何を学んだかを振り返って、子
どもが成長したことを確認しておこう。

◇その際に、良い思い出だけではなく、怒られたことも挙げて、この夏の経験
から何を学んだのか、色々と質問してみよう。成功も失敗も、感動したことも、
大切な経験なんだと子どもに伝えよう。

  お母さん:夏休みも終わりだから、夏休みを振り返ってみない?
   A 君:え~・・・。何をするの?めんどくさいな。
  お母さん:7月の終わりにサッカーに試合があったじゃない?その試合で
A君が、頑張って、勝ったじゃない。A君としては、どういう
点が良かったから勝ったと思うの?
   A 君:え~・・・。ゴールが決まったからじゃない?
  お母さん:そうよね。ゴールが決まったからよね。いつもは、どうなのよ。
       あの試合で、どうして上手くゴールが決まったのかな?
   A 君:だって、試合前に随分、シュートの練習したもん。それにパス
       の練習もして、ゴール前にボールを集めることをやったんだ。
  お母さん:それよ!練習をやったから、勝てたんでしょ。
   A 君:そうだよ。当たり前じゃん。土曜日や日曜日に、練習している
       からね。
お母さん:とういうことは、常日頃の練習が、勝利の原因なんだ!
   A 君:そうだね。

  お母さん:お盆に田舎にいったじゃない?その時に、お父さんに怒られた
       の覚えてる?
   A 君:え~・・・。覚えてるよ。
  お母さん:お父さんに怒られた時、どんな気持ちがした?
   A 君:むかついた!何でだよ!って思った。
  お母さん:何急に不愉快になってるのよ。その時に、むかつくだけじゃな
       くって、何か思ったでしょ。何思った?
   A 君:大勢の人がいる前で、騒いじゃダメなんだなって一瞬思った。
  お母さん:それよ!お父さんは、それを分からせたくって、怒ったのよ。
   A 君:それなら、口で言ってくれても分かったのに。
お母さん:何回もお父さん、注意してたけどね。
   A 君:え~・・・。そうだった?


◇色々なことを確認しよう。自然が美しかったでもいいし、あの時は、楽しか
ったでもいい。そこから何を学ぶかは、子ども自身の問題だ。しかし、その学
びの機会を実際与え、そして、その学びの振り返りの機会を与えるのは、親の
仕事だ。そういう意味で、振り返りをこの時期に一緒に行なおう。学んだこと
は何だったのかを確認することだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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リルケ

人生とはつねに同時に、肯定と否定を語るものなのです。
死は(信じていただけるようお願いしますが)本来の肯定者なのです。
彼はただ、よし、とのみ申します。永遠をまえにして。

◇私たちは、いつでも矛盾の中を生きている。自分自身を駄目にしてし
まうと分かっていることでも、やってしまう自分がいるし、逆にやった
ほうがよいことだと分かっていても、やれない自分もいる。


◇簡単に言えば、暴飲暴食は自分の健康を害すると知っているが、つい
つい酒を飲み過ぎ、おいしいものを食べ過ぎる。メタボ対策にダイエッ
トはやらなくてはならないが、どうも気が進まない。こんな毎日を私た
ちは生きている。


◇今日の言霊が指摘するのも、同じようなことだ。人生は、矛盾するこ
とが同時に自分の前に現れるのだ。自分を肯定することと自分を否定す
ることが、同時に自分の中で生まれ、自分の目の前で生まれるのだ。


◇しかし、肯定と否定が毎日のように生まれ続けたとしても、人生は、
全てを肯定することで、終わっていく。人間は、最終的には、死んでい
く存在だからだ。


◇その時、私達は、私達の人生を否が応でも受け入れざるを得ない。死
は人間である限り避けられないものだから。死は、自分の否定ではない。
死は、自分の人生の肯定だ。全てを受け入れてくれるものだ。


◇私たちは、自分の人生を肯定していこう。全面的に肯定できる状態で
はないかもしれないが、それでも自分の人生を肯定して、私たちは生き
ていこう。そうすることを、私たちの死は望んでいるのだ。誰もが避け
られない死は、全てを受け入れてくれる肯定者なのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月25日

通信教育は、学習塾の脅威になる!


『はじめに』

◇2006年にベネッセが、東京個別指導学院を買収した時に、私は、
進研ゼミは、学習塾の脅威になるという趣旨の原稿をこのメルマガに
載せた。セミナーでも、その脅威を徹底的に伝えた。


◇通信教育が、インターネットでフォローをし、買収先や提携先の個別
指導教室でスクーリングが行なわれたら、学習塾の強みである対面型の
モチベーションシステムは、通信教育でも行なわれるようになって、強
みではなくなる。


◇そうなると、通信教育の利便性の方が、圧倒的に学習塾の利便性より
強くなる。この状況を先取りするような調査結果がお盆休み前に出た。

                ●

朝日新聞(2008年8/9)より以下抜粋

「通信添削、小中学校の全学年で増加 文科省調査」

 学習塾に通う小中学生の割合はこの15年で大きく変わらないものの、
通信添削を受ける割合は全学年で上昇したことが8日、文部科学省が結
果を公表した「学校外学習活動調査」で分かった。塾と比べ、通信添削
が安上がりなことも一因とみられる。

 調査は07年11月、公立校に通う小1~中3の保護者約6万8千人
と、小3~中3の子ども約5万3千人を対象に実施。習い事や家庭教師
を含めて何らかの学習活動を学校外でしているのは小学生の82%、中
学生の76%だった。

 同じ質問をした93年の調査と比べると、通塾率は小1~小5で増加、
小6~中3で減少した。平均すると小学生は24%から26%に上昇、
中学生は60%から54%に下がった。一方、通信添削は全学年で増え、
特に小1では10%から23%と倍以上に増えていた。

 費用を93年と比較すると、塾の平均月謝は1万5300円から2万
1300円と、6千円上がった。一方、通信添削は、平均月謝が5600
円と塾の約4分の1で、93年の4900円から700円の上昇にとど
まる。このこともあり、文科省は「塾より月謝が安い、通信添削を選ん
でいるのでは」とみている。

 国語と算数・数学に集中する傾向がある塾と比べ、通信添削は、理科
や社会も受ける子どもが多く、小1~中1の8割以上が「学校の宿題や
予習・復習の指導」に活用している。(中井大助)

                ●

『通信教育の特性は、利便性と安価性』

◇前回のメルマガで、コンビニ業界の動向について書いたが、その時も
利便性に言及した。学習塾もご他聞にもれず、利便性が非常に重要なの
だ。私が、2001年にコンサルタント業務を始めてから、学習塾の設
計思想に利便性を重視してきたのは、時代が、利便性の方向に流れてい
るからだ。


◇今回の新聞記事もそのことを裏付けているように思う。また通信教育
は、どうしたって、安価だから、今後も物価上昇が進むようであれば、
さらに通信教育の受講率は、上昇するだろう。そうなれば、益々通信教
育は、脅威になる。


◇学習塾が、この流れに対抗するためには、通信教育にはない利便性を
補う付加価値をどう創造するか、安価に対抗する付加価値をどう創造す
るかにかかっている。2011年の第二教育改革に向けて、何を準備す
るかだ。学習塾には、学習塾の強みがある。そのことに気が付くことだ。
どこが強みかは、今は言わないが。

『経営者の視点』

◇今までの授業料の決め方は、他塾や業界動向を見ながらの決定だった
が、今後は、公文だけではなく通信教育を意識して決定していくことに
なるだろう。


◇その時に、授業料の経費プロセスを見直すことだ。何かを大胆に削り、
何かを大胆に付加することだ。授業料が、従来どおりの決定プロセスで
あるならば、来るべき未来には負けてしまうだろう。まずは、考える土
台を拡大しておこう。非受験の小学生の低料金化は、避けられないもの
かもしれない。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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伊藤 守

自分の価値は、誰かにいいねと言われたから上がるものでもないし、
けなされたから下がるものでもない。


◇自分に自信を持っている人間ならば、今日の言霊は、そのまま頷ける
ものだが、そうでなければ、なかなか難しいものだ。私たちは、誰かの
評価を求めているものだ。特に、プラスの評価を。


◇そういう人間が多いからこそ、今日の言霊は、それ自体で価値を持っ
ているとも言えるが、自分は自分なのだ!とうそぶいてみても、それで
も他人の評価を求めてしまうものだ。


◇だから、他人の評価を気にしてもいい。しかし、他人の評価にがんじ
がらめになってはいけないだけだ。そうならないためには、今日の言霊
のように、他人の評価で実質的なことは何も変わらないという覚めた意
識が必要だ。他人がどう評価しようと自分は自分としての道を行くだけ
だ!ということを多少は頭の片隅において、他人の評価を受け入れるこ
とだ。


◇そんなに強くはない自分を自覚して、それでもたまには自分自身を鼓
舞し、たまには、自分自身を慰めながら、コツコツ自分の道を歩いてい
くことだ。


◇その時に、他人の評価がアクセルになるなら、都合よく受け入れ、ブ
レーキになるなら、ちょっと注意して他人の評価を利用すればよいのだ。
他人の評価に縛られないように、距離を置いて歩いていけばよいのだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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夏目 漱石

真面目に考えよ。誠実に語れ。摯実(しじつ)に行え。
汝の現今に播(ま)く種はやがて汝の収むべき未来となって現わるべし。

◇人生とは、自分で種を蒔いて、自分でその種から出たものを収穫する
作業だ。世の中、何を間違えたか、他人の蒔いた種を刈り取って、自分
のものにしようとする輩が多くなったが、そんな都合のよい人生なんて
長くは続かないのだ。


◇他人の畑に土足で入って、堂々と他人のものを盗って、それでいいの
だ!と言っている(かどうかわからないが、私にはそう見る)アメリカ
型の資本主義は早晩、破綻するのではないだろうか。こんなアメリカの
口車に乗らないようにしたいものだ。


◇真面目に生きることが、未来に向かって種を蒔いていることだ。今、
生きていると言うことは、未来に種を蒔いていることだ。今は、未来を
用意しているのだ。


◇このことを忘れて、今を楽しむだけでは、今の価値を随分と小さなも
のにしている。今を大きなものにするためには、未来に種を蒔く意識が
必要なのだ。


◇今、報われなくても、それを嘆かないことだ。今報われないことは、
未来に報われるものなのだ。だから、今を大切にすることだ。今は、未
来に繋がっている唯一つの入り口なのだから。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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フィードバック 

◇フィードバックは、私たちの潜在能力を引き出す上で貴重な機会で
あることを前回の「ジョハリの窓」で触れました。

◇フィードバックとは、出力を入力に返して、期待する出力になるよう
に入力を調整することです。

◇つまり、ある人の発言、態度、行動を受けた人が、発信者に対して、
受け取ったこと感じたことを返し、発信者が意図とした結果が出るよう
に調整する機会です。

◇さて、どんなフィードバックが効果的なのか上司(先輩)と
部下(後輩)の会話を例に考えてみましょう。

A「今日の君の態度はなんだね!あれでは先方に対して失礼だろう!」
B「はぁ」
A「はぁじゃないよ。よく反省しておきなさい。」
B「・・・」

この場合、Bに対して行動に問題があったことだけは伝えられました。
しかし、何が問題で何をどう改善していいのか分かりません。
人間関係も悪くなるでしょう。次の例はどうでしょう?

C「今日の君の態度で改善してほしいと感じた点があるのだけれど。」
D「どんなことでしょうか?」
C「自分では気づいてなかったのかもしれないが、私には、先方の顔
も見ずに話していた印象があるのだけれど・・・」
D「いいえそんなつもりはありません。」

◇この場合、Cは、あくまでも自分の感想、意見としてDに伝えよう
としています。Dの無駄な抵抗を避けるためです。しかし、Dの態度は
Cを怒らせるか、呆れさせるかのいずれかでしょう。次は最後の例です。

E「今日の君の態度で改善してほしいと感じた点があるのだけれど。」
F「どんなことでしょうか?」
E「自分では気づいてなかったのかもしれないが、私には、先方の顔
も見ずに話していた印象があるのだけれど・・・」
F「自分ではそんなつもりはなかったのですが、Cさんがそのように
感じられたということは、先方にも悪い印象を与えてしまったか
も知れませんね。」

◇ここでは、Eはどんなつもりだったかどうかには拘らず、自分の何
らかの態度が結果的に相手に不愉快な思いをさせてしまった可能性を
認めています。

◇このように、フィードバックを受け取る側では、自分の意志や思い
は一旦棚上げして、「周りにそんな影響を与えてしまう可能性がある
んだ・・・」という姿勢で臨みます。この姿勢は、フィードバック
する側のモチベーションを高め、更に有益なフィードバックを受け取
るチャンスを生みます。

◇フィードバックというプロセスは互いの共同作業なのです。
効果的なフィードバックで自分にも相手にも成長の機会を増やしたいもの
です。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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後、1週間で8月も終わりです。みなさんどんな夏をお過ごしですか?

私は、20年ぶりくらいに川遊び、海水浴、つり、プール、キャッチ
ボール、畑の草むしりに明け暮れ、小学生に負けない日焼けがちょっと
自慢です。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月23日

「ズームイン!! SUPER」に出演しました

大分県での教員採用をめぐる汚職事件が、世間を賑わせていますが、
この事件に関し、弊社代表中土井鉄信が
日本テレビ系列の情報番組「ズームイン!! SUPER」から取材を受け、
その模様が7月21日(月)に放映されました。

放映が祝日の朝であったため、
テレビをご覧になっていた方は少なかったかもしれませんが、
「教員の採用試験でも企業のコネ採用と同様に、縁故や有力者からの推薦で、
一部受験者に手心が加えられる悪しき風習があった」ことを指摘しました。

同番組のコメンテーターである橋本五郎氏(読売新聞特別編集委員)が、
「悪しき風習の一掃」を主張されましたが、中土井も同意見です。

中土井は、汚職事件の背景でもある、教師の「職業倫理」を問う文章を
書いていますので、ご興味がある方はそちらもご覧ください。

http://www.insightnow.jp/article/1699

2008年08月22日

無責任な大人が多すぎる!

【記事】ゼミ学生と関係、学芸大教授を解雇 「精神追いつめた」 

 朝日新聞(2008年8/12)より以下抜粋


○ゼミの女子学生と不適切な関係になり、女子学生を退学せざるをえな
い精神的状況に追い込んだなどとして、東京学芸大(東京都小金井市)
は12日、教育学部の60代の男性教授を懲戒解雇した。


○学芸大によると、教授は05年6月ごろから、1年生のゼミ生と恋愛
関係になった。学生は教授が妻帯者であることなどに悩み、同年秋以降、
複数回にわたり手首を切って自殺を図った。07年度を休学し、今年3
月に退学した。大学側は「いわゆるセクハラ、パワハラとは違うが、学
生の人権を著しく傷つけ、学習の権利を侵害しており問題」としている。
 
○今年1月、学内の人権問題に対応する委員会に、女子学生が再発防止
を求めて訴えたことから、大学が調査していた。教授は「自由恋愛で、
処分は重すぎる」と話しているという。
 
○この学生以外にも04年と05年、2人の女子学生が同委に「教授か
らメールでしつこくドライブや食事に誘われる」などと相談していたが、
大学はこの時点では教授を指導していなかったという。


*私からのコメント 

◇自由恋愛だろうと何であろうと、教育者としての責任をこの教授は、
どう考えているのだろうか。


◇この記事から、この教授が、女子学生をどうケアし、どうフォロー
したのかは不明だが、記事のコメント「教授は『自由恋愛で、処分は
重すぎる』と話しているという。」を見る限り、それほど、女子学生
をケアしたように思えない。また責任を感じているようにも見えない。


◇大の大人としての自由恋愛だというのならば、教師と生徒の関係を
利用したものではないはずだが、そうでもないようだ。


◇記事の中で「この学生以外にも04年と05年、2人の女子学生が
同委に『教授からメールでしつこくドライブや食事に誘われる』など
と相談していた」とあるし、再発防止を当の女子学生が大学に訴えた
ところも見ると、教授という立場を上手く使った恋愛のように思える。


◇教育に関わる人間が、安易に他人の人生を踏み躙っていいはずがな
い。それも、教授として尊敬を集めている人間が、教えを請いに来た
学生の人生を踏み躙ってはいけない。教育に関わる者は、つねに自己
言及する態度を持つべきだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ワナメーカー

尽くすということを正直に試みている確信のある者には、
全世界もまた彼に対して尽くすことを忘れないであろう。

◇私たちの人生を形作っているのは、実は、目には見えない信頼感の有
無だ。信頼するかしないかが、自分の人生を決定すると言ってもいい。
何を信頼するかしないかではない。自分が生きていることを信頼するか
しないかだ。人生を信頼するかしないかだ。


◇今日の言霊は、世界を信頼しろ! 人生(=時間)を信頼しろ! 他人
を信頼しろ! 自分を信頼しろ! と言うのだ。


◇信頼は、直ぐに反映されるものではない。コツコツと何かに取り組め
ば、いつかは取り組んだ結果が自分に返ってくる。信頼した結果は、物
凄く長いスパンを経て、自分の元に返ってくるものだ。長い時間を経て
やっと信頼した結果が返ってくるものだから、それを待てる人間と待て
ない人間が出てくるのだ。


◇力いっぱい生きよう! そうすれば、きっと世界は、人生は、力いっ
ぱいその結果を自分に返してくれる。そういう信頼感を持って生きるこ
とが、人生を充実させるポイントだ。


◇信頼なき人生は虚しいものだ。信頼することに私たちは、賭けよう!
自分の住む世界を信頼するしかない!

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月21日

カーネル・サンダース

何を始めるにしても、ゼロからのスタートではない。
失敗や無駄だと思われたことなどを含めて、今までの人生で学んできた
ことを、決して低く評価する必要はない。

◇今日の言霊は、ある人にとっては、背中を押されるものだが、ある人
にとっては、今までの自分を振り返って、青くなるものだ。背中を押さ
れる人は、きっと失敗もしてきたし、挫折もしてきたが、そのことをし
っかり自分自身で総括して、何かを学んで自分の肥やしにしてきた人だ。


◇それに対して、青くなる人は、今までの自分の失敗を恨み、恥ずかし
いものだと悔やみ、そんな過去を忘れたいと思っていた人だ。


◇私たちの人生は、すべて平等に現実が与えられるが、その現実をどう
処理するかは、人それぞれの受け止め方だ。その受け止め方で、学びの
深さも違えば、人生の深さも違う。それが、人間の深さになって跳ね返
ってくる。


◇もっと言えば、現実が、人間を作るのだ。しかし、現実は、冷たいか
ら、現実とどう向き合うかは、人それぞれに委ねられているのだ。


◇今日の言霊に背中を押される人間になろう。今までの人生は自分にと
って全く価値がないものではないのだ。価値ある過去にするために、過
去から何かを学び直そう。今からでも遅くはない。自分の人生は、生き
ているだけで価値あるものなのだ。そう思えるように、自分の人生を掴
み直すことだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月20日

「ドラ」(前編)

のび太クンは学校に行ってるし、居間で寝転がってドラ焼きをかじりなが
ら、テレビで「昼ドラ」をボーっと見る。「ある意味、こんな贅沢な時間っ
てないよねぇ」とつぶやくネコ型ロボット。


彼女の頭の中で、きっとこんな映像が一瞬のうちに駆け抜けたに違いない。

「物語文の続きを書く」という記述問題がある。


たいていの入試問題は、その出題文で物語が完結するということはない。
もとの文章の一部分が問題文として出題されている。


だから、当然、その後に続く文章があるわけで、その後、どうなるのかを
予想して、物語の続きを書くのだ。


もちろん、ただ闇雲に書いては駄目だ。その他の設問を解きながら、文章
中の伏線に気付いていかなければならない。辻褄が合わないような「続き」
では、どんなに立派に書けていたとしても、文章が「読めていない」と判
断されてしまう。

その日の中学受験小6の授業は、中学生の淡い恋愛を描いた物語文だった。
主人公の女の子が男の子のことを好きだと思う気持ちがはっきりと描かれて
いる。


一方、男の子のほうは、気持ちが今一つ分からない。しかし、よく読んで
みると、彼の何気ない行動に女の子のことを想う気持ちが実は表れていて、
そこに気付けるかがポイントだった。


二人は両想いでハッピーエンド。この内容が書けていれば正解となる。


ところが、なかなか正解は表れなかった。


○後半へ続く


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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アウグスト・ストリンドベリ

地獄とは場所ではなく、周囲のすべてを恐ろしいものに変える
一つの心的状態である。

◇生きている人間にとっては、天国と地獄はいつも隣り合わせだ。ちょ
っとしたことで、天国に行くか、地獄に落ちるかが、決まる。


◇しかし、生きている人間には、その後に続きがある。天国に一生留ま
ることも、地獄に一生留まることも許されない。いつもいつも天国に行
くか、地獄に落ちるかが問われる。天国も地獄も確定されているもので
はないのだ。


◇それでは、何が、天国と地獄の分かれ目かというと、それは、自分自
身の心のあり様なのだ。今日の言霊も言うように、自分の心が周囲のも
のを天国にも地獄にも変えてしまうのだ。


◇すべてが自分にとっての天国になれば、すべてが自分にとっての地獄
にもなるのだ。ある人は、そのことを天国だと感じるかもしれないし、
ある人は、同じことを地獄だと感じるかもしれないのだ。人それぞれで
心的状態が違うからだ。


◇出来るなら、私たちは、天国を感じるものでありたい。すべてのもの
を恐ろしいものだと感じない心の強さを持ちたい。すべては、自分自身
の心が自分を決めるのだ。


◇天国に進むか、地獄に落ちるかは、自分の置かれた状態をどう受け止
めるかにかかっている。勇気を持って、望むべき状態なのだと言い切ろ
う。その瞬間に自分にとっての天国が現れるはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月19日

セルフ・エスティームが高いと何が出来るか

◇前回は、ちょっと難しい話だったが、今回は、セルフ・エスティームが高
いと何が出来るのかを箇条書きにして紹介したい。クリストフ・アンドレの
「自己評価メソッド」という本を参考にして10個にまとめた。彼は、その
ほかに「自己評価の心理学」という本も出している。


1. 自分の考えを他人に言える
2. 十分考えた上で、自分の意見を変えることが出来る
3. 自分のしたことを客観的に見ることが出来る
4. 失敗してもかまわないと思う
5. 自分の失敗から学ぶことが出来る
6. 言わなければならないことは言うことが出来る
7. 他人の意見や世間の流行に振り回されない
8. 困難な事態になっても自分のこととして受け止める
9. 見栄を張らず知らないことは知らないということが出来る
10. 今の自分を受け止めることが出来る


◇この本では、よい自己評価を持つと何が出来るかといって、33個挙げて
いるが、自分をテーマに考えると上の10個ぐらいにまとめられる。この本
の中には「成功するために最善を尽くすことが出来る」というものもあるが、
大概の人は、成功するために最善を尽くそうとするだろうから、そういうも
のはカットした。


◇またこの10個は、チェックにも使え、自分の考えが他人に言えるという
ことは、セルフ・エスティームが高いとも言えるのだ。そういう観点で子ど
もをチェックしてみてもよいかもしれない。自分自身のことについても振り
返ってみてはどうだろうか。
 

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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プルタルコス

わたしはだれの欠点でも喜んで許すが、自分の欠点だけは別だ。


◇私は今日の言霊のようにならなければならないと思っているが、どう
しても他人の欠点には厳しく、自分の欠点には甘いところがある。ちょ
うど、今日の言霊の反対のようだ。「わたしは誰の欠点でも許すことは
出来ないが、自分の欠点だけは別だ」という風に。


◇私たちは分かってはいるが、ついつい自分を棚に上げて、他人の失敗
や欠点を指摘し、糾弾して自分を守ってしまう。事の原因を他人の所為
にして、自分を安全地帯においてしまう。これが最大の欠点だと分かっ
てはいるが、どうしても小さい自分を守ってしまうのだ。


◇今日の言霊は、そういう小さな自分を守ろうとしないと決めてしまえ
ば、出来ることなのかもしれない。自分自身の惨めさに屈しないと決め
てしまえば、大丈夫なのかもしれない。


◇自分の欠点だけは、許さない! 自分の欠点だけは、自分の力でどう
にかすると決めてしまえば、いいのだ。他人の欠点は他人に任せて、自
分の欠点を正面から見つけよう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月18日

8月18日号 講師研修用「授業指導書」

◆目次
■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:2学期の学習キャンペーン
■MBA特集:講師研修用「授業指導書」
■学習塾標準化計画:塾通信
■イノさんのコミュニケーション道場:第56ラウンド
【社内報】
■誌上セミナーレポート:2008年8月教師サポートセミナーより
~対生徒コミュニケーション

「塾経営サクセスネットMBA」120 号を皆様にお届けします。


 お盆休み明けの最初の授業の出席率はどうだったでしょうか。子どもたちの笑顔をしっかり確認して、8月後半の授業を行なっていきましょう。

 さて、今号の特集ですが、個別指導の授業の質的向上を目指した「講師研修用―授業指導書」です。集団指導の講師には、生徒集団をコントロールするスキルが求められるため、しっかり研修を積む必要がありますが、個別指導の講師には、そういったスキルが必要ないために、研修が蔑ろになる傾向があります。しかし、個別指導の講師にも、教授する基本をしっかり身につけさせることが重要です。そうすれば、個別指導の授業に対する満足度が向上し、その結果、授業評判が高まり、良好な口コミが発生し、集客における差別化が生まれます。個別指導塾の過当競争が発生している昨今、授業の質的向上は、非常に重要な要素なのです。ぜひ、この特集を参考にしていただき、貴塾の授業の質的向上を図ってください。

 また、今号の誌上セミナーでは、生徒とのラポール(心の架け橋)を高める考え方を紹介しています。学習塾にとって、コミュニケーションスキルの向上は、非常に重要なことです。教師が生徒を受容し、生徒の心情に共感して始めて、生徒たちとの間にラポールが形成され、そして教師の指導が、生徒の間でスムーズに受け入れられるのです。ぜひ、このレポートを熟読していただき、生徒とのコミュニケーション環境の改善にお役立てください。

 最後になりますが、講習生の継続をこの二週間でしっかり行ないましょう。9月の在籍生徒数の飛躍を祈念しております。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

フィヒテ

熱狂は、つねに、また必然的に、熱狂せざる者に打ち勝つ。
勝利を収めるものは、腕力でもなく、有能な武器でもなく、心情の力である。

◇熱狂するためには、何が必要だろうか。熱狂するためには、どうした
らいいのだろうか。熱狂するためには・・・・・。


◇そうなのだ。熱狂するためには、という問いが、実は熱狂を妨げてし
まうのだ。熱狂は、それを理性的に作れるようなものではないのだ。自
然と生まれてしまうものなのだ。


◇だから、熱狂するためには、どうしたらよいのかと問う前に、兎に角、
何かに真剣に取り組むことだ。それが出来ないのであれば、熱狂するこ
となど出来ない。


◇損得抜きの行動が取れるから、熱狂は何にも増して強いのだ。ある種、
狂気の中で理性的な行動をとったり、狂気の中で自分の信念を貫いたり、
そういうことが出来るのが、熱狂だ。理性の中で狂気を演じることでは
ない。


◇熱狂は、自分では制御出来ないエネルギーなのだ。熱狂を自分のもの
にするためには、自分を捨ててしまう以外にはないのかもしれない。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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過剰反応が招いたものかもしれない!


【記事】高2男子が自殺、携帯掲示板の中傷で教師に事情聞かれた後 

 読売新聞(2008年8/7)より以下抜粋


○北海道立稚内商工高(川崎博正校長)の2年生男子生徒(16)が7
月中旬、携帯電話の掲示板に他の生徒の中傷を書き込んだことについて、
同校の教諭から事情を聞かれ、その日の夜に自殺を図ったことが7日、
わかった。生徒は8月4日に死亡した。

○同校や北海道教育庁宗谷教育局によると、生徒が携帯電話の掲示板に、
同校の他の生徒を中傷する内容を書いたとの話があったため、7月20
日午後、同校の生徒指導担当の教諭4人が2人ずつ、約2時間にわたっ
て断続的に事情を聞いた。生徒は書き込みの事実を認め、反省していた
という。
 
○生徒は、母親と帰宅したが、その後、学校から自宅に「停学処分」と
の電話があり、同日夜、自宅で自殺を図り、4日午後に死亡した。
 
○生徒はノートに、事情を聞かれた際の状況について、「おまえの罪は
重い。死ねと言われた」と記し、「『殺す、死ね』と軽々しく書いたの
で、けじめをつけるために死のうと思う」などという内容の書き置きを
残していた。
 
○川崎校長は、「教諭に確認したが、『死ね』と言った事実はない」と
話している。


*私からのコメント 

◇学校の裏サイトが今問題になっているが、今回の事件は、その問題性
に過剰反応した結果の事件ではないかと思う。


◇自殺した生徒が、どういう中傷を他の生徒に書いていたのかわからな
いが(よほどひどかったのかも知れないが)、それにしても、「同校の
生徒指導担当の教諭4人が2人ずつ、約2時間にわたって断続的に事情
を聞いた」のは、あまりにも大掛かり過ぎで、あまりにも度を越してい
るように思う。


◇学校側から見れば、今問題になっている裏サイトでの出来事だったの
で、慎重に対応したのだろうが、それにしても過剰だったのではないだ
ろうか。多分、この自殺した生徒の言い分や気持ちを無視した事情聴取
が行なわれたのかもしれない。


◇記事の中の「『殺す、死ね』と軽々しく書いたので、けじめをつける
ために死のうと思う」という内容は、教師に対してのあてつけのように
思える。学校の処分も、多分、昨今の風潮を配慮したものだったのだろ
うが、「停学処分」は、記事を見た限り、重たい。


◇あくまで推測なので断言は出来ないが、学校や教師に対する社会的プ
レッシャーが、今回の過剰な対応を招いたように思う。学校や教師は、
毅然とした態度をもってことにあたっていってほしい。


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「文学史」(後編)

○前回のあらすじ

夏期講習。
中3難関国私立高校受験クラスの国語の授業では、文学史を扱う。


毎年、時代背景、作品名と作者を教えるのだが、定着があまり良くない。
そこで、ある年の夏期講習、なんとか後々までも覚えておいてくれるよ
うに、一計を案じ、視覚にも訴えることにした。

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視覚に訴えるといっても、文学作品を「紙芝居」にして見せるわけには
いかない。


社会の資料集には、たくさんの写真が掲載されている。それをヒントに
した。


勝手な思い込みかもしれないが、生徒は顔写真が好きなように思う。特
に男子。学校の国語の教科書を持ってこさせると、何人かに1人は、作
者の写真にヒゲを付けたり、サングラスをかけたりと、なかなかの芸術
作品に仕上げている。


だから、近現代の作家の写真集を作った。


写真集といっても、たいそうなものではない。文庫本や資料集などをと
りあえず、たくさんかき集め、文庫文の裏表紙に載っている作家の写真、
資料集の写真を拡大コピーをした。


今なら、インターネットでイメージ検索をすれば、ざっくざっくと写真
も出てくるのだろうが、まだ、パソコンが爆発的に普及する少し前だっ
たので、これはちょっと苦労した。


写真のコピーをはさみでジョキジョキと切り取り、白い紙に貼ってゆく。
写真の下に作家名と有名な作品を書いた。昔懐かしい切り貼り作業だ。
顔写真のほうが大きくなるように気をつけた。


それを人数分コピーし、ホッチキスで止めて完成。


授業で配る。その年のクラスは、15人中、男子12名というなんとも
いびつな構成だった。そのせいか、反応は悪くなかった。みんな一斉に
ペラペラとめくり始まる。


博之が嬉しそうな声を上げる。

「誰だよ、コイツ、なんか気持ち悪いよ、先生!」

博之に気持ち悪いと言われてしまった谷崎潤一郎氏。すみません。


「先生、この人、何やってんの?ちょっとヤバそう」と明彦。


はい、自衛隊市ヶ谷基地で演説する三島由紀夫氏の写真ですから。そ
れしか入手できなかったんです。


さすがに千円札。夏目漱石の写真だけは100%の認知度だった。


僕は言う。
「近代からは、これを見ながら授業するから、絶対持ってこいよ!」
そして「いいか、絶対に写真に落書きするなよ!」と付け加えた。


「するな」と言われると、したくなるのが人情だ。多分、するんだろ
うなと思いながら、「するな」と言ったし、むしろ、落書きしてほし
い気持ちも充分にあった。


案の定。次の時間、博之の手によって、谷崎潤一郎氏は、謎のパンダ
オヤジと化していた。

で、肝心の生徒の定着度合いのほうだが。


苦労した割には例年どおりだった。谷崎潤一郎氏には、ひどく悪いこ
をしてしまった。ま、落書きをした当の本人は、きっと彼の名を忘れ
ないことと思う。作品を読むかは、別として。


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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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暑い夏にちょっと学術的な話を!

◇子育ては、コミュニケーションだ!とこのメルマガで何回となく書き、その
趣旨に沿って、親子の会話をヒントにしてきた。子育ては、子どものセルフ・
エスティーム(自己重要感・自己有能感)を高めることだ。このセルフ・エス
ティームが高ければ高いほど、新しいことにチャレンジできるし、他人に優し
くなれる。


◇それでは、セルフ・エスティームとは何か。今回は、「セルフ・エスティー
ムの心理学」(ナカニシヤ出版)からちょっと見てみよう。まず、セルフ(自
己)について、心理学者のジェームズによれば、
1.物質的自己(身体的自己ならびに自分の所有物)
2.精神的自己(自分の意識状態や心理的能力)
3.社会的自己(仲間からの評価、世間からの評判や評価)に分類される。
子育ての観点から言えば、まずは、物質的自己の成長と社会的自己の成長が、
重要なことだ。社会的自己の社会とは、親子関係がまずスタートラインだから
だ。


◇次にエスティーム(~を重んじる・尊敬)について、ジェームズは、自己評
価の感情は、自己に対する満足と不満足の感情で、その感情は、顔面表情から
分かるといっている。


◇簡単に言えば、元気で、明るくて、他人を正面から堂々と見ることが出来る
子どもは、自己に対して満足している。逆に元気がなく、暗くて、他人に顔を
背けるような子どもは、自己に対して不満足なのだ。


◇それでは、セルフ・エスティームについて、心理学者のクーパースミスは、
「自分自身に対する積極的および消極的な態度」だと定義している。そして、
このセルフ・エスティームの向上に寄与しているのが、自分の人生における
「重要な他者」から寄せられる尊敬や受容、関心のある態度の量だというの
だ。


◇いうまでもなく、子どもにとって「重要な他者」は、親以外にはない。また、
私たちは、他人から価値付けられるように、自分自身を価値付ける。親から価
値付けられたように、子どもは自分自身を価値付けるのだ。


◇セルフ・エスティームは、「重要な他者」を含む人間関係の中で形成される。
ホーネイという心理学者は、適切な親の愛、受容および承認を受け取ることが、
子どものセルフ・エスティームを高めると言っているが、その反対にこれらを
受け取っていなければ、「飽くことを知らない要求」の型が子どもに出来てし
まうと言う。


◇子どもの自律(=自立)が、子育ての結果だとすれば、子どもの自律を促す
上でもセルフ・エスティームの向上は必須なのだ。そのために、私たちは、コ
ミュニケーションを通じて、子どものセルフ・エスティームの向上を目指して
いこう。
 
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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コンビニエンスストアーの動向から!

『はじめに』

◇日経流通の07年度コンビニ調査が出た。出たといっても、7月23
日号だから1ヶ月前の話だが、忙しさにかまけて見落としていた。ここ
数年、コンビニ業界から目をはなしていたら、セブンイレブンの力強さ
に陰りが見え始めているではないか。今回は、この調査を基に考えてみ
たい。


『コンビニの特性は、文字通り利便性』

◇この調査で、私が一番注目したいのは、1店当たりの平均日販売上と
平均来客数だ。まずは、1店当たりの平均日販では、何年か前までは、
圧倒的にセブンイレブンが強かった。全国展開している大手で言えば、
ローソンに20万円以上の差をつけていたはずだ。それが、07年度
調査では、セブンイレブンに変わって、JR東日本リテールネット
(NEWDAYS)がトップになっている。主なところを挙げると、
以下のような売上だ。

  1位 NEWDAYS   64万円(昨対比4.9%)
  2位 セブンイレブン   60万円(昨対比-1.6%)
  8位 ローソン      48万円(昨対比0.0%)
  9位 ファミリーマート  47万円(昨対比2.2%)
  9位 サークルKサンクス 47万円(昨対比-2.1%)
  9位 ミニストップ    47万円(昨対比2.2%)


◇続いて1店当たりの平均来客数だが、これは、JR東日本のNEW
DAYSが、1870人を一日で集めている。セブンイレブンは、
965人だ。ちなみに、これも主だったところを挙げておくと、以下
の人数だ。

  1位 NEDAYS   1870人(昨対比4.8%)
4位までは鉄道系のコンビニが占めている。
  5位 AM/PM    1061人(昨対比4.4%)
  8位 セブンイレブン   965人(昨対比0.2%)
  9位 ファミリーマート  856人(昨対比3.0%)
 10位 ミニストップ    849人(昨対比2.0%)
 11位 スリーエフ    849人(昨対比-0.5%)
 12位 ローソン     827人(昨対比-0.1%)


◇ついでに平均客単価を見ておくと、セブンイレブンで619円
(昨対比-2.2%)、ローソンで586円(昨対比0.2%)、
サークルKサンクスで586円(昨対比0.0%)、ファミリー
マートとスリーエフで551円、ミニストップで548円だ。鉄
道系のコンビニは、どれも低く、JR東日本のNEWDAYSで
342円(昨対比0.3%)だ。


◇この調査で私が再確認したのは、コンビニの本質である利便性を必
然的に持っている駅に強みがあるということだ。田舎は駅に人が集ま
らないから、その限りではないが。


◇面白いことをもう一つ挙げると、NEWDAYSの課題とセブンイ
レブンが今最大限力を入れていることが、ほとんど同じだということ
だ。NEWDAYSは、平均客単価を上げることが課題だが、セブン
イレブンも商品の付加価値を高めて、平均客単価を上げようと考えて
いる。また駅以外の立地で勝負しなければならない全国展開のコンビ
ニは、どれもPB(プライベートブランド)やホスピタリティーに力
を注いで、付加価値向上を高めようとしているのだ。


『経営者の視点』

◇学習塾経営として、このコンビニの調査を生かすとすれば、どこだ
ろうか。まずは、利便性の更なる追求と付加価値創造だ。この両輪を
どう回すかが勝負の分かれ目になるはずだ。設計の見直しはもちろん、
指導システムの簡略化、サービス性の向上やサービス機会の増加をど
う考えていくかが、この調査を受けて考えることではないだろうか。
前回のテーマの中期経営計画の中に織り込んではいかがだろうか。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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お盆休みを利用して、中期経営計画を考えよう!

『はじめに』

◇今日からお盆休みに入っている塾と13日からお盆休みに入る塾があ
るのではないだろうか。この夏期講習の中休みを利用して、自塾をどう
いう風にもって行きたいのか考えてみてはどうだろうか。


『中期経営計画を考える!』

◇2009年から3年、2011年までの経営計画を考えることは、学
習塾にとって非常に重要なことだ。それは、新学習指導要領が、本格的
にスタートを切るのが、2011年からだからだ。その前に、しっかり
自塾の進む道を決めておいたほうがよいのと、2011年の準備をしっ
かりやったほうがよいからだ。


◇中期経営計画を考える時の要素だが、

1:市場環境分析(今後どういう方向で、教育行政は進展し、保護者の
意識はどういう風に変化するのかを予測することだ)。

次に2:自塾分析(現状の強み・弱みを教務部門、集客部門、人材部門
に分けてしっかり分析し、3年後には、どういう学習塾にしたいのかを
考えることだ)。

そして、3:数値目標(生徒数や売上目標、活動目標)を決定し、活動
計画と数値計画をリンクさせることだ。

この3つについてお盆休みに考えてみてはどうだろうか。


◇教育に関しては、まだまだ制度的にも保護者や生徒の意識的にも変化
の大きい時代であることは間違いない。そうであれば、ビジネスチャン
スであることも間違いない。変化の大きい時代は、ビジネスチャンスな
のだ。このチャンスに負けてはいけない。そのためには、しっかり考え
抜くことだ。

『経営者の視点』

◇中期経営計画を作る以前に、経営者が、中期経営計画について考え抜
いていた方がよい。計画は、職員を巻き込んで作ったほうが、参画意識
が出てよい結果になるが、だからといって、さあ、作り出そうという段
になってから考え出しても遅いのだ。このお盆休みにある程度は、自分
なりの青写真を作っておくことが必要だと思う。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「ジョハリの窓」

◇[ジョハリの窓]をご存知でしょうか?

◇ジョセフとハリーという方によって提唱された自己認知に関する提言
です。私など、「よく一番信用できないのは自分である」というくらい
自分のことを理解できていないので、身のつまされる思いになります。


◇ジョセフの窓は、4つのガラスで作られた格子状の窓を考えます。
是非、手元に紙を置いて書いてみてください。

◇左の上の枠には、「明るい窓」自分も他人も共有している自己を表し
ます。

右の上の枠には、「盲目の窓」自分は気づいていないけれど他人は知っ
ている自己を表します。

左下は、「隠された窓」自分には分かっているが他人は気づいていない
自己、つまり隠している自己を表しています。

右下の「未知の窓」自分も他人も気づいていない自己です。

◇最後の「未知の窓」がミソです。可能性を秘めた領域なのです。この
領域の中身を認知して「明るい窓」に変換することで、その人の能力が
最大限に発揮できる状態になるのです。

◇「未知の窓」を「明るい窓」に変換することとは、「盲目の窓」と
「隠された窓」を縮小させることなのです。

◇まず、「盲目の窓」を小さくする為には、他人の言葉を素直に受け
容れることが求められるのです。これは、容易いことではありません。

「そんなつもりはない。」「君の勘違いだ。」と言いたくなることで
しょう。

◇「隠された窓」を小さくする為には、隠しておきたいことも時には
敢えてオープンにすることが求められます。自己開示なんて言い方を
します。

「なぜ、わざわざ隠していることをさらけださなければいけないのか、
いやな思いまでして・・・」と言いたいところです。

◇そして、このような感情が障害となり、自分自身でこれを成し遂げ
るのは大変困難なわけです。そこでコーチングが威力を発揮するのです。

◇相手が「隠された窓」を開示し易いようなラポールを築くために積極
的傾聴を心がけるわけです。

◇相手が「盲目の窓」を認知できるように、相談にのる人は、相手を
善意で見守る第三者として自分の感じたことを率直にフィードバック
するのです。

◇これらのプロセスによって、相手のモチベーションを高め、結果的
に行動を変える機会とするわけです。

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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夏と言えばビール!汗をかいた後のビールは格別です。子どもの頃、親の
飲んでいるビールをちょっとなめて、「なんで、こんな苦いものを大人は
好んで飲むのか。」と思ったものです。が、今はこの苦味がたまりません。

ところが、最近居酒屋で人気があるのが口当たりの良いカクテル風のお酒
なのだそうです。ビールの苦味を嫌う若者が多いからだそうです。

お酒の世界でも、私は若者ではないようです。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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「感謝!」 

◇感謝の気持ちを表す言葉に、「ありがとう。」「ありがとうございま
す。」があります。一つの挨拶のように使われる場面もありますが、
心のこもった感謝の言葉は人と人を自然と結びつける力とやさしさを
持った言葉だと思います。

◇父さん(母さん)や子どもが母さん(父さん)に対して、いつも食事
を作ってくれてありがとう!

親が子どもに向かって、いつも元気に学校に行ってくれてありがとう!

学校の上司や保護者が担当の先生に対して、いつも生徒の為にありが
とう!

上司が部下に対して、いつも会社の目標達成に向けてがんばってくれて
ありがとう!

◇親が食事を作ること、子どもが学校に行くこと、先生が生徒の為に
一所懸命取り組むこと、社員が会社の為に働くことは、社会常識から
考えれば当たり前のことかもしれません。

◇しかし、当たり前だと思われていることが当たり前でないことが多
いことも事実です。どんなに楽しいことや納得したことでも、毎日毎
日続けることは、忍耐と努力の賜物です。継続することは、何人に
とっても努力と根気がいるのです。

◇ですから、人が人に対してまたは所属する集団に対して、継続的に
何かをし続けてくれることは、感謝に値します(時には仮に何も
してくれなくても、目の前にいてくれることだけでも感謝かもしれ
ませんね)。

◇自分がすること以外で当たり前のことは何もないのかもしれません。

◇実は私たちの周りには、感謝すべきことが溢れています。感謝の態度、
言葉で満たされたのなら、私たち自身と周りの人たちがもっともっと理
解し合え、もっともっと幸せになれるのではないかと思います。

◇「あなたは、誰にどんな感謝をしていますか?」

◇そんなことを皆さんに今お伝えしながら、私自身が沢山の人に支え
られていることに気づきます。

◇最後になりましたが、読者の皆さん。
「いつも購読してくださってありがとうございます。」

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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梅雨が明けてから休む暇もなく暑い日が続いていますが、今年の夏は
ちょっとおかしいぞ!と感じています。

セミの鳴き声を聞かないのです。皆さんの地域はいかがですか?
セミが減ったのか、異常気象でセミが羽化できないのか、私の周りだけの
ことならいいのですが、夏と言うには物足りなさを感じています。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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モリエール

悪事が悪事になるのは、人がそれをさわぎたててからです。
こっそり罪を犯せば、罪を犯すことにはならないんですからね。

◇今日の言霊は、食品偽装に関与した企業で囁かれそうなものだ。最近
のウナギの産地偽装、ちょっと古いが、吉兆や赤福の賞味期限切れ商品
の使いまわし、その他もろもろの偽装問題。これらを犯した企業の内部
では、まさにこの言霊のようなことを思って、偽装に明け暮れていたの
かもしれない。


◇外にばれなきゃ、いいんだ!とばかりにまかり通っていた偽装が、外
にばれて、人が騒ぎ立てて発覚した。結局、悪事は、いつかは悪事とし
て表面化するのだ。


◇人がそれを騒ぎ立てて悪事になるというのは、社外でのことだ。それ
までは、社内では悪事ではなかった。適当な言い訳を正当化して、きっ
と当然のようにやっていたはずだ。


◇そうでなければ、そうそう悪事が、長くは続かない。それを誰かが、
悪事だと騒ぎ立てて初めて外で悪事になるのだ。


◇私たちの心は、弱いものだ。だから、誰かの視線を意識したほうが良
い時がある。もしかして、誰かが見ているかもしれないと思うことは、
大切なことだ。ちょっと流されそうな時に、自分を踏み留めるものが、
他人の視線でもいい。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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タゴール

世界の利益に反するものは、われわれの利益にも反する。

◇移動時間と情報の速さなどで世界は狭くなったと言うが、世界が狭く
なった割には、世界と自分がつながっているという意識は、それほど高
まっていないように思う。


◇今日の言霊の指摘のように、世界の利益は、当然自分の利益になるは
ずなのに、その利益に対する考え方が、刹那的なせいもあって、なかな
か世界の利益と自分の利益が一致しない。


◇エコだ!エコだ!と叫ばれていても、他人が見てないところでは、自
己中心的に環境問題を考えては、冷房の温度を下げ、分別ゴミをちょっ
と誤魔化し、シャワーを垂れ流している。そんな人がまだまだ多い。


◇今日の言霊を忘れないようにしよう。世界の利益は、長い時間がかか
って達成されるものだが、個人の利益は、すぐに達成したいものだ。そ
の違いを自覚して、それでも最終的には、世界と自分の利益を一致させ
るように生きよう。そうすることが、私たちの務めだと思う。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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魯迅

忘れることができるというのは一つの祝福だ。

◇人間は、嫌なことを忘れることが出来る。だから、80歳前後まで生
きながらえることが出来るのだ。もし、忘れることが出来なければ、嫌
な記憶がいつまでも自分を責め続け、追い続けて、居ても立ってもいら
れなくなる。


◇今日、敗戦記念日だが、私たちは、どうだろうか。私などは、直接、
先の戦争を体験したわけではないから、嫌な記憶があるわけではないが、
それだからといって、あの戦争が、私にとって無関係な歴史上だけのこ
とではないことは確かだ。若い世代の人はどう思っているだろうか。


◇日本が犯したさまざまなこと、その他の国が犯したさまざまなこと、
アメリカが日本に原爆を落としたこと、そういう記憶をどうするかは、
私たちのスタンスの問題なのだ。


◇忘れることが出来るということは、忘れることをしないという選択が
出来ることでもあるのだ。私たちの今いる大地の下を掘った時に出てく
るであろう歴史を私たちは、どういう風に捉えるのか、今日という日は、
毎年私たちに問いかけてくれるものなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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セネカ

魂の病いとは、誤った意見をかたくなに固執することだ。


◇どうしても、話の通じない人がいる。特に、最近多くなったように感
じるのは私だけだろうか。どうして、話が通じないんだろうかと反省し
て、その人のいろいろな背景を考えてみるのだが、どうも見ている風景
が違うのだと思うことがある。


◇有名なだまし絵で「ルビンの壷」というのがあるが、その絵は、向か
い合った男の人がいる絵にも見えるし、壷のようにも見える絵だ。普通
は、どちらにも見えるので、ちょっと言えば、向かい合った男の人にも
見えるようになるし、逆に壷にも見えるようになる。


◇この「ルビンの壷」を話の通じない人に当てはめると、きっと話の通
じない人は、自分の見ているものしか、信じられない人なのだろう。自
分の視点を動かせない人なのだ。自分の視点だけを妄信する人なのだ。


◇だからこそ、今日の言霊は、そういう人を「魂の病い」というのだろ
う。他人を信じられない代わりに自分を信じきってしまうような人は、
「魂の病い」に罹っている人だ。


◇だから、私たちは、常に意識して、自分の視点を動かせるかどうか、
チェックしていこう。「魂の病い」に罹っていないか、確認しよう。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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ロマン・ロラン

真摯に考えるということは、たとえ万人に逆らう考えであろうと、万人
のために考えるということである。人類を愛し、必要とあらば人類に挑
戦し反逆する人々が、人類には必要なのである。


◇今日の言霊は、個人と集団の関係を言っているものだ。個人として、
自律的に集団の一員になっていれば、当然、集団のことを真剣に考える
だろうし、その集団が間違った方向に行っていると思ったら、真剣に集
団の結論に反対するだろう。


◇この言霊で言えば、「万人に逆らう考えであろうと、万人のために考
える」ということだ。それに対して、集団は、そういう集団の意思決定
に反対している人間を集団のために守ろうとするべきだ。


◇なぜならば、そういう意見が、集団の方向性を軌道修正してくれる可
能性があるからだ。「人類を愛し、必要とあらば人類に挑戦し反逆する
人々が、人類には必要」だからだ。


◇個人の立場から言えば、このことを行なうのは、非常に難しいかもし
れないが、自律的な人間を目指そうとするならば、今日の言霊を避けて
通ることは出来ない。間違った考えに迎合すること自体が、依存的なこ
とだからだ。そしてそうなった段階で、自律的な人生を否定してしまう
ことになるからだ。


◇それでは、集団の方はどうかというと、これまた今日の言霊を行なう
のは難しい。集団は、集団で異端を嫌うからだ。どんなに集団のためを
思っての行為であっても、集団の決定に反対する人間を集団は認めるこ
とは難しい。


◇認めてしまった段階で、集団の維持機能が弱まるからだ。しかし、も
し、集団が成長していこうと思ったら、その危険を冒して、異端を認め、
成長のエンジンにするべきだ。


◇今日の言霊は、個人にも集団にも勇気を求める。自分の危機を覚悟し
て、手を挙げげるかどうかだ。集団のほうは、集団の崩壊を覚悟して、
自分に反旗を翻した人間を認めるかどうかだ。


◇どちらにしても、この勇気がない限り、よりよい個人もよりよい集団
も望むべくはない。今日の言霊を自分のものにしなければならない時代
だと私は思う。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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サン=テクジュペリ

わたしは実り豊かな行為を一つしか知らない。それは祈りである。
同時にまた、おのれの生成のために行為に献身するとき、すべての行為が
祈りとなることも、わたしは知っている。


◇私たち日本人は、神様に祈りを捧げるという行為を習慣として持って
いないから、日ごろは祈るようなことはないが、本当に困った時、本当
に悲しい時に、私たちは、何かに向かって祈る。


◇きっと何かとは、人それぞれの神様なのだが、その祈りの時に、私た
ちの全てが出てしまう。それも、いつもとは違う虚勢を張らない自分、
他人向けではない自分が出る。それを今日の言霊は、「実り豊かな」と
形容しているように思うが、祈る時、私たちは謙虚になっているのだ。


◇どうだろう。私たちは、無理をして毎日を生きていないだろうか。も
っと素直に、もっと自分を出してみても良いのではないだろうか。無理
をしない自分を目指すために、私たちは、自分を開いても良いのではな
いか。神様に祈る時のように自分自身を投げ出しても良いのではないだ
ろうか。


◇神様と同じように、自分の前にいる大切な人間もきっと自分を受け入
れてくれるはずだ。そう勇気を持って生きていこう。


◇そうすれば、祈る時と同じように、自分自身を他人に投げ出すことが
出来るはずだ。もし、そうなれば、人生は、「実り豊かな」ものになる
だろう。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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フリードリヒ大王

人間は生来、抜きがたい性格を持っている。(中略)
個人はすべてその行動の原因をおのれのうちに持っているのである。


◇今日の言霊は、教育について語っている文脈からの引用だ。教育とい
えども、人間の生来の性格を変えることは出来ないと言って、その次に、
「個人はすべて」と続くのだ。


◇フリードリヒ大王の言うように、人間の性格を根本的に変えることは
難しい。しかし、人間の性格に基づく行動を制御することはある程度出
来る。ここに教育の希望があるようには思うのだが、そうだとしても、
本質的には、性格を変えるような教育は、実のところ、本当の教育では
ない。そんなおこがましいことをしてはいけないのだ。


◇結局のところ、今日の言霊が言うように、行動の原因は、その人の性
格によるのだ。この事実を私たちは、徹底的に自覚したほうがよい。全
ての結果は、自分の中に原因があるのだ。そう自覚できるのならば、失
敗の原因を他人に求めたりはしないだろう。


◇人間は、そうは言っても弱いものだから、表面的には他人の所為にし
てもいいけれど、根本的には、自分の所為にして、反省をしなければな
らないはずだ。


◇自分の人生だ。自分の人生上の失敗は、自分の範囲内で解決していこ
う。そういう心構えさえあれば、きっと人生は上手く乗り切れるはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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フィヒテ

熱狂は、つねに、また必然的に、熱狂せざる者に打ち勝つ。
勝利を収めるものは、腕力でもなく、有能な武器でもなく、心情の力である。


◇熱狂するためには、何が必要だろうか。熱狂するためには、どうした
らいいのだろうか。熱狂するためには・・・・・。


◇そうなのだ。熱狂するためには、という問いが、実は熱狂を妨げてし
まうのだ。熱狂は、それを理性的に作れるようなものではないのだ。自
然と生まれてしまうものなのだ。


◇だから、熱狂するためには、どうしたらよいのかと問う前に、兎に角、
何かに真剣に取り組むことだ。それが出来ないのであれば、熱狂するこ
となど出来ない。


◇損得抜きの行動が取れるから、熱狂は何にも増して強いのだ。ある種、
狂気の中で理性的な行動をとったり、狂気の中で自分の信念を貫いたり、
そういうことが出来るのが、熱狂だ。理性の中で狂気を演じることでは
ない。


◇熱狂は、自分では制御出来ないエネルギーなのだ。熱狂を自分のもの
にするためには、自分を捨ててしまう以外にはないのかもしれない。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月08日

学校が地域にどんどん開かれていくことは大歓迎だ!

【記事】大阪・池田市も「夜スペ」検討 和田中にならう 

 朝日新聞(2008年8/4)より以下抜粋


○大阪府池田市教委は、塾講師による有料の夜間塾「夜スペ」や教員志
望の大学生による補習「土曜寺子屋(ドテラ)」で知られる東京都杉並
区立和田中学校にならった教育改革を検討している。2学期にもモデル
校1校で先行実施する予定だ。


○和田中の夜スペは、進学塾と契約し、学校の授業に加えて自発的に学
びたい生徒に、塾講師が放課後などに校舎で教える。池田版は、保護者
や地域に住む塾講師らが教え、無料とする予定だ。

 
○また、授業に遅れがちな生徒向けのドテラや、世の中の仕組みを学ぶ
「よのなか科」の導入も検討する。将来的には市内の5中学校すべてで
取り組む考えだ。

 
○一方、大阪府の橋下徹知事は、和田中の藤原和博・前校長(52)を、
教育分野の助言役として迎えることを明らかにした。

 
○橋下知事は地域住民を巻き込んで学校を活性化させる手法に関心を持
ち、6、7月に藤原さんと2度会い、指南役になるよう求めた。藤原さ
んは朝日新聞の取材に「大阪は学校と地域のつながりが割と濃く残って
いる。学校に世の中のエネルギーを取り込むことで、学力を向上できれ
ば」と話している。(小河雅臣)

*私からのコメント 


◇私は、和田中の「夜スペ」に対しては、大反対だ。以前にも書いたが、
特定の学習塾に学校の教室を貸しているだけだからだ。規模が大きけれ
ば、独禁法に抵触するような形態の学校開放だからだ。そして、授業料
が、安くなったとはいえ、補習塾の授業料よりも高い。これでは、学校
としての公共性が、守れなくなってしまうだろう。


◇この和田中の試みに対して、池田市の「夜スペ」は、地域に開かれて
いて、大賛成だ。参加する生徒も無料であれば参加しやすいし、学校の
補習の延長線上のものだからだ。


◇ボランティアを募って、指導員を確保するのだろうが、多分、地元の
塾の先生が、ちょっと無理して参加してくれるだろう。できれば、学校
の先生と塾の先生、保護者の間で、ものの考え方やスキルの交流をして
もらって、学校を活性化してほしいところだ。


◇学校が、地域に開かれることは、非常にいいことだ。今回の試みは、
極めて真っ当なことだ。今回のような試みが、勘違いなしに実行される
ことを望みたい。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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アインシュタイン

人生を楽しむ秘訣は普通にこだわらないこと。
普通と言われる人生を送る人間なんて、一人としていやしない。
いたらお目にかかりたいものだ。

◇今日の言霊は、人生を肯定していこうということだ。どんな状況に自
分が置かれても、その状況を楽しむことが出来るように、普通と言う基
準を捨ててしまえと言っているのだ。


◇普通という基準を捨ててしまえば、どんな状況もプラスとかマイナス
とかの判断をしなくても済む。その状況に価値判断抜きで、向き合える
ことになる。そうなれば、後はその状況を楽しむか楽しまないかという
自分の意志にかかってくるだけだ。


◇誰だって、都合のいい状況だけではないし、誰だって苦労だけの状況
だけではないのだ。だから、山あり谷ありの人生を悲観する必要はない
のだ。そういう人生をどういう風に楽しむかだけなのだ。


◇私たちは、無意識の内で、誰かと、何かと比較しながら生きていると
ころがあるから、その比較が、自分を不幸にもし、また幸福にもすると
ころがある。しかし、自分の幸福は、誰かと比べての相対優位で計れる
ものではない。そんな幸福を追求していっても、結局のところ、欠乏感
だけが残って、幸福感はやってこないだろう。


◇誰かと比べて幸せかどうかなんて大して重要なことではないのだ。そ
れよりは、今を幸福に感じるためには、自分がどういうスタンスで生き
ていけばよいのかを考えることの方が、もっと重要なことだ。


◇そのためには、自分の人生を肯定するしかない。こんなはずじゃなか
った!と悔やんでみても、自分の人生は変わるものではない。


◇それよりは、この自分の人生をまともに受け止めることだ。この人生
を生きている自分がここにいると認めることだ。そうなれば、どんな状
況でも楽しむことができるはずだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月07日

ヘンリー・ミラー

大切なのはどの本、どんな経験を持つべきかではなく、
それらの本や経験のなかに自分自身の何を注ぎ込むかだ。


◇たまに、こんな人に会う。どこどこのお偉いさんと知り合いで、誰そ
れの有名な本は読んでいて、今までに素晴らしい経験を数多くしてきた
と自慢げに語る人がいる。なんて素晴らしい機会に恵まれたんだろうと
は思うが、それらの経験をどういう風に今に活かしているのかと問いた
い人もいる。


◇今日の言霊が言っているのは、そういうことだ。どんな良い本を読ん
でも、どんなに良い経験をしても、それらに自分をどう対応させていく
かを忘れた経験は、何も自分の本質を高めるものではない。


◇自分の芯をしっかり持って、現実に対峙していかない限り、私たちの
経験は、自分の深いところには落ちてこない。表層的な経験で終わって
しまって、後には何も残らないものになってしまう。


◇自分自身が重要なのだ。自分の属性が重要なのではない。自分に知識
があることや素晴らしい経験があることが重要なのではない。その中か
ら自分は何を掴んだのか、自分の何が変化したのかが、重要なことなの
だ。


◇衣装が問題ではないのだ。自分そのものが問題なのだ。自分そのもの
を高めるために、私たちは、どんな小さなことからも学ぶことなのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月06日

「文学史」(中編)

○前回のあらすじ

夏期講習。
中3難関国私立高校受験クラスの国語の授業では、文学史を扱う。


毎年、時代背景、作品名と作者を教えるのだが、定着があまり良くない。
そこで、ある年の夏期講習、なんとか後々までも覚えておいてくれるよ
うに、一計を案じることにした。

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ある人から聞いたのだが、
『NLP』(神経言語プログラミング〔neuro-linguistic programming〕)
によると、人は、「視覚型」、「聴覚型」、「体感覚型」に分かれるらしい。


視覚型の人は、映像で物事をイメージしたり、考えたりする傾向にあり、
何かを理解するときも、映像で見せられたほうが理解度が高くなる。


聴覚型の人は、音や言語に敏感なタイプ。論理的に物事を考える傾向に
ある。こういう人には論理的に話すと、理解度が高くなる。


体感覚の人は、味、香り、身体的感覚を活用するタイプ。例えば、嫌い
な人の顔を見ると「背筋が寒くなる」という感覚になったりする。一緒
に手をとって教えたり、「こんな感じでやるんだよ」と教えると、理解
度は高まる。


例えば、「夏目漱石」という言葉で、あなたは何を最初に連想するだろ
うか。

ヒゲ面のあの顔や、本の表紙の絵や色などが思い浮かんだのなら、視覚
型。


「吾輩は猫である」といった書名や、「智に働けば角が立つ、情に棹さ
せば流される。」といった文章が浮かんだのなら、聴覚型。


漱石の本を読んだときの面白さ、つまらなさ、感動などを思い出したの
なら、体感覚だ。


もちろん、明確に分かれるわけではなく、みんなそれぞれのタイプを
持っている。ただ、優先度の高い、低いがあるらしい。
(聞きかじったことなので、ざっくりした説明ですみません。)

以上を踏まえて、僕の文学史の授業を振り返ってみる。


時代背景を語り、その時代に、その作品ができた必然性、どうして作
者がその作品を書いたのかという理由を説明をする。


そして、是非、覚えてほしい作品に関しては、その内容を語り、僕自
身の感想を述べる。この部分が面白かったとか、胸が熱くなったとか、
泣きそうになったとか。


お分かりだろうか。説明部分は聴覚、感想の部分は体感覚だ。僕自身
がこの二つが強いので、そういう授業になっている。これは文学史に
限らず、ほかの授業でもそうだ。


視覚型の生徒にとっては辛い。また、各生徒の視覚に訴えることがで
きれば、さらに理解度は高まる可能性もある。


今まで、文学史の定着が低かったのは、視覚に訴える部分がなかった
からかもしれない。


でも、文学史を教えるのに、どうやって「視覚」に訴えようか・・・。
何にも思いつかなかったが、社会の資料集にヒントをもらった。


○後編に続く。

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     ◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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ニーチェ

おのれの行為に先だって黄金のことばを投げ、
つねにおのれの約束した以上のことを果たす者を、わたしは愛する。

◇今日の言霊は、誇大広告を行なって、尚且つその広告以上の結果を出
せ!ということだ。それはあくまで、過小に宣言して、その宣言を超え
る結果を出せということではない。


◇そんな小さな宣言ではなく、大きな宣言をして、その宣言を超えるよ
うな大きな結果を出せということだ。


◇この言霊は、自分を超えることを目指そうとすることが大切なのだと
言うのだ。今までの自分を拠り所にして、新しい自分を目指していく時、
自分の出来る以上のことを目指さなければ、多分、新しい自分像は獲得
できない。


◇こんなことが出来るようになったんだ!という実感が持てない限り、
新しい自分像は、獲得できない。だから、自分の約束以上のことをやろ
うとしなければならないのだ。


◇私たちは、どうしても安楽な道を捜し求めてしまう。今までの自分で
いいじゃないかと現実との妥協を安易にしてしまう。しかし、そうした
妥協が、今までの自分を小さくしてしまうのだ。


◇一旦獲得した自分を、そのままにしていては、その自分が現実に負け
て小さくなっていくのだ。今までの自分でいいと思うならば、今までと
同じように戦っていなくてはならないのだ。このことを忘れないように
したい。どっちにしても、生きている限り、自分に挑み続けることだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月05日

☆子どもの小さな変化を認めてあげよう!☆

◇夏休みに入って、子どもと接する時間が増えたのではないだろうか。こうい
う時期に、子どものちょっとした変化に関心を示して、良い変化ならば、その
変化の強化を図り、悪い変化ならば、しっかりと叱って、習慣化しないように
することは重要なことだ。

◇たとえば、早起きをするようになったら、その早起きに対して評価すること
だ。

  お母さん:最近、毎日早く起きれるようになったのね。
   A君 :まあね。
  お母さん:どうして早く起きるようになったの?
   A君 :早く宿題をして、一日中遊びたいから。
  お母さん:凄いじゃない。しっかりした目的を持って早起きできることは
       いいことね。
   A君 :大したことじゃないよ。


◇逆にこういうケースは叱った方が良いかもしれない。早起きしても、ゴロゴ
ロしていて、何もしないような場合だ。

  お母さん:早起きして、ゴロゴロしているのってどうなのかな。
   A君 :早起きしないとお母さんが、煩いからさ。
  お母さん:だったら、早起きしても意味はないんじゃない。
   A君 :お母さんに怒られないって意味はあるよ。
  お母さん:A君!そうやってゴロゴロしていると、せっかく早起きしたこ
       とが、無駄になるように思うけど。どう?せっかく早起きする
       んだから、目的を持って何かしたら。
   A君 :早起きしてもお母さんにガミガミ言われるんだから、ゆっくり
       起きようかな。
  お母さん:そうじゃないでしょ。一日の計画を立てようよ。そうすれば、
       やることがはっきりするから、ゴロゴロしなくて済むんじゃな
       い。朝早くおきて何かをすることで気分も良くなるのよ。だか
       ら、これからも早起きはしましょうね。


◇こんな感じの会話を心がけてみてほしい。どんなことでもいいから、子ども
の小さな変化を見落とさないで、アプローチをしていってほしい。子どもに関
心を示すことが重要ことなのだから。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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サーディ

敵に矢を射る場合は、こちらも相手の射程距離にあることを忘れるな。


◇私たちの人生は、いつでもコインの裏表だ。リスクとメリットは、ど
うしたって一緒について回る。今日の言霊は、そういうことを言ってい
るのだ。


◇自分にとって有利なことは相手にとっても有利なことなのだ。だから、
その中でメリットを獲得しようと思えば、相手以上にスキルを磨き、相
手以上に努力をする以外にはないのだ。


◇私たちは、自分を危険な場所に置かない限り、新たなものは、手に入
らない。安全地帯にいたまま、メリットを享受しようと思っても、それ
は、むしの良い話だ。安全地帯から出て行ってこそ、新しい何ものかを
手に入れることが出来るのだ。


◇自分に問おう。自分は安全地帯にいて、むしの良い考えをしていない
か。安全地帯にいて、夢を語るだけではないのか。


◇安全地帯から出て、自分に挑戦していこう。リスクをとって、自分の
夢を追わない限り、夢の実現は夢のまた夢になってしまうだけだ。自分
に挑むために、安全地帯から抜け出すことだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月04日

8月1日号 保護者と楽しく話したい!

■巻頭所感
■Pick Up教育ニュース&ポイント
■達人の小技:模擬テストの返却
■MBA特集:保護者と楽しく話したい!
~効果的な保護者コミュニケーションを考える
■月刊塾経営の視点:2008年8月度
■イノさんのコミュニケーション道場:第55ラウンド
「部下の態度を変えたければ」
■数で読む教育:保護者のかかわり方

「塾経営サクセスネットMBA」119号を皆様にお届けします。

 夏期講習の集客状況は、どうだったでしょうか。この4月から顧問先になった塾では、昨対比184%の一般生集客を成し遂げたところもあります。また、昨年並みの集客結果に甘んじたところもあります。ともあれ、9月継続に向けて、どの塾でも必死になっているところだと思いますが、ぜひ、お身体だけは、気をつけて、この暑い夏を乗り切ってください。

 さて、今号の特集ですが、「保護者と楽しく話したい!」です。保護者とのコミュニケーションは、学習塾にとっては、非常に重要なものです。学習塾は、顧客の二重性を特性として持っています。つまり、生徒を指導して、その生徒の態度変容を促して、保護者から指導の対価をもらう構造になっているのです。ですから、保護者とのコミュニケーションをしっかり持って教室運営をしていくことが、退学防止にとっても、口コミの発生にとっても大切な業務なのです。ぜひ、この特集を熟読して頂き、貴塾の保護者コミュニケーションスキルの向上に役立ててください。

 また、今号では、「数で読む教育」で保護者の教育に対する意識調査を取り上げています。ベネッセの調査になりますが、中学受験させる保護者とそうではない保護者の意識の差が、この調査ではよく出ています。ぜひ、保護者対応の資料に活用ください。

マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表 中土井鉄信

「知弱強々」

◇中学生の時、地球物理学者になりたいと思っていました。実際、大学
を選ぶ際にもこれにこだわり、結果的には地球が取れて、ただの物理学
に進むことになったのですが・・・。


◇なぜ、当時の私が地球物理学者にこだわったか?それは当時流行って
いた「日本沈没」というTVドラマです。

◇私は小さい頃から地震が怖くて仕方ありませんでした。普段絶対と信
じている大地が大きく揺れ、その上にある私たちの生命や生活が一挙に
崩壊するのですから。

◇このドラマに出てくる田所博士は、優秀な地球物理学者で、早々と日
本沈没を予測して、主人公と共に、日本人が生き延びる為に、数々の努
力をするのですが、彼が様々な危機の中で非常に落ち着いているように
感じたのです。そして、この落ち着きの元は、彼が日本沈没を予測でき
るほど地球の現象を理解していたからだろうと結論づけたわけです。

◇私が恐怖に思う地震に対しても、知識さえあれば恐怖心がやわらぐの
ではないかと思ったわけです。それが、当時、地球物理学者を目指した
理由です。

◇地球は、取れましたが、僅かながらに、物理学に触れ、様々な自然
現象を科学的に理解する知識を多少は得て、庶民にしては割と落ち着
いて自然現象を受け容れるようになったことは幸運なことです。

◇ところで、医師を目指す人の深層心理に、死に対する恐怖があると
いう説があります。死の恐怖をやわらげるために医学を追求する欲求
がわいているというのです。

◇このように私たちは、恐怖などのネガティブな感情、不快感を解
消し快感に変えることを目的に生きていると言えそうです。その目
的を達成する中で、固有の信念が生まれ、その人の行動基準となる
というのです。

◇自分が目指していることや行動の結果得られることを考えること
で、自分が何にネガティブな感情を抱いているかを知ることができ
そうです。

それを知ることにどんな意味があるのでしょうか?

◇私たちが人生をうまく航海しようとする時、自らの強みと弱みを
知っておかないと航路が決まりません。弱みを知らない人生や行動
は無謀でしかありません。

◇「知弱強々」--弱きを知って、強きを強める。こんな造語を作っ
てみましたが、いかがでしょう?

さて、「あなたの目的(夢)を達成すると何が得られますか?」


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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夏期講習の戦況報告!

『はじめに』

◇夏期講習の集客は、どうだっただろうか。今回は、私どもの顧問先の
戦況を報告をしてみたい。


『集団指導塾A』

◇今年の4月から顧問先になったA塾は、夏期講習の設計を小中学部で
大幅に変えた。小学生で言えば、中学受験しない小学5・6年生の設計
を変えた。まず、通塾日数を減らし、料金を安くした。小学6年生には、
英語を導入し、英語学習の重要性を訴えた。


◇中学生では、中学1・2年生の教科設定を変えた。従来は、期間を決
めて理社選択講座をおいていたものを、講習全体を通して理社選択が取
れるようにし、5科目受講がしやすいようにした。また通塾日数を減ら
して、料金を安くした。中学3年生には、3教科+理社選択を廃止して、
5教科パックにし、授業料単価を下げて、他塾並みの料金に変えた。


◇宣伝については、チラシはシンプルにし、折り込み回数を増やし、訴
求力を高めた。その結果、一般生(=講習生)は、昨年対比184%に
なった。


◇当初、料金を下げたことで、売上減を心配していたが、杞憂に終わっ
た。そして、9月以降、この一般生が継続してくれれば、大幅な飛躍に
なる。変更する時の抵抗感は、どこの塾でも大きいが、変更の不安点を
シミュレーションで解消し、業務管理を今まで以上にしっかりやれば、
従来とは違った結果を出すことが出来るのだ。このことをA塾は示した
のだ。


『集団指導塾B』

◇B塾は、この4月から個別指導を本格的に取り入れた。その結果、集
団指導と個別指導のシナジーが出て、この夏期講習の一般生集客は、史
上最高になった。売上げも昨年対比150.4%になった。


◇その要因は、集団指導の生徒には、ハイブリッド指導として、個別指
導の授業を苦手な科目で取らせた。次いで、個別指導の生徒には、提案
コマ数を最大限の幅で行なった。そして、面談を必修にし、保護者に直
接学習の重要性を訴えたのだ。


◇どちらの塾も、新しく取り組むことに対して、業務管理を綿密にやっ
たことが、成功の秘訣だ。業務の妥協を許さず、最大限の努力をした結
果、従来の結果を超えるものになったのだ。


『経営者の視点』

◇結果を出すとは、どういうことなのかを職員に教えることだ。毎年毎
年、どこかしら変更点を作り出し、緊張感を持たせ、成功を呼び込む。
それが、重要なことだ。「神は細部に宿る」と言うけれど、細心の注意
を払って業務管理をするべきだ。弛緩と緊張を作り出すことだ。変化と
はそういう仕掛けなのだ


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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本田 宗一郎

社長なんて偉くもなんともねえ。
要するに命令系統をはっきりさせる記号にすぎない。

◇今日の言霊は、本質について言っているものだ。社長の本質は、命令
系統をはっきりさせるための記号だと言うのだ。こういう風に簡単に言
われてしまえば、すっきりすると言うものだ。


◇私たちに大切なのは、この本質把握力だ。自分の置かれている状況や
立場の本質を明確に掴むことは非常に重要なことなのだ。もし、本質を
掴むことができれば、自分の行動の目的が明確になって、行動すること
が、億劫ではなくなるはずだ。


◇そして、行動の目的を忘れることもなくなり、判断基準のブレもなく
なって、いつでも明確な意思を持つことが出来るはずだ。


◇本質を見極めよう。何がことの本質なのかをいつも意識して見つめる
ことだ。シンプルに考えて、シンプルに行動することができるためには、
本質を掴むことなのだ。


◇自分の仕事の本質は何なのか。自分の置かれている状況の本質は何な
のか。いつでも意識して自分自身に問いかけていこう。そうすれば、本
質が見えてくるはずだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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佐治 敬三

いつかは誰かがやらねばならないことである。だからうちがやる。

◇今日の言霊を個人に当てはめて考えることが重要だ。会社でもどんな
集団でも、いつかは誰かがやらなくてはならないことは、自分がやるん
だ! そういう心意気で生きていくことだ。


◇私たちは、ついつい他人に依存して生きてしまうものだから、いつか
誰かがやってくれるだろうと期待してしまう。しかし、結局は、自分の
ことは自分でやらなければならないし、他人のことも自分のためにやら
なくてはならないはめになる。だから、結局、自分でやるんだ!という
心意気が、どうしたって必要になるのだ。


◇社会は、なんだかんだ言っても不条理なものだ。だから、自分の領域
だけをしっかり守ろうとしても他人に踏み込まれたり、無理やりその領
域を誰かが踏みにじっていくこともある。


◇だから、自分の領域を守るよりも、拡げていくことだ。自分のことで
はないと思っていることも、結局は、自分のことになってしまうのだか
ら。そういう不条理さがこの世の中には一杯ある。


◇だから、自分から先手を打って、誰もやらないことを自分でやり始め
よう!ちなみにこの言霊は、サントリーが、ビール業界に参入する時の
ものだ。サントリーは、この夏、とうとう業界3位になった。40年か
けてやっと実った。なんて素晴らしいことだろう!

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月02日

世間の評価なんて当てにはならないものだ!

【記事】親の8割、公立小中学校に「満足」 本社・ベネッセ調査 

 朝日新聞(2008年7/26)より以下抜粋


○公立の小中学校に満足している保護者は8割近くに達し、先生への評
価も上昇――。朝日新聞社とベネッセ教育研究開発センターが共同実施
した5千人を超える保護者への意識調査が25日まとまり、そんな結果
が出た。4年前の前回、満足度の低かった都市部や高学歴の親で伸びが
目立ち、公立学校への信頼回復の兆しがうかがえる。


○学校教育などに対する保護者の意識を問う調査は、文部科学省や日本
PTA全国協議会も行っている。しかし、5千人を超える規模で、学歴
や経済的なゆとりにまで踏み込んで尋ね、学校や教育政策への意見の変
化を継続的に調査・分析したものはない。

○今回、子どもの通う学校に、「満足している」(「とても」「まあ」
の計)と答えたのは77.2%。前回から継続して参加した計31校の
小中学校で変化を見ると、満足度は72.8%から76.4%に上がっ
た。前回満足していなかった層で上昇が目立つ。



○地域別では、前回、最も満足度の低かった「東京23区と県庁所在地」
が75.2%で、12ポイントアップ。学校別では中学生の子をもつ家庭
で9ポイント高まり、70.1%になった。



○学歴別では「父母とも非大卒」が2ポイント増に対し、両親の少なくと
も一方が大卒だと5ポイント以上上昇。母親の就労別だと、最も低かった
「専業主婦」が77.0%に増え、「パートやフリー」「常勤」と並んだ。



○学校の取り組みごとの満足度を見ると、最も伸びたのは「教育方針や指
導状況を保護者に伝えること」(情報提供)で8ポイント高まった。 この
うち、小学校は「学芸会や音楽会などの文化活動」が7ポイント、「情報
提供」が6ポイント増。中学校では「情報提供」「道徳や思いやりの心を
教えること」「社会のマナーやルールを教えること」がいずれも10ポイ
ント伸びた。



○教師や学校への評価も高くなった。「学校の先生は信頼できる」(「とて
も」「やや」の計)と感じる保護者は56.8%で9ポイント上がった。
「先生たちの教育熱心さ」に満足しているのは64.0%と3ポイント増。
「教科の学習指導」への満足度も72.6%と3ポイント増えた。一方、
「学校は一人ひとりに応じた教育を行っていない」という答えは54.4%
と8ポイント減。「先生の教える力が低下している」と感じる人も49.4
%と4ポイント低くなった。



○こうした結果を、複数の専門家に読み解いてもらったところ、「情報公開
や学力向上への取り組みを肯定的に評価する層が増えた」という分析の一方、
「不満層の子どもの一部が私立や国立の中学に進学して調査対象から抜けた」
ことや「学校への期待水準が下がった」ことが一因という見方もあった。
(編集委員・氏岡真弓、片山健志)

*私からのコメント 


◇こういう調査を見るたびに、この数値にどのくらいの信憑性があるのか、
疑ってしまう。保護者の意識をアンケート形式で取るそのタイミングもあるし、
アンケートをとっている時の社会における事件の内容もそのアンケートに影響
を与えるだろうから、保護者の意識の深いところのものをどのくらい聞き取っ
ているのか、こういうアンケートからでは上手くいかないような気がして疑っ
てしまうのだ。

◇前回のアンケートは、4年前(2003年12月~2004年1月)だとい
うから、教育に対してまだ学力低下問題が解消されず、2002年の教育改革
の残骸が色濃く残っている時期のものだ。それと比較して、数値が改善されて
いるとしても、どうもピンと来ない。また、数値の改善が、現在の教育状況を
表しているとも思えない。

◇ただ言えることは、学校の情報公開が進んで、保護者にわかりやすくなった
ことだろう。この結果、さまざまな数値が改善されたと考えたほうがよいと思
う。ということは、保護者の意識は、その手の改善で上昇傾向に向くのだ。だ
から、この数値を見て安心しては駄目なのだ。まだまだ改善しなければならな
いことを私たちは、しっかり見極めるべきだ。保護者がどんどん学校に入り、
教師と協働し、子どもたちの未来をどうするのかを決定していくことだ。世間
の調査に右往左往することなく、地道に学校改革、教育改革をしていくことだ。


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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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2008年08月01日

エリック・ホッファー

天罰という言葉は、多くの場合、他人にしたことを、
結局、自分自身にするということを意味する。

◇今日の言霊を私たちは、真摯に受け止めることだ。醜い心で他人に接
すれば、その醜い心が、廻り廻って結局は自分に返ってくる。自分から
発したものは、最後には自分の元に返ってくる。それが、人生の法則だ。


◇今日の言霊は、天罰についてのものだが、悪いことだけじゃない。良
いことも悪いことも全て、自分から発したものは、自分に返ってくるの
だ。


◇だから、他人に対して、どういう心持ちで何をするのかを私たちは、
考えたほうがよい。結局は、他人にしているようだけれども自分自身に
しているのだから。


◇私たちは、小さな罪を重ねながら、この人生を生きているのだとすれ
ば、どんな罰も天罰なのかもしれない。その天罰を受け止めて、次に歩
み出す時は、他人に対してもっと優しい人間として歩み出そう。他人に
優しくなければ、自分に優しいことにはならないのだ。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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