「完璧主義者」(後編)
前回のあらすじ
居酒屋にてI先生との会話は、仕事のことから、お互いの性格の話になる。
『完璧主義者』のI先生は、「どうして、そうなったのか」という僕の質問
に興味深い話をしてくれた。
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「中学生の頃、自転車通学だったんだよ」
「自転車通学となんか関係があるんですか?」
「まぁ、ちょっと聞いてよ」と制して続けるI先生。「自転車通学とする
のに、テストがあったんだよ。実技試験と筆記試験。おかしいでしょ?」
「はい、何か、田舎っぽいです(笑)」。
「それで、筆記試験は、80点以上で合格なわけですよ。で、僕は85点
で合格したんだけど、その結果を知った親父が、何て言ったか分かる?」
「いや、ちょっと分からんないっす」
「『なんで、満点じゃないんだ!』と言ったの。この一言をこの前、思い
出しちゃって。たかが、自転車通学の筆記試験だよ」
「そうですね、厳しいですね」
「こうやって、育てられてきたんだなぁ。だから、完璧主義者になった
んだなぁ、って思って」
「自転車通学のテストがそれですから、勉強なんて凄かったんじゃないん
ですか?」
「もう、それは凄かったよ。勉強は一番じゃなきゃダメ。テストは満点じゃ
なきゃダメ。常に親父からそういうプレッシャーを受けて、ビクビクして
してたね。いつも、『ちゃんとやんなきゃ』って思ってたよ」
「あぁ、それ、ですか?」
「うん、僕はそう思うね。あぁいう育てられ方をされたから、こんな性格
になったんだと思うんだよね・・・」
「性格って小さいころの教育によって変わってくるんですかね?」
「それだけじゃないとは思うけど、でも、やっぱり、関係はしてるよね」
さて、アナタは小さい頃、どんな教育を受けてきただろうか。
私の勉強嫌いは、小さい頃、やたらと「勉強しろ!」と言われたせいだと
思っている。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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