エリック・ホッファー
過去の不幸の記憶を大切にするのは、よいことである。
それは、いわば不屈の精神の銀行をもっているようなものである。
◇今日の言霊によれば、私たちは、「不屈の精神の銀行」を誰でも
持っているということだ。ということは、誰でも、自分自身で自分
を勇気付けられるということだ。
◇しかし、前提がある。それは、過去の不幸な記憶をしっかり覚え
て、自分の糧にすることが出来る勇気を持っているかどうかという
前提だ。
◇私たちは、不幸なことを忘れようと自分の記憶から遠ざけようと
思ってしまう。頭の隅へ、隅へと追いやって、そんな不幸なことが
起こらなかったとでもいうように記憶から締め出そうとしている。
◇しかし、考えてみれば、そんな不幸なことを招き寄せたのは、自
分なのだ。自分が招いた不幸をしっかり記憶し、その不幸をしっか
り乗り越えたことを誇りに思って、今があるのだと自覚した方が、
よほど素直な生き方のように思える。今日の言霊は、そういうこと
だ。
◇私たちは、失敗も多いはずだ。その失敗で人生が終わったわけで
はない。その失敗を乗り越えて、ここまで来ているのだから、今度
苦しいことがあるならば、今までの失敗を乗り越えた体験を思い出
して、失敗を無条件で受け入れ、全力を尽くして、その失敗に立ち
向かっていくことだ。
◇その経験は、十二分にあるのだから、どんな苦しいことも乗り越
えられるはずだ。そういう「不屈の精神」を体現した経験が、私た
ちには一杯あると言っているのだ。
◇どんな苦しいことでも、人間は乗り越えることが出来る。過去の
苦しいことを乗り越えた経験を思い出そう。自分の力はそれほどや
わなものではないことが実感できるはずだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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