キケロ
人間がもっとも神に近づくのは、同胞に対して善を行なうときである。
◇同胞を仲間と捉えるか、人間全てと捉えるか、地球に住む全ての生
物と捉えるかは現代にあっては色々あるだろう。しかし、今は、その
ことは問わないとして、なぜ、人間が、同胞に対して善を行うと神に
近づくのかということだ。このことを、ここでは問いたい。
◇それは、自分を超え出ていこうとするからだ。自分と他者が、お互
い良い方向で繋がろうとするからだ。自他が一緒になって、渾然一体
の状態になった時、私たちは、気分が高揚し、晴れ晴れとなり、現実
の自分を忘れ、孤独感を忘れ、現実の問題を忘れられるからだ。こう
いう状態の時、人間は、つまらない悩み事を意識することはない。全
く白紙の状態でその時間を楽しんでいるのだ。
◇私たちは、孤独ではない。自分を支えてくれる人間が、数多くいる。
今は、その存在に気がついていないが、私たちは、数多くの善で支え
られているのだ。だから、遠慮することはない。困った時は、困った
顔をしよう。きっと人間が、神さまになりながら手をさしのべてくれ
るはずだ。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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