柳田 国男
学問は興味から、もしくは好奇心からはいったものがもっとも根強い。
◇学問は、勉強とは違う。勉強は、自分の意志や思惑を超えて、まずは
習うための形式を学ぶために行なうものだ。だから、面白いことばっか
りではなく、苦しいこともあるし、やりたくないこともある。言わば、
物事を習う基礎を作ることがまず勉強の主眼なのだ。
◇それに対して、学問は、その勉強の上に立って、自分の意志で、自分
の知りたいこと、興味のあることを突き詰めて、自分で仮説を創って、
自分の納得を得るか、新しい発見をすることだ。
◇だから、勉強は自分のやりたいことも含まれるし、やりたくないこと
も含まれる。そのどちらもやらないと、習う形式は身につかない。自分
が知りたいことだけ、興味のあることだけやってはいけないのだ。
◇それに対して、学問は、自分の意志や感情から沸きあがったものでな
ければ、長続きしない。学問は、表面をさらって決着がつくようなもの
ではないから、時間がかかり、自分の限界を乗り越えようとする作業な
のだ。
◇勉強は、修行時代のことだ。学問は、その修行時代を通った後に、や
っと自分の意志で自分の関心領域を決定して行なうものだ。だからこそ、
自分の気持ちが優先されるのだ。私たちの文脈で言えば、やりたくない
ことをやった後で、本当の自分の意志が発揮できると言うことだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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