「疲れるから」
「疲れるから」。これが塾を嫌いな理由である。
少し前に文部科学省から公表された「子どもの学校外での学習活動に関す
る実態調査報告」の中に、『塾を嫌いな理由』の各項目の割合が掲載され
ていた。
中学生は「勉強が嫌いだから」を押さえ、「疲れるから」の割合が一番高
かった。中1→65.4%、中2→72.2%、中3→72.8%である。「疲れるか
ら嫌い」。すこぶる明確(笑)。
実際、「疲れていて宿題ができませんでした」、「忙しくて時間がなくて
できませんでした」という理由を生徒からよく聞いた。
確かに、彼らは忙しい。疲れるのもよく分かる。
朝から学校がある。放課後は部活がある。下手すりゃ、授業前に朝練もある。
放課後、部活が終わってダッシュで家へ帰る。軽食をかっ込み、19時過ぎに
塾へ行く。終わるのは22時近く。
帰宅して遅い夕飯を食べ、風呂へ入ってちょっとテレビでも見れば、日付が
変わる。
学校の宿題がある。塾の宿題もある。でも、明日も朝練がある。
「あー疲れた」、「宿題、どうしよう・・・」なんて考えているうちに
ウトウトしてしまう。
またおんなじことを繰り返し、塾へ来る。そりゃ、寝る。僕が彼(彼女)だっ
たら、ちょっとでも授業が面白くなければ、確実に、授業中に寝てしまう。
授業中に寝てしまった彼らが悪いのではなく、寝させちまった先生の授業が悪
い。「だって、先生の授業つまんないんだもん」と言われたら、僕は何も言い
返せない。僕が生徒だったら同じことを言うだろう(面と向かっては言わない
だろうけど)。
だからといって、全てを許していいわけではない。忘れた宿題はやらせなきゃ
ならない。授業中寝ていたら、もちろん起こす。それがどんなにつまらない授
業でも。
書いていて、なんだか申し訳ない気持ちになってきた。「疲れてるのにつまん
ない授業して、すまん!」と僕の授業を受けた生徒たちに言いたい気分だ。
もはや、手遅れなんだけど。
「塾に行くと元気になる」、なんて言わせられたら最高なんだけどなぁ。
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◇◇◇ Global Thinking and Local Acting ◇◇◇
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