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■ 自分の常識は常識? ■

◇前回、「人生経験」と「言語表現力」が、子どもの話を聞くときと、
大人の話を聞くときの違いを生み出している可能性に触れました。


◇子どもの話に対し大人は、彼らの「人生経験」と「言語表現力」が
未熟なことをあらかじめ認められているがゆえに、積極的にあらゆ
る想像力をはたらかせて話を聞きます。

◇ところがです。相手が大人になれば、ある程度の人生経験や言語
表現力を前提として会話をすることになります。

◇話をしている相手が、20歳、30歳だとすれば、また、自分と同じ
くらいの年代だということが分かれば、
「このくらいのことは分かっているはずだ。」
「わかるだろう。」という具合に振舞うわけです。

◇更に大人同士の会話で厄介なのは、自分の主観的意見を常識として
すり替え、自分こそが常識的人間として相手に接し、なおかつ優越を
感じようとする姿勢があることです。
恐らく、これは無意識的ですが・・・

◇話を分かりやすくするため、AさんがBさんに持ちかけた
相談の例で考えて見ます。

A「今の仕事をやめて、やっぱり演劇の道に進もうと思っている
んだ。」
B「何を言っているんだ。この不景気な世の中で、何を夢みたい
なことを言っているんだ。ガキじゃないんだから。」

◇Bさんの中では、自分の人生経験からの信念に基づいて、常識だと
して反論をしています(言葉にして表現しない場合も同様です)。
また、Bさんは、演劇を道楽だと考えているようです。

◇しかし、Aさんのいう演劇は、しっかりとした組織の団体で、演劇
を肌で感じることが出来る環境での事務職かもしれません。

◇こうなれば、普通の企業に勤めるサラリーマンと何ら違いはありま
せん。

◇これが、大人の話を聞く時にしばしば起こる過ちなのです。この過
ちは、相手への理解を拒み、結果的に人間関係を壊してしまう可能性
を高くします。

◇もし、子どもがAさんのセリフを言ったとしましょう。聞いた人は、
「演劇したいと思っているんだ~。」
「どんな役をやりたいのかな?お姫様かな?」
なんて、会話が広がるんじゃないでしょうか?

◇「言語を聞けば理解できる。自分の常識は相手の常識でもある。」
と言う考え方から、
「言語では理解できないこともある。自分の常識は他人の非常識。」
と考えを変える必要があるかもしれません。

特に相手を理解したいと思う時には・・・

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☆★☆ 編集後記 ☆★☆
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先日、生まれて初めて、バッティングセンターに行きました。

この歳になってもまだ、やっていないことがたくさんあることを
実感しました。はまりそうです。

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