デモクリトス
人間 一つの小型の宇宙。
◇今日の言霊は、非常に有名なものだ。高校の倫社を学ぶと必ず出て
くる、人間の定義の定番だ。しかし、この言霊は有名過ぎて、必ずし
も正当な評価を得ていないような気がする。「ああ、そのなのか」と
流されて、いつしか頭の片隅にしまわれているような気がするのだ。
◇しかし、この言霊をよくよく考えてみると、非常に重要なことが含
意されているように思う。
◇人間は、広大な宇宙と同じように、大きな秩序を有していて、身体
も心もその秩序の中で生きているのだということなのだ。だから、そ
の秩序を壊しては存在できないようなもの、コスモス(秩序)とカオ
ス(混沌)のバランスの中で生きていけるものだということなのだ。
◇近代以降の人間社会は、理性に重きを置きすぎて、感情や混沌や不
可解なものを排除しようとしてきたが、その結果、現実社会は、その
反動で、不条理な感情の爆発が、蔓延して、人間社会のバランスを偶
然にもとっているような状態になっている。
◇これは、人間も一つの宇宙なのだということを忘れた結果だとも言
える。カオス(混沌)を排除してコスモス(秩序)だけを目指したか
らだ。余計にカオスを噴出してしまったのだ。
◇バランスを欠いた社会は、人間の特性を無視しているのだ。人間は、
一つの宇宙で、どうしたって、コスモス(秩序)とカオス(混沌)の
中で生きていくものなのだ。一方的な排除は、私たち人間の社会に
は、合っていない。共存の思想が、求められている所以だ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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