アンドレ・ジイド
完全無欠という観念、この願わしいものを、もはや均衡と節度にでは
なく、極端と過度の中に見ることーこれはもしかしたら、他日われわ
れの時代の特徴をもっともよく表わし、他の時代と区別するいちばん
悪い点になるかもしれない。
◇ジイドの予言は、的中しているのではないだろうか。私たちは、均
衡と節度をもって、人生を生き、人生の充実を求めてきたが、いつの
間にか、そういう美徳を忘れて、極端と過度をもって、人生を生き、
人生を謳歌しようとして、社会を、世界を、地球を壊そうとしている。
◇いつからだろうか、マスメディアの登場からだろか、私たちは、目
立つことが、人生にとって重要だと思うようになった。
◇メディアに載ることが人生の目標とでも言おうとばかり、極端に行
動し、過剰に自分を演出してきた。誰も彼もそんな生き方を表立って
批判することもなく、黙認してきた。そのツケが、現代の私たちの生
活に跳ね返っている。
◇自分のことしか考えられない人間が跋扈し、他人の事など無視して、
自分が目立つこと、自分にとって安楽なことだけを考え、自分のため
に他人がいるように振る舞う人間が多くなっている。
◇こんな世界で良い訳がない。もう一度、均衡と節度を持って、私た
ちは、人生を生きていくようにしよう。人間として美しく生きていこ
う。均衡と節度ある生活を見直してみよう。きっと心が安らかになっ
てくるはずだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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