戦略的な思考とパッチワーク的な思考
『はじめに』
◇成功体験の呪縛が、どの本にも書いてある。世間で特に有名なの
は、セブン&アイの鈴木会長だ。成功体験を捨てよ!とどの場面で
も徹底して主張している。しかし、この成功体験が、なかなか捨て
られないし、何を捨てて何を残すかが難しい。今回は、塾の成功体
験的な思考を取り上げたい。
『パッチワーク的な思考を捨てて、戦略的な思考をとる!』
◇生徒100人の塾にしようというのと、3000人の塾にしよう
とするのでは、その手法が当然違う。100人の塾にしようとする
のであれば、今目の前にある問題や課題を塾長が解決していけばよ
い。これは、パッチワーク的(=対処療法的な思考)な思考だ。
◇兎に角、問題を個人的な力量で解決していけばよいのだ。だから、
100人の塾にするというのは、個人芸で出来る。逆に言うと、
100人にならずに駄目になる塾も数多くある。このパッチワーク
的な思考での成功体験が強い塾では、1000人になろうとすると
ころで、思考的なパラダイムチェンジをしないとその後に発展がな
くなる。
◇私の経験知で言うなら、1000人を境にして、パッチワーク的
な思考では、塾は発展しない。逆に言うと衰退してくる。パッチワ
ーク的思考には、全体像が、希薄だからだ。
◇組織は、有機的に結びついているものだ。その有機的に結びつい
ている各要素を部分部分で改良していっても、対処療法的には良く
はなっても、全体的には、悪影響を与え、その全体像を歪んだもの
にしてしまうのだ。その結果、伸びない塾に変わってしまう。
◇生徒100人の塾は、直ぐに結果を出さないと明日はないが、
1000人の塾は、直ぐに結果を出さなくても、我慢が出来る規模
だ。3000人、5000人にしようと思ったら、今までのパッチ
ワーク的な思考(=対処療法的な思考)を転換して、全体像を意識
した戦略的な思考を持つことだ。
◇戦略的な思考は、時間軸と全体像を求める。段階的な成功と発展
を計画することだ。人的な資本を最大限活用しなければならない塾
は、大きくなればなるほど、戦略的な思考が、重要になるのだ。人
の能力が、一晩で拡大するものではないから。
『経営者の視点』
◇塾長は、カリスマでなくてはならないが、社長は、カリスマでな
くてもいいのだ。経営者が、後継者を作っていく段階で、組織化を
意識しないと事業の継承は難しい。また、ある程度の規模を持って
おかないと、継承自体に意味がない。
◇そのためにも、戦略的な思考を意識してほしい。創業当時の成功
体験(成功してきた手法)は、捨てて、創業当時の成功スピリット
は、残しておこう。成功体験における精神は保持し、成功体験にお
ける手法は捨ててしまうことだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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