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英語ノートの内容構成(小学5年生用編)

◆英語ノート(試作版)をすでにご欄になった方もいるだろう。来年
の2月には、英語ノートとその指導書、そして音声CDが全ての小学校
に配布される。やがてはコンピューターと連動した電子黒板のような
ものも全小学校に導入されるらしい。


◆その英語ノート試作版2種類(5年生用と6年生用)の内から今回
と次回とでその大まかな内容をご紹介することにしよう。
カリキュラムのベースは、
「異文化理解」
「積極的なコミュニケーション」
「英語の音声と表現」という三つの柱に従っている。

◆指導時限数は年間35時限。指導の手引きではLesson1のみ3時限の
構成、Lesson 2から最終のLesson 9までは各4時限で終了するように組
まれている。

◆下に各Lessonでの目的とアクティビティを記載した。最初の数字は
Lesson の番号を表す。

1.世界の「こんにちは」を知ろう
世界の様々な挨拶を知る。挨拶のマナーを知り、友だちと挨拶をし、
名刺を交換する。

2.ジェスチャーをしよう
感情や様子を表す語を知る。感情や様子を、ジェスチャーを交えて表
現し、伝える。

3.数で遊ぼう
世界には様々なジェスチャーがあることを理解する。1から20までの
数字を言う。

4.自己紹介をしよう
好き嫌いについて聞き取り、相手に伝え、友だちに好き嫌いを尋ねる。
自分の好きなものを含めて、自己紹介をする。

5.いろいろな国の衣装を知ろう
世界には様々な衣服があることを知るとともに、衣服の言い方を知る。
自分の意見をはっきり言うことの大切さに気付く。好みをはっきり言う。

6.外来語を知ろう
外来語とその由来の語との発音の違いに気付き、注意して発音する。相
手から尋ねられた際、自分の欲しいものを相手に頼む。欲しいものを尋
ねて、友だちのフルーツ・パフェを作り紹介する。

7.クイズ大会をしよう
英語と日本語の違いを通して、漢字の成り立ちの面白さに気付く。
“What’s this?”の質問に対して、何について尋ねられているか理解し、
答える。“What’s this?”を使って尋ねる。

8.時間割を作ろう
外国の小学校での学習教科の言い方を知る。教科名や曜日を扱う。自分の
オリジナル曜日時間割を友だちに伝える。グループで作成した時間割を発
表する。

9.ランチ・メニューを作ろう
日本と外国とでは、朝食時に食べるものが異なっていることを知る。食べ
物や料理を表す語を知る。丁寧な表現で尋ねたり、自分の欲しいものを伝
えたりする。グループで作成したスペシャル・ランチを紹介する。

◆小学校5年生の特徴は英語以外の多くの「主要言語」が登場し、それら
の言語でのあいさつ表現やその文化圏でのボディーランゲージが紹介され
ていることだ。

◆英語圏以外の国や言語そして人と文化にも興味を持たせる意図は明確で
あるが、英語以外の言語、例えば韓国語、中国語、フランス語、ロシア語
でのあいさつを覚え、さらに聞き取ることや、その国々での服装など風俗
習慣を見分けていくなど英語と直接関わりのない言語を用いたアクティビ
ティを行わせるようになっている。

◆これらのアクティビティを英語に不安を抱えている教師がどのように実
践するかが問題だ。このメールマガジンでは次回のその次の号でその扱い
方法を具体的に示していきたいと思う。

◆もう一つ、全体を通しての5年生のアクティビティ面での特徴は、生徒
同士でインタビューをしあうなど、他者との関わりを個人での行動以上に
重視している点だ。このことは目標の一つであるコミュニケーションを図
ろうとする積極的な行動を育成するためだろう。

◆所見だが、英語でのコミュニケーションは「“スマイル”と“アイコン
タクト”と“元気”を合言葉にして行動すること」が子どもたちが共感を
示す最も大切な第一歩だと考える。


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