森 信三
すべて偉大なものは、自ら出来上がるものであって、あまりに早くから
こせつきますと、大きな実りはできにくいものであります。
◇私は、毎年、10月の中ごろから12月にかけて、「子どものやる
気を引き出す親のアプローチ」と題して、お母さんやお父さんを相手
に、色々なところで講演など行っている。子どものセフル・エスティ
ーム(自己重要感・自己有能感)を高めるために、コミュニケーショ
ンで必要な視点をお話しする機会なのだが、今日の言霊も子育てに対
しての親の態度だと読むことが出来る。
◇良い人間を育てたければ、親があれこれ子どもをいじらないで、子
ども自分自身の成長する力に任せろということだ。親が、子どもに失
敗させまいと思って、色々と先回りして注意を促したり、叱ったりす
るが、そんなことをしても、子どものためにはならない。
◇今失敗しないことが重要なことではない。大人になって独り立ちし
たときに失敗しないことが重要なのだから、小さい間に失敗させてお
くことだ。それを慌てて注意をしたり、叱ったりしない方がよいのだ。
子どもに対してせっかちにならない方がよいのだ。
◇大きな実りを得ようと思ったら、じっくり待つことだ。関心を持っ
て、子どもと接し、子どもの良い点に注目して、子どもにその良い点
を伝えながら、育てることだ。
◇そうすれば、大きな実りとなって子どもが恩返しを社会にしてくれ
るはずだ。それを親は望もう。なにせ、子どもは社会の子どもなのだ
から。親は、その社会の子どもを預かって育てるものだから。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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