パラダイムチェンジをして、地域に存在価値を示そう!
『はじめに』
◇9月7日の東京会場から全国セミナーが再開した。今回のテーマは、
三つだ。一つは、生徒・保護者に対して、受容と共感を示すためのス
キルの伝授。もう一つは、口コミを引き出す異化作用の表現方法、最
後が、学習塾に特化した広報宣伝や口コミ誘引の方法論。
◇その中で、異化作用の参考例として、シアトルにある魚屋のビデオ
を見てもらうコーナーがある。このビデオは、『フィッシュ』といっ
て、本にもなっているものだが、5年前にセミナーではじめてみてい
ただいた時は、ちょっとした衝撃を与えたものだ。今回は、このビデ
オを参考に、学習塾のパラダイムシフトについて考えてみたい。
『魚を売ることをやめる!』
◇このビデオの主人公は、シアトルにあるしがない魚屋だ。この魚屋
は、あるコンセプトチェンジによって世界で一番有名な魚屋になった。
魚屋が嫌いなオーナーが、まずこの魚屋を売りに出した。その店を引
き継いだ新オーナーも、魚屋はあまり好きではなかったが、ある日、
社員のモチベーションを上げるセミナーに出た。
◇そのオーナーは、自分の考えが間違いだと気がついた。恐怖によっ
て社員を働かせるのは間違いだと知ったのだ。それでどうしたか。ど
んな魚屋にしたいのか、社員に聞いて回った。
◇若い社員が、「世界で一番有名な魚屋になりたい」と発言したのだ。
最初は、皆で大笑いしだが、「世界で一番有名」になるためには、ど
うしたらよいか、みなで考え出した。
◇その結果、一つの結論が出た。「魚を売るのではなく、エンターテ
イメントを売る!」つまり、「魚を売ることを通して、お客さんに楽
しんでもらう」というコンセプトに到達した。
◇この続きは、私たちのセミナーか本で読んでもらうとして、そうい
うコンセプトチェンジをした結果、お客さんが一杯来店し、魚が多く
売れ、質の良い魚が入荷でき、好循環を引き起こした。まさに魚屋の
パラダイムを変え、世界で一番有名な魚屋になったのだ。
◇この事例が、学習塾にも参考になるはずだ。勉強(学習指導)を売
るのではない。勉強(学習指導)を通して、生徒の態度変容(元気さ、
自信、明るさ=セルフ・エスティームの向上)を売るのだ。
◇まずは、生徒を多く集めるために、楽しさの演出も必要だし、生徒
にフォーカスしたコミュニケーションも大切だ。生徒が増えだしたら、
学習指導の質を向上させることも大切な要素だ。教務的側面も忘れて
はいけない。
◇が、しかし、まずは、生徒を元気付け、生徒を明るくし、やる気を
出させる。保護者を元気付け、保護者のやる気を引き出す。そういう
側面が重要なのだ。その次に、教務的側面が出てくるのだ。
◇「学習塾は、生徒に勉強を教えるところです」から「学習塾は、生
徒のやる気を引き出すところです」、「学習塾は、生徒と保護者のセ
フル・エスティームを高めるところです」というように、パラダイム
チェンジを企てよう。そういうコンセプトチェンジを来年はしていく
ことだ。不景気に対抗する手段は、自塾のコンセプトの中にあるのだ。
『経営者の視点』
◇閉塞状況を打破するためには、従来の文脈から外れてみることも大
切なことだ。文脈を裏切って、特異な状況を作り出し、新しい意味を
生むことを異化作用と私は言っているのが、そういう状況を作り出し
てみてはどうだろうか。
◇私が現場で生徒を集めていた時は、この異化作用をさんざん使って
いた。期待をいい方向で裏切ることが、トンガリを生むのだ。来期に
向けて、企画を充実させよう。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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