マルチン・ブーバー
共通の畏敬と共通の魂の喜びとが、真の人類共同体の基盤である。
◇私たちの失敗は、同じ人間だから分かり合えるはずだと無条件に思っ
てしまうところにある。人間としての形状は、なんだか同じように見え
ても、心のあり様は、人それぞれで違っている。
◇価値観だって、人それぞれで全然違うから、頭で分かったとしても、
それで同じ行動や感じ方や考え方が出来るかというと、そんなことは全
くない。頭で分かっても、自分の持っている価値観が、そのことを受け
入れない限り、実は何も分かったことにはならない。
◇人間が分かり合えるには、相当の違いを覚悟して、違うことを前提に、
相手を理解しようとしない限り、非常に難しいものだ。だから、共通の
何かを基盤にするのは、言葉では簡単に言えるが、実際はそんなに簡単
なことではないのだ。
◇だから、今日の言霊の「共通の畏敬」や「共通の魂の喜び」を持つた
めには、自分の価値観や信条を圧倒的に超え出る何かが必要なのだ。そ
れを前にして、その存在をお互いに認めるところでしか、共通の基盤は
出てこない。
◇それでは、自分の価値観なんて吹っ飛んでしまうような何ものかとは、
なんだろうか。地球という存在だと私は思う。生命という現象だと私は
思う。
◇そういうものを自分自身が真摯に受け止めていけば、他者との間に共
通の基盤が必ず出来るはずだ。そう私は信じたい。あなたにとって、自
分が吹っ飛んでしまうようなものとはなんだろうか。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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