「邂逅」
日常のふとした瞬間に出会うことがある。
コンビニのレジで。
買い物途中の雑踏で。
仕事帰りの居酒屋で。
チョイ込みの電車の中で。
確信はあっても、僕からは声をかけられない。
「僕のことなんて忘れている」と思うからだ。
忘れられているのが悲しいのではない。
彼らに気まずい思いをさせるのが嫌なのだ。
だから、僕は、ただ通り過ぎる。
立派になったなぁ、すげぇなぁ、という気持ちでいっぱいになりながら。
でも、先日は、見つけてくれた。
横浜駅を歩いていると、「荒木せんせぃ!」と呼ばれた。
「ワタシのこと、分かりますか?」
教え子じゃぁないですか。もちろんですとも。
10年前と変わっているが、それでも変わっていない。
25歳の女性の姿から、15歳の頃の恵子が思い浮かぶ。
お母さんも一緒だったので、
「荒木です。ご無沙汰しております」とご挨拶すると、
「その節はお世話になりました」と答えてくださった。
「今、何をしてらっしゃるんですか?」恵子にたずねる。
「実は、もう仕事を辞めて、今度結婚するんです!」
「あぁ、そうですか!おめでとうございます!!」
「ありがとうございます!」と恵子。
「奇特な方がいらっしゃいまして・・・」と微笑みながらお母さん。
「いつですか?」
「10月です」
「あら、じゃぁ、もうすぐじゃないっすか!」
人が行き交う中、束の間の邂逅。
やはり、立派になったなぁ、すげぇなぁと思った数分だった。
みんな大きくなっていて、時間もそれだけ経っている。
いつまでも成長しないのは、僕だけだったりする。
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読者の皆様、いつもありがとうございます。
本当にありがとうございます。
メルマガを書こうと思い、番号を確認したら、300号でした。
それまで、全く気付きませんでした。
300の数字を確認した瞬間から、1時間ほど手が止まってしまいました。
僕の思い出の物語。そろそろ尽きかけています。
苦闘しながらのこのメルマガ、一体いつまで続くのでしょうか。(笑)
今後ともよろしくお願いいたします。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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