☆デノテーションとコノテーション☆
◇言語学用語にデノテーションとコノテーションがある。デノテーションと
は、表現通りの意味のことだ。たとえば、「狼が来た」という表現をその通
りに受け止めることだ。
◇それに対して、コノテーションとは、デノテーションの影に隠れた意味の
ことだ。たとえば、「狼が来た」という表現の奥に、そう表現して「自分に
関心を持ってほしい」という狙いがあるとすれば(意識的か無意識的かは問
わない)、その狙いがコノテーションということになる。この言葉の構造を
私たち親はしっかり知って、子どもとコミュニケーションを取ることだ。
◇たとえば、子どもが、学校のテストをもらって帰ってきた時に、こんなコ
ノテーションを与えてしまうことがある。
お母さん:テストの点数何点だったの?
A君 :80点だった!(A君はこの点数に意外と満足していた)
お母さん:よく頑張ったじゃない。今度はもっといい点数とろうね!
◇この会話に、良くないコノテーションが隠れているのだ。A君が、この点
数に満足していないのであれば、お母さんのコノテーションは、デノテーシ
ョンと同じようにA君に受け止められる可能性が大きい。A君は、今度はも
っと頑張ろうと思うかもしれないが、A君が、この点数に満足していたら、
お母さんのデノテーション(よく頑張ったじゃない。今度はもっといい点数
とろうね!)は、コノテーションとしては、「80点なんて不満なのよ。次
はもっといい点数取らないとダメよ!」という意味をA君に与えてしまう可
能性がある。
◇そう思って、お母さんが言っていなくても、デノテーションとコノテーシ
ョンの意味が違って受け止められるのだ。これが、コミュニケーションの難
しいところだ。
◇こういうケースもある。子どものデノテーションを聞いて、子どもの真意
(コノテーション)を聴いてあげることができるのかというケースだ。
A君 :部活やめようかな?
お母さん:なんでよ。最後まで続けないさいよ。
A君 :もういいよ!
◇A君が、常日頃から部活を止めたいと思っていれば、このデノテーション
は、コノテーションと同じかもしれないが、部活を一生懸命やっていて、急
に言い出したのであれば、コノテーションは、デノテーションとは違う可能
性がある。
◇デノテーションは「部活やめようかな?」だが、コノテーションは、「お
母さん、相談に乗ってよ!」かもしれないのだ。だから、こんな時は、お母
さんは、「何かあったの?良かったらお母さんに話してみない?」と答えて
みるのだ。
◇コミュニケーションが難しいのは、言葉は、一対一の意味対応ではないか
らだ。このことを忘れないで、子どもとコミュニケーションを取っていこう。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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