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テストをする目的と結果を公表する目的を明確に示すべきだ!

【記事】大阪府 市町村別成績公開へ

 読売新聞(2008年10/8)より以下抜粋

■学力テスト 知事が方針

○大阪府の橋下徹知事は、全国学力・学習状況調査(全国学力テス
ト)の市町村別成績を公開する方針を固めた。


○府への情報公開請求に対し、府情報公開条例に基づいて判断した。
府は市町村名を示す考え。すべて公表されるのは都道府県で初めて
となる。「地域の序列化につながる」と公開に反対する文部科学省
や、すでに市町村として非公開を決めた府内自治体の教委などの反
発が起きそうだ。

○市町村別の科目別正答率のほか、成績と補習授業や早寝・早起き
などの関連の分析結果を公表する準備を進めている。

○市町村別成績について、文科省は各市町村教委が自ら公表するこ
とは禁じていないが、都道府県教委には通達で非公表を要請してお
り、府教委は9月16日、情報公開請求に対し、非公開を決定。橋
下知事は翌17日、府教委から市町村別成績のデータ提供を受け、
検討していた。橋下知事はこれまで、「結果が示されないから市町
村教委は甘えている」として公表を主張。府内の一部自治体はすで
に自主公表したが、「点数だけにこだわるのは教育の本質を忘れて
いる」とする吹田市などが公表を見送っている。


■秋田県は市町村名伏せ開示

○秋田県教育委員会は8日、全国学力テストの市町村別平均正答率
の情報公開請求に、市町村名を伏せて開示することを決定した。
22日から公開する。

○公開されるのは、各科目別の平均正答率のみで、県内の市町村で
どれだけ開きがあったかはわかるが、市町村は一切特定できない。
一方、寺田典城知事は「自らの責任で、ルールを破ってでも公表し
たい」と述べており、独自の判断で市町村名を含めて明らかにする
可能性もある。県内全25市町村は「序列化につながる」などとし
て公開には否定的見解を示している。秋田県は全国学力テストで、
2年連続で好成績を収めた。


*私からのコメント

◇全国学力調査の結果公表については、賛否両論あるが、今回、大
阪府で公表に踏み切る。まずは、テストは、どういう目的で行われ
たのだろうか。そして、そのテスト結果をどういう風に活用するの
だろうか。この点を明確にしない限り、テスト結果の公表が、どう
いう意味を持つのかは、人それぞれの推測になるはずだ。そこで、
私の推測。


◇学校選択制が、普及したこの時代に、テスト結果を公表するとい
うことは、学校の序列化を生み、テストの出来不出来を固定化する
可能性を孕んでいる。それは、テスト結果の良い地域(多分、その
地域のどの学校かも特定できるだろう)に生徒が集まるからだ。


◇全国学力調査は序列化を助長するために実施したわけではないだ
ろうから、結果公表よりも、行政単位の弱点なり、成果なりをその
教育委員会が把握し、次年度の教育方針の指針にすればよいはずだ。


◇子どもや保護者の学力忠誠競争を煽ることはない。このことにか
こつけて、知事ともあろうものが、物議をかもして、関心を引くこ
とはない。テスト結果の公表よりも、施策と効果の検証と結果分析
こそをしっかり行うことが重要だと思う。保護者は、こういう結果
に一喜一憂するものだ。何も保護者を惑わすことはないように思う。

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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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