サン=テクジュペリ
過去という、すでにできあがった花崗岩のかたまりで歯を傷つける
のは愚か者である。取り返しのつかぬことにからだをぶつける代わ
りに、きょうという日を、与えられるままに肯定することだ。
◇私たちが、変えられないものに、私たちの過去がある。通ってき
た道は、どうあがいても変更できない。だから、その通って来た道
についてあれこれ思い悩んでも時間の無駄だ。
◇自分の過去を振り返って、どうして自分はダメなんだろうと自分
自身を責め立てても、何も生まれない。今日の言霊は、そう言うの
だ。
◇それでは、そういう思いをどうしたらよいのか。過去に心を囚わ
れるのではなく、今日という今をまずは自分自身で真正面から受け
止めて、今生きている自分をどうするかを考えることだ。
◇今まさに生きているのだ。そのことを肯定し、その生きている自
分を今どういう風にしていくのかを真摯に考えることだ。今日を肯
定したら、実は、過去の意味が違ってくる。
◇過去を変えたい人は、実は今日という今に満足していない人なの
だ。今日を肯定していない人なのだ。今の自分を肯定的に捉えられ
れば、通って来た過去は、どんな悲惨な過去であれ、どんな自暴自
棄な過去であれ、今という視点で、今を支える意味を持つ。どうし
ようもない自分だったけど、そういう自分があったから、今の自分
があるんだなと思えるのだ。
◇どうしても、今の自分を受け止めない限り、未来は自分のものに
はならない。今の言い訳に過去を使ってはダメだ。今を全面的に肯
定していけば、過去は輝かしい過去となり、未来は、素晴らしい約
束になる。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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