リルケ
人生とはつねに同時に、肯定と否定を語るものなのです。
死は(信じていただけるようお願いしますが)本来の肯定者なのです。
彼はただ、よし、とのみ申します。永遠をまえにして。
◇私たちは、いつでも矛盾の中を生きている。自分自身を駄目にしてし
まうと分かっていることでも、やってしまう自分がいるし、逆にやった
ほうがよいことだと分かっていても、やれない自分もいる。
◇簡単に言えば、暴飲暴食は自分の健康を害すると知っているが、つい
つい酒を飲み過ぎ、おいしいものを食べ過ぎる。メタボ対策にダイエッ
トはやらなくてはならないが、どうも気が進まない。こんな毎日を私た
ちは生きている。
◇今日の言霊が指摘するのも、同じようなことだ。人生は、矛盾するこ
とが同時に自分の前に現れるのだ。自分を肯定することと自分を否定す
ることが、同時に自分の中で生まれ、自分の目の前で生まれるのだ。
◇しかし、肯定と否定が毎日のように生まれ続けたとしても、人生は、
全てを肯定することで、終わっていく。人間は、最終的には、死んでい
く存在だからだ。
◇その時、私達は、私達の人生を否が応でも受け入れざるを得ない。死
は人間である限り避けられないものだから。死は、自分の否定ではない。
死は、自分の人生の肯定だ。全てを受け入れてくれるものだ。
◇私たちは、自分の人生を肯定していこう。全面的に肯定できる状態で
はないかもしれないが、それでも自分の人生を肯定して、私たちは生き
ていこう。そうすることを、私たちの死は望んでいるのだ。誰もが避け
られない死は、全てを受け入れてくれる肯定者なのだから。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

