当たり前のことを徹底して行う姿勢を学校が示すことが重要だ!
【記事】「いじめ、子どもから直接聞け」教員に義務付け 文科省
朝日新聞(2008年11/24)より以下抜粋
○学校のいじめをめぐり、文部科学省が「必ず子どもから直接
状況を聞くように」と現場の教員に義務付ける初めての通知を
各都道府県教委などに送っていたことがわかった。同省の調査
では、07年度は全国で約10万1千件のいじめが確認された
が、なお表面化していないものの把握に努め、子どもに寄り添
って解決に当たる手だてとして、直接話を聞くことを求めたと
いう。
○通知は20日付で、「定期的に児童生徒から直接状況を聞く
機会を必ず設けること」としている。いじめの把握を「教員の
認識」にとどめることなく、子どもへの面談や家庭訪問、アン
ケートといった働きかけで積極的に調べてもらうことを想定し
ている。
○文科省は毎年いじめの調査をしているが、学校の自己申告が
原則で、集計結果は都道府県で著しく異なる。06年度の子ど
も1千人当たりの認知件数は最多の熊本(50.3)から最小
の鳥取(2.1)まで約24倍の差があった。
○文科省は、翌07年度の調査にあたり、学校に配る調査票の
「注」に、子どもから定期的に話を聞くよう求める一文を入れ
た。しかし、その調査でも、1千人当たりの認知件数は最多の
岐阜(33.4)から最少の和歌山(1.2)まで28倍近い
開きが出た。
○また調査では、いじめを認知した学校ほど、実態把握のため
にアンケート、個別面談、家庭訪問をしていた割合が高いこと
が分かった。こうした結果を受け、文科省は「いじめはどの学
校でも起こりえるという前提に立ち、よりきめ細かく実態をキ
ャッチする努力をしてほしい」として、正式な通知の形で子ど
もから話を聞くことを義務づけることにした。
○文科省の担当者は「大人が分かりにくいネットのいじめが増
えていることもあり、子どもからもっと話を聞くことが大切だ」
と話す。(上野創)
*私からのコメント
◇今回の記事を見て、驚かなかっただろうか。当然、聞き取り
調査をして、いじめの実態を学校が掴んでいると思っていたが、
そうでもなかったのだ。教育の本質的機能に、コミュニケーシ
ョンがある以上、子どもとのコミュニケーションによって、い
じめ等の問題把握があるものだと思っていたが、そうではなか
った。このことに驚きを感じる。
◇子どもと向き合うことをどう考えているのか、各都道府県の
教育委員会ならびに学校は、真剣に考えることだ。そうしなけ
れば、子どもの日常を正確に把握できないし、人間が人間を教
育する意味はなくなってしまうだろう。
◇今教育に求められているのは、コミュニケーションを通じて
の他者理解であり、他者受容であり、共感だ。それなくして、
私たちの教育的行為は貫徹しないだろう。そういう意味で、今
回の文科省の指示は、至極当然だ。ぜひ、学校は、当たり前の
ことを徹底的に行って欲しい。日常の基本を教えることが、学
校の最低限の仕事なのだから。
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◇◇◇Global Thinking and Local Acting◇◇◇
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